2015 年首都圏中学入試状況 2016 年首都圏中学

2 016 中学入試結果分析資料集
首都圏中学入試結果分析
2016 SHUTOKEN CHUGAKU NYUSHI DATA BOOK
2015
2016 年首都圏中学入試状況
ポイント 1
2016 年中学入試の背景 ~受験生達は何を求めたのか?~
2020 年問題
年齢(3区分)別人口の将来推計(2010 ~ 60 年) 国立社会保障・人口問題研究所データより作成
150000
120000
90000
60000
30000
0
2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020
0 ~ 14 歳人口
15 ~ 64 歳人口
2025 2030 2035 2040 2045 2050 2055 2060
65 歳以上人口
折からの 2020 年問題(教育における 2020 年問題=情報、技術、知識が高度化し目まぐるしく変化する国際競
争社会において、日本が生き残るために大学を研究の場から社会人育成の場へと変え、新時代にふさわしい思考力・
判断力・表現力を問う新大学入試を導入する改革が実施され、それに伴い高校のカリキュラムも改革される。
)に
揺れる中、行われた 2016 年中学入試。1 月 10 日の埼玉県入試から始まり、約1ヶ月間に渡って 1 都 3 県に所在
する 300 校以上で入試が実施されました。そののべ回数は 1300 試験回を超え、またのべ出願者数は 290000 人
を超えています。全体の実質倍率は約 2 倍となっており、この事実は、2020 年の教育改革も影響しているでしょ
うが、それ以上に将来への危機感の現れから「間違いない最良の教育」を求めた結果ではないでしょうか。
これからの日本の人口は上のように推移していくという推計が国立社会保障・人口問題研究所より発表されて
います。少子高齢化は進行し、2050 年には人口が 1 億人を割ってくると予測されています。その時代に社会の第
一線で世界を相手に戦っているのは、間違いなく今受験期の生徒達の世代なのです。
人口知能(AI =artificial intelligence )など、様々な技術革新により、今ある仕事の 50%が、近い将来無くなっ
てしまうのではないかと言われています。1/28( 木 ) の日経新聞に『人工知能、囲碁でプロ破る グーグルが開発』
と報じられました。グーグルが開発した
「アルファ碁」
は、
コンピューターが自ら学習する
「ディープラーニング ( 深
層学習 )」の手法を採用し、しらみつぶしの計算ではなく、碁石の配置全体を見ながら人間のようにデータや経験
をもとに次の一手を決めるのだそうです。技術が人を上回る領域が拡大しているのです。
しかし、どんな厳しい時代を迎えようとも、それさえあれば、絶対に困難を乗り切れるもの、それが教育です。
「間違いない最良の教育」を求めて 2016 年受験生はそれぞれの目標に挑みました。
★① 1 月受験(イチガツジュケン ) =首都圏中学入試における埼玉県、千葉県及び寮のある地方校の首都圏入試(東京入試)のこと。★
ポイント 2
1月入試の状況
Data Book 2016 1 月入試
Data 01
2016 1 月入試出願者数上位校(試験)
Data 02
2016 1 月入試実受験率上位校(試験)- 男子
Data 03
2016 1 月入試実受験率上位校(試験)- 女子
Data 04
2016 1 月入試実質倍率上位校(試験)- 男子
Data 05
2016 1 月入試実質倍率上位校(試験)- 女子
※出願者数上位校の共学校は男女合わせた数値。
※実受験率上位校は出願者数が 200 名以上であること。共学校は出願者数、実受験者数が男女別の公表であること。
※実質倍率上位校は出願者数が 200 名以上、合格者が 10 名以上であること。共学校は実受験者数、合格発表数が男女別の公表であること。奨学生・特待といった試験は正規合格者以外に回し合格者を出す場合があります。
2 016 中学入試結果分析資料集
埼玉県の入試
出願者 5038 名を集めた栄東 A(1/10)入試当日の様子
2016 偏差値帯別志望者分布 - 埼玉県男子
2016 偏差値帯別志望者分布 - 埼玉県女子
12000
10000
2016 年
8000
2015 年
6000
4000
2000
0
SS60 以上
SS50 以上
SS40 以上
SS40 未満
8000
7000
6000
5000
4000
3000
2000
1000
0
2016 年
2015 年
SS60 以上
SS50 以上
SS40 以上
SS40 未満
2016 偏差値帯別志望分布について
2015 年実施の四谷大塚合不合判定テスト判定校について 12 月 80% 偏差値を用い、10 刻みの偏差値帯別に該当校の出願者数を集計したものです。
埼玉入試解禁初日である1月 10 日には、19 校の学校(公立中高一貫校の埼玉県立伊奈学園、さいたま市立浦和を含む)
で入試が行われ、11291 名の出願者を集めました。昨年 2015 年入試において出願者 5000 名を越えた栄東 A は、今年も出
願者男女計 5038 名を集めました。
栄東 A 男子は、出願昨年比 82.4%、出願一昨年比 95.9% と出願者自体は減少していますが、実質倍率は 2014 年 1.2 倍
→ 2015 年 1.2 倍→ 2016 年 1.3 倍と若干難化しています。A から中一日空いて実施された栄東東大Ⅰ男子は、出願昨年
比 97.2%、出願一昨年比 73.6% とこちらも出願者自体は減少していますが、実質倍率は 2014 年 2.2 倍→ 2015 年 2.7 倍
→ 2016 年 2.8 倍と難化しており、A との難度の差が鮮明になっています。
11 日に日程を変更した開智先端 A 男子は出願昨年比 173.7% と大きく出願者数を増やしています。
共学校女子については、埼玉県や千葉県の学校に別学が少ないことから難度に関して男低女高の傾向が強まっています。
栄東東大Ⅰの男子実質倍率が 2.8 倍に対し女子実質倍率が 3.6 倍、開智先端 A の男子実質倍率が 1.7 倍に対し女子実質倍率
が 1.9 倍で、特に難関クラス(コース)系の入試でその差が大きくなっています。
★②棄権(キケン ) =出願はしたが、実際には受験しなかった者。★
埼玉県の入試 主要校合格者分布(速報版)
※2/6 ~ 2/10 時点での合格者データで作成
栄東 A- 男子 1/10〈4 教科〉
栄東 A- 女子 1/10〈4 教科〉
栄東東大選抜Ⅰ - 男子 1/12〈4 教科〉
栄東東大選抜Ⅰ - 女子 1/12〈4 教科〉
開智 - 男子 1/10〈4 教科〉
開智 - 女子 1/10〈4 教科〉
開智先端 A- 男子 1/11〈4 教科〉
開智先端 A- 女子 1/11〈4 教科〉
城北埼玉 1/12〈4 教科〉
浦和明の星女子 1/14〈4 教科〉
立教新座 1/25〈4 教科〉
淑徳与野 1/13〈4 教科〉
★★主要校合格者分布(速報版)の見方★★
2016 年合格者分布
2015 年実施合不合判定テスト 3 回(9 月実施)~ 6 回(12 月実施)
②
の計 4 回の平均成績を用い、入試終了後に実施しました合否調査の結果
2016 年合格者の
ボリュームゾーン
①
と照合し、各校(試験)の合格者分布を表したグラフです。ボリューム
⑤
ゾーンを示す箱型グラフは上下 25%の人数(= 50%)の成績の幅を表
しています。上段黒が今年 2016 年入試、下段グレーが昨年 2015 年入試
を表しています。
※資料作成の関係上、2/10 時点までのデータで作成しています。
2015 年合格者のボリュームゾーン
④
2015 年合格者分布
30
偏差値→
40
50
① 2016 最高偏差値
2016
Max
2015
Max
77
④ 2015 最高偏差値
76
60
② 2016 最低偏差値
Min
64
Min
59
⑤ 2015 最低偏差値
70
80
③ 2016 平均偏差値
Ave
69.5
Ave
68.9
⑥ 2015 平均偏差値
2 016 中学入試結果分析資料集
千葉県の入試
出願者 2000 名を集めた渋谷教育学園幕張(1/22)入試当日の様子
2016 偏差値帯別志望者分布 - 千葉県男子
2016 偏差値帯別志望者分布 - 千葉県女子
6000
5000
5000
2016 年
4000
2015 年
3000
2016 年
2015 年
3000
2000
2000
1000
1000
0
4000
SS60 以上
SS50 以上
SS40 以上
SS40 未満
0
SS60 以上
SS50 以上
SS40 以上
SS40 未満
千葉入試解禁初日である1月 20 日には、14 校の学校(国立校の千葉大附属を含む)で入試が行われ、5092 名の出願者
を集めました。最も出願者を集めたのは市川(千葉県)で、出願者男女計 2698 名を集めています。
東葛飾が新規開校される千葉県の公立中高一貫校については、3 校合計(市立稲毛高附属、県立千葉、県立東葛飾高附属)
で 2625 名の出願者を集めています。県立中高一貫校同士の併願が不可能なため、県立千葉男子で出願昨年比 87.1%、出願
一昨年比 78.2%、県立千葉女子で出願昨年比 86.8%、出願一昨年比 78.1% と減少していますが、応募倍率が 10 倍前後と未
だ高倍率です。
市川男子は、出願昨年比 97.5%、出願一昨年比 99.4% と出願者自体はほぼ変わらずで、実質倍率も 2014 年 2.0 倍
→ 2015 年 2.0 倍→ 2016 年 2.0 倍と変化はありませんでした。東邦大東邦男子は、出願昨年比 91.1%、出願一昨年比
93.6% と減少しており、実質倍率も 2014 年 2.0 倍→ 2015 年 2.0 倍→ 2016 年 1.9 倍とやや緩和しています。
1 月最難関の渋谷幕張男子は、出願昨年比 106.1%、出願一昨年比 102.0% と増加しており、実質倍率は 2014 年 2.3 倍
→ 2015 年 2.2 倍→ 2016 年 2.3 倍で、とやや難化しています。市川女子は、出願昨年比 100.3%、出願一昨年比 101.6% と
増加し、
実質倍率も 2014 年 2.3 倍→ 2015 年 2.6 倍→ 2016 年 2.5 倍と昨年よりはやや緩和されましたが、
依然高倍率となっ
ています。
市川女子は、
出願昨年比 100.3%、
出願一昨年比 101.6% と増加し、
実質倍率も 2014 年 2.3 倍→ 2015 年 2.6 倍→ 2016 年 2.5
倍と昨年よりはやや緩和されましたが、依然高倍率となっています。東邦大東邦女子は、出願昨年比 102.0%、出願一昨年
比 97.2% と推移しており、実質倍率は 2014 年 2.3 倍→ 2015 年 2.1 倍→ 2016 年 2.0 倍と、若干緩和しています。
渋谷幕張女子は、出願昨年比 102.6%、出願一昨年比 110.2% と増加しており、実質倍率は 2014 年 3.1 倍→ 2015 年 2.9
倍→ 2016 年 2.8 倍とやや緩和されていますが、依然高倍率です。
2016 中学入試結果分析資料集
千葉県の入試 主要校合格者分布(速報版)
※2/10 時点での合格者データで作成
市川 - 男子 1/20〈4 教科〉
市川 - 女子 1/20〈4 教科〉
専修大松戸 - 男子 1/20〈4 教科〉
専修大松戸 - 女子 1/20〈4 教科〉
東邦大東邦 - 男子 1/21〈4 教科〉
東邦大東邦 - 女子 1/21〈4 教科〉
渋谷教育幕張 - 男子 1/22〈4 教科〉
渋谷教育幕張 - 女子 1/22〈4 教科〉
昭和秀英 2- 男子 1/22〈4 教科〉
昭和秀英 2- 女子 1/22〈4 教科〉
芝浦工大柏 - 男子 1/23〈4 教科〉
芝浦工大柏 - 女子 1/23〈4 教科〉
茨城県の入試 主要校合格者分布(速報版)
※2/10 時点での合格者データで作成
江戸川取手難関大 - 男子 1/17〈4 教科〉
江戸川取手難関大 - 女子 1/17〈4 教科〉
※江戸川取手は、
2016 年入試より
「難関大ジュニアコース」
「東大ジュニアコース」
「医科ジュニアコース」
の 3 コースでの募集となりました。
上に掲載したのは、スタンダードクラスとなる「難関大ジュニアコース」のものです。
2 016 中学入試結果分析資料集
ポイント 3
2月1日の入試状況
2016 年より 2 回入試となった鴎友学園女子(2/1)入試当日の様子
2016 偏差値帯別志望者分布 -2/1 男子
8000
7000
6000
5000
4000
3000
2000
1000
0
2016 偏差値帯別志望者分布 -2/1 女子
2016 年
2015 年
SS60 以上
SS50 以上
SS40 以上
SS40 未満
8000
7000
6000
5000
4000
3000
2000
1000
0
2016 年
2015 年
SS60 以上
SS50 以上
SS40 以上
SS40 未満
東京・神奈川入試解禁初日である 2 月 1 日には、1 都 3 県の 216 校の学校(国立校の埼玉大附属を含む)で入試が行われ、
約 40000 名の出願者を集めています。
最も出願者を集めたのは男子校の開成(東京都荒川区)で、1211 名を集め、2 位が麻布(東京都港区)で 908 名、3 位
が早稲田(東京都新宿区)で 759 名、
4 位が女子学院(東京都千代田区)で 695 名、
5 位が芝(東京都港区)で 655 名となっ
ています。この 5 校だけで合計 4000 名を超え、2 月 1 日出願者全体の 10%以上を占めています。
開成は、出願昨年比 99.1%、出願一昨年比 102.1% と出願者自体はほぼ変わらずで、実質倍率も 2014 年 2.8 倍→ 2015
年 3.0 倍→ 2016 年 2.9 倍となっており、昨年よりは緩和されましたが依然高倍率となっています。麻布は、出願昨年比
99.1%、出願一昨年比 103.8 で、実質倍率は 2014 年 2.2 倍→ 2015 年 2.3 倍→ 2016 年 2.3 倍で、昨年と同じ倍率となっ
ています。駒場東邦は、出願昨年比 91.5%、出願一昨年比 92.9% と減少しており、実質倍率も 2014 年 2.3 倍→ 2015 年 2.4
倍→ 2016 年 2.0 倍と緩和されましたが、チャレンジ層減少によるもので難度に変化はない模様です。
女子最難関校の桜蔭は、出願昨年比 82.1%、出願一昨年比 104.7% で、サンデーショックで、女子学院やフェリス女学院
などと併願が可能だった昨年からは減少しましたが、
一昨年よりは増加しています。実質倍率も 2014 年 1.9 倍→ 2015 年 2.3
倍→ 2016 年 2.0 倍と昨年よりは緩和されましたが、一昨年並の倍率となっています。
昨年 2 月 1 日が日曜日だったために 2 日に移動していた女子学院は、出願昨年比 71.6%、出願一昨年比 93.4 と大きく減
少しています。これはサンデーショックからの回帰で読みづらいということから保守的な志向の受験生が多い女子において
敬遠志向が強かったためですが、合格者が絞り込まれたために、実質倍率は 2014 年 2.5 倍→ 2015 年 2.6 倍→ 2016 年 2.5
倍と例年並の倍率でした。
★③結果偏差値(ケッカヘンサチ ) =その入試を受けた受験生の模試の成績から作成した偏差値。次年度の予想偏差値のもとになる。★
Data Book 2016 2/1 入試
Data 06
2016 2/1 入試出願者数上位校(試験)
Data 07
2016 2/1 入試実受験率上位校(試験)- 男子
Data 08
2016 2/1 入試実受験率上位校(試験)- 女子
Data 09
2016 2/1 入試実質倍率上位校(試験)- 男子
Data 10
2016 2/1 入試実質倍率上位校(試験)- 女子
※出願者数上位校の共学校は男女合わせた数値。
※実受験率上位校は出願者数が 200 名以上であること。共学校は出願者数、実受験者数が男女別の公表であること。
※実質倍率上位校は出願者数が 200 名以上、合格者が 10 名以上であること。共学校は実受験者数、合格発表数が男女別の公表であること。奨学生・特待といった試験は正規合格者以外に回し合格者を出す場合があります。
★④午後入試(ゴゴニュウシ ) =午後 3 時頃から行われる入試。午前中に他の学校を受けることも可能。★
2/1 入試 主要校合格者分布 - 男子(速報版)
※2/10 時点での合格者データで作成
麻布 〈4 教科〉
海城 〈4 教科〉
開成 〈4 教科〉
慶應普通部 〈4 教科〉
攻玉社 〈4 教科〉
駒場東邦 〈4 教科〉
サレジオ学院 〈4 教科〉
芝 〈4 教科〉
芝浦工業大 〈4 教科〉
渋谷教育渋谷 - 男子 〈4 教科〉
城北 〈4 教科〉
巣鴨 〈4 教科〉
逗子開成 〈4 教科〉
世田谷学園 - 男子 〈4 教科〉
2016 中学入試結果分析資料集
成城 〈4 教科〉
成城学園 - 男子 〈4 教科〉
成蹊 - 男子 〈4 教科〉
高輪 A 〈4 教科〉
桐朋 〈4 教科〉
中大横浜 - 男子 〈4 教科〉
中大附属 - 男子 〈4 教科〉
日本大学 - 男子 〈4 教科〉
日大第二 - 男子 〈4 教科〉
日大藤沢 - 男子 〈4 教科〉
広尾学園 - 男子 〈4 教科〉
法政大学 - 男子 〈4 教科〉
本郷 〈4 教科〉
武蔵 〈4 教科〉
★⑤実質倍率(ジッシツバイリツ ) =受験者 ÷ 合格者 ⇔ 応募倍率(オウボバイリツ )= 応募者(出願者)÷ 定員 ★
山手学院 - 男子 〈4 教科〉
明大中野八王子 - 男子 〈4 教科〉
早稲田 〈4 教科〉
早稲田実業 - 男子 〈4 教科〉
早大学院 〈4 教科〉
桜蔭(2/1)入試当日の様子
2/1 入試 主要校合格者分布 - 女子(速報版)
※2/10 時点での合格者データで作成
桜蔭 〈4 教科〉
鴎友学園女子 〈4 教科〉
大妻 〈4 教科〉
学習院女子 A 〈4 教科〉
吉祥女子 〈4 教科〉
共立女子 〈4 教科〉
渋谷教育渋谷 - 女子 〈4 教科〉
頌栄女子学院 〈4 教科〉
2016 中学入試結果分析資料集
女子学院 〈4 教科〉
成蹊 - 女子 〈4 教科〉
洗足学園 〈2 教科〉
中大横浜 - 女子 〈4 教科〉
中大附属 - 女子 〈4 教科〉
東洋英和女学院 〈4 教科〉
日本女子大附属 〈4 教科〉
日本大学 - 女子 〈4 教科〉
広尾学園 - 男子 〈4 教科〉
フェリス女学院 〈4 教科〉
雙葉 〈4 教科〉
明大中野八王子 - 女子 〈4 教科〉
横浜共立学園 〈4 教科〉
横浜雙葉 〈4 教科〉
立教女学院 〈4 教科〉
早稲田実業 - 女子 〈4 教科〉
★⑥出願者(シュツガンシャ ) =該当の試験に受験料を支払い願書を提出した者(=応募者)
。★
2/1 開成・桜蔭入試同日体験受験を実施
この 2 月 1 日の夕方に実際の開成中学校・桜蔭中学校の 2016 年入試問題を用いて、四谷大塚では現小学校
5 年生対象に「開成・桜蔭同日体験受験」を実施いたしました。超難関校の両校を目指す 2017 年受験生達が
1 年前倒しの入試に果敢にチャレンジしました。
開成入試同日体験受験
桜蔭入試同日体験受験
2016 中学入試結果分析資料集
ポイント 4
2月2日の入試状況
2016 年より新設された桐朋 2(2/2)入試当日の様子
2016 偏差値帯別志望者分布 -2/2 男子
2016 偏差値帯別志望者分布 -2/2 女子
8000
10000
8000
2016 年
2015 年
6000
2015 年
4000
4000
2000
2000
0
2016 年
6000
0
SS60 以上
SS50 以上
SS40 以上
SS40 未満
SS60 以上
SS50 以上
SS40 以上
SS40 未満
東京・神奈川入試解禁 2 日目となる 2 月 2 日には、1 都 3 県の 150 校の学校で入試が行われ、約 35000 名の出願者を
集めています。最も出願者を集めたのは女子校の豊島岡女子学園(東京都豊島区)で、1110 名を集め、2 位が本郷(東京
都豊島区)で 1007 名、3 位が共学化される法政第二(神奈川県川崎市)で男女計 932 名、4 位が渋谷教育渋谷(東京都
渋谷区)で男女計 868 名、5 位が吉祥女子(東京都武蔵野市)で男女計 840 名となっています。この日程からは現状主流
となっている即日発表の影響もあり、当日欠席者=棄権者が増えてまいります。男子 2 日最難関校の聖光学院は、出願昨
年比 95.4%、出願一昨年比 93.0% と出願者自体は減少しましたが、事前の動向からチャレンジ層の敬遠によるものが大き
く、実質倍率は 2014 年 3.1 倍→ 2015 年 3.0 倍→ 2016 年 2.9 倍となっており、昨年よりは緩和されましたが依然高倍率
となっています。女子 2 日最難関校の豊島岡女子学園は、出願昨年比 134.1%、出願一昨年比 98.0% と、女子学院やフェ
リス女学院と競合していた昨年 2015 年入試からは大きく増加しましたが、
一昨年 2014 年入試と比べると減少しています。
これは事前の動向からチャレンジ層の敬遠志向によるもので、実質倍率は 2014 年 2.6 倍→ 2015 年 3.0 倍→ 2016 年 2.5
倍となっており、上位生に絞り込まれた厳しい入試となりました。
渋谷教育学園渋谷 2 女子は、出願昨年比 134.3%、出願一昨年比 113.1% で、実質倍率は 2014 年 4.0 倍→ 2015 年 4.9 倍
→ 2016 年 4.6 倍で、4 倍を大きく超える高倍率となっています。
2 016 中学入試結果分析資料集
Data Book 2016 2/2 入試
Data 11
2016 2/2 入試出願者数上位校(試験)
Data12
2016 2/2 入試実受験率上位校(試験)- 男子
Data13
2016 2/2 入試実受験率上位校(試験)- 女子
Data 14
2016 2/2 入試実質倍率上位校(試験)- 男子
Data 15
2016 2/2 入試実質倍率上位校(試験)- 女子
※出願者数上位校の共学校は男女合わせた数値。
※実受験率上位校は出願者数が 200 名以上であること。共学校は出願者数、実受験者数が男女別の公表であること。
※実質倍率上位校は出願者数が 200 名以上、合格者が 10 名以上であること。共学校は実受験者数、合格発表数が男女別の公表であること。奨学生・特待といった試験は正規合格者以外に回し合格者を出す場合があります。
★⑦受験率(ジュケンリツ ) =受験者÷出願者 この数値が小さい程棄権率が高い(実際の受験者が少ない)
。★
2/2 入試 主要校合格者分布 - 男子(速報版)
※2/10 時点での合格者データで作成
青山学院 - 男子 〈4 教科〉
栄光学園 〈4 教科〉
学習院 〈4 教科〉
神奈川大附属 - 男子 〈4 教科〉
鎌倉学園 〈4 教科〉
慶應湘南藤沢 - 男子 〈4 教科〉
攻玉社 2 〈4 教科〉
芝浦工業大学 2 〈4 教科〉
渋谷教育渋谷 2- 男子 〈4 教科〉
城北 2 〈4 教科〉
巣鴨 2 〈4 教科〉
聖光学院 〈4 教科〉
世田谷学園 2 〈4 教科〉
高輪 B 〈4 教科〉
2 016 中学入試結果分析資料集
桐朋 2 〈4 教科〉
法政第二 - 男子 〈4 教科〉
本郷 2 〈4 教科〉
明大中野 〈4 教科〉
明大明治 - 男子 〈4 教科〉
立教池袋 〈4 教科〉
2/2 入試 主要校合格者分布 - 女子(速報版)
※2/10 時点での合格者データで作成
青山学院 - 女子 〈4 教科〉
大妻 2 〈4 教科〉
神奈川大附属 - 女子 〈4 教科〉
鎌倉女学院 〈4 教科〉
吉祥女子 2 〈4 教科〉
共立女子 B 〈4 教科〉
慶應湘南藤沢 - 女子 〈4 教科〉
恵泉女学園 〈4 教科〉
2016 中学入試結果分析資料集
渋谷教育渋谷 2- 女子 〈4 教科〉
湘南白百合学園 〈4 教科〉
白百合学園 〈4 教科〉
洗足学園 2 〈2 教科〉
豊島岡女子学園 2 〈4 教科〉
法政第二 〈4 教科〉
明大明治 - 女子 〈4 教科〉
桜蔭合格発表の様子(2/2)
2 016 中学入試結果分析資料集
ポイント 5
2月 3 日の入試状況
開成合格発表の様子(2/3)
2016 偏差値帯別志望者分布 -2/3 男子
2016 偏差値帯別志望者分布 -2/3 女子
10000
8000
2016 年
2015 年
6000
4000
2000
0
SS60 以上
SS50 以上
SS40 以上
SS40 未満
8000
7000
6000
5000
4000
3000
2000
1000
0
2016 年
2015 年
SS60 以上
SS50 以上
SS40 以上
SS40 未満
東京・神奈川入試解禁 3 日目となる 2 月 3 日には、1 都 3 県の 120 校の学校(国立校 10 校、公立中高一貫校 15 校含む)
で入試が行われ、約 43000 名の出願者を集めています。
最も出願者を集めたのは男子校の浅野(神奈川県横浜市)で、1814 名を集め、2 位が慶應中等部(東京都港区)で男女
計 1309 名、3 位が早稲田(東京都新宿区)で 1300 名、4 位が公立中高一貫校の横浜市立南高附属(神奈川県横浜市)で
男女計 1279 名、5 位が海城 2(東京都新宿区)で 1230 名となっています。
男子最難関校の筑波大駒場は、出願昨年比 106.6%、出願一昨年比 105.0% と増加しており、実質倍率は 2014 年 4.9 倍
→ 2015 年 4.9 倍→ 2016 年 5.0 倍となっており、5 倍を超える高倍率となっています。海城 2 は、出願昨年比 107.0%、出
願一昨年比 102.0% と増加し、早稲田 2 は、出願昨年比 97.5%、出願一昨年比 115.2% と昨年からは減少しましたが、一昨
年よりは増加しています。
共学校では、慶應中等部男子が、出願昨年比 111.1%、出願一昨年比 116.3% と増加しています。
女子 3 日最難関校の豊島岡女子学園 2 は、出願昨年比 99.0%、出願一昨年比 98.9% とやや減少しましたが、実質倍率は
2014 年 8.3 倍→ 2015 年 5.7 倍→ 2016 年 8.9 倍となっており、9 倍近い高倍率となっています。3 回入試から 2 回入試に
変更した鴎友学園女子 2 は、出願昨年比 110.0%、出願一昨年比 86.6% と昨年よりは増加し、一昨年よりは減少しましたが、
実質倍率は 2014 年 2.6 倍→ 2015 年 5.6 倍→ 2016 年 6.2 倍と、難度が上昇した模様です。
(比較は以前の 2 回= 2/2)
★⑧出願倍率(シュツガンバイリツ ) =出願者 ÷ 定員 (=応募倍率)★
Data Book 2016 2/3 入試
Data 16
2016 2/3 入試出願者数上位校(試験)
Data 17
2016 2/3 入試実受験率上位校(試験)- 男子
Data18
2016 2/3 入試実受験率上位校(試験)- 女子
Data 19
2016 2/3 入試実質倍率上位校(試験)- 男子
Data 20
2016 2/3 入試実質倍率上位校(試験)- 女子
※出願者数上位校の共学校は男女合わせた数値。
※実受験率上位校は出願者数が 200 名以上であること。共学校は出願者数、実受験者数が男女別の公表であること。
※実質倍率上位校は出願者数が 200 名以上、合格者が 10 名以上であること。共学校は実受験者数、合格発表数が男女別の公表であること。奨学生・特待といった試験は正規合格者以外に回し合格者を出す場合があります。
2 016 中学入試結果分析資料集
2/3 入試 主要校合格者分布 - 男子(速報版)
※2/10 時点での合格者データで作成
浅野 〈4 教科〉
海城 2 〈4 教科〉
学習院 2 〈4 教科〉
神奈川大附属 B- 男子 〈4 教科〉
暁星 〈4 教科〉
慶應中等部 - 男子 〈4 教科〉
小石川 - 男子 〈4 教科〉
逗子開成 2 〈4 教科〉
成城 2 〈4 教科〉
筑波大附属 - 男子 〈4 教科〉
筑波大附属駒場 〈4 教科〉
法政大学 2- 男子 〈4 教科〉
横浜市立南高附属 - 男子 〈4 教科〉
明大明治 2- 男子 〈4 教科〉
2016 中学入試結果分析資料集
明中八王子 2- 男子 〈4 教科〉
早稲田 2 〈4 教科〉
2/3 入試 主要校合格者分布 - 女子(速報版)
※2/10 時点での合格者データで作成
鴎友学園女子 2 〈4 教科〉
大妻 3 〈4 教科〉
お茶の水女子大附属 〈4 教科〉
学習院女子 B 〈4 教科〉
神奈川大附属 B- 女子 〈4 教科〉
慶應中等部 - 女子 〈4 教科〉
小石川 - 女子 〈4 教科〉
筑波大附属 - 女子 〈4 教科〉
東洋英和女学院 B 〈4 教科〉
豊島岡女子学園 2 〈4 教科〉
日本女子大附属 2 〈4 教科〉
横浜共立学園 B 〈2 教科〉
2 016 中学入試結果分析資料集
ポイント6
公立中高一貫校について 2016 年の公立中高一貫校に関して、最も出願者を集めたのは、横浜市立南高附属で男女計 1279 名、2 位は桜修館中等
教育学校で男女計 1074 名、3 位は三鷹中等教育学校で男女計 1061 名、4 位は相模原中等教育学校で男女計 1046 名、5
位は白鴎高附属で男女計 1033 名でした。2015 年の大学入試で 9 名の東大現役合格者を輩出した小石川中等教育学校は、
6 位で男女計 1019 名でした。東京・神奈川公立一貫 15 校の合計では、13387 名が出願しており、2 月 3 日総出願者数の
30% 以上を占めています。
2016 公立中高一貫校の入試状況 - 男子
桜修館中等教育学校
大泉高附属
小石川中等教育学校(一般)
立川国際中等教育学校(一般)
白鴎高附属(一般)
富士高附属
三鷹中等教育学校
南多摩中等教育学校
武蔵高附属
両国高附属
九段中等教育学校(区内)
九段中等教育学校(都内)
相模原中等教育学校
平塚中等教育学校
横浜市立南高附属
千葉県立千葉
千葉県立東葛飾
千葉市立稲毛
さいたま市立浦和
合格
伊奈学園
0
100
200
300
400
500
600
不合格
700
棄権
800
2016 公立中高一貫校の入試状況 - 女子
桜修館中等教育学校
大泉高附属
小石川中等教育学校(一般)
立川国際中等教育学校(一般)
白鴎高附属(一般)
富士高附属
三鷹中等教育学校
南多摩中等教育学校
武蔵高附属
両国高附属
九段中等教育学校(区内)
九段中等教育学校(都内)
相模原中等教育学校
平塚中等教育学校
横浜市立南高附属
千葉県立千葉
千葉県立東葛飾
千葉市立稲毛
さいたま市立浦和
合格
伊奈学園
0
100
200
300
400
500
600
不合格
700
棄権
800
2016 中学入試結果分析資料集
ポイント 7
2月 4 日以降の入試
2/1 入試のほとんどの試験が前日の 3 日までに発表が終わっている中実施される 4 日以降の試験については、学力や身
体面でのタフさ以上に精神面でのタフさが求められます。複数回入試の後の回は定員を絞る学校が多いので、実質倍率も
厳しくなります。様々な点で受験生に無理のない併願パターンが求められる日程となります。
Data Book 2016 2/4 以降の入試
Data 21
2016 2/4 以降の入試出願者数上位校(試験)
Data 22
2016 2/4 以降の入試実受験率上位校(試験)- 男子
Data 23
2016 2/4 以降の入試実受験率上位校(試験)- 女子
2 016 中学入試結果分析資料集
Data 24
2016 2/4 以降の入試実質倍率上位校(試験)- 男子
Data 25
2016 2/4 以降の入試実質倍率上位校(試験)- 女子
※出願者数上位校の共学校は男女合わせた数値。
※実受験率上位校は出願者数が 200 名以上であること。共学校は出願者数、実受験者数が男女別の公表であること。
※実質倍率上位校は出願者数が 200 名以上、合格者が 10 名以上であること。共学校は実受験者数、合格発表数が男女別の公表であること。奨学生・特待といった試験は正規合格者以外に回し合格者を出す場合があります。
2/4 以降の入試 主要校合格者分布(速報版)
※2/10 時点での合格者データで作成
芝 2- 男子 2/4〈4 教科〉
吉祥女子 3 2/4〈4 教科〉
聖光学院 2- 男子 2/4〈4 教科〉
豊島岡女子学園 3 2/4〈4 教科〉
本郷 3- 男子 2/5〈4 教科〉
洗足学園 3 2/5〈4 教科〉
★⑨スライド合格(スライドゴウカク ) =上位コースと普通コースがある学校で、上位コースには届かないが普通コースの基準に達していた場合に普通コース合格となること。★
ポイント8
午後入試の状況
2016 年入試においても、午後入試の重要性は高まっています。1 月に入試を行う埼玉県や千葉県の学校に通うことが困
難なエリアに居住する受験生にとっては併願パターンを構築する上で欠かせない試験となっています。
Data Book 2016 午後入試
Data26
2016 午後入試出願者数上位校(試験)
Data 27
2016 午後入試実受験率上位校(試験)- 男子
Data28
2016 午後入試実受験率上位校(試験)- 女子
2 016 中学入試結果分析資料集
Data29
2016 午後入試実質倍率上位校(試験)- 男子
Data 30
2016 午後入試実質倍率上位校(試験)- 女子
※出願者数上位校の共学校は男女合わせた数値。
※実受験率上位校は出願者数が 200 名以上であること。共学校は出願者数、実受験者数が男女別の公表であること。
※実質倍率上位校は出願者数が 200 名以上、合格者が 10 名以上であること。共学校は実受験者数、合格発表数が男女別の公表であること。奨学生・特待といった試験は正規合格者以外に回し合格者を出す場合があります。
午後入試 主要校合格者分布(速報版)
※ 2/10 時点での合格者データで作成
中央大学横浜 2- 男子 2/2 午後〈4 教科〉
中央大学横浜 2- 女子 2/2 午後〈4 教科〉
日本大学 B- 男子 2/2 午後〈2 教科〉
日本大学 B 女子 2/2 午後〈2 教科〉
2016 中学入試結果分析資料集
2016 年入試 Topic
ポイント9
学校改革・入試改革の流れ
2016 年入試においても、学校改革や入試改革の流れは続いており、最良の教育を求める受験生達によりよい
教育が提案されています。
学校改革という点では、
法政第二が共学化され、
男女募集となりました。進学校が主流だった神奈川県において、
中央大学横浜や青山学院横浜英和など先行して大学の附属化・系属化がなされた学校に続いて、女子にとっては
有力大学の附属校という選択肢が増え、神奈川方面の中学受験生における新たな潮流が出来上がったようです。
法政第二 出願者推移
法政第二 女子併願パターン(合不合 6 回より)
1
偏差値
1月前半
72
1月後半
2月1日
2月2日
2月3日
2月4日以降
渋谷教育幕張[4科]
70
慶應中等部[4科]
64
小石川一般[4科]
63
東邦大東邦前[4科]
明大明治2[4科]
62
57
栄東A[4科]
中央大附属横浜2[4科]
56
法政大学2[4科]
55
専修大松戸[4科]
54
法政大学[4科]
法政第二[4科]
中央大附属横浜[4科]
49
44
法政第二2[4科]
日本大学C[4科]
東京農大第三2[2科]
42
日大第二2[4科]
千葉日大第一[4科]
上に挙げましたのは合不合 6 回(12 月)で法政第二を第一志望にエントリーした受験生の併願パターンです。
有名大学の附属校で併願パターンが構築されている様子がわかります。
入試改革という点で、2016 年のトピックを挙げますと、男子においては、それまで 2 月 1 日の 1 回入試だっ
た桐朋が、2 月 2 日に 2 回目の入試を新設しました。女子においては、鴎友学園女子が、それまで 3 回行って
いた入試を 2 回に削減し、2 月 1 日と 3 日の 2 回入試となりました。
桐朋 出願者推移
桐朋は、定員を削減した 1 回こそ昨年の志望者より減少しましたが、新設の 2 回では 672 名の出願者を集め
ました。この出願者数は、2 日入試の 14 位にランクしています。
2 016 中学入試結果分析資料集
実質倍率は、1 回が 2014 年 1.6 倍→ 2015 年 1.9 倍→ 2016 年 2.9 倍となり、新設の 2 回の実質倍率は 2.5
倍でした。
鴎友学園女子 出願者推移
試験回数を削減した鴎友学園女子は、
1 回が 2014 年 2.0 倍→ 2015 年 2.0 倍→ 2016 年 1.7 倍、
2 回が 2014 年 2.6
倍→ 2015 年 5.6 倍→ 2016 年 6.2 倍となりました。
新校舎の建築など 教育環境の整備が進む
震災以後、首都圏の多くの学校で新校舎の建築ラッシュとなっています。また、日々の生活に関係する校舎
や教室だけではなく、その学校の教育理念を具現化するための象徴ともいうべき、施設や設備が作られています。
ぜひ、オープンキャンパスや文化祭などの機会に、その学校の理念に触れてみてください。
最新の学校行事に関する情報は四谷大塚ドットコムの「中学校イベントカレンダー」をご利用ください。
http://www.yotsuyaotsuka.com/event/
聖光学院のラムネホール
2016 中学入試結果分析資料集
ポイント10
私たちの願い ~独立自尊の社会・世界に貢献する人財に育って欲しい~
これから受験に向かわれる皆様へ
現在の中学受験は、ご父母の学校を見る目も厳しく、求めるものが具体的となっています。
「厳選された学校
選択」は続いています。そして、学校側の対応としては、受験生に選ばれる学校となるべく、学校改革を行い学
校の魅力を増したり、入試回数を増やす、即日発表を行う等、受験生の便宜を図る流れが進んできました。右の
表のように1都3県で行われる私立校入試(一般入試+
推薦入試 国立校・公立中高一貫校及び帰国入試・地方
■ 2016 年 首都圏複数回入試実施状況
校の首都圏入試を除く 2 次面接・実技等の学校は1回
でカウント)を行う 295 校のうち、入試を1回だけ行っ
ている学校(複数回入試を実施していない学校)は実数
で 26 校、割合で 8.8%しかありません。この他の学校で
は2回以上の複数回入試が行われているのです。4 回以
上の試験区分のある学校は 61.0%と全体の半数を大きく
超えており、昨年の 57.1%からさらに上昇しています。
また、右下には、首都圏日程別入試実施状況を掲載し
ました。1 月 10 日からの埼玉県入試を皮切りに首都圏
中学入試はスタートし、次いで 1 月 20 日からの千葉県
1回
2回
3回
4 回以上
入試が始まり、2 月 1 日からの東京都及び神奈川県の入
試へと続き、2 月 6 日から 7 日頃までの長期に渡る戦い
(都立中高一貫を組み入れた場合は 2 月 9 日の発表まで)
となっています。
※該当地域は1都3県(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)
※帰国生対象入試は除く
※集計対象は首都圏私立 295 校
※試験回数区分は各学校の入試要項掲載の区分に基づく
■ 2016 年 首都圏日程別入試実施状況
我々、四谷大塚は、今後も「教育を通じて日本を再興
する」を合言葉に「独立自尊の社会・世界に貢献する人
財を育成する」ために合不合判定テストなど、
様々なツー
ルを通して、受験生や受験生のご父母に、実証に基づい
た様々な情報を迅速に的確にお伝えしてまいります。
最後に、これから入試に向かわれる皆様にお願いした
いことがあります。中学受験を始めることになった出発
点をもう一度思い出していただきたいのです。将来の夢
の実現に向けて中学受験という選択をされたのではない
でしょうか。しかし、それは簡単に得られるものではあ
りません。それを可能とする原動力となるのは「憧れの
※該当地域は1都3県(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)
※帰国生対象入試は除く
※集計対象は首都圏 327 校(公立含む ・ 東京入試実施校含まず)
志望校」を持つことです。本日、お帰りになられたら、
「将来の夢の実現に向けての中間目標がこの中学受験で
あること」や「学習の原動力となる志望校」について等、必ずご家族全員で話し合ってください。そして、実
際に訪問してください。この首都圏には 300 を超える中学校があります。その中に必ず「成長できる環境」が
見つかるはずです。私たち四谷大塚は子ども達が中学受験を通して身につけた力を基礎として、心・知・体の
人間力を磨き上げ、独立自尊の社会・世界に貢献する人財として飛躍されることを心より願っております。