国立病院機構 和歌山病院での実習を終えて 西山 浩武 X 線の撮像原理

国立病院機構 和歌山病院での実習を終えて
西山 浩武
X 線の撮像原理や読影を基礎の基礎から理解できたことが一番嬉しかったです。
学んだことをまだまだ使いこなせていませんが、これからも考えて見ることを習慣付けたいと思いま
した。
ヒントをもらいながら考えが変な方向へ向かわないかを見守ってもらいながらだけれども、じっくり
自分たちで考えて答えを出していくということを随分久しぶりにしたような気がします。
お忙しい中、自分たちのためにたっぷり時間をとって根気強く付き合ってくださった先生方には深
く感謝しています。ありがとうございました。
改めて考えることの楽しさを感じることができた2日間でした。
その日その日でいっぱいやることがあって、腰を据えて勉強する時間がとれないことが最近多い
です。
こうして考える方法を身につけてしまった方が単なる記憶よりもずっと後に残るものであるし、「使え
る」知識になることは頭ではわかっているのだけれど、やっぱり考えるのは疲れるし、パッと暗記し
てしまう方がその場では速いのでそっちに頼ってしまってしまいます。
そうしたことを反省しなければいけないと思いました。
また、結核は過去の病気だと思っていた自分は、結核病棟があること自体がすでに驚きでした。
結核菌はまだまだ広く存在していることに注意して、結核を疑う前から感染対策が必要なこと、感
染対策をすれば恐い病気ではないこと、治療法の理由など、学習したことを臨床に生かしたいで
す。
南方先生に夕食をご馳走になってから、研修棟で一泊したのもいい思い出として残っています。
和歌山病院の雰囲気が好きで、もう一泊したいと思ってしまいました。
自分は将来和歌山で医師として働くつもりなので、これからもお世話になることが多々あるかと思
いますが、ぜひぜひよろしくお願いします。