世の中はものすごい スピードで変化している。 でも、このまちで育み学んだ情熱や、 かずよし ち コミュニケーション・プランナー を数多く手掛けている。 大手企業のCM・企画など 代 理 店 の ㈱ 電 通 に 勤 務 し、 )。 広 告 を指揮したのは、市出身の から制作に至るまでチーム シタン小林”」。立案、企画 促進PRムービー“ンダモ 魅力を伝える「小林市移住 のような映像美で小林市の 何度も見たくなる仕掛け と、西諸弁の面白さ、映画 れたという感じ。出身地の れで、なんとか乗り越えら 組むことができました。そ 一つのチームになって取り 撮影、収録まで、関係者が し、 西諸弁の言葉選びから、 仕事でもありました。しか 間や予算など、制限の多い まずありません。また、時 「 普 通、 一 市 町 村 の 作 る 動 画 が 話 題 に な る こ と は、 小林市を話題化させた。 マとした第1弾で、見事に 4本)を受託。移住をテー した。そんな中、広告の道 たちと議論する毎日を過ご 映像制作に打ち込み、仲間 に は 後 に は 引 け な い 」 と、 入 学。 「自分で決めたから できる九州芸術工科大学に 1年後、現役の頃の志望 校ではなく、映像の勉強が く考える時期を過ごした。 敗し浪人。人生について深 仕事。しかし大学受験に失 ミュージックビデオを作る たのは、ミュージシャンの た。高校の頃に目指してい 力で取り組むタイプだっ らない」と異動を決心。新 ままここにいても何も変わ 6年目。ウェブ系の部署 への異動を勧められ「この 辛い5年間を過ごした。 先輩の手伝いをするだけの 作ったり、 賞を受賞する中、 しかし、待っていたのは 挫折。自分の企画は認めら プランナーになった。 の営業を経て、念願のCM 大手の㈱電通に入社。1年 周 り か ら「 絶 対 に 無 理 」 と言われながらも、業界最 始まっている。 話題化だけでは終わらせ ない。越智さんの後半戦が どもたちに伝えたい」 。 輩としての経験や知恵を子 とっては大きなハンデ。先 は、 子 ど も た ち の 進 路 に 今思うのは、故郷への恩 返 し。 「情報が少ない地方 やっと訪れた。 かった」と思える瞬間が 賞。 「この仕事についてよ れず、同期が次々に作品を 今回の動画制作のきっか けは昨年7月。自分が手掛 仕事ということもあり、と 越 智 一 仁 さ ん( けた作品が海外の賞を受賞 たな舞台でがむしゃらに仕 作品が国内外で多数受賞。 を志すきっかけとなる1本 ラなどを担当。手がけた にかくプレッシャーがすご ドコモ、ネピア、コカ・コー したことを、市に連絡した ソニー、キャノン、ホンダ、 事 に 打 ち 込 ん だ。 3 年 後、 プランナーに。これまで、 のCMと出会う。公共広告 DCコミュニケーション・ かったですが(笑) 」 。 工学部)画像設計学科・大学院卒業後、㈱電通に入社。コピーライターやCMプランナーを経て、C ことから始まった。今年の 細野出身。昭和 55 年1月生。南小、小林中、小林高校を卒業。九州芸術工科大学(現九州大学芸術 自分の手がけた作品が、日 PR動画制作に取り組んでいる 機 構 の「 黒 い 絵 」 。衝撃を プロフィール/代表作品等 地元の人たちと積極的に関わりながら 春に市から動画の相談を受 け、今年度の動画制作(全 られない情報を若者に伝えたい」と、 本初となる国際的賞を受 クリエイティブ・ディレクター 受け、 感動のあまり涙した。 「ンダモシタン小林」 昔から絵や音楽が好き で、 文 化 祭 や 体 育 祭 は 全 ㈱電通 CDC 自分なりの哲学を失くさず、 越智 一仁 「地元に恩返しをしたい」 「地元では得 35 代表作/ Tissue Animals(ネピア) 代表作/ Crisp Concert(グリコ) 4 2015.9 5 KOBAYASHI 代表作/ TRY! 利きコーク / コカ・コーラ ゼロ(日本コカ・コーラ) こばやしびと Vol.53 お 新しいことにガンガン 小人 チャレンジし続けていきたい。 林
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