平成 27 年 北海道警察 活動指針及び活動重点取組結果

平成 28 年3月
平成 27 年
北海道警察
活動指針及び活動重点取組結果
北海道公安委員会・北海道警察
目
次
◎ 活動指針
1 「強く」~ 不正に負けない強い道警察
1
2 「正しく」~ 厳正な規律を保持する道警察
3 「誠実に」~ 道民の立場に立った誠実な道警察
4
5
◎ 活動重点
1 犯罪の起きにくい社会づくり~子供、女性、高齢者等の犯罪被害防止~
① 管内実態把握活動の徹底や積極的な街頭活動の推進
② 道民や関係機関等との連携・協働による犯罪抑止対策の推進
7
③ 恋愛感情のもつれ等に起因する暴力的事案の届出や相談への的確な対応
④ 高齢者が被害に遭いやすい特殊詐欺等の予防活動の推進
⑤ 子供と女性を性犯罪等の被害から守るための取組の推進
⑥ 少年の非行防止と犯罪等からの少年の保護
⑦ サイバー空間の安全と安心を確保するための対策の推進
2 重要犯罪等の徹底検挙
① 事件等に対する迅速・的確な初動警察活動の推進
13
② 重要犯罪に係る捜査の強化
③ 振り込め詐欺を始めとする特殊詐欺の取締活動の強化
④ サイバー犯罪の取締りの強化
⑤ 政治・行政・経済の構造的不正の追及の強化
⑥ 重要窃盗犯に係る捜査の強化
⑦ 悪質な生活経済事犯の取締りの強化
⑧ 科学技術を活用した客観証拠の収集・確保
3 暴力団等犯罪組織の壊滅と薬物・銃器犯罪の根絶
① 社会・経済の変化に対応した戦略的な暴力団の取締りと暴力団排除活動の推進
② 危険ドラッグに起因する事件・事故等の防止と乱用根絶のための諸対策の推進
③ 薬物密輸・密売組織の壊滅と薬物乱用者の徹底検挙
④ 銃器犯罪の取締りの強化
⑤ 来日外国人犯罪対策の強化
⑥ 犯罪収益の移転の防止及び剝奪
⑦ 暴力団の排除等による風俗環境の浄化
4 交通死亡事故の抑止と安全な交通社会の実現
① 高齢者交通事故防止対策の推進
② 飲酒運転を始めとする悪質・危険運転者対策の推進
③ 関係機関等との協働による交通安全活動の推進
④ 学校等と連携した自転車利用者を重点とした交通安全教育の推進
⑤ シートベルト全席着用等の徹底による被害軽減対策の推進
⑥ 安全・円滑な道路交通環境の整備
5 災害等の危機管理対策の強化とテロの未然防止
① 管内の実態に即した大規模災害等への危機管理対策の強化
② 大規模災害等発生時における迅速・的確な初動措置
③ 社会情勢に応じた警備諸対策の推進によるテロ等の未然防止
20
25
31
活動指針
活
動 指 針
迅速・的確な警察活動の推進と第一線機能の最大限の発揮に向けて、
組織一丸となった職務遂行を実現するための取組を実施したほか、ブロ
ック別署長・副署長検討会や「きずな研究会」の開催により、現場の意
見・要望に基づく業務改善を推進するなど、「道民の期待と信頼に応え
る強い警察」の確立に努めました。
①
迅速かつ的確な警察活動の推進と第一線警察機能の最大限の発揮
「道民の期待と信頼に応える強い警察」
を確立するため、警察本部長を始めとする
警察本部の幹部が道内全 69 警察署に対する
巡視や業務督励を積極的に行うとともに、
部門、階級等を超えた職員間の融和団結を
強化するための取組を実施するなど、職員
一人一人の組織に対する帰属意識を高め、
組織一丸となった職務遂行の実現に努めた
ほか、ブロック別署長・副署長検討会の開
催等により、現場からの要望・意見や問題
点を把握の上、警察署業務の合理化・効率
化を推進しました。
ブロック別署長検討会
また、業務改善、士気高揚、非違事案防止方策など組織運営上の課題を警部補(同相当
職)以下の職員が自主的にテーマを設定して調査研究する「きずな研究会」の活性化を図
り、計 274 テーマを題材に延べ 7,217 人の職員が研究に取り組んだ結果、非違事案・各種事
故防止を目的とした実体験に基づくエピソード集の作成・配布等 129 件の研究結果が所属に
おいて反映されるなど、第一線機能を最大限に発揮するための組織運営を推進しました。
きずな研究会
「きずな研究会」による実体験エピソード集
1
活動指針
②
優秀かつ多様な人材の確保
女性限定採用説明会の開催やメディ
ア等を活用した警察の魅力を伝える各
種募集広報活動の実施など、優秀かつ
多様な人材の確保に向けた取組を積極
的に推進した結果、警察官採用試験の
受験者数は 3,603 人(前年対比-43
人)、競争倍率は 5.3 倍と前年から横
ばいでありましたが、女性受験者は
734 人(前年対比+49 人)と増加し
ました。
警察官採用試験結果
(人)
7,000
6,000
③
12.0
5,981
6,049
10.5
10.0
5,232
5,000
7.5
4,000
8.7
8.0
4,256
6.8 3,646
3,000
3,603
6.0
5.3
5.3
2,000
1,000
575
796
627
601
686
679
0
4.0
2.0
0.0
22年
23年
受験者
女性限定採用説明会
(倍率)
24年
25年
合格者
26年
27年
競争倍率
ピラービジョンを活用した広報
若手警察官の早期戦力化と指導者の資質向上
現場の取扱状況や教訓とすべき事案等に即した想定に基づき、一連の警察活動をロール
プレイング方式により行う実戦的総合訓練を実施したほか、若手警察官を自動車警ら隊や
機動捜査隊等に実習派遣するなど、実戦的な教養・訓練を推進し、若手警察官の早期戦力
化を図りました。
また、実習指導員や技能指導官等の指導者を育成するため、指導能力の向上や指導技法
の修得を目的とした教養・研修を実施しました。
実戦的総合訓練
2
自動車警ら隊への実習派遣
活動指針
④
現場対応能力を強化するための各種術科訓練の推進
映像射撃シミュレーター訓練
映像射撃シミュレーター等による実戦的な
拳銃訓練の実施や若手警察官を対象とした柔
道・剣道大会を始めとする各種術科大会の開
催により、職員個々の気力・体力の充実を図
るとともに、平素における術科訓練の取組状
況や習熟度についての検証を全道 79 所属に
対して実施するなど、現場対応能力を強化す
るための各種術科訓練を推進しました。
柔道大会
⑤
装備資機材の充実と効果的な活用
資機材の軽量化や着衣の防護性の向上など装備
資機材を改善・整備し、現場の警察官による効果
的な活用を図ったほか、現場で必要とする装備資
機材の開発・改善を目的とした「警察装備資機材
開発改善コンクール」を開催し、出展作品の一部
を実用化するなど、装備資機材の充実に向けた取
組を推進しました。
⑥
剣道大会
開発改善コンクール出展作品
(制服用防寒服の改良による防寒性能の向上)
職員の健康管理対策の推進
生活習慣改善の動機付けを目的とした「はかるだ
けダイエット&エクササイズ 2015」や「健康フェ
スタ 2015」、禁煙の動機付けを目的とした「禁煙セ
ミナー」、管理監督者や若い世代におけるメンタル
ヘルス対策を目的とした「メンタルヘルスセミナ
ー」等をそれぞれ開催したほか、定期健康診断を始
めとした各種健康診断の確実な受診と保健師による
保健指導・健康相談を推進するなど、人的基盤の整
備を図る上で重要な職員の健康管理対策を組織的に
実施しました。
メンタルヘルスセミナー
3
活動指針
迅速・的確な情報公開により警察行政の透明性の確保に努めたほか、
職員一人一人の誇りと使命感を醸成するための職務倫理教養や非違事案
の起こりにくい仕組みづくりを推進するなど、組織一体となった非違事
案防止対策に努めましたが、懲戒処分者数は3年ぶりに増加に転じまし
た。
①
警察職員の誇りと使命感を醸成するための職務倫理教養の推進
地域住民の警察に対する期待や犯罪被害者の思いを再認識することを目的とした部外有識
者・被害者等による教養セミナーを開催したほか、技能指導官の卓越した技能と経験に基づ
く教訓を伝承するための教養や意見発表・小グループ検討会など具体的事例に基づく参加型
教養を推進するなど、職員一人一人の誇りと使命感を醸成するための職務倫理教養を推進し
ました。
部外有識者による教養セミナー
②
小グループ検討会
非違事案を防止するための対策の推進
非違事案の発生実態やその要因について組織的な情報の共有を図り、非違事案の再発防止
方策等を協議・検討する監察実戦塾の開催や教養資料の作成・発出等を推進したほか、職員
の業務と私生活上の悩みや不安等に着目した個々面接・個別指導を実施するなど、組織一体
となった非違事案防止対策を強化しました。
また、業務上の非違事案・不適切事案の機会になり得る現状のシステム等の改善と新たな
システムの構築に取り組むため、警察本部に部門横断的な「非違事案未然(再発)防止対
策・業務改善プロジェトチーム」を設置したほか、道民からの苦情等を契機とした迅速・的
確な再発防止策を構築するなど、非違事案の起こりにくい仕組みづくりと各種業務改善に取
り組みました。
4
活動指針
③
迅速・的確な情報公開と個人情報・公文書の適正な管理
公文書・個人情報開示請求受理件数
(件)
開示請求の受理件数は、公文書 112 件
(前年対比±0件)、個人情報 221 件(前
年対比+53 件)と過去最多になり、その一
つ一つについて適正かつ迅速な対応に努め
ました。
また、道警察ホームページにより訓令・
通達等の公文書を適時・適切に公開するな
ど、警察行政に対する理解と信頼を深めて
もらうための情報提供を推進しました。
250
221
200
150
141
123
100
108
50
82
52
47
22年
23年
0
24年
158
107
25年
公文書
168
112
112
26年
27年
個人情報
相談者や被害者からの相談等に対する迅速・確実な組織対応や犯罪被
害者等への積極的な支援活動を実施するとともに、道民の要望意見の把
握と警察業務への適切な反映、道民の不安を取り除くための積極的な情
報発信を推進するなど、道民の立場に立った警察活動に努めました。
①
警察安全相談等への迅速・確実な組織対応
警察安全相談の受理件 数は6万
460 件(前年対比+6,316 件)と過
去最多になり、特にストーカー・D
V・虐待等や振り込め詐欺等に関
する相談が増加しました。
相談者や被害者の立場に立った確
実な受理と組織管理を徹底し、緊急
性のある事案に即時対応するなど、
警察安全相談等への迅速・確実な組
織対応に努めました。
警察安全相談等受理状況
(件)
65,000
60,460
54,144
55,000
25,000
20,000
46,975
2,561
15,000
1,472
1,217
10,000
4,632
4,845
3,941
5,000
3,735
4,204
6,685
6,031
25,000
6,536
5,091
5,660
5,579
5,743
6,144
7,014
5,585
6,887
7,724
9,542
4,119
15,000
5,000
4,193
23年
35,000
6,523
5,204
4,213
4,331
22年
45,000
1,393
1,334
0
3,648
39,908
37,734
35,925
24年
ストーカー・DV・虐待等
刑事事件関係
警察安全相談
②
(件)
30,000
25年
26年
-5,000
27年
家庭・職場・近隣関係
振り込め詐欺等
要望・意見
犯罪被害者等への積極的な支援
犯罪被害者や遺族が受ける痛みとその支援の必要性について理解を深め、社会全体による
被害者への支援と「被害者も加害者も出さない社会づくり」に向けた気運を醸成することを
目的に、被害者遺族等を講師として、中学生・高校生を対象とした「命の大切さを学ぶ教
室」を 155 校(参加者3万 4,458 人)で開催しました。
5
活動指針
また、関係機関・団体等で構成される「被害者支援連絡協議会」を開催し、犯罪被害者の
ニーズに対応した支援活動を推進したほか、犯罪被害給付制度や性犯罪被害者の医療経費等
の公費負担制度を適切に運用するなど、犯罪被害者等への積極的な支援に努めました。
命の大切さを学ぶ教室
③
被害者支援連絡協議会
警察署協議会における住民の要望意見の把握と警察業務への適切な反映
地域住民の要望意見を警察業務に適切に反
映させるため、協議会委員との恒常的な情報
交 換を行 いまし た。 協議 会の開 催に際 して
は、委員に対して開催前に資料を送付し、提
言の内容を事前に検討・協議してもらうため
の時間を確保するなど、協議会を活性化させ
るための工夫を凝らした運営に努めました。
また、警察業務に対する理解を深めてもら
うため、協議会の活動を適切に伝える積極的
な広報を推進しました。
④
警察署協議会
的確な報道対応と積極的かつ効果的な広報活動
地域住民や社会の不安を軽減するため、事件・事故が発生した際における迅速かつ正確な
報道発表に努めました。特に、強盗事件等の凶悪事件の発生時には、被疑者の早期検挙や二
次被害防止のため、防犯カメラ等の画像を公開し、災害発生時には、現地の被災状況や捜索
状況を伝えるため、報道機関に映像の提供を行うなど、積極的な情報提供を実施しました。
また、警察活動に対する理解を深めてもらうため、警察官への密着取材、ホームページに
よる情報発信、音楽隊による演奏等を通じた効果的な広報活動を実施しました。
防犯カメラ画像の公開
6
災害時の映像提供
音楽隊によるふれあいコンサート
活動重点
活
動 重 点
積極的な街頭活動や地域の犯罪情勢に即した犯罪抑止対策など様々な
取組を実施した結果、刑法犯の認知件数は平成 15 年以降、13 年連続で
減少しましたが、特殊詐欺と子供・女性対象犯罪が前年より増加したほ
か、ストーカー・DV事案の相談受理件数が過去最多となりました。
①
管内実態把握活動の徹底や積極的な街頭活動の推進
地域住民の安全と安心を確保するた
め、地域警察官によるパトロールの強化
や積極的な職務質問により、犯罪の予
防・検挙活動を推進し、刑法犯認知件数
の 13 年連続減少に大きな役割を果たし
たほか、防犯指導に重点を置いた巡回連
絡や地域住民が解決を望む問題等の解消
に努めました。
今後も、街頭活動を強化し、地域住民
が不安を感じる犯罪の予防と検挙を積極
的に推進していきます。
【主な取組及び施策】
○ 犯罪の予防と検挙を重点とする徒歩
によるパトロールを強化
○ 管内の犯罪情勢等を踏まえた職務質
問を主体とする犯罪検挙活動を推進
○ 特殊詐欺被害防止に重点を置いた巡
回連絡を推進
○ 関係機関等との連携・協働により、
地域住民が解決を望む問題の解消に取
り組む「はまなす活動」を推進
刑法犯認知件数等
(件)
60,000
31.4
50,000
32.4
34.6
(%)
40.0
37.7
34.3
34.5
35.0
30.0
40,000
51,226
45,489
49,263
41,066
40,359
35,457
25.0
30,000
20.0
15.0
20,000
16,083
15,466
15,723
15,955
13,862
12,225 10.0
10,000
5.0
0
0.0
22年
(人)
12,000
23年
認知件数
24年
25年
検挙件数
26年
27年
検挙率
地域警察官による犯罪検挙人員等
(%)
80.0
74.6
74.5
1,142
1,191
72.6
72.7
10,000
75.0
70.1
1,165
1,118
8,000
71.0
70.0
65.0
1,247
1,155
6,000
60.0
8,546
4,000
7,492
7,843
8,587
6,483
6,887
55.0
50.0
2,000
45.0
0
40.0
22年
23年
24年
刑法犯検挙人員
25年
特別法犯検挙人員
26年
27年
地域警察官の検挙割合
巡回連絡による特殊詐欺防止活動
【主な検挙事例】
○ 1月、不審車両の運転手に対する積極的な職務質
問により、覚醒剤の所持事実を看破し、覚せい剤取
締法違反で逮捕
7
活動重点
○
5月、歩行中の不審者に対する粘り強い職務質問により、複数の刃物の所持事実を看破
し、銃刀法違反で逮捕
○ 6月、徒歩によるパトロール中、不審な駐車車両を発見、運転手に対する不審点の追及に
より、レンタカーを無断で継続使用していた事実が判明し、横領罪で逮捕
②
道民や関係機関等との連携・協働による犯罪抑止対策の推進
防犯活動への参加促進により、防犯ボラン
ティア団体の結成数は 1,565 団体(前年対比
+3団体)、青色回転灯装備車の運用台数は
3,485 台(前年対比+21 台)、ほくとくん防
犯メールの登録者数は5万 3,244 人(前年対
比+4,775 人)といずれも増加し、防犯ボラ
ンティア等に対するタイムリーな情報提供や
表彰等の実施により、その活動の活性化を図
りました。
また、地域の犯罪情勢に即した諸対策を推
進した結果、強制わいせつ等の子供・女性対
象犯罪は 390 件(前年対比+38 件)と増加
しましたが、刑法犯認知件数は3万 5,457 件
(前年対比-4,902 件)と戦後最少値を更新
しました。
今後も、関係機関・団体、防犯ボランティ
ア等との連携を深め、街頭防犯カメラ等の治
安インフラの整備を拡充するとともに、犯罪
発生実態など防犯対策に役立つ効果的な地域
安全情報をタイムリーに発信するなど、犯罪
抑止対策を一層推進していきます。
主な罪種別認知件数
(件)
500
400
221
300
126
100
54
42
0
123
103
126
99
70
28
30
34
27
33
25
22年
23年
路上強盗
284
24年
コンビニ強盗
25年
ひったくり
106
48
38
21
43
13
14
26年
子供被害犯罪
27年
女性被害犯罪
防犯ボランティア団体の団体数・構成員数
(団体数)
1,700
(人)
66,000
64,808
64,161
65,000
1,660
1,640
64,000
62,307
61,109
63,000
1,620
62,000
60,178
1,600
1,580
1,643
1,560
1,672
61,000
59,545
60,000
1,565
1,625
59,000
1,562
1,560
1,540
58,000
1,520
57,000
1,500
56,000
22年
23年
24年
25年
26年
防犯ボランティア団体
27年
防犯ボランティア構成員
青色回転灯装備車両の運用団体数・車両台数
(団体数)
720
710
3,292
3,485
3,464
3,394
(台)
3,600
3,500
3,400
690
3,300
3,186
680
8
101
74
700
【主な取組及び施策】
○ 「ほくとくん防犯メール」や防犯ネット
ワークを活用した犯罪発生実態等の情報配
信を積極的に実施
○ 防犯ボランティア等と連携・協働した合
同パトロール、防犯診断等を推進
○ コンビニ強盗対策ステッカーの掲示
(2,929 店舗)や中古タイヤ販売店に対す
る立入等による犯罪対策を推進
○ 重点犯罪多発地区における犯罪情報看板
等を活用した注意喚起と情報提供依頼を実
施
○ 自治体等への働き掛けなど防犯カメラの
設置拡充に向けた支援を実施
229
259
91
200
1,680
298
219
3,200
3,080
670
698
660
715
711
707
681
650
3,000
662
640
3,100
2,900
630
2,800
22年
23年
24年
25年
26年
青パト団体
27年
青パト台数
ほくとくん防犯メールの登録者数・配信件数
(人)
(件)
60,000
50,000
4,615
4,821
4,731
3,936
4,349
4,297
5,000
40,000
30,000
6,000
4,000
27,453
31,578
37,254
40,858
48,469
3,000
53,244
20,000
2,000
10,000
1,000
0
0
22年
23年
24年
登録者数
25年
26年
配信件数
27年
活動重点
全国地域安全運動 安全安心まちづくり in 北見
コンビニ防犯対策ステッカー
犯罪情報看板
③ 恋愛感情のもつれ等に起因する暴力的事案の届出や相談への的確な対応
ストーカー・DV(配偶者からの暴力等)事案の相談受理件数は、ストーカー事案 1,207 件
(前年対比+65 件)、DV事案 2,854 件(前年対比+677 件)と過去最多になりましたが、加
害者への検挙措置を積極的に講じるなど、迅速・的確な対応を推進しました。
これらの事案は、被害者等の安全確保を最優先に対応する必要があることから、引き続き、
部門間の連携による組織的対応を強化するとともに、関係機関と連携した被害者への支援と加
害者の更生に係る取組を推進し、被害の未然防止と拡大防止に努めていきます。
【主な取組及び施策】
○ 4月、ストーカー・DV事案を始めとする人身安全関連事案等に一層的確に対応するた
め、警察本部に「子供・女性安全対策課」を新設
○ ストーカー事案 135 件(前年対比+2件)、DV事案 285 件(前年対比+16 件)を検挙
○ 道立女性相談援助センターや保護観察所との連携の強化により、被害の拡大を防止するた
めの活動を推進
○ 交番等勤務員に対するブラインド方式によるストーカー現場対応訓練を実施
ストーカー事案対応状況
(件)
DV事案対応状況
(件)
1,600
2,854
3,000
1,400
1,207
1,142
1,200
2,177
2,500
1,018
2,000
1,000
794
886
800
600
451
404
390
2,035
1,500
590
1,000
400
62
90
1
33
200
0
22年
195
80
3
38
23年
検挙
援助
150
10
100
24年
198
14
72
25年
禁止命令
相談受理件数
180
12
135
196
13
133
26年
1,635
1,192
27年
警告
500
0
1,641
1,233
786
1,212
866
127
113
65
22年
検挙
援助
949
651
326
131
115
161
107
96
58
23年
24年
122
105
191
25年
保護命令
相談受理件数
129
119
269
26年
138
131
285
27年
書面請求
9
活動重点
子供・女性安全対策課の新設
【主な検挙事例】
○ 3月、元交際女性の性的画像をインタ
ーネット上に公開した男を私事性的画像
記録の提供等による被害の防止に関する
法律(通称「リベンジポルノ被害防止
法」)違反で逮捕
○ 10 月、偶然見かけた女性に一方的に好
意感情を抱き、自宅を突き止め、女性の
自転車に汚物をかけたり、行動を見張る
つきまとい等を反復した男をストーカー
規制法違反で逮捕
④
高齢者が被害に遭いやすい特殊詐欺等の予防活動の推進
オレオレ詐欺と還付金詐欺の急増により、特殊詐欺の認知件数は 275 件(前年対比+16
件)と増加しましたが、金融機関等と連携した被害防止対策を推進し、約4億 9,000 万円の
被害を水際で阻止した結果、被害金額は約9億 3,000 万円(前年対比-3億 2,000 万円)と
大きく減少しました。
今後は、金融機関等と緊密な連携を図るとともに、組織の総力を挙げた対策を強化し、特
殊詐欺被害の更なる防止に努めていきます。
【主な取組及び施策】
○ 金融機関からの通報に基づく警察官の全件臨場による水際阻止対策を推進
○ 金融機関、郵便・宅配・コンビニエンスストア事業者等の関係機関による被害防止を目
的とした緊急連絡会議を開催
○ 捜査を通じて押収した名簿に登載されていた高齢者等に対する個別的な防犯指導を実施
○ 「迷惑電話チェッカー」の普及活動の実施より、高齢者宅等に同機器約 1,800 台を新設
○ 北海道ハイヤー協会に対し、加盟する約 9,000 台のハイヤー車内への特殊詐欺被害防止
啓発カードの掲示とハイヤー乗務員による乗客への呼び掛けを要請
○ 警察官による民放テレビ番組への出演や新聞紙面への特殊詐欺コーナーの開設など、被
害防止のための重点的な情報発信を実施
北海道ハイヤー協会に対する
特殊詐欺の認知件数・被害金額
(件)
(億円)
300
259
250
191
200
150
100
217
123
101
12.5
275
12.0
9.3
8.8
6.6
6.0
4.0
50
2.0
0.9
22年
0.0
23年
24年
認知件数
10
10.0
8.0
3.8
0
14.0
25年
26年
被害金額
27年
特殊詐欺被害防止啓発カード交付式
活動重点
⑤
子供と女性を性犯罪等の被害から守るための取組の推進
子供と女性を対象とする性犯罪等の前兆
とみられる声掛けやつきまとい等の事案
(前兆事案)について、情報収集と分析に
より行為者を特定し、検挙や指導・警告の
措置を講じたほか、各種被害防止対策や情
報発信を実施しましたが、前兆事案の届出
受理件数は 3,671 件(前年比+384 件)と
増加しました。
今後は、前兆事案に対する先制・予防的
な活動を強化するとともに、学校を始めと
する関係機関等と連携した被害防止対策や
各種広報媒体を効果的に活用したタイムリ
ーな情報発信を実施するなど、総合的な取
組を推進していきます。
【主な取組及び施策】
○ 子供と女性を対象とする性犯罪等の未
然防止を図るため、前兆事案に対する情
報収集と分析により、行為者を特定し検
挙又は指導・警告の措置を講じる先制・
予防的な活動を推進(検挙 125 人、指
導・警告 269 人)
○ 学校や地域住民等と連携・協働した通
学路等におけるパトロールや見守り活動
等の被害防止対策を推進
○ 地下鉄駅等における女性被害防止のた
めの街頭啓発活動を実施
○ 北海道警察護身術訓練指導者チーム
(ASEDEL)による女性対象の護身
術訓練や小・中学校における不審者対応
訓練等を実施
○ ホームページや防犯メール等の各種広
報媒体を活用した前兆事案に関するタイ
ムリーな情報発信を実施
○ 前兆事案の多発場所等における「情報
幕」等の掲示により、注意喚起と情報提
供依頼を実施
(件)
前兆事案の届出受理件数
4,000
3,500
3,000
2,607
2,500
2,372
2,000
1,500
1,632
1,708
1,954
2,267
663
545
661
713
1,000
500
1,064
915
0
22年
23年
24年
女性に対する前兆事案
25年
26年
27年
子供に対する前兆事案
登下校時における児童の見守り運動
防犯に関する情報幕
地下鉄駅における街頭啓発活動
11
活動重点
⑥
少年の非行防止と犯罪等からの少年の保護
非行少年が 1,746 人(前年対比-390 人)、不良行為少年が1万 4,926 人(前年対比-706
人)といずれも減少し、少年の非行防止対策に一定の成果が認められるとともに、少年の福祉
を害する犯罪による被害児童も 201 人(前年対比-76 人)と減少しました。
今後も、街頭補導活動や少年の立ち直り支援活動等の継続により、少年の非行防止を推進す
るとともに、福祉犯罪や児童虐待等の被害少年の発見・保護活動を強化していきます。
【主な取組及び施策】
○ 非行防止教室(1,091 回)、薬物乱用防止教室(761 回)を開催
○ 社会参加活動や学習・就労支援等の少年の居場所づくり活動を実施(156 回、1,550 人参加)
○ 児童虐待に対する事件 29 件(前年対比-1件)を検挙
○ 児童保護等を目的とした積極的な児童相談所への通告を実施(1,417 件、2,456 人)
○ いじめに起因する事件8件(前年対比-19 件)を検挙
【主な検挙事例】
○ 1月、マンションに設置したチャットルームに 18 歳に満たない女子児童をチャットレデ
ィとして雇い入れ、下着姿等の卑わいな映像をインターネットで配信した男2人を労働基準
法違反(有害業務)で逮捕
○ 7月、無許可の風俗店に 18 歳に満たない女子児童をホステスとして稼働させた暴力団組
員ら2人を風営適正化法違反(無許可風俗営業・年少者雇用)で逮捕
(人)
非行少年 ・ 不良行為少年数
3000
25,000
14,676
15,594
19,089
2500
15,632
14,926
3,302
3,001
2,430
2,162
2,136
1000
10,000
1,746
500
0
0
23年
24年
非行少年
⑦
15,000
5,000
22年
380
370
20,000
17,419
2000
1500
(人)
(人)
3500
25年
26年
不良行為少年
27年
360
350
少年の福祉を害する犯罪検挙人員
140
140
119
118
98
131
131
134
139
(人)
117
113
100
80
330
320
60
41
30
32
31
44
32
343
353
367
321
337
333
310
300
140
120
121
340
160
290
22年
23年
24年
25年
総数
児童買春・児童ポルノ法
26年
40
20
0
27年
風営適正化法
青少年育成条例
サイバー空間の安全と安心を確保するための対策の推進
道民の情報セキュリティ意識と知識の向上を図るため、サイバー関連企業等を対象とした
「北海道地域情報セキュリティ連絡会」を開催し、産学官の連携による情報共有と情報発信を
推進したほか、道警ホームページ等の各種広報媒体の活用やサイバー防犯講話等による広報啓
発活動を実施しました。
今後も、関係機関等との緊密な連携により、道民のサイバー犯罪被害を防止するための対策
を強化し、サイバー空間の秩序の維持に努めていきます。
12
活動重点
【主な取組及び施策】
○ 一般公募により製作したサイバー犯罪対策
イメージキャラクターを活用した広報啓発活
動を実施
○ 大型商業施設におけるサイバー防犯キャン
ペーンと題した啓発活動を実施
○ 大学生等サイバーボランティアとの共同に
よる外国人留学生に対する防犯講話を実施
○ サイバー関連企業・団体、大学等を対象と
した「北海道地域情報セキュリティ連絡会」
の開催により、産学官の連携による情報共有
と情報発信を推進
サイバー犯罪対策イメージキャラクター
サイバー防犯キャンペーン
北海道地域情報セキュリティー連絡会
迅速・的確な初動警察活動を始め、防犯カメラ画像の収集・分析やD
NA型鑑定など客観証拠を重視した犯罪捜査を推進したほか、振り込め
詐欺等の特殊詐欺に対する捜査体制を強化し取締活動を徹底した結果、
重要犯罪と特殊詐欺の検挙件数は増加しました。
※
①
重要犯罪~殺人、強盗、強姦、強制わいせつ、放火及び略取誘拐・人身売買
事件等に対する迅速・的確な初動警察活動の推進
無線機器の効果的な活用による情報共有の徹底により、緊急配備等を迅速に発令するととも
に、警察本部執行隊と警察署との連携による的確な現場検挙活動を実施するなど、重大事案等
の早期解決に努めました。
今後も、実戦に即した各種訓練や効果的な指導・教養を実施し、迅速・的確な初動警察活動
を推進していきます。
13
活動重点
【主な取組及び施策】
○ 犯罪の広域化・スピード化に的確に対処するため、全道緊急配備訓練を始め、青森県警察
との広域協定配備訓練や無差別殺傷事件初動対応訓練を実施
○ 無線通話技能と初動対応能力の向上を目的とした実戦的総合訓練を実施
【主な検挙事例】
○ 5月、凶器所持によるコンビニ強盗事件で、犯人の人着の迅速な手配により類似人着の男
を発見し、所要の捜査の上、被疑者を強盗未遂罪で逮捕
○ 5月、女性被害の殺人事件で、迅速な緊急配備の発令と組織一体となった捜索活動により
手配犯人を発見し、被疑者を殺人罪で逮捕
○ 10 月、歩行者3人被害のひったくり事件で、迅速な立ち上がりと綿密な検索により手配
犯人を発見し、被疑者5人を窃盗罪で逮捕
○ 12 月、高齢者被害のひき逃げ事件で、的確な初動捜査により浮上した手配車両を発見
し、運転手を道路交通法違反で逮捕
全道緊急配備訓練(通信指令状況)
②
重要犯罪に係る捜査の強化
重要犯罪の認知件数は 493 件(前年対
比+49 件)と増加しましたが、DNA
型鑑定など科学技術の積極的な活用によ
り、殺人と強盗の検挙率がそれぞれ上昇
し、重要犯罪全体の検挙率は 67.1%とな
り過去5年間の平均(67.3%)と同水準
を維持しました。
今後も、組織の総合力を発揮した迅
速・的確な初動捜査の実施、現場鑑識活
動の徹底、DNA型鑑定や各種捜査支援
システム等科学技術の積極的な活用等に
より、捜査の強化に努めていきます。
14
全道緊急配備訓練(現場検挙活動状況)
重要犯罪認知件数等
(件・人)
800
600
400
(%)
74.0
72.7
72.0
523
64.6
338
472
246
65.5
309
70.0
559
532
65.4
348
254
68.2
444
381
268
493
323
219
67.1
68.0
331
66.0
253
64.0
200
230
62.0
0
60.0
22年
認知件数
23年
24年
検挙件数
25年
26年
検挙人員
27年
検挙率
活動重点
【主な取組及び施策】
○ 防犯カメラ画像や似顔絵を積極
的に活用した情報提供依頼を実施
○ 犯罪情報分析やプロファイリン
グの活用による被疑者の絞り込み
を実施
○ 犯罪死の見逃し防止に向けた検
視官の積極的な現場臨場を実施
主な罪種別の検挙率
(%)
120.0
110.5
110.0
102.8
100.0 100.0
90.0
80.0
70.0
65.6
60.0
54.3
50.0
98.2
89.2
86.8
87.5
83.3
66.1
67.2
40.0
97.6
100.0
102.8
100.0
81.8
97.4
84.7
69.5
49.1
76.0
75.7
57.9
54.2
50.4
44.0
102.0
102.9
52.4
30.0
22年
23年
殺人
24年
強盗
25年
放火
26年
強姦
27年
強制わいせつ
【主な検挙事例】
○ 1月、厚岸町における女性被害殺人・放火・死体損壊事件で、被害者の夫を逮捕
○ 4月、函館市内における車両使用一家3人被害無差別殺人未遂事件で、同市内の男を逮捕
○ 8月、深川市内における女性被害殺人・死体遺棄事件で、深川警察署に捜査本部を設置し
て捜査に当たり、被疑者の知人であった男を逮捕
○ 8月、音更町における女性被害殺人・放火・死体損壊事件で、被害者と同じ共同住宅に居
住する男を逮捕
③
振り込め詐欺を始めとする特殊詐欺の取締活動の強化
警察本部に設置した特殊詐欺対策室を中心として、だまされた振り作戦等による受け子や見
張り役などの被疑者の検挙活動を強化するとともに、不審情報等を端緒とした犯行拠点の割り
出しにより、犯行グループの摘発を徹底した結果、オレオレ詐欺、架空請求詐欺等の特殊詐欺
の検挙件数は 64 件(前年対比+38 件)、検挙人員は 44 人(前年対比+24 人)と大幅に増加
しました。
特殊詐欺の発生は依然として後を絶たないことから、今後も引き続き、組織の総力を挙げた
対策を強化し、犯行グループ等に対する取締活動を推進していきます。
【主な取組及び施策】
○ 4月、捜査体制を強化するため、警
察本部に「特殊詐欺対策室」を設置
○ 特殊詐欺撲滅のための取締活動強化
推進期間の設定により、集中的な取締
活動を実施
○ 通帳詐欺、携帯電話端末詐欺、犯罪
による収益の移転防止に関する法律違
反など特殊詐欺を助長する犯罪を検挙
(183 件 91 人)
○ 特殊詐欺に利用された携帯電話、預
貯金口座、私設私書箱等の凍結・解約
依頼など犯行ツールの無力化措置を徹
底
特殊詐欺の検挙件数等
(件・人)
400
350
300
358
250
200
150
100
50
0
20
22年
45
12
23年
検挙件数
34
59
17
24年
12
25年
26
64
20
26年
44
27年
検挙人員
※検挙件数等については、暫定値
15
活動重点
【主な検挙事例】
○ 3~10 月、震災関連仮設住宅の会
員権取得等名目による架空請求詐欺
事件で、千葉県内の男ら4人を逮捕
○ 6~11 月、名簿からの削除手数料
名目による架空請求詐欺事件で、暴
力団構成員ら4人を逮捕
出会い系サイト未納料金名目による架空請求詐欺事件で押収した証拠品
○ 7~9月、過去被害の救済手数料名目による架空請求詐欺事件で、神奈川県内の男ら3人を逮捕
○ 9月、インターネットサイト登録料延滞名目による架空請求詐欺事件で、東京都内の男1
人を逮捕
○ 10 月、出会い系サイト未納料金名目による架空請求詐欺事件で、東京都内の男ら5人を逮捕
④
サイバー犯罪の取締りの強化
他都府県警察との合同捜査により全国
に被害が及ぶ中国系中継サーバ事業者に
よる不正アクセス事犯を検挙するなど、
サイバー犯罪の検挙件数は 391 件と過
去5年間の平均(380 件)を上回りまし
た。しかしながら、インターネットバン
キングに係る不正送金事犯は被害件数
18 件、被害金額約 4,543 万円となり、
オンラインショッピング詐欺とオークシ
ョン詐欺は相談受理件数 1,019 件、被害
金額約 2,930 万円となるなど、深刻な状
況が続いています。
今後は、部門間の連携による組織的対
応の推進により、サイバー犯罪の取締り
を一層強化し、サイバー空間の浄化に努
めていきます。
サイバー犯罪検挙件数
(件)
450
86
400
350
23
300
8
200
312
296
150
9
5
9
8
364
390
380
374
100
50
0
22年
23年
24年
ネットワーク利用犯罪
(件)
1,200
25年
26年
電磁的記録対象犯罪等
27年
不正アクセス禁止法違反
オンラインショップ詐欺及びオークション詐欺の相談受理件数等
(万円)
3,500
2,930
1,000
800
2,284
2,000
600
400
1,500
822
675
1,019 1,000
1,042
500
239
0
0
24年
25年
26年
相談受理件数
(件)
40
27年
被害金額
インターネットバンキングに係る不 正送金 事犯の 被害件 数等
35
4,650
4,850
30
4,543
(万円)
6000
5000
4000
25
20
3,000
2,500
1,669
2428
3000
38
38
15
2000
10
18
143
5
5
0
23年
16
2
4
250
200
【主な取組及び施策】
○ インターネットホットラインセンタ
ーからの違法情報を端緒とした事件化
を推進
○ 「デジタル鑑識」と呼ばれるデジタ
ルフォレンジックに係る共同研究を道
内大学と実施
○ サイバー犯罪捜査力の向上を目的と
したサイバー犯罪捜査検定を継続実施
○ 警察署員を対象としたサイバー犯罪
捜査実務セミナーを開催
10
7
2
3
24年
25年
被害件数
1000
0
26年
27年
被害金額
活動重点
【主な検挙事例】
○ 5月、インターネットバンキング不正送金事犯に係る不法収益を海外送金(マネーミュー
ル)した男を犯罪収益移転防止法違反(有償口座情報提供・有償為替取引情報提供)で逮捕
○ 10 月、不正に入手したID、パスワードを入力して同僚が利用するメールサービスに不
正アクセスし、正規利用者の名誉を害した医師を不正アクセス禁止法違反(不正アクセス行
為)等で逮捕
○ 11 月、警視庁など 15 都道府県警察による合同捜査本部を設置し、インターネットバンキ
ングに係る不正送金に利用されていた埼玉県下の中国系中継サーバの運営者である中国人ら
4人を不正アクセス禁止法違反(不正アクセス行為)等で逮捕
⑤
政治・行政・経済の構造的不正の追及の強化
各種事件に対する情報収集の強化により、贈収賄2事件、公職選挙法違反3事件、社会的反
響の大きい詐欺等経済的不正1事件をそれぞれ検挙しました。
この種事案は、地域住民の健全な社会的・経済的活動を阻害する社会的反響の大きな事件で
あり、今後も引き続き、検挙に向けた取組を推進していきます。
【主な検挙事例】
○ 2月、安平町発注の防災情報告知ネットワークシステムの設計委託業務をめぐる贈収賄事
件で、安平町総務課課長補佐とコンピューターソフトウェア設計会社経営の男を逮捕
○ 2月、北海道から業務委託を受けていることを装い信用組合から融資金を詐取していた道
知事名の有印公文書偽造・同行使、融資金詐欺事件で、NPO理事長を逮捕
○ 7月、福島町への企業誘致に関する条例制定に伴う助成金交付等をめぐる贈収賄事件で、
福島町長とコンピューターソフト製造販売会社役員の男を逮捕
⑥
重要窃盗犯に係る捜査の強化
被害の発生実態に基づく先制的捜査の推進により、重要窃盗犯(侵入窃盗、自動車盗、ひっ
たくり及びすり)の認知件数は 3,879 件(前年対比-203 件)と減少しましたが、検挙件数の
減少により、検挙率は 47.0%となり過去5年間の平均(58.4%)を下回りました。
今後は、被害の更なる防止と検挙の向上を図るため、発生実態の把握と分析による的確な先
制捜査を推進していくとともに、窃盗常習者対策や盗品捜査を強化していきます。
【主な取組及び施策】
○ 発生実態の把握と分析による
先制的捜査を実施
○ 窃盗常習者対策を推進
○ 盗品捜査を推進
重要窃盗犯認知件数等
(件・人)
6,000
5,000
60.4
5,096
49.3
5,029
61.2
4,654
63.3
4,177
3,039
2,514
2,847
70.0
57.8
4,082
4,000
3,000
(%)
3,879
2,644
2,359
2,000
1,000
577
608
60.0
47.0
553
482
421
50.0
40.0
30.0
1,824
440
0
20.0
10.0
0.0
22年
23年
認知件数
24年
検挙件数
25年
26年
検挙人員
27年
検挙率
17
活動重点
【主な検挙事例】
○ 5月、札幌市内において連続発生した会社事
務所対象の金庫破り・事務所荒し等事件で、窃
盗常習者の男を逮捕
○ 6月、札幌市内において連続発生した飲食店
等対象の出店荒し等事件で、住居不定の男を逮捕
○ 7月、札幌市内及びその近郊において連続発
生したタイヤ窃盗事件で、札幌市内の男ら2人
を逮捕
○ 11 月、全道広域にわたる組織的金庫破り等
事件で、暴力団幹部ら4人を逮捕
⑦
タイヤ窃盗事件で押収した被害品
悪質な生活経済事犯の取締りの強化
特定商取引等事犯やヤミ金融事犯等の
経済事犯の検挙件数は 332 件(前年対
比-4件)、廃棄物の不法投棄事犯や食
の安全に係る事犯等の環境事犯の検挙件
数は 299 件(前年対比-97 件)といず
れも減少しました。しかしながら、犯罪
に利用された口座を凍結するための金融
機関に対する情報提供 1,624 件、携帯電
話を解約するための携帯音声通信事業者
に対する契約者本人確認要求 547 件を
実施するなど、犯罪被害の発生を防止す
る対策を推進しました。
今後は、道民の生活や健康を脅かす事
犯の取締りを強化するととともに、その
被害の拡大防止や回復支援に向けた対策
を推進していきます。
(件・人)
経済事犯検挙件数等
500
464
428
400
359
405
382
343
352
336
282
300
321
332
310
200
100
0
22年
23年
24年
検挙件数
25年
26年
27年
検挙人員
環境事犯検挙件数等
(件・人)
500
454
412
396
385
400
331
306
340
320
423
354
299
323
300
200
100
【主な取組及び施策】
○ 道立消費生活センター等の北海道消
費者被害防止ネットワークとの連携に
より、「悪質商法・特殊詐欺撃退キャン
ペーン」を実施
18
0
22年
23年
検挙件数
24年
25年
26年
検挙人員
悪質商法・特殊詐欺撃退キャンペーン
27年
活動重点
【主な検挙事例】
○ 5月~9月、090金融(ヤミ金融)を営んでいた2グループ男女 10 人を貸金業法違反
(無登録営業)・出資法違反(超高金利受領)で逮捕
○ 6月、元本保証、高配当をうたい預り金を行っていた不動産会社社長ら2人を出資法違反
(預り金の禁止)で逮捕
○ 6月~11 月、無資格者によるアートメイクの施術で医師ら8人を医師法違反(無資格医
業)で逮捕・検挙
○ 10 月、豚肉の原産地偽装を行っていた食肉販売業者ら3人を不正競争防止法違反(誤認
惹起)で逮捕
○ 10 月、一般住宅の外構工事等に伴って生じたコンクリート殻を不法投棄した土木建設業
者ら3人を廃棄物処理法違反(投棄禁止)で逮捕
⑧
科学技術を活用した客観証拠の収集・確保
事件等に即した適正な現場鑑定活動
の推進により、DNA型鑑定実施事件
数は、963 件(前年対比-70 件)と
減少しましたが、過去5年間の平均
(1,037 件)と同水準を維持し、被疑
者の特定、犯行の立証等に活用しまし
た。
客観証拠による的確な立証を図り、
犯罪の高度化・複雑化に対応するた
め、今後も引き続き、科学技術を活用
した客観証拠の収集・確保に努めてい
きます。
DNA型鑑定実施事件数
(件)
1,400
1,263
1,200
1,000
972
920
1,033
997
963
800
600
400
200
0
22年
23年
24年
25年
26年
27年
鑑識競技会
【主な取組及び施策】
○ 実践的鑑識教養を実施
○ 鑑識担当者研修会と警察学校犯罪
鑑識専科を実施
○ 捜査用似顔絵技術講習会を開催
○ 鑑識競技会と鑑識技能検定を実施
19
活動重点
暴力団等犯罪組織の実態解明と情報分析に基づく戦略的な取締りや排
除活動を推進するとともに、組織の総合力を発揮した危険ドラッグ対策
を推進した結果、道内に所在する危険ドラッグ販売店全店を廃業に追い
込みましたが、暴力団構成員等の検挙人員は減少しました。
①
社会・経済の変化に対応した戦略的な暴力団の取締りと暴力団排除活動の推進
自治体を始めとする関係機関と連携した暴力団排除活動を推進したほか、暴力団組織の実態
解明と情報分析に基づいた戦略的な取締りを実施しましたが、暴力団構成員等の検挙人員は
947 人(前年対比-136 人)と減少しました。
今後は、暴力団組織の壊滅に向け、暴力団犯罪等に関する情報収集の強化を図るとともに、
社会・経済の変化に対応した戦略的な取締りと暴力団排除活動を推進していきます。
【主な取組及び施策】
○ 暴力団対策法に基づく行政命令を発出(中止命令
47 件、再発防止命令2件)
○ 市町村に対する働き掛けにより、道内 179 全市町
村における暴力団排除条例の制定を達成
○ 暴力団排除条例に基づく勧告を実施(暴力団への
利益供与等3件)
○ 7月、関係機関との合同により、「第 82 回民事
介入暴力対策帯広大会(全国大会)」を開催
○ 10 月、関係機関との合同により、「第1回北海
道暴力団追放道民大会」や「第 29 回札幌地区暴力
追放総決起集会」を開催
第 82 回民事介入暴力対策帯広大会
【主な検挙事例】
○ 6月、札幌市の金融業男性被害の強盗殺人・死体遺棄・死体損壊事件で、東京都内の男
ら2人を逮捕
暴力団構成員等検挙人員
(人)
1,400
(件)
80
1,200
60
1,000
800
790
822
761
874
400
40
34
280
344
0
22年
23年
256
24年
構成員
214
25年
準構成員等
49
42
29
27
20
186
209
26年
47
22
20
200
44
44
876
728
600
20
行政命令の発出件数等
72
72
27年
0
22年
23年
行政命令発出件数
24年
25年
26年
公共事業等からの暴力団排除件数
27年
活動重点
②
危険ドラッグに起因する事件・事故等の防止と乱用根絶のための諸対策の推進
警察本部に設置した危険ドラッグ総合対策推進本部を中心として、組織の総合力を発揮した
危険ドラッグ撲滅に向けた諸対策を推進した結果、道内に所在する危険ドラッグ販売店全店を
廃業に追い込みました。
今後も、危険ドラッグの撲滅に向け、有害性・危険性に関する広報啓発活動や乱用者等に対
する取締りを推進していきます。
【主な取組及び施策】
○ 「北海道危険ドラッグ総合対策推進本部」中心とした組織の総合力を発揮した危険ドラッ
グ撲滅諸対策を推進
○ 税関との合同捜査等により、指定薬物密輸入事犯 11 件 11 人を検挙
○ 危険ドラッグ対策担当者会議の開催により、危険ドラッグに係る情報共有を推進
○ 札幌市保健所との合同によるパネル展を実施
○ 税関、海上保安庁等との合同による若年層を重点とした広報啓発活動を実施
○ 札幌市薬剤師会主催「薬乱防止キャンペーン」への参加により、有害性・危険性に関する
広報啓発活動を実施
被疑者が販売していた危険ドラッグ
【主な検挙事例】
○ 5月、札幌市内の危険ドラッグ販売店舗
における指定薬物販売事件で、元経営者の
男ら2人を麻薬及び向精神薬取締法違反
(営利目的譲渡)・旧薬事法違反(業とし
ての販売)で逮捕
③
薬物密輸・密売組織の壊滅と薬物乱用者の徹底検挙
広範な情報収集活動の実施により取締りを推進しましたが、薬物事犯の検挙人員は 648 人
(前年対比-63 人)となり、過去5年間の平均(679 人)を下回りました。
覚醒剤等の薬物乱用者は後を絶たず、薬物密輸・密売組織の活動が依然として認められるこ
とから、今後も引き続き、これら組織の壊滅に向けた取締りと末端乱用者に対する取締りを強
化していきます。
【主な取組及び施策】
○ サイバーパトロール等によるインターネ
ット上の薬物関連違法情報の収集を強化
○ 税関、海上保安庁等の関係機関との定例
会議における情報交換を実施
○ 税関、海上保安庁との合同による船内検
査、合同捜査等を実施
○ 大学、専門学校、企業等に対する薬物乱
用防止講習会を開催
薬物事犯検挙人員等
(人)
800
11
(人)
306 10
342
600
300
314
383
294
7
400
8
6
369
306
200
351
342
370
22年
23年
暴力団
24年
4
2
1
0
8
6
6
368
12
0
25年
暴力団以外
26年
27年
営利目的
21
活動重点
【主な検挙事例】
○ 6月、八雲町立病院における麻薬施用事
件で、医師ら2人を麻薬及び向精神薬取締
法違反(施用)で逮捕
○ 6月、覚醒剤使用事件で、石狩市議会議
員を覚せい剤取締法違反(使用)で逮捕
○ 9月、札幌市内の大学敷地内における大
麻栽培事件で、札幌市内の男を大麻取締法
違反(栽培)で逮捕
○ 10 月、札幌市内を拠点とした組織的な覚
醒剤密売事件で、札幌市内の男ら4人を覚
せい剤取締法違反(営利目的譲渡)で逮捕
④
札幌市内の大学敷地内における大麻栽培事件の現場
銃器犯罪の取締りの強化
暴力団組織に重点を指向した取締りの推
進により、拳銃の押収丁数は8丁(前年対
比+4丁)、銃器犯罪の検挙人員は2人
(前年対比+1人)といずれも増加しまし
たが、過去5年間の平均(8.8 丁、6.4 人)
を下回りました。
暴力団が依然として拳銃を組織的に管理
し、その威力を背景に不法行為を敢行して
いることから、今後も引き続き、暴力団構
成員等からの銃器摘発に向けた取締りを強
化していきます。
【主な取組及び施策】
○ 拳銃110番報奨制度や遺品銃届出に
ついての広報活動を実施
○ 税関、海上保安庁と連携した水際対策
を強化
銃器犯罪検挙人員
(人)
12
10
4
8
6
2
5
4
7
7
2
4
2
22年
23年
24年
22
25年
暴力団
26年
27年
暴力団以外
拳銃押収丁数
(丁)
14
12
10
8
10
11
6
【主な検挙事例】
○ 10 月、共同住宅の壁面に向けて拳銃が
発射された事件で、暴力団幹部ら2人を
銃刀法違反(発射)・建造物損壊罪で逮
捕
1
0
0
1
1
0
7
7
4
4
4
2
3
2
0
22年
23年
3
0
24年
暴力団
25年
暴力団以外
1
0
26年
27年
活動重点
⑤
来日外国人犯罪対策の強化
関係機関と連携した対策を推進しましたが、来日外国人犯罪の検挙件数は 85 件(前年対比
-21 件)、検挙人員は 76 人(前年対比-20 人)といずれも減少し、過去5年間の平均(93.6
件、86.8 人)を下回りました。
今後は、来日外国人の更なる増加に伴う国際犯罪組織の浸透や犯罪の増加が懸念されること
から、関係機関との緊密な情報交換等を実施し、国際犯罪組織の実態解明や来日外国人犯罪の
取締りを強化していきます。
【主な取組及び施策】
○ 税関、海上保安庁等との実務担当者連絡会における情報共有を実施
○ 自動車の解体やコンテナ詰め等の作業を行うための施設に対する実態解明を推進
○ 事前旅客情報システム等の捜査支援システムを効果的に活用
【主な検挙事例】
○ 1月、旭川市の建設現場における不法
就労事件で、作業員として稼働していた
中国人6人を入管法違反(資格外活動・
不法残留)で、神奈川県の派遣会社役員
ら3人を入管法違反(不法就労助長)で
逮捕・検挙
〇 4月、白老町の水産加工場における不
法就労事件で、作業員として稼働してい
たタイ人8人を入管法違反(不法残留)
で、雇用主の韓国人ら2人を入管法違反
(不法就労助長)で逮捕・検挙
⑥
来日外国人犯罪検挙件数等
(件)
140
120
119
110
108
106
100
91
80
68 67
67 70
24年
25年
96
85
76
60
40
20
0
22年
23年
検挙件数
26年
27年
検挙人員
犯罪収益の移転の防止及び剝奪
マネー・ローンダリング事犯(組織的犯
罪処罰法及び麻薬特例法に規定する犯罪収
益等隠匿・収受罪等)の検挙件数は8件
(前年対比-1件)と僅かに減少しました
が、裁判官に対する起訴前の没収保全命令
の積極的な請求により、没収保全金額は約
1,649 万円(前年対比+約 592 万円)と増
加しました。
今後も、暴力団等犯罪組織を弱体化さ
せ、壊滅に追い込むため、検挙事件におけ
る犯罪収益の発見及び剥奪に向けた取組を
推進していきます。
(件)
マネー・ローンダリング事犯検挙件数及び没収保全金額
(千円)
14
12
40,000
37,597
10
8
36,325
12
35,000
9
30,000
9
8
7
7
25,000
20,000
16,491
6
15,000
10,163
4
10,000
10,566
2
5,000
3,140
0
0
22年
23年
24年
25年
マネー・ローンダリング事犯検挙件数
26年
27年
没収保全金額
23
活動重点
【主な取組及び施策】
○ 各部門の組織犯罪担当幹部で構成された情報官会議の開催により、犯罪収益に関する情報
共有を実施
【主な検挙事例】
○ 5月、090金融による貸金業法違反・出資法違反事件で、被疑者4人のうち1人に組織
的犯罪処罰法違反(犯罪収益等隠匿)を適用し、犯罪収益約 1,418 万円を没収保全
○ 7月、無登録金融業者による貸金業法違反・出資法違反事件で、被疑者に組織的犯罪処罰
法違反(犯罪収益等隠匿)を適用し、犯罪収益約 215 万円を没収保全
⑦
暴力団の排除等による風俗環境の浄化
風俗環境浄化のため、全道における違法風俗店等の取締りを強化し、風俗関係事犯 249 件
248 人を検挙しました。特に、薄野地区においては、客引き行為や無許可風俗営業の取締りを
強化し、暴力団関係者 25 人を検挙するなど、暴力団が関与する違法風俗店等を排除するとと
もに、積極的な行政処分(営業許可の取消等7件、指示処分 66 件)の執行により、悪質営業
所の排除と適正化に努めました。
無許可風俗営業や客引き行為等が依然として後を絶たないことから、今後も引き続き、悪質
な風俗関係事犯の取締りを推進するとともに、背後関係の追及による犯罪組織等の実態解明と
取締りを強化していきます。
【主な取組及び施策】
○ 札幌市、クリーン薄野推進協議会、ビルオーナー等と連携した薄野地区における防犯パレ
ードを実施
○ 札幌市消防局、札幌市等の関係機関と中央警察署との合同による薄野地区の店舗型性風俗
特殊営業店に対する立入りを実施
○ 警察本部と中央警察署との連携による薄野地区における客引きや違法駐車等の集中取締り
を実施
【主な検挙事例】
○ 1月、薄野地区においてぼった
くり社交飲食店を経営していた暴
力団関係者ら2人を風営適正化法
違反(無許可営業・名義貸し)で
逮捕
○ 2月、薄野地区において風俗営
業許可を得ずに店内に設備を設け
飲食店営業を営んでいた暴力団関
係者ら2人を風営適正化法違反
(無許可営業)で逮捕
薄野地区における風俗関係事犯検挙 件数等
(件・人)
300
246
250
200
200
152
150
100
97
124
134
117
100
82
51
29
50
166
156
143
48
64
25
0
22年
23年
検挙件数
24
244
24年
25年
検挙人員
26年
27年
暴力団検挙人員
活動重点
関係機関等との協働により、高齢者や自転車利用者を重点対象とした
街頭指導や交通安全活動を推進するとともに、悪質性・危険性の高い交
通違反を重点に指導取締りを実施した結果、人身交通事故発生件数と交
通事故負傷者数は 10 年連続で減少しましたが、交通事故死者数は 177
人となり、前年より8人増加しました。
①
高齢者交通事故防止対策の推進
高齢者(65 歳以上)に対する街頭指導や交通安全活動を推進しましたが、高齢者の交通事
故死者数は 96 人(前年対比+21 人)と増加し、全交通事故死者数に占める割合も 54.2%(前
年対比+9.8 ポイント)と増加しました。
今後は、関係機関・団体等と連携を図りながら、より一層きめ細やかな高齢者交通事故防止
対策を推進していきます。
【主な取組及び施策】
○ 道警交通事故防止キャラクターのポス
ターやチラシを活用した広報啓発活動を
実施
○ 北海道民生委員児童委員連盟との「高
齢者の安全対策に関する協定」の締結に
より、高齢者宅訪問活動等を実施
○ 地域交通安全活動推進委員による高齢
歩行者事故防止のための街頭指導を強化
○ 一定期間に複数回事故を起こした高齢
者に対する個別指導「SDS(シルバ
ー・ドライバーズ・サポート)プログラ
ム」を実施
○ 自動車学校に対する「高齢者重大事故
発生情報」の提供により、実践的な高齢
者講習を実施
○ 夜光反射材の普及のため、北海道交通
安全協会との連携により、「光って安
全!無事故3万人キャンペーン 2015」
を実施
○ 北海道交通安全協会との協働により、
「反射材フェア 2015」を開催
○ 講習予備検査に基づく高齢者講習を推
進(講習予備検査の受検者数6万 9,358 人、
高齢者講習の受講者数 11 万 5,332 人)
交通事故死者数
(人)
250
215
200
190
200
184
177
169
150
100
50
0
22年
(人)
23年
24年
25年
26年
27年
高齢者(65歳以上)の交通事故死者数及び免許保有者数
(人)
160
800,000
689,070
140
120
535,729
557,716
80
60
722,716
7
7
4
7
12
57
600,000
641,297
2
5
6
100
700,000
595,069
36
39
3
500,000
1
6
400,000
4
44
300,000
36
43
40
20
200,000
31
44
40
38
34
43
0
100,000
0
22年
23年
四輪乗車中
その他
24年
25年
歩行中
免許保有者数
26年
27年
自転車乗車中
25
活動重点
②
飲酒運転を始めとする悪質・危険運転者対策の推進
交通事故実態等の分析結果に基づき、悪質性・危険性の高い交通違反を重点とした指導取締
りを実施した結果、人身交通事故発生件数は1万 1,123 件(前年対比-1,151 件)、交通事故
負傷者数は1万 3,117 人(前年対比-1,454 人)となり、いずれも平成 18 年以降 10 年連続で
減少しました。
飲酒運転や一定の病気に起因する事故が重大な結果をもたらしていることを受け、今後も引
き続き、危険運転致死傷罪等の適用を視野に入れた厳正な捜査を徹底するなど、交通事故抑止
に資する指導取締りを強化していきます。
【主な取組及び施策】
○ 悪質性・危険性の高い交通違反(無免許、飲酒、速度、交差点、通行区分)28 万 2,318
件(前年対比-1万 2,788 件、全交通違反の 65.7%)を検挙
○ 飲酒運転に伴う車両提供罪5件、酒類提供罪1件、同乗罪 16 件、教唆1件を検挙
○ 無免許運転に伴う車両提供罪 15 件、同乗罪5件、教唆4件、ほう助3件を検挙
○ 道民の速度取締りに関する理解を深めるため、「速度取締指針」として各警察署の速度取
締り重点時間帯・路線を公表
○ 迅速な初動捜査体制の確立により、危険運転致死傷罪 19 件(前年対比+3件)を検挙し
たほか、死亡・重傷ひき逃げ事件の 76.9%(前年対比-2.2 ポイント)を検挙
○ 潜在性の高い交通特殊事件(保険金詐欺、無車検・無保険等)440 件(前年対比+5件)
を検挙
○ 適正な行政処分により、免許停止1万 3,124 件(前年対比-1,149 件)、免許取消 1,392
件(前年対比+217 件)を執行
○ 運転適性相談 4,016 件(前年対比+303 件)、臨時適性検査の受検通知 115 件(前年対比
+56 件)を実施
(件)
140
19,705
18,048
120
16,247
16,395
13,117
14,973
13,722
10,000
330,573
負傷者数
発生件数
282,318
27年
300,000
260,000
60
0
26年
287,507
240,000
40
0
25年
286,469
280,000
57
20
24年
320,000
295,106
80
11,123
12,274
5,000
23年
291,278
100
14,571
18,088
22年
(件)
340,000
20,000
15,000
悪質性・危険性の高い交通違反を原因とする死亡事故発生件数等
人身交通事故発生件数及び負傷者数
(件)
25,000
22,096
22年
40
23年
53
60
24年
59
25年
26年
55
27年
220,000
200,000
悪質性・危険性の高い交通違反を原因とする死亡事故発生件数
悪質・危険違反検挙件数
【主な検挙事例】
○ 5月、保険会社から交通事故による休業損害補償金として約 160 万円が詐取された保険金
詐欺事件で、被疑者を詐欺罪で逮捕
○ 6月、砂川市において、2台の自動車が高速走行で信号無視をして出会い頭事故を起こ
し、一家5人が死傷した交通事故で、運転手2人を危険運転致死傷罪の共謀事実で逮捕(全
国初の適用)、同乗者ら4人を同乗罪等で検挙
26
活動重点
○
7月、「暴走族等取締り作戦室」を開設し、石狩市新港の道路外敷地における暴走行為
で、ドリフト走行をした男を北海道暴走族の根絶に関する条例違反で検挙
○ 8月、岩内郡共和町において、自転車に乗車中の9人が負傷した交通事故で、てんかん発
作により正常な運転が困難な状態で運転した男を危険運転致傷罪で逮捕するとともに、運転
免許証更新時に病状を虚偽申告した事実で道路交通法違反(質問票の虚偽記載等)で追送致
(道内初の適用)
○ 12 月、故意の自動車事故により保険会社から対人賠償保険金等として約 336 万円が詐取
された保険金詐欺事件で、被疑者8人を詐欺罪で逮捕・検挙
砂川市における危険運転致死傷事件
③
岩内郡共和町における危険運転致傷事件
関係機関等との協働による交通安全活動の推進
「高齢者交通事故防止」、「飲酒運転の根絶」、「スピードダウン」などの7大セーフティ
キャンペーンを軸とした交通安全運動の推進方針に基づき、関係機関・団体等と協働して、道
民の交通安全意識の高揚を促進するための活動を実施しました。
今後も、関係機関・団体等と緊密な連携を図り、各種交通安全活動の活性化を図っていきます。
飲酒運転根絶キャンペーン
【主な取組及び施策】
○ 関係機関・団体等との連携によ
り、期別(春:5月、夏:7月、
秋:9月、冬:11 月)の交通安
全運動を実施
○ 「飲んだらのれん」をキャッチ
フレーズとした飲酒運転根絶キャ
ンペーンの推進により、歓楽街に
おける街頭啓発活動や飲食店訪問
活動、道内各地にチェーン店を展
開する飲食店と協働した広報啓発
活動を実施
街頭啓発活動
飲食店と協働した広報啓発活動
27
活動重点
速度抑制ポスター
○
速度抑制のため、「10 キロ落としてみませんか」をキャ
ッチフレーズとしたオリジナルCM動画とポスターを活用し
た広報活動を実施
○ 居眠り運転防止のため、道の駅、コンビニエンスストア等
から駐車場の利用提供を受け、休憩場所の拡大を図るなど、
長距離運転における休憩を呼び掛ける広報啓発活動を推進
○ 交通情報メール配信システム「北のひろめーる」を活用し
た交通事故発生状況や交通安全に関する情報発信を実施(発
信回数 883 回、登録配信先1万 6,660 か所)
○ 安全運転による交通事故防止を目的とした「チャレンジ・
セーフティラリー北海道 2015」を実施(16 万 2,754 人参加)
④
学校等と連携した自転車利用者を重点とした交通安全教育の推進
学校等と連携した参加・体験型の自転車教室の開催や自転車安全利用五則の呼びかけなど、
街頭啓発活動を推進した結果、自転車乗車中の交通事故死傷者数は 1,755 人(前年対比-101
人)と減少しました。
今後も、良好な自転車交通秩序の実現のため、自転車利用者を重点とした交通安全教育や街
頭指導を推進していきます。
【主な取組及び施策】
○ 自転車安全日(4~11 月の第1・第3
金曜日)に関係機関・団体と連携した街
頭啓発活動を実施
○ 自転車運転者の交通違反 215 件を検
挙、指導対象者にイエローカード1万
9,149 件を交付
○ 自転車運転者による交通の危険を防止
するための自転車運転者講習制度の周知
を図るため、ポスター、チラシ等を活用
した広報活動を実施
○ 自転車運転者講習制度の開始以降、一
定の危険な違反行為 52 件を検挙
○ 自転車交通安全教育用DVDを活用し
た交通安全教育を実施
○ 学校等と連携した「スケアード・スト
レイト(恐怖の直視)教育技法」による
自転車安全教室を開催(5回、3,375 人
参加)
○ 自転車利用者の無事故・無違反を目的
とした「サイクル・セーフティラリー」
を実施(118 校、5万 9,276 人参加)
28
自転車乗車中の交通事故死傷者数及び自転 車側の違反割 合
(人)
(%)
45.0
3,500
2,880
3,000
40.1
2,592
2,500
2,155
2,000
1,894
21.9
1,500
30.0
24.2 1,856
1,755
15.0
10.0
5.0
0
0.0
22年
23年
24年
死傷者数
25年
26年
27年
自転車側の違反割合
自転車利用者に対する交通指導取締状況
(件)
600
(件)
60,000
544
49,150
500
50,000
42,012
40,029
368
400
40,000
30,128
300
22,780 215
200
0
25.0
20.0
500
100
40.0
35.0
19.4
18.7
1,000
42.3
20,000
149
44
22年
19,149
93
23年
30,000
10,000
24年
検挙件数
25年
26年
イエローカード交付件数
27年
0
活動重点
「スケアード・ストレイト教育技法」による自転車安全教室
⑤
シートベルト全席着用等の徹底による被害軽減対策の推進
交通指導取締りや広報啓発活動の推進に
より、全国一斉シートベルト着用率調査の
結果では、一般道路における後部座席の着
用率は 44.3%(前年対比+3.0 ポイント)
と上昇しましたが、高速道路における後部
座席の着用率は 86.3%(前年対比-0.6 ポ
イント)と僅かに低下しました。
自動車乗車中の交通事故死者数に占める
シートベルト非着用者数の割合は 38.7%
(前年対比+3.2 ポイント)で、このうち
75.0%はシートベルトを着用していれば助
かっていた可能性が高いと考えられること
から、今後も引き続き、シートベルト全席
着用に向けた取組を推進していきます。
【主な取組及び施策】
○ 座席ベルト装着義務違反7万 830 件を
検挙
○ 女子サッカーチーム「リラ・コンサド
ーレ」によるシートベルト全席着用の啓
発スポット動画を活用した広報啓発活動
を実施
○ シートベルトコンビンサーを活用した
交通安全教室を開催(34 回、2,198 人参
加)
○ 妊婦を対象としたチャイルドシート講
習会を開催(34 回、871 人参加)
○ 「北のひろめーる」を活用したシート
ベルト着用に関する情報発信を実施
(人)
100
シートベルト非着用交通事故死者数 及びシ ートベルト着 用率 (%)
99.0
98.6
99.5
99.8
96.8
97.4
96.8
45
47
44
99.8
99.8
97.8
97.9
100.0
80
95.8
60
52
40
30
95.0
36
90.0
20
0
85.0
22年
23年
シートベルト非着用死者数
24年
25年
26年
着用率(一般道路)
27年
着用率(高速道路)
シートベルト全席着用の啓発スポット動画
シートベルトコンビンサー
29
活動重点
⑥
安全・円滑な道路交通環境の整備
道路管理者等と連携し、重大事故再発防止のための先行的対策や歩行者・自転車利用者の安
全通行を確保するための施策を推進したほか、交通実態の変化等に即した交通規制の見直しを
実施しました。
安全・円滑な道路交通環境の整備は、交通事故減少のための重要な取組であり、今後も道路
管理者等と連携した効果的な対策を推進していきます。
【主な取組及び施策】
○ 交通死亡事故等の重大事故が発生した場合に、道路管理者等と連携して発生現場の点検を
行い、道路交通環境が類似する危険箇所の改善を行う「二次点検プロセス」を推進
○ 歩行者等の安全な道路を確保するため、最高速度 30km/h の規制区域「ゾーン30」を整
備(33 か所)
○ 交通実態の変化等に即した交通規制の見直しのため、一般道の 414 区間(計約 892 キロ
メートル)の最高速度規制を点検し、75 区間において規制速度を引上げ
○ 信号機を適正に維持・管理するため、交通環境の変化を的確に見極め、交通量の減少等に
より利用頻度や必要性が低下しているとみられる信号機について撤去・移設を実施
○ 交通事故、道路の損壊・障害時における早期情報提供により、渋滞の緩和など交通の円滑
化を推進
○ 駐車禁止除外標章制度や警察署長の駐車許可制度の適正な運用を推進
「ゾーン30」の整備
30
活動重点
関係機関との合同による実践的な訓練を積極的に実施し、災害等への
危機管理対策を強化するとともに、官民連携によるテロ対策を目的に設
置した「テロ対策北海道パートナーシップ推進会議」において、全国警
察で初めてとなる「テロ未然防止宣言」を採択するなど、テロの未然防
止対策を推進しました。
①
管内の実態に即した大規模災害等への危機管理対策の強化
関係機関との合同防災訓練の実施と検証、災害危険箇所の再点検を継続し、大規模災害等発
生時の警備計画を随時見直すなど、危機管理体制の再構築に係る各種施策を推進しました。
今後も、関係機関との連携を一層深めるなど、危機管理対策の充実強化に努めていきます。
【主な取組及び施策】
○ 災害危険箇所の再点検や管内の実態把握の
徹底により、新たな災害危険箇所を把握
○ 災害警備計画が真に機能するものとなるよ
う、各種訓練の実施結果等を踏まえた見直し
を実施
○ 大規模災害等発生時における迅速・円滑な
災害応急対策を実施するため、第一管区海上
保安本部と相互協力に関する覚書を締結
○ 新千歳空港において実施された「航空機事
故消火救難訓練」への参加により、関係機関
との情報共有や共同対処要領を確認
○ 「DIG訓練」(災害図上訓練)や「ブラ
インド訓練」(参加者にシナリオを事前に示
さない訓練)など、工夫を凝らした訓練の実
施により、職員の対処能力を強化
○ 廃止した交番・駐在所の建物を倒壊家屋に
見立てて、より現場に近い実戦的な訓練を実
施
○ 消防、海上保安庁、自衛隊、開発局等の防
災関係機関や災害派遣医療チーム(DMA
T)との合同により、現場における連携要領
の確認を目的とした訓練を実施
第一管区海上保安本部との覚書の締結
災害警備訓練
31
活動重点
②
大規模災害等発生時における迅速・的確な初動措置
大規模災害等の発生に備え、指揮体制の迅速な確立と職員の対処能力の向上のため、実践的
な初動対処訓練を実施するなど、迅速・的確な即応態勢の確立に努めました。
今後も、有事における迅速な部隊派遣と真に機能する態勢の確立のため、関係機関との連携
を強化し、実動訓練など各種取組を推進していきます。
【主な取組及び施策】
○ 大規模災害等が発生した場合における指揮体制の迅速な確立を目的とした初動対処訓練
(災害警備本部設置、情報伝達、非常招集等)を実施
○ 自衛隊に治安出動が下令された場合における警察と自衛隊の連携要領の確認を目的とした
共同実動訓練を実施
○ 道や市町村との積極的な情報交換により、地域防災計画やハザードマップ等に警察の意見
が反映されるよう働き掛けを実施
○ 内閣官房・北海道等が共同主催する北海道国民保護実動訓練への参加により、緊急対処事
態等発生時における関係機関との連携要領を確認
自衛隊との共同実動訓練
③
北海道国民保護実動訓練
社会情勢に応じた警備諸対策の推進によるテロ等の未然防止
テロ対策北海道パートナーシップ推進会議
官民連携によるテロ対策を目的として構築し
た「テロ対策北海道パートナーシップ推進会
議」において、全国警察で初めてとなる「テロ
未然防止宣言」を採択し、北海道からテロリス
トを生ませない、テロを起こさせない気運の醸
成を図るなど、テロ等の未然防止対策を推進し
ました。
今後も、関係機関との連携を強化し、官民一
体となった日本型テロ対策を深化させ、テロ等
の未然防止を図っていきます。
32
活動重点
【主な取組及び施策】
○ 警察本部に設置した「テロ対策北海道パート
ナーシップ推進会議」において、全国警察で初
めてとなる「テロ未然防止宣言」を採択
○ テロ企図者が利用するおそれのある事業者
(旅館、インターネットカフェ等)に対し、管
理者対策を推進するとともに、旅券を提示しな
い不審客の来店を想定したロールプレイング型
訓練を実施
○ 爆弾テロの未然防止のため、薬局やホームセ
ンター等の爆発物の原料となり得る化学物質を
販売する事業者に対し、本人確認の徹底や不審
情報の通報を要請するとともに、不審客の来店
を想定したロールプレイング型訓練を実施
○ 化学薬品等を保管する教育機関等に対し、化
学薬品の保管管理の徹底や紛失時の通報を要請
○ 地下鉄サリン事件から 20 年の節目を捉え、
関係機関の連携強化と現場対処能力の向上を図
るため、地下鉄豊水すすきの駅において「テロ
対処合同訓練」を実施
○ 空港・港湾保安委員会など各種会合を通じた
関係機関との連携の強化により、水際対策を強
化
○ 道内主要海空港においてハイジャック・テロ
等の対処訓練を実施
○ 宮様スキー大会における三笠宮彬子、瑶子両
女王殿下のお成り警衛、統一地方選挙における
選挙応援に係る警護等において、事前対策と現
場措置の徹底により、安全確保の任務を完遂
○ サイバー攻撃に対する対処体制の強化を図る
ため、警察本部に「サイバー攻撃対策室」を
設置
○ 重要インフラ事業者等を対象として、サイバ
ー攻撃の未然防止・被害拡大防止に関する「情
報セキュリティーセミナー」を開催
テロ対処合同訓練
新千歳空港における爆発物対処訓練
情報セキュリティーセミナー
33