ネットの長時間利用の危険性

保護者・教職員向け啓発資料(2月)
インターネットの長時間利用による危険性
とその対策について
インターネットには、ゲームやSNS、動画サイトなど、つい夢中になってしまうような楽しい
サービスがたくさんあります。気分転換にちょっとインターネットを使っていたら、気がつくと夜遅
くになっていた、なんてことは大人でもよくある話。子どもが毎晩遅くまでインターネットを使って
いて困っている、といった話もよく聞きます。
でも、長時間インターネットを利用していると、日々の生活に悪影響が及んでしまうこともありま
す。今回は、インターネットの長時間利用による危険性とその対策についてお話しします。
長時間利用による実生活への悪影響
勉強に部活に友達との遊びにと、日々忙しい毎日を送っている子どもたち。そんな子どもたちが長
時間インターネットを利用するということは、その分何かの時間が削られるということです。
特に削られることが多いのが、睡眠時間。最近では、スマートフォンを
持っている子どもたちが増え、夜間に自分の部屋でインターネットを利用し
ている子どもたちも多いかと思います。インターネット利用を止めてくれる
人がいない自分の部屋で、友達とメッセージのやりとりをしたり、動画を見
たりしているうちに、ついつい寝るのが遅くなってしまう。
でも、睡眠時間を削ることはとても危険です。そもそも健康にもよくない
ですし、授業中にぼうっとして集中できなくなるなど、学校生活にも影響が
出てしまいます。
そうしたことが積み重なって、授業にもついていけなくなり、学校へ行く
のが嫌になってしまう、そしてストレス発散のためにますますインターネッ
トにのめりこみ……そんなことになってしまうと、そこから抜け出すのは容
易ではありません。
適切なインターネット利用へ
インターネットの長時間利用を防ぐためには、まず、一日のうちインターネットに使える時間
がどれくらいあるか、子どもたち自身に振り返らせることが必要です。睡眠時間や勉強時間など、
生活に必要な時間を十分に確保したうえで、自由に使える時間はどれくらいか、子どもたち自身
が把握していれば、おのずとインターネットのやめ時も見つけることができます。
とはいえ、やめ時がわかっても、つい夢中になってやめられなくなる子ども
たちもいるかと思います。そこで、夜間の自分の部屋へのインターネット機器
の持ち込みは禁止しておいたほうがいいでしょう。夜間にはインターネット機
器はリビングにおいておき、調べ物などで必要な場合だけリビングで使う、と
いう風に決めておけば、子どもたちが睡眠時間を削ってインターネットを利用
することを防ぐことができます。
そして、一度、保護者の方もご自身のインターネット利用を見直してみてく
ださい。保護者の方が夜遅くまでインターネットをしていたり、いつもイン
ターネット機器を手放さなかったりしていると、子どもたちも言うことを聞い
てくれないでしょう。まずは、保護者の方が、適切なインターネット利用を心
がけ、子どもたちのいいお手本となることが大切です。
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