平成27年7月14日 記 者 発 表 資 料 四日市港管理組合 発 表 『四日市港グリーン物流促進補助金』の交付決定等について 事 項 1.概要 四日市港管理組合では、コンテナ貨物の輸送に伴う環境負荷(CO2排出)を、 四日市港を活用することによって低減しようとする荷主企業を支援するため、平成 20年度から「四日市港グリーン物流促進補助事業」を実施しています。 平成27年度については、モーダルシフト等事業を廃止し、補助上限額を100 発 万円に引き下げたうえで、①最寄港利用事業、②コンテナラウンドユース事業、③ 45フィートコンテナ利用事業の計3事業にて、5月1日から募集を開始し、 このたび、平成27年度事業の当初申請分に対する補助金の交付を決定しました。 表 2.平成27年度事業(当初申請分)の補助金交付決定状況 平成27年度事業(当初申請分)として、8事業の応募(交付申請)があり、各 申請について、事業要件該当の有無、CO2排出量削減(抑制)効果、事業の継続 性などについて審査を行い、8事業全てに対し、総額2,445,000円 (事業 内 期間最長9か月)の補助金の交付を決定しました。 【平成27年度交付決定事業については別紙1を参照ください。】 3.平成27年度事業のCO2削減効果 容 平成27年度事業(当初申請分)によって、年間87.2トンのCO2排出量の 削減(抑制)効果が見込まれます。 これは、森林13.4ヘクタール(ナゴヤドーム約3個分)のCO2吸収量に相 当します。 4.その他 当初申請は終了しましたが、予算の範囲内で随時募集を実施しています。毎月1 0日までに申請いただくことにより、翌月1日から事業開始が可能です。 今後の申請についての交付決定は、随時四日市港管理組合ホームページにてお知 らせします。 5.平成26年度事業の実績について 平成26年度事業の実施によって、年間で431.1トンのCO2排出量の削減 (抑制)効果がありました。 これは、森林66.3ヘクタール(ナゴヤドーム約14個分)のCO2吸収量に 相当します【平成26年度事業実績については別紙2を参照ください】。 特 記 事 項 連 〒510-8601 絡 四日市港管理組合 先 担当:山川、北川、中本 四日市市霞2丁目1-1 TEL: 059-366-7023 経営企画部振興課 FAX: 059-366-7025 ※港湾記者クラブ、県政記者クラブ及び第二県政記者クラブに同時発表しています。 四日市港グリーン物流促進補助事業 H27年度交付決定事業一覧 補助対象事業者 分類 事業概要 (別紙1) 生産・物 流拠点 所在地 輸送貨物の品目 1 ㈱あさひ 最寄港 名古屋港揚げの輸入自転車パーツについて、四日市港へ利用港を 転換することにより、物流拠点との陸上輸送距離を短縮してCO2削減 三重県 を図る 自転車パーツ 2 ㈱アルパック・ジャパン 最寄港 東海地区からの丸太を韓国に輸出する際、最寄の四日市港を利用 することにより輸送距離を短縮しCO2排出量の削減を図る 三重県 3 ㈱インベス 最寄港 供給過多の内地材を台湾、韓国等に輸出して需給バランスを取り、 内地林業の振興を目的とする 4 ㈱シンコー 最寄港 5 住友電気工業㈱ CO2排出削 減(抑制)量 CO2削減 (t-CO2/ 率(%) 年) 3.3 25.0% 桧丸太 11.5 94.7% 三重県 杉原木・檜原木 43.8 94.7% これまで、出港本数の多い名古屋港を利用していたが、環境に配慮 することを検討し、利用港を四日市港に変更することにより、陸上輸 送距離を短縮してCO2排出量の削減を図る。 三重県 粘土、手袋用陶器型 1.6 60.0% 最寄港 利用港を最寄りの四日市港に転換することにより、陸上輸送距離を 短縮し てCO2排出量の削減を図る。 三重県 線材、ワイヤー製品 24.7 96.8% 6 東明エンジニアリング㈱ 最寄港 日神機工関ヶ原事業所内倉庫へ輸入している鋳造部品について、これまで 名古屋港を利用していたが、利用港を四日市港に転換することにより、陸上 岐阜県 輸送距離を短縮してCO2排出量の削減を図る 鋳造部品 1 17.6% 7 扶桑化学工業㈱ 最寄港 四日市市河原田地区倉庫へ輸出入している化学品についてこれまで 名古屋港を利用していたが、利用港を四日市港に転換する事により、 三重県 陸上輸送距離を短縮してCO2排出量の削減を図る 化学品 1.2 60.0% 87.1 64.1% 最寄港利用事業 補助対象事業者 8 SEIロジネット㈱ 計 7件 分類 ラウンドユース 事業概要 生産・物 流拠点 所在地 四日市港、住友電装部品輸入拠点および日本トランスシティ株式会 社霞フレートセンター間でコンテナをラウンドユースすることにより、空 三重県 コンテナの陸上輸送距離を短縮してCO2排出量の削減を図る 輸送貨物の品目 自動車部品 CO2排出削 減(抑制)量 CO2削減 (t-CO2/ 率(%) 年) 0.1 3.4% コンテナラウンドユース事業 計 1件 0.1 3.4% 総合計8件 ・最寄港利用事業・・・・・・・・・・・・7件(三重県6件、岐阜県1件) ・コンテナラウンドユース事業・・・1件(三重県1件) 87.2 56.5% 注) CO2排出削減(抑制)量及び削減率は、「四日市港グリーン物流促進補助金交付要領」に定める方法により算定したものです。 四日市港グリーン物流促進補助事業 H26年度事業結果一覧 補助対象事業者 分類 (別紙2) 事業概要 生産・物 流拠点 所在地 輸送貨物の品目 CO2排出削 減(抑制)量 CO2削減 (t-CO2/ 率(%) 年) 1 明石機械工業㈱ 最寄港 滋賀工場からの新規輸出事業において、最寄の四日市を利用港とす 滋賀県 ることにより、陸上輸送距離を短縮してCO2排出量の削減を図る 自動車部品 72.0 37.3% 2 旭硝子㈱ 最寄港 当社貨物の輸出入について最寄港である四日市港を利用することに 三重県 より、陸上輸送距離を短縮してCO2排出量の削減を図る ガラス・ガラス輸送用パレット 69.6 50.0% 3 ㈱イシガキ産業 最寄港 三重県桑名市の当社へ輸入している製品について、これまで名古屋 港を利用していたが、利用港を四日市港に転換することにより、陸上 三重県 輸送距離を短縮してCO2排出量の削減を図る。 鍋・フライパンなど鉄鋳物、 土鍋、陶器 1.1 50.0% 4 ㈱MIEテクノ 最寄港 本社工場の貨物の輸出入について、最寄港である四日市港を利用 三重県 することにより、陸上輸送距離を短縮してCO2排出量の削減を図る。 ステンレス継手等 1.7 38.5% 5 ㈱遠藤照明 最寄港 提携倉庫へ輸入している照明機器については、これまで大阪港を利 用していたが、利用港を四日市港に転換する事により、陸上輸送距 滋賀県 離を短縮しCO2排出量の削減を図る。 LED照明機器 19.3 35.4% 6 岡畑産業㈱ 最寄港 名古屋港利用から四日市港利用へ転換することにより、陸上距離を 短縮してCO2排出量の削減を図る。 ケミカル、アルミ箔など 4.0 96.2% 7 カネソウ㈱ 最寄港 三重県三重郡朝日町の工場へ輸入している製品についてこれまで名 古屋港を利用していたが、利用港を四日市港に転換することにより、 三重県 陸上輸送距離を短縮してCO2排出量の削減を図る 製品 0.9 62.0% 8 ㈱しまむら 最寄港 関ヶ原商品センターにおける輸出入をこれまでは名古屋港を利用し ていたが、利用港を四日市港に転換することにより、陸上輸送距離を 岐阜県 短縮してCO2排出量の削減を図る。 衣類、雑貨 1.0 7.1% 9 シャープトレーディング㈱ (亀山工場分) 最寄港 亀山工場へ輸入している液晶部材についてこれまで名古屋港を利用 していたが、その一部の利用港を四日市港に転換することにより、陸 三重県 上輸送距離を短縮してCO2排出量の削減を図る。 液晶部材 0.2 41.5% 10 シャープトレーディング㈱ (多気工場分) 最寄港 多気工場へ輸入している液晶部材についてこれまで名古屋港を利用 していたが、その一部の利用港を四日市港に転換する事により、陸 三重県 上輸送距離を短縮してCO2排出量の削減を図る。 液晶部材 1.0 28.2% 11 東洋紡㈱ 最寄港 当社の敦賀事業所(福井県)から関西国際空港にトラック輸送してい た貨物について、物流効率化及び環境負荷低減を図るため、四日市 三重県 地区の新規拠点を活用する。これに伴って拠点の最寄港である四日 市港を利用することで、CO2排出量の削減を図る。 バイオ製品 0.4 66.7% 12 トーヨーニット㈱ 最寄港 四日市本社倉庫へ輸入している衣料品について、これまで他港を利 用していたが、利用港を新たに四日市港にすることにより、陸上運送 三重県 距離を短縮してCO2排出量の削減を図る。 衣料品 1.1 90.0% 合成ゴム 9.0 75.0% 1.2 92.0% 三重県 13 日本ゼオン㈱ 最寄港 当社では環境への配慮という観点から、中部地区の各メーカー工場 向けに製品を名古屋港を経由して供給を検討していたが、製品在庫 する物流拠点から港までの距離、コストを比較したところ、四日市港 三重県 利用に優位があり、製品輸送におけるより一層のCO2排出量の削減 を図る。 14 ㈱福井 最寄港 三重県四日市市霞の極東冷蔵で保管する商品の輸入および同社で 保管している商品の輸出について、最寄港である四日市港を利用す 三重県 ることにより、陸上輸送距離を短縮して、CO2排出量の削減を図る。 乾燥海老などシーフード 15 矢崎総業㈱ 最寄港 グリーン物流を促進するため、四日市港を活用し、CO2排出量を削 減する。 自動車部品 21.7 44.6% 16 ㈱UACJ 最寄港 最寄港である四日市港を利用することで、陸上輸送距離を短縮してC 三重県 O2排出量の削減を図る。 アルミ圧延品 5.5 96.3% 17 パナソニック㈱ (四日市倉庫分) 最寄港 パナソニック株式会社の工場出荷コンテナ輸出貨物について、これま で名古屋港を利用していたが、四日市港に転換することにより、陸上 三重県 輸送距離を短縮してCO2の排出量削減を図る。 一般電気用品 0.7 88.9% 18 パナソニック㈱ (鈴鹿倉庫分) 最寄港 パナソニック株式会社四日市市内の工場出荷コンテナ輸出貨物につ いて、これまで名古屋港を利用していたが、四日市港に転換すること 三重県 により、陸上輸送距離を短縮してCO2の排出量削減を図る。 化学材料 0.2 57.9% 19 三重ダイケン㈱ 最寄港 三重県津市の工場で使用している木材加工品についてこれまで名古 屋港を利用していたが、利用港を四日市港に転換することにより、陸 三重県 上輸送距離を短縮してCO2排出量の削減を図る。 木材加工品 37.8 68.2% 20 ティーエムシーハニー㈱ 最寄港 三重県四日市市の極東冷蔵株式会社にて保管している輸入貨物に つき、これまで名古屋港を利用していたが、利用港を四日市港に転 換することにより、陸上輸送距離を短縮してCO2排出量の削減を図 る。 農産加工品 0.2 96.3% 248.6 61.1% 最寄港利用事業 計 20件 静岡県 三重県 補助対象事業者 分類 事業概要 生産・物 流拠点 所在地 21 旭硝子㈱ 四日市港、AGCオートモーティブウインドウシステムズ株式会社間で ラウンドユース コンテナをラウンドユースすることにより、空コンテナの陸上輸送距離 三重県 を短縮してCO2排出量の削減を図る 22 ㈱ケーヒン ラウンドユース 23 長浜工場への輸入および同工場からの輸出のコンテナをラウンド ヤンマー物流サービス㈱ (長浜工場分) ラウンドユース ユースすることにより、空コンテナの陸上輸送距離を短縮してCO2排 滋賀県 出量の削減を図る。 24 伊吹工場への輸入および同工場からの輸出のコンテナをラウンド ヤンマー物流サービス㈱ (伊吹工場分) ラウンドユース ユースすることにより、空コンテナの陸上輸送距離を短縮してCO2排 滋賀県 出量の削減を図る。 25 SEIロジネット㈱ ㈱ケーヒン鈴鹿工場でコンテナをラウンドユースすることにより、空コ 三重県 ンテナの陸上輸送距離を短縮してCO2排出量の削減を図る。 四日市港、住友電装部品輸入拠点および日本トランスシティ株式会 ラウンドユース 社霞フレートセンター間でコンテナをラウンドユースすることにより、空 三重県 コンテナの陸上輸送距離を短縮してCO2排出量の削減を図る。 コンテナラウンドユース事業 総合計 25件 輸送貨物の品目 輸入:ガラス 輸出:ガラス輸送用パレット CO2排出削 減(抑制)量 CO2削減 (t-CO2/ 率(%) 年) 16.9 50.0% 5.6 50.0% 輸入:リターナブルラック・パ レット・エンジン・生産用資材 輸出:ディーゼルエンジン・ 生産用資材 97.2 52.4% 輸入:リターナブルラック・パ レット 輸出:トラクタ・生産用資材 62.7 57.5% 0.1 3.4% 182.5 42.7% 431.1 57.4% 輸入:自動車部品 輸出:梱包資材 自動車部品 計 5件 ・最寄港利用事業・・・・・・・・・・・・20件(三重県16件、滋賀県2件、岐阜県1件、静岡県1件) ・コンテナラウンドユース事業・・・・5件(三重県3件、滋賀県2件) 注) CO2排出削減(抑制)量及び削減率は、「四日市港グリーン物流促進補助金交付要領」に定める方法により算定したものです。
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