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Title
新しい肺動脈カテーテルを用いた血管内超音波法による連
続的心拍出量測定法の開発( はしがき )
Author(s)
赤松, 繁
Report No.
平成9年度-平成12年度年度科学研究費補助金 (基盤研究
(C)(2) 課題番号09557126) 研究成果報告書
Issue Date
2000
Type
研究報告書
Version
URL
http://repository.lib.gifu-u.ac.jp/handle/123456789/445
※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。
はしがき
心拍出量は,一般に肺動脈カテーテルを用いた熟希釈法で測定され,
心機能評価法として広く臨床で用いられている.Swa皿とGa皿Zらの功績に
よってSva皿-Ga皿ZCat血eterが開発されて25年以上を経たが,現在も冷水
注入による熟希釈法による測定が心拍出量滑走の主流である.しかし,
滑走された心拍出量の情は冷水注入時の瞬時の値であり,連続的にモニ
ターすることはできない.連続的心拍出量モニターは,手術室やICU
における重症患者管理において有用なモニター法として,新しい肺動脈
カテーテルなどを用いた多くの試みがなされている.近年,連続的熟希
釈法(ptllsed-thermodilutio皿teC血nique)によって連続的に心拍出豊潤定
が可能な肺動脈カテーテルが登場してきた.しかしながら測定される心
拍出量は数分前の測定の平均値でありリアルタイム性に問題があり,ま
た体温変化が著しい場合も謝定精度に問返が生じる.
心エコー図・ドプラ法では,肺動脈の断面積と肺動脈血流速波形の流
速時間積分値の積から心拍出量を求めることが可能であるが,これまで
は断面積,血流速度の測定精度に問返があらた.しかし,医用工学の進
歩および研究者の開発した以下の測定法によって超音波を用いた全く新
しい心拍出量測定法の開発が可能と考えられる.研究者は超音波ドプラ
法による心拍出量測定のため,超音波入射角に依存しない絶対流速測定
法を開発した.これは,血流速計漸において血流方向に対する超音波ビ
ームの入射角が測定誤差となる問題を克服する方法である.断面積測定
は,近年急激に発達し冠動脈さえ観察できるようになった血管内エコー
法を応用し機械走査素子回転型の細径ブロープを発振周波数と診断距離
を調整して用いることにより可能と考えられる.
今回の科学研究費,基盤研究(B)(2)による「新しい肺動脈カテ
ーテルを用いた血管内超音波法による連続的心拍出豊浦定法の開発」で
は以上のことに基づいて,超音波入射角度に依存しない絶対流速滑走法
を応用し,これを装着した新しい肺動脈ドプラカテーテルを試作し,肺
動脈断面積の測定には肺動脈カテーテル内からの血管内エコー図法によ
る滑走を試み,連続的心拍出量測定を行い,既存の測定法とは全く異な
る新しい連続的心拍出量モニタリングシステムの開発を行った.本研究
成果報告書は以上のことに基づいて,平成9年度から平成12年虔の4年
間にわたって行った研究成果である.
研究組織
研究代表者:
赤松
繁
研究分担者:
土肥修司
(岐阜大学医学部・教授)
上田重夫
(岐阜大学医学部附属病院・助手)
雀
(岐阜大学医学部附属病院・助手)
拓巳
(岐阜大学医学部附属病院・講師)
桧中敏行
(アロカ株式会社・技術部・部長)
近藤祐司
(アロカ株式会社・技術部・課長)
研究経費
平成9年度
之,800千円
平成10年度
2,000千円
平成11年度
1,800千円
平成12年度
1,400千円
計
8,000千円