大田清掃工場 だより - 東京二十三区清掃一部事務組合

第47号
大田清掃工場
だより
発行日 平成28年3月22日
発行者 東京二十三区清掃一部事務組合
http://www.union.tokyo23-seisou.lg.jp/
〒143-0003
大田区京浜島3-6-1
大田清掃工場
TEL 03-3799-5311
FAX 03-3799-5033
定期点検補修工事を実施しました!!
大田清掃工場では、平成26年9月のしゅん工後初めての定期点検補修工事を平成27年10
月7日から12月18日にかけて行いました。
定期点検補修工事とは、オーバーホールとも呼ばれ、清掃工場が安定的な稼働を維持して
いくために必要不可欠な点検や補修などを、年に1回焼却炉を全炉停止して行うものです。
焼却炉が停止すると、ごみの搬入に影響を及ぼすため、出来る限り全炉停止期間が短くな
るように計画しています。
今回は全炉停止期間に合わせ、汚水処理設備や電気設備の点検なども行いました。
焼却炉内部
ろ過式集じん器内部
清掃工場は、どんなごみでも処理できるわけではありません。
金属製品、受入基準を超える大きなものや、厚みがあるものが
清掃工場に搬入されると、機器の動作を妨げ、焼却炉を停止す
る事態を招くことがあります。
また、水銀を使用している製品(蛍光灯・体温計・ボタン電
池等)が可燃ごみとして清掃工場に搬入され、焼却炉を停止し
なければならないことも起こっています。水銀により焼却炉を
停止すると、復旧に多くの経費と時間が必要になります。 搬入不適物(植木鉢・ビン・缶)
清掃工場の安全で安定的な稼働には、ごみを正しく分別して
出していただくことが大変重要です。皆様のご協力をお願いします。
ごみの分別方法がわからない場合は、お住まいの地域の清掃事務
所又は区役所へご相談ください。
≪大田区のごみ分別方法・お問合せ≫
大田区環境清掃管理課清掃リサイクル担当
℡03(5744)1628
施設紹介
~ごみバンカ編~
このコーナーでは、ごみの流れに沿って大田清掃工場の施設を紹介します。
今回はごみを貯留する場所「ごみバンカ」の紹介です。
計量を終えた収集車は、プラットホームの9つあるゲート
からごみバンカにごみを投入します。
大田清掃工場のごみバンカは、4日分の焼却量を蓄えるこ
とが出来るように設計されています。この大きさは約11,0
00㎥で、25mプール約19杯分に相当します。側面には5
mごとに高さを示す線が書かれており、蓄えているごみの
量の目安になります。
ごみバンカ
臭気対策として、ごみバンカ内の空気を吸い込み、焼却
空
炉の燃焼用空気として利用することで、ごみバンカ内を負圧に保ち、ごみの臭いを外に出さ
気
ないようにしています。また、ごみバンカ内でごみが発火した場合は発火場所を自動検知し、
の
放水銃が連動して消火する設備も備えられています。
壁
次回は、ごみバンカから焼却炉へごみを投入する「ごみクレーン」について紹介します。
放射能等測定結果
大田清掃工場では、排ガス・焼却灰等の放射能濃
度、敷地境界・灰処理設備等の空間放射線量率を定
期的に測定しています。
右表は、平成27年7月から12月までの敷地境界
での空間放射線量率の測定結果です。大田区が定期
的に測定している区内の定点測定値と大きな差はあ
りませんでした。
排ガス・焼却灰等の放射能濃度等の測定結果につ
いては、当組合のホームページで公表しています。
空間放射線量率(平成27年度)
測定月
単位:μSv/h
敷地境界
大田区内
7月
0.04~0.08
0.05
8月
0.04~0.08
0.06
9月
0.04~0.08
0.05
10月
0.04~0.08
0.06
11月
0.04~0.08
0.06
12月
0.04~0.09
0.05
※地表の高さ1mでの測定結果です。
工場見学のお知らせ
大田清掃工場では、少人数でも参加できる「個人見学会」と
10名以上の「団体見学会」を実施しています。
プレーン
詳しくは、大田清掃工場までお問い合わせください。
人数
実施日
実施時間
個人 9名以下
毎月第2土曜日
13:30~15:00
団体 10名以上 月曜日~金曜日(祝祭日を除く。) 9:30~11:00又は13:30~15:00
※年末年始、定期点検補修工事期間をのぞく
≪見学のお申込み・お問合せ≫
大田清掃工場
シップ
℡03(3799)7555
受付時間:月曜日~土曜日 9:00~17:00