行政財産貸付契約書（市有建物内モニター広告事業）（案）中津川市（以下｢貸付人｣という。）と（以下｢借受人｣という。）は、市有建物内モニター広告の設置について、次の条項により行政財産貸付契約を締結する。（貸付物件）第 1条貸付人は、次の物件を借受人に貸し付ける。設置場所モニター規格・基数（使用目的）第 2 条借受人は、貸付物件を市有建物内モニター広告の目的として使用するものとする。（貸付期間）第 3 条貸付期間は、平成２８年６月１日から平成３１年５月３１日までとする。（貸付料）第 4 条貸付料は、月額，円（消費税相当額を含まない。）とし、借受人は貸付料を貸付人が定める期日までに貸付人の発行する納入通知書により支払わなければならない。ただし、貸付期間が１月に満たない期間は、１月とする。２借受人は、第 1 項の貸付料の額に、消費税法に基づく消費税相当額を加算した金額を支払うものとする。（延滞金）第 5 条借受人は、前条の規定による指定期日までに貸付料を支払わないときは、当該期日の翌日から支払った日までの日数に応じ、その未払額について政府契約の支払遅延に対する遅延利息の率を定める告示で定める割合で計算した金額を、延滞金として貸付人に支払わなければならない。（電気料）第 6 条電気料は次の算式により算出するものとする。電気料（月額・円未満切捨て）＝ {電気量料金単価（円 /Kwh） × 該当設備の定格消費電力（ kwh） ×稼働日数（ 22 日） ×稼働時間（ 8.75 時間） } ２借受人は、前項に基づき算出した電気料を、貸付人が定める期日までに貸付人の発行する納入通知書により支払わなければならない。（瑕疵担保）第 7 条借受人は、本契約の締結後、貸付物件に隠れた瑕疵が有ることを発見しても、貸付料の減額又は損害賠償の請求をすることができない。（使用上の制限）第 8 条借受人は、次に揚げる行為をしてはならない。 (1) 貸付物件を、第 2 条に規定する使用目的以外で使用すること。 (2) 貸付物件を、第三者に転貸し、又はそれに類する行為をすること。 (3) 本件賃借権を第三者に譲渡し、又は他の権利を設定すること。（事業計画の策定及び協議）第 9 条借受人は、モニターの仕様、貸付料、施工管理方法、実施体制、スケジュールその他モニターの運用及び広報広告映像等の放映に関する事項についてあらかじめ貸付人と協議し、当該事項を記載した事業計画書を貸付人に提出しなければならない。２借受人はモニターの仕様変更等、事業計画を大幅に変更する場合は、事前に必ず貸付人と協議し、その承認を得なければならない。（広告主及び広告内容の審査）第 10 条借受人は、モニターにより広告映像等を放映する広告主の選定及び広告映像等の内容について、中津川市広告掲載要綱及び中津川市広告掲載基準並びに関連法令（以下、「中津川市広告掲載要綱等」という。）を遵守するとともに、事前に貸付人の審査を受けその承認を得たものでなければ放映できない。２借受人は、第１項に定める審査を受けるため、放映する広告映像等のデータ等必要な資料を貸付人の指定する日までに、貸付人に提出するものとする。３貸付人及び借受人は、広告主及び広告映像等の内容について市役所の公共性、美観及び市役所利用者への影響に配慮しなければならない。（広告映像等の内容の修正）第 11 条貸付人は、広告映像等の内容が中津川市広告掲載要綱等に違反しているとき及び市役所で放映する広告映像等としてふさわしくないと貸付人が合理的な理由により判断したときは、いつでも、借受人に対して広告映像等の内容の修正を求めることができ、借受人はこれに従わなくてはならない。２前項の修正にかかる費用は、借受人が負担する。（広告映像等の内容の変更）第 12 条借受人は、自己の都合により広告映像等の内容を変更するときは、事前に貸付人と協議をし、その承認を得るものとする。（広告映像等の内容についての責任）第 13 条広告映像等の内容に関する一切の責任は借受人が負うものとし、貸付人は一切の責任及び負担を負わないものとする。２借受人は広告映像等の内容が第三者の権利を侵害するものではないこと及び広告映像等の内容に関する財産権のすべてにつき合理的な権利処理が完了していることについて保証する。３貸付人に対して第三者から広告活動に関連して損害を被ったという請求がなされた場合は借受人の責任及び負担において解決するものとし、貸付人は責任及び負担を負わないものとする。（借受人と広告主との契約）第 14 条借受人は、広告映像等の放映にあたり、広告主との間で広告放映に関する契約を締結し、報酬等を受領できるものとする。（モニターの設置等及び広告映像等の制作及び放映）第 15 条モニターの調達、設置及び広報広告映像等の制作、放映等に関する作業は、借受人が自己の負担により調整及び実施するものとする。（作業の委託）第 16 条借受人は、借受人の責任において、前条に定める作業を当該業務を実施することが適切な第三者に委託することができる。（モニター設置にあたっての留意事項）第 17 条借受人は、市役所の維持管理及び災害時の避難誘導に支障とならないようにモニターを設置しなければならない。２借受人は、モニターの落下及び破損等により、市役所利用者等に危険を生じさせることのないようにしなければならない。３貸付人は、借受人に対して、第 1 項及び第 2 項の留意事項についての助言及び指導を行うことができ、借受人はその助言及び指導に従わなくてはならない。この場合において、当該助言及び指導に従うことによって生じる経費は、借受人が負担する。４モニターの設置及び撤去並びに広告内容の変更に関する作業は、借受人の希望日時を事前に調整した上で、貸付人が指定する日時に行うものとする。（モニターが毀損等したときの対応）第 18 条貸付人は、モニターの毀損、汚損、紛失等を発見したときは、速やかに借受人に通報しなければならない。２借受人は、モニターが毀損、汚損、紛失等したときは、速やかに復旧等の最適な措置を取らなければならない。３前項に定める復旧にかかる経費は、借受人が負担する。（モニターの一時撤去又は広告映像等の一時削除）第 19 条貸付人は、次の各号に該当する場合は、その問題が解決されるまでの間、借受人にモニターの一時撤去又は広告映像等の一時削除（以下「一時撤去等」という。）を指示することができ、借受人はこの指示に従わなくてはならない。 (1) 貸付人の指定する期日までに貸付料の納付がないとき。 (2) 借受人が、法令又は本契約の内容に違反したとき。 (3) 広告主又は広告映像等の内容が、中津川市広告掲載要綱等に違反したとき。 (4) 第 11 条第 1 項による広告映像等の内容の修正を借受人が行わないとき又は第 17 条第 3 項の貸付人の助言及び指導に借受人が従わないとき。 (5) その他、モニターの設置及び広告映像等の放映を継続することが社会通念上著しく不適切であると認められる相当かつ合理的な理由があると貸付人が判断したとき。２前項の一時撤去等の理由となった問題が解消されたと貸付人が認めるときは、借受人はモニターの設置及び広告映像等の放映を再開することができる。３第 1 項の一時撤去等並びに前項の再開にかかる費用は借受人が負担する。４第 1 項の指示があったにも関わらず、一時撤去等に必要な相当期間内に借受人が一時撤去等を行わないときは、貸付人は借受人の承諾を得ることなく自ら一時撤去等をすることができ、これに要した費用は借受人が負担するものとする。この場合において、貸付人は一時撤去等によって生じた借受人の損害を賠償しない。５本条に基づき一時撤去等が行われた場合で、貸付料が納付済の場合は、貸付人は当該期間中の納付済貸付料を違約金とみなし、借受人にその返還をしない。なお、本項の違約金は、損害賠償の予定又はその一部としない。（貸付人の解除権）第 20 条貸付人は、借受人が次の各号のいずれかに該当したと認めるときは、書面により借受人に催告したうえ、本契約を解除できる。 (1) 法令に違反し、又は正当な理由なく本契約に違反したとき。 (2) 本契約の内容の履行に関し、借受人又はその代理人若しくは使用人等の関係者に著しく不正又は不誠実な行為があったとき。 (3) 借受人又はその代理人若しくは使用人等の関係者に重大な社会的信用失墜行為があったとき。 (4) 借受人が、破産手続開始の申立て、更生手続開始の申立て、租税滞納処分があるなど、その経営状態が著しく不健全となり、又はそのおそれがあると認められる相当な理由があったとき。 (5) 第 21 条の規定によらないで、借受人が本契約の解除を申し出たときで、貸付人が本契約の解除が相当であると認めるとき。２貸付人は、前項各号に規定する場合のほか、行政目的等により、やむを得ず本契約を解除する必要があるときは、借受人との協議により本契約を解除することができる。３本条の規定により本契約が解除された場合において、借受人の責に帰すべき事由がある場合は、貸付人は納付済貸付料を違約金とし、借受人に返還しない。４前項の違約金は、損害賠償の予定、又はその一部としない。（借受人の解除権）第 21 条借受人は、貸付人が次の各号のいずれかに該当したと認めるときは、書面により貸付人に催告した上、本契約を解除できる。 (1) 貸付人が正当な理由なく本契約に違反したとき。 (2) 本契約の履行に関し、貸付人に著しく不正又は不誠実な行為があったとき。（解除に伴う撤去）第 22 条借受人は、本契約が解除されたときは、自己の負担により遅滞なくモニターの撤去を行わなければならない。（一時撤去等、解除に伴う広告主への賠償等）第 23 条借受人は、第 19 条第１項及び第 4 項の規定に基づく一時撤去等又は第 20 条第 1 項の規定に基づく解除が行われた場合に、広告主に対して損害の賠償及び報酬等の返還を行う必要が生じたときは、自己の責任と負担において解決するものとする。（損害賠償）第 24 条借受人は、第 10 条第 1 項により広告の掲載が認められなかった場合及び第 11 条第 1 項による修正を行った場合、第 17 条第 3 項による助言及び指導に従った場合、第 19 条第 1 項及び第 4 項の規定による一時撤去等がなされた場合並びに第 20 条第 1 項による解除がされた場合は、貸付人に対し損害賠償を請求しないものとする。２貸付人は、本契約の履行に関して、貸付人の責に帰すべき事由により借受人に損害を与えたときは、その損害を賠償しなければならない。ただし、二次的損害及び間接的損害についてはこの限りではない。３借受人は、本契約の履行に関して、借受人の責に帰すべき事由により貸付人に損害を与えたときは、その損害の賠償をしなければならない。ただし、二次的損害及び間接的損害についてはこの限りではない。４第 2 項及び前項に規定する損害賠償の額は、双方協議して定めるものとする。（第三者の損害及び紛争）第 25 条本契約によって第三者に生じた損害の賠償に関しては、次の各号に定めるとおりとする。 (1) 当該損害が貸付人の責に帰すべき事由により生じたときは、貸付人が自らの責任と負担をもって解決する。 (2) 当該損害が借受人の責に帰すべき事由により生じたときは、借受人が自らの責任と負担をもって解決する。２前項に定める場合のほか、本契約の履行について第三者との間で生じた紛争については、双方協議して、その責任に応じてその処理解決にあたるものとする。（原状回復）第 26 条借受人は、使用許可の期間満了、許可の取消し等によりモニターを撤去したときは、速やかに原状回復をしなければならない。（著作権等）第 27 条借受人は、モニターの設置及び広告映像等の制作に際して、著作権、特許権、実用新案権、意匠権、商標権その他日本国の法令に基づき保護される第三者の権利の対象となっている材料、履行方法等を使用するときは、その使用に関する一切の責任を負わなければならない。２貸付人が、本契約に基づいて設置したモニター及び広告映像等が掲載されている写真又は画像データを市役所や事業の紹介等の行政目的のために貸付人が作成又は関与する印刷物又はホームページ等に掲載する場合は、借受人はその掲載を許諾するとともに、広告主からの許諾も得るように努めなければならない。ただし、広告主又は第三者の権利を侵害し、又はそのおそれがある場合はこの限りではない。（行政広報映像等の作成及び流用禁止等）第 28 条借受人が本契約に基づいて設置したモニターで放映する行政広報映像等は、貸付人の提供する行政広報映像等の情報をもとに、借受人が貸付人の委託を受けて作成（データ変換等を含む。）するものとする。２貸付人は、借受人に提供する行政広報映像等の情報の内容が第三者の権利を侵害するものではないこと及び行政広報映像等の情報の内容に関する財産権のすべてにつき合理的な権利処理が完了していることを保証する。３貸付人は、借受人がモニターで放映するために貸付人の委託を受けて作成した貸付人の行政広報映像等を、借受人のモニター以外で放映してはならない。ただし、あらかじめ借受人の書面による承諾を得た場合はこの限りではない。（権利義務の譲渡等の制限）第 29 条借受人は本契約から生じる一切の権利又は義務の全部若しくは一部を第三者に譲渡、継承及び担保提供してはならない。ただし、あらかじめ貸付人の書面による承諾を得た場合はこの限りではない。（有益費等の請求権の放棄）第 30 条借受人は、貸付期間が満了した場合又第 20 条第 1 項の規定に基づく解除が行われた場合等において、本件貸付物件に投じた改良費等の有益費及びその他の費用があっても、これを貸付人に請求することができない。（契約の費用）第 31 条本契約の締結及び履行に関して必要な一切の費用は、全て借受人の負担とする。（遵守事項）第 32 条借受人は、この契約に定めるもののほか、中津川市公有財産及び債権の管理に関する規則、中津川市広告掲載要綱、中津川市市有建物内広告掲出取扱要領、中津川市広告掲載基準及び平成２８年度中津川市市有建物内広告掲出者募集要項（モニター広告事業）に基づき借受人が貸付人に提出した「提案書」を遵守するものとする。（裁判管轄）第 33 条本契約に関する訴訟は、岐阜地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とする。（疑義等の決定）第 34 条本契約に定めのない事項又は本契約に関し疑義が生じたときは、両者協議の上、決定するものとする。本契約の締結を証するため、本書２通を作成し、両者記名押印のうえ、各自１通を保有する。平成年月貸付人借受人日住所中津川市かやの木町２番１号氏名中津川市長住所氏名青山節児印 □ 印 □