地域支援 だより - 東京都立町田の丘学園

東京都立町田の丘学園
校長 明官 茂
地域支援部
地 域 支 援 だより
第 5 号 平成 27年 2 月 19 日発行
安 心 ・安 全 な 地 域 生 活 の た め に
~学校生 活支援シート ・ファイル、副籍制度の活用 に向けて~
「そろそろ梅が咲く頃。このあたりにあったはず」と、歩きながら思い出したのは、甘酸っぱ
い香りが道案内をしてくれたから。季節の便りに春の訪れを感じるこの時季は、子供たちの 1
年間の成長に改めて気づかされる時期でもあります。町田の丘の子供たちも、じきに訪れる新し
い生活に向けて、着々と準備を進めています。
この時期地域支援部も、個別の教育支援計画(次年度からは、
「学校生活支援シート」)と副籍
関連を中心に、1 年のまとめと次年度の準備をしています。
学 校 生 活 支援 シ ート ・ フ ァイ ル (詳細は、「地域支援だより第3号」で。HP公開中)
平成 27 年度から「個別の教育支援計画」が「学校生活支援シート」と名称を改めます。それ
に伴い連携ツールとしてより活用できるように現在内容等の検討を進めています。今年度「個別
の教育支援計画」は、連携のツールとして利用している放課後活動の場等に、保護者の皆さんに
持参していただきました。各施設にもアンケートの協力をいただいています。
本人・保護者がどのような願いをもって生活しているか、それを受けて現在(今年度)学校で
はどのように支援・指導をしているか、連携しているのはどこなのか、などが「学校生活支援シ
ート」に記されます。一人の子供を取り巻く地域の人々が、同じ想いをもって子供を保護者を支
えていくためのツールにしていきたいと考えます。
副籍制度
町田の丘学園の子供たちは、町田市で生活する子供たちです。そしてやがて町田市で生活する
大人になります。地域を離れて町田の丘学園で学ぶ子供たちの、地域とのつながりを作り将来に
つなげていくために活用したいのが副籍制度です。
「副籍交流」は、内容も方法も、スモールステップで進めることができます。最初のステップ
は、地域に住んでいることを地域の学校の先生に知っていていただくことから。災害が起きたと
きに避難するのは地域の学校です。知っていていただくと安心して避難できます。地域の担任の
先生に、放課後「学校便り」を届けている児童もいます。放課後の静かな学校に行き、地域の担
任の先生に会っておくことで、さらに安心が広がります。本人・保護者が行かなくても、町田の
丘の教員が出前授業に行き、本人のことや町田の丘学園のことを伝えることもできます。そして
もちろん、学級の子供たちがいる教室に行き、地域の友達を作ることも。副籍制度を、本人・保
護者のニーズに応じて活用し、現在と将来の地域生活を豊かなものにしていきたいと考えます。
「個別の教育支援計画(学校生活支援シート)」も副籍制度も、これまで様々な機会にお伝え
してきているように、今変わろうとしている変わりつつあるものです。子供たちが安心・安全な
地域生活を送るために活用できるものとして、よりよい形に整えていきたいと考えています。次
年度に向けて準備をしている今だけでなく、いつでも改善に向けて動くことはできます。気づい
たらいつでも地域支援部へご連絡ください。
(支援セクション担当 指導教諭 前田真澄)
平成 2 6 年 度 3 学期 学 校間交流の報 告
1/20(火)市肢交流
市内の肢体不自由支援学級の児童生徒と交流をしました。
1/21(水)成瀬中央小学校との交流
4 年 生 の 皆 さ ん が 楽し い 遊 び を 考 え て き て く れ ま し た 。
~成瀬中央小学校のお手紙より(抜粋)~
・ジンベイザメボ ーリングをや りました。ジ ンベイザ メが好きと手紙に 書いてあった ので、ペット ボトル
にジンベイザメを 付けてやりま した。教室で 笑ってく れたので、工夫し て楽しませる ことができて すご
く良かったと思い ました。ルー ル説明の時、 もっと詳 しく説明すればわ かりやすかっ たのかなと思 いま
した。5 年生がしおり を作っていて くれて、とて もうれ しかったです。
・思っていたより も、みんな明 るく遊んだり 、しゃべ ったりしやすくて とてもよかっ たです。
ボーリングと椅子 取りゲーム、 どちらも楽し そうにや ってくれて、私た ちが来るのを 楽しみにして いて
くれたのだなと思 いました。プ レゼントをう れしそう に受け取ってくれ てうれしかっ たです。
・成瀬中央小学校 より段差が少 ない、体育館 の舞台の 高さも低くなって いることに気 付きました。 班で作
ったおもちゃで遊 んだのが楽し かったです。
・一生懸命作っ たビンゴを楽 しんで喜んで もらえたから 、とてもうれし かったです 。6 年生の字がす ごくき
れいでびっくりし ました。もら ったしおりは 、大切に 使おうと思います 。
・大き な声 で、 はっ きり 言わな いと 聞い ても らえ なか ったの で大 変で した 。慣 れてく ると 、話 を聞 いてく
れたのでうれしか ったです。
・妖怪ウォッチの 音楽が流れた 瞬間、踊って いる人が いました。遊びの 中でも楽しそ うでよかった です。
成瀬中央小学校(1/21)、南成瀬中学校(2/13)との交流は、町田市が行う特別支援学級を設置
していない学校との学校間交流です。2 年毎に交流する学校が変わる交流の 2 年目です。交流を
行うことで、町田の丘学園のこと、町田の丘学園の友達のことを知っていただくことができま
した。このつながりを大切にしていきたいと思います。楽しい交流ありがとうございました。
平成 27 年度 地域支援セミナーの案内
~発達障害のある児童生徒への具体的な支援~
今年度も、全 4 回のセミナーが無事終了いたしました。町田市教育委員会との連携もあり、全研修合わせて 750
人以上の方々が、町田の丘学園地域支援セミナーに参加いただきました。
発達障害に関する、地域のニーズを感じると共に、この地定期支援セミナーが、地域に定着してきていることを
実感しております。次年度も、地域の皆様のニーズに沿うようなテーマ、講師をお迎えすることができることに
なりました。
また、近くなりましたら、各関係機関には郵送指せていただくと共に、本校 HP にアップしたいと思います。
回
日
時
会
場
内
容
・
講
師
1
7月 24 日(金)
14:00~
16:00
桜美林大学ア 講演「仮題:特別支援教育のこれから」
カデミーヒル
ズ ( 多 摩 セ ン 講師 東洋大学 教授
ター)
宮崎 英憲 氏
(町田市教育委員会共催、大学等連携)
2
7 月 31 日(金)
14:00~
16:00
本校
体育館
講演「仮題:発達障害のある児童・生徒の性教育」
講師
東京都心身障害者福祉センター
山本 良典 氏
(町田市教育委員会共催)
3
8月 19 日(火)
14:00~
16:00
玉川大学
講演「仮題:発達障害のある児童・生徒の感情
のコントロール」
講師
早稲田大学 教授
本田 恵子 氏
(町田市教育委員会共催、大学等連携)
4
12 月 28 日(月) 町田市教育セ 講演「仮題:発達障害のある児童・生徒のキャ
14:00~
ンター 4 階 リア教育」
16:00
大会議室
講師 宇都宮大学 教授
梅永 雄二 氏
(町田市教育委員会共催)
<放課後デイサービスに関するご案内>
時間延長のご案内
◎放課後デイサービス
長期休業中は
ナカミチ成瀬台・本町田
9 時~17 時まで営業、送迎時間応相談
新規募集
◎放課後デイサービス
あおぞら
相模原中央区淵野辺本町
042-810-0964
小・中・高まで対象(肢体不自由の方も OK! 送迎等応相談)
3/1 OPEN
◎放課後デイサービス
町田市成瀬台 A-101
なかよし共和国
042-851-8430
小・中・高・送迎あり
(肢体不自由は、送迎は保護者でお願いしたい)
☆放課後デイサービスの情報について詳しく知りたい方は、お気軽に
コーディネーター平野までお声かけください。
~2/4(水)放課後等デイサービス、レスパイト事業所への説明会を実施しました~
次年度の知的障害教育部門小学部・中学部移転に伴い、送迎における様々な課題等について説明及
び意見交換を行いました。またあわせて、最近増加傾向にある放課後等デイサービス事業の現状につ
いて情報交換を行いました。
<参加機関>
町田市障がい福祉課、ボワ・コンサール、ボワ・フルール、プラナス、デイサービスセンターつくし
んぼ、トゥモローフィールド、でんでん虫の家・町田、レ・マーニ、あらぐさ、ナカミチ成瀬台、
ナカミチ本町田、つぼみクラブ、リハビリらんど、かのん、にじ百合ヶ丘、こんぶりお鵜野森、
ドリームボックス上麻生、ドリームボックス鶴牧、アイ・らんど、サポートルームぼっちぼっち、
あおぞら、ドレミの仲間、ほっと・ステーションらら、ひまつぶし de すぷーん、仲間の家
なかよし共和国
今後も必要に応じて、コーディネーターの巡回相談や、担任との連携も図り、共通理解をもって児
童・生徒の支援の場を豊かなものにしていきたいと考えております。
<問い合せ先>
東京都立町田の丘学園相談室
窓口:平野(ひらの)旭岡(ひのおか)森山(もりやま) 石川(いしかわ)
〒195-0063
東京都町田市野津田町 2003
TEL 042-737-0570
FAX 042-737-0580