2015 年 5 月 一般社団法人北海道中小企業家同友会農業経営部会のご紹介 ◆一般社団法人日本食農連携機構との連携 農業経営部会会員と増田理事長の出会いがきっかけとなり、情報交換等の交流を重ね、2015 年 4 月 2 日に食・農に関する付加価値の創造し、農畜産業の成長に貢献することを目的として「食・農」 に関する連携協定を締結しました。 今後の展開としては、流通を交えた新たな販路開拓に向けたワーキングの運営、セミナーの講師派 遣や視察等会員間の交流の支援、ビジネスマッチングの支援等を行う予定です。 連携協定締結後の具体的な活動としては、日本食農連携機構のコーディネートによる農業経営部会 会員の大阪視察、十勝における㈱阪食松元専務の講演会や農業経営部会新村部会長の日本食農連携機 構主催セミナーでの講演等を行っております。 ◆農業経営部会の紹介・会の特徴 農業経営部会は、中小企業経営者・役員等で構成される団体「一 般社団法人北海道中小企業家同友会とかち支部」の中の組織です。 日本の食料生産基地として重要なポジションにある十勝において、 165 名の会員の内 100 名近くが生産者で組織されております。 定期的に例会を開催し、会員の実践報告や農畜産業を取り巻く 現状や諸課題、新技術や販路開拓等様々なテーマに関して学びあ っております。 部会設立 25 周年を迎えた 2013 年には、全国で初の試みとなる「食と農」全国交流会 in とかちを 開催。農繁期の 7 月に全てフィールドワーク型の移動分科会及び十勝の食材をふんだんに使った懇親 会を行い、日本全国から 400 名を超える方にご参加頂きました。 その他、金融機関との合同セミナーの開催等、他機関と連携した活動も行っています。2014 年度か らは GAP 取得を目指した JGAP 研究・推進プロジェクトを立ち上げ、会員 2 社が国際基準の GGAP を取 得する等の成果を挙げています。設立時から開催している収穫感謝祭では、昨年も 4,000 名を超える 方が来場、地域住民に農業を身近に感じてもらうための活動も展開しています。 ◆会員紹介 ・㈲十勝しんむら牧場 放牧酪農をベースに、オリジナル乳製品製造販売、牧場内にカフェを併設し事業を展開しています。 基本は、生きた生物多様性のある良い土から、栄養価の高い草を育て、その草を食べる牛を自然に近 い環境で健康に飼育。その牛たちから搾った牛乳をミルクジャム等の乳加工品として、全国に販売を しています。 1 ・㈲尾藤農産 約 100ha の畑で、小麦、じゃがいも、大豆、小豆、かぼちゃ、人参、長いも、そば等を生産。アメ リカの研究機関で土壌分析を行い、ミネラル・微生物のバランスをとった健康な土作りにこだわった 農業を展開しています。シンガポールで行われている ASEAN 市場最大級の日本食見本市「Oishii JAPAN」 に参加する等海外への販路開拓活動も熱心に行っています。また、農場に加工施設「Bito LABOLATORY」 を併設。雪室ジャガイモ、そば、うどん、小麦粉など自社ブランドの商品の開発販売も行っています。 ・㈱大野ファーム 30 頭から始めた肉牛生産を、約 4000 頭まで規模拡大。 「健康な人づくり・土づくり・牛づくり」を テーマに抗生物質無添加、非遺伝子組換え等餌にこだわったブランド肉「未来めむろうし」を生産し ています。2014 年にはファーム内に 6 次産業化事業の一環としてレストラン「COWCOWCafe」をオープ ン。自社で生産した牛肉のオリジナルメニューを直接消費者に提供しています。 【発行元】 同友会とかち支部農業経営部会 2
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