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林業の再生とカエデ樹液の役割
~秩父の森の恵みをトータルに活かす林業の試み~
2105年1月31日 ニッセイ緑の環境講座
秩父樹液生産協同組合 理事 田 島 克 己
カエデの花・葉・種
イタヤカエデ
ハウチワカエデ
ウリハダカエデ
ヒトツバケデ
チドリノキ
イタヤカエデ
日本固有種28種・秩父地域21種
カエデ科の特徴
・ 葉は対生
・ タネはプロペラの翼果
オオモミジ
(長瀞自然の博物館調べ)
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「カエデ優占林」の姿
事例-1
山梨県北杜市曲岳-八丁峠周辺
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イトマキイタヤとオオイタヤメイゲツの純林
5樹種249本/1.5ha
イトマキイタヤ129本
オオイタヤメイゲツ107本
↓
1ヘクタール 166本
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事例-2
大滝槌打地区(1)
クリ山からのカエデ林(大滝)
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クリ
イタヤカエデ
コナラ
サワシバ
トチノキ
ホウノキ
オニグルミ
ケヤキ
イロハモミジ
アサダ
アオダモ
ミズキ
ミツデカエデ
オオモミジ
ハルニレ
ヤマザクラ
カジカエデ
ヒトツバカエデ
アカシデ
コハウチワカエデ
23樹種212本/0.38ha
オニイタヤ41本/樹液採取量901ℓ(2011年)
↓
1ヘクタール108本/ /樹液採取量2,370ℓ
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事例-3
大滝槌打地区(2)
斜面保全林からのカエデ林
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イタヤカエデ
ケヤキ
チドリノキ
アオダモ
オニグルミ
イロハモミジ
マメガキ
ミズキ
コナラ
ミツデカエデ
アサダ
ケンポナシ
ハルニレ
13樹種53本/0.09ha
オニイタヤ17本/樹液採取量640ℓ(2012年)
↓
1ヘクタール188本/ /樹液採取量7,100ℓ
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事例-4
残された「カエデ優占林」
(1)水源かん養保安林(荒川上流・支流域)
(2)共有林として保全(旧正丸峠/横瀬町有林)
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カエデ優占林からカエデの森づくりへ
(1)カエデ優占林の林分構成
1ヘクタール当り100本のカエデの森
(2)森林土壌との相関
民有林適地適木調査(昭和33年~39年)による森林土壌図
(3)樹液流出と気温相関
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森林経営計画への挑戦
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森林経営計画への挑戦
境界確認・立会⇒測量・林況調査・森林情報の整備⇒森林経営計画の策定
目標=安心できる森林経営とカエデの森づくり
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将来木施業のための毎木調査・選木
丁寧な間伐⇒シカ柵設置⇒カエデ植林
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ユーザと連携した林業と新たな木材流通の仕組み
新たな施業体系の構築
山土場(秩父大滝)
秩父広域森林組合木材センター(秩父)/選木
製材所(横瀬)/製材・乾燥
QRコードによる
・流通管理
・在庫管理
・設計支援
・施主への情報提供
プレカット工場(寄居)/プレカット
伊佐ホームズ(世田谷)/設計・施行
施 主
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◆カエデ樹液品質の保証
(1) 樹液採取方法の標準化
<木を枯らさないために守るべきルール>
対象木の大きさ:胸高直径20cm以上
採取時期および期間
2月初旬から3月中旬(秩父地域) 45日以内
採取方法:
穿孔の数:1幹1か所
穿孔位置:地際より1m以内
穿孔径:15mm以内
穿孔長:20mm以内
採取量と樹液回収頻度
:直径と流出量分布から指標を準備
樹木のメンテナンス
穿孔の埋戻し
穿孔後の薬剤(トップジン)塗布
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(2) 樹液保存と菌
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(3) 品質保証とさまざまな用途への展開
カエデ樹液による山・里・街連携の創出
+
支える地域の仕組みづくり
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