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スプレー缶でLDS塗装
LPKF ProtoPaint LDS
3Dモデルに回路パターン作成
レーザーダイレクトストラクチャリング(LDS)プロセスは、スマートフォンやタブレットのアンテナ製造の
鍵となる技術としてよく知られていますが、LED照明や自動車分野でも重要な役割を果たすようになりつつ
あります。そこで、様々なプラスチック部品を成形回路部品(MID)へと適応させる新たな塗料として、LPKF
ProtoPaint LDSをご利用いただけます。
レーザーダイレクトストラクチャリングでは、レーザー照
射により3Dプラスチック部品上に回路パターンの構造を形
成します。そして、無電解めっきにて銅パターンを析出させま
す。
連続生産では、LDS用樹脂から一回成形で射出された部
品を使用します。LPKF ProtoPaint LDSは、簡単に使用でき
て、高価な射出成形用金型を用いずにMIDを作成することが
できる塗料です。その塗膜上にLDSプロセスにより回路形成
を行います。
ProtoPaintスプレー缶とテスト用部品、取扱説明DVDが含まれています
• スプレー缶でLDS塗装
• 使用が簡単
• 信頼性ある密着力
LPKFレーザーダイレクトストラクチャリング(LDS)によるプロトタイピング
1. 3Dモデルを作成します
2. 部品を塗装します
3. LPKF ProtoLaser 3D回路パターンを形成します
4. LPKF ProtoPlateでめっきを施します
LDS 塗装
LDSプロトタイプの基礎となるのは、ラピッドプロトタイピ
ングにより作られた3D 部品です。LPKF ProtoPaint LDS塗
装によって活性化できる面を付加します。
塗料の使用を開始するために、下キャップを外し、キーリ
ングを装着して数回、回します。そして数分間振ると、塗料
が使用できるようになります。使用可能な状態は約4時間で
す。
洗浄した部品に対して、15 – 20 cm距離で塗布します。3D
部品の場合、塗料が流れないように、LPKF ProtoPaint LDS
を数回に分けて塗布することをお勧めします。
その後、最高温度 70 °Cの空気循環炉にて、少なくとも
180分間、部品を乾燥させる必要があります。めっき状態を
良好にするためには、塗装面の良好さと硬化が必要となりま
す。
一日でLDSプロトタイピング
ProtoPaintによって、ユーザーは、迅速かつ安価に成形回
路部品のプロトタイプを作成することが可能となります。作
成された部品は、通常のLDS部品と同様に、レーザーを用い
て回路形成することができます。こうしてできたプロトタイプ
には導電接着剤を用いて電子部品を装着することができま
す。
技術データ: LPKF ProtoPaint LDS
塗料の色
黒
品質保持期間、保存方法
未開封で1年
保存条件
5 °C – 25°Cで乾燥保存
処理温度
20 °C – 24°C(室温)
指触乾燥状態になるまでの時間
約30分
乾燥時間
70 °Cで3時間
吹付け距離
15 cm – 20 cm
乾燥相対湿度
50 °Cで ≥ 15 %
ウェット層の厚さ
2 – 3層で約60 µm
ドライ層の厚さ
2 – 3層で約20 µm – 25 µm
推奨レーザーパラメータ
レーザー出力
3 – 6 W (標準値)
周波数
40 – 100 kHz(標準値)
走査速度
2 – 4 m/s(標準値)
ハッチ
40 µm – 50 µm(標準値)
排気時間
15分
詳細につきましては、化学安全性データシートおよびユーザーマニュアルをご覧ください
ワールドワイド (LPKF 本社)
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