象牙の登録申請要領

象牙の登録申請要領
象牙の登録申請手続きについて
1.申請をおこなう前に
【申請書を作成する前に確認いただくこと】
1.象牙の真贋(本物かどうか)の確認
2.合法的に取得した象牙であることの確認
3.象牙の形状の確認
1-1.象牙の真贋(本物かどうか)を確認してください。
・ 登録申請することのできる象牙は本物のみです。
・ 偽物の象牙を登録した場合は、偽りその他不正の手段による登録として、種の保存
法第 58 条に基づき、一年以下の懲役又は百万円以下の罰金が課せられることがあり
ます。
・ 象牙の真贋(本物かどうか)は申請者が確認してください。
・ 真贋の鑑定は、象牙専門店や印章店、博物館などに相談してみてください。登録の
ために鑑定書を作成する必要はありません。
・ まだ登録していない象牙の場合、「象牙をあずかります」「象牙を送ってください」
と言われて応じると法律違反となります。預けた方、又は送付した方も、種の保存
法第 12 条第 1 項及び第 57 条の2違反として、五年以下の懲役若しくは五百万円以
下の罰金、又はその両方が課せられることがありますので、ご注意ください。
1-2.合法的に取得した象牙であることを確認してください。
・ 登録申請することのできる象牙は、絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存法(以
下、「種の保存法」という)で規制される日(アジアゾウ:昭和 55 年 11 月 4 日、アフリカ
ゾウ:平成2年1月 18 日)の前に国内で取得した、又は国内に輸入された象牙のみ
です。
・ その事実が確認できないものについては、登録ができませんが、事実を偽って登録
を行った場合には、種の保存法第 58 条に基づき、一年以下の懲役又は百万円以下の
罰金が課せられることがあるほか、登録を行わずに譲渡し等を行った場合には、種
の保存法第 12 条第 1 項及び第 57 条の2違反として、五年以下の懲役若しくは五百
万円以下の罰金、又はその両方が課せられることがありますので、ご注意ください。
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象牙の登録申請要領
1-3.象牙の形状を確認してください。
・ 登録申請することのできる象牙は、全形を保持しているもののみです。
・ 登録対象かどうか判断が難しい場合(例えば、観音様など大きな彫刻や透かし彫り
が施されている象牙など)は、登録の必要があるかどうかをまず確認する必要があ
ります。
・ 写真の撮影方法(象牙)を参照して写真を撮影し、写真のみを自然環境研究センタ
ーの担当者宛てにお送りください。必要に応じ環境省とも協議のうえ判断し、結果
をご連絡します。登録が必要な場合は、改めて申請書の作成にお進みください。
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象牙の登録申請要領
2.登録申請書及び必要書類について
ご用意いただく書類等は、下記の5種類です。
・ このうち、★印の2種類(2-1:登録申請書、2-3:登録申請する器官等(象牙)
の取得経緯の自己申告書)については、本申請する前にこちらで内容を事前確認させ
ていただきます。
・ 鉛筆で下書きしていただき、こちらへ Fax、もしくは、写し(コピー)を郵送してく
ださい。
・ お送りいただいた2種類の書類を事前確認したのち、こちらから電話いたします。
★2-1.登録申請書
・ 記入方法は「登録申請書の記入例の1ページ」を参照してください。
・ 全長と重量を測定して、記入してください。
・ 全長の測定方法は、「登録申請書の記入例の 2 ページ」を参照してください。
2-2.申請する象牙の写真
・ 「写真の撮影方法」を参照し、カラーで鮮明な写真を撮影してください。
★2-3.取得経緯の自己申告書
・ 申請書類の上の「記述すべきこと」を参考に記載をお願いします。
・ 必要事項の記述内容が非常に重要です。可能な限り詳細に記述をお願いします。
・ 書ききれなかった場合は、書類の裏面に続けて記述してください。
2-4.本人確認が出来る書類の写し
・ 自動車運転免許証、保険証、住民票等、公的機関が発行した申請者の本人確認ができ
る書類の写し(コピー)。
2-5.取得の経緯の裏付けとなる書類
・ 申請を行う「象牙」を日本に輸入した際の通関書類(公的機関発行書類)。
※この書類に関しては、まずは探してみてください。探してみてどうしても見つから
ない場合は、改めて連絡をお願いします。
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