別紙1 施設整備にあたっての助成制度(提案型) (PDF形式

別紙1
施設整備にあたっての助成制度(平成28年4月現在)
区は、事業者が保育所施設を整備・運営する際の経済的負担を緩和するため、次に掲げる
補助金等により、保育施設の整備費用等の一部を補助します。
整備費補助(本体工事)
世田谷区保育所緊急整備事業補助金
2
※ 本補助金は、国の基準額にあわせ現在要綱の改正を予定しております。こちらの掲載
内容は平成 27 年度の制度となっておりますので、ご承知おきください。
整備費補助(内装改修)
世田谷区認可保育所設置促進・サービス向上支援事業補助金
4
賃料補助
世田谷区事業者提案による認可保育所設置に係る土地等賃料補助金
5
※ 平成28年度より、運営後の賃料補助は運営費に加算して行う予定です。
こちらの掲載内容は改正予定のものとなりますので、ご承知おきください。
貸付金
貸付金
7
1
整備費補助(本体工事)
1
世田谷区保育所緊急整備事業補助金
補助の対象事業者
社会福祉法人、日本赤十字社、公益社団法人、公益財団法人
※上記以外の実施主体による事業については、該当年度に東京都が「多様な主体による保育所緊急
整備事業補助要綱」を制定した場合、本補助金でも補助対象とするよう検討する予定です。
2
補助の対象経費
本体工事費/特殊附帯工事費/工事事務費又は設計料加算/保育所開設準備費
※次の経費は補助の対象となりません。
土地の買収、整地に関する費用/職員の宿舎に要する費用/外構工事に要する費用/世田区次
世代育成支援対策施設整備費補助金交付要綱に基づき補助金の交付を受けることができる費
用/その他、区長が整備費として適当と認めない費用
3
補助額
次の①(補助対象経費)と②(補助基準額)を比較し、いずれか少ない額に補助率を乗じた額の範
囲内の額を補助します。
補助率は、東京都待機児童解消区市町村支援事業補助要綱に定められる補助率引上要件における世田谷
区の充足状況に応じ、4分の3、8分の7、16分の15のいずれかが適用されます。
①補助対象経費
対象経費
詳
細
本体工事費
実支出額
特殊附帯工事費
実支出額
工事事務費
実支出額(上限:本体工事費の 2.6%)
保育所開設準備費
実支出額
②補助基準額
対象経費
詳
細
本体工事費
定員区分による基準額(※1)×3/2
特殊附帯工事費
定額 14,100 千円(※2)
設計料加算
(本体工事費+特殊附帯工事費)×5%
開設準備費加算
定員区分による基準額(※3)×増加定員×3/2
※1、※3 基準額
定員(人)
(単位:千円)
本体工事費
開設準備費
加算
※2 「特殊附帯工事」は、建物に固定し
て一体的に整備する資源有効活用整備
70
94,900
18
(水の循環・再利用の整備、生ごみ等処
71∼100
123,200
15
理の整備、ソーラーの整備、その他環境
101∼130
148,200
13
131∼160
171,500
12
161∼190
194,800
11
191∼220
216,500
11
221∼250
239,800
11
251∼
266,500
11
41∼
(平成 28 年度改正予定)
2
保全のための整備であって必要と認めら
れるもの)で、その整備にかかる工事費
又は工事請負費が対象となります。
算出例(定員 80 人・特殊附帯工事実施・補助率7/8の場合)
①補助対象経費より②補助基準額が少なかった場合
補助基準額
金額(千円)
123,200×3/2=184,800
本体工事費
特殊附帯工事費
設計料加算
14,100
(184,800+14,100)×5%= 9,945
開設準備費加算
15×80 人×3/2= 1,800
210,645
合
計
補助額
補助基準額 210,645 千円×7/8=184,314千円の範囲内の額
(千円未満の端数は事業者負担)
4
手続きと交付の時期(予定)
(平成29年4月開園の場合)
時期未確定
補助協議(協議に含まなかった工事は補助の対象になりません。)
協議の1∼2箇月後
補助内示
(補助内示後、実施設計契約締結可)
平成29年2∼3月
交付申請・交付決定・請求(請求期限 平成29年3月31日)
(請求後20日以内 補助金交付)
平成29年6月
実績報告
※ 補助協議は数ヶ月毎に国からの依頼により行いますが、年間の協議スケジュールについては、
平成28年3月現在、国からの提示はありません。
※ 補助内示前に締結した実施設計契約や工事契約は、補助対象外となります。
※ 分割払いを希望する場合、交付決定額の一部(原則3割分)を先にお支払いすることができ
ます。その場合は交付申請手続きを前倒しで行いますので、ご相談ください。
3
整備費補助(内装改修)
世田谷区認可保育所設置促進・サービス向上支援事業補助金
1
補助の対象事業
賃借する施設を用いた認可保育所を整備する事業
(世田谷区保育所緊急整備事業補助金の対象となる事業を除く。)
※ 事業者の主体は問いません。
2
補助の対象経費
工事費/準備費
※工事費:躯体工事費等を除き、設計料を含む内装工事費等に限る
※準備費:工事費の対象とならない備品類の購入費、職員研修の実施に要する費用等
※次の経費は補助の対象となりません。
土地の買収、整地に関する費用/職員の宿舎に要する費用/外構工事に要する費用/世田谷
区次世代育成支援対策施設整備費補助金交付要綱に基づき補助金の交付を受けることができ
る費用/その他、区長が整備費として適当と認めない費用
3
補助額
補助対象経費(工事費+準備費)と補助基準額(下表参照)を比較し、いずれか少ない額に補助率
を乗じた額の範囲内の額を補助します。
補助率は、東京都待機児童解消区市町村支援事業補助要綱に定められる補助率引上要件における世田谷
区の充足状況に応じ、4分の3、8分の7、16分の15のいずれかが適用されます。
定 員(人)
41∼ 70
71∼100
101∼130
131∼160
161∼190
191∼220
補助基準額(千円)
137,300
178,300
214,400
248,200
281,900
313,200
算出例(定員 80 人・補助率 7/8の場合)
補助対象経費: 80,000 千円(工事費 75,000 千円+準備費 5,000 千円)
補助基準額
:178,300 千円(上記参照)
補助対象経費の方が少ないため、補助対象経費により算出する。
補助額:80,000 千円×7/8= 70,000 千円の範囲内の額
(千円未満の端数は事業者負担)
4
手続きと交付の時期(予定)
(平成29年4月開園の場合)
平成28年8月
協議(協議に含まなかった工事は補助の対象になりません。
)
平成29年2∼3月
交付申請・交付決定・請求(請求期限 平成29年3月31日)
(請求後20日以内
平成29年6月
補助金交付)
実績報告
4
賃料補助(開園前)
世田谷区事業者提案による認可保育所設置に係る土地等賃料補助金
1
補助の対象事業
認可保育所整備・運営事業者募集要項(提案型)による整備・運営事業者として決定を受けた事業
者が、世田谷区内の民間の所有する土地又は建物(以下「土地等」という。)を賃借し、当該土地
等を用いて、保育所を整備する事業
(補助金に類する他の助成等の交付を受けている者による事業は除く)
2 補助の対象経費
開園日の属する月の前14箇月間における賃料
(保証金、敷金、礼金、共益費その他の賃料の性質を有しないものは除く)
※土地賃料の場合は、事業用適借地権設定契約後最初の3月までの賃料については一括で前払い
したものが対象となります。また、契約後最初の3月までの間に契約が解除された場合におい
ては未充当額を借地権者に返還することを、契約に定める必要があります。そのため、契約締
結前に区担当者の確認を受けてください。
※次の賃料等は補助対象となりません。
① 地域の水準に照らして適正な額を超える賃料等
② 整備・運営事業者とする旨の決定を受けた日より前の期間の賃料等
③ 開園日の属する月より15箇月以上前の期間の賃料等
④ 事業用定期借地権設定契約又は建物賃貸借契約の当事者が利益相反関係にある場合の当
該契約に基づき支払われる賃料等
⑤ 事業用定期借地権設定契約の有効期間が創設に係る保育所の施設の耐用年数(補助事業等
により取得し、又は効用の増加した財産の処分制限期間(平成20年厚生労働省告示第3
84号)に定める耐用年数をいう。)よりも短期間である場合の当該契約に基づき支払わ
れる賃料等
⑥ 建物賃貸借契約の有効期間が20年未満である場合の当該契約に基づき支払われる賃料等
⑦
3
その他、区長が補助対象経費とする賃料等として適当でないと認めたもの。
補助額
補助基準額と実際の賃料を比べていずれか少ない額とします。
補助基準額
定員×10㎡×14,000円(年額)
例)定員 80 名、賃料 1,250,000 円/月、
賃貸借契約日平成 28 年 8 月 1 日、開園予定平成 29 年度 4 月の場合
補助基準額:80 名×10 ㎡×14,000 円×8/12 か月=7,466,666 円(少数第一位以下切捨)
実際の賃料:1,250,000 円×8 か月=10,000,000 円
→実際の賃料より補助基準額が少ないため、7,466,666円 の補助
4
補助金の交付
補助金は、補助対象経費となる賃料のうち、原則として当該年度分に相当する賃料であって、当該年
度中に支払われた賃料に対し、交付します。
5
5 手続きと交付の時期 (予定)
(平成29年4月開園の場合)
平成28年10月
平成29年
協議
3月
交付申請・交付決定・請求(請求期限
(請求後20日以内 補助金交付)
平成29年 6月
実績報告
平成29年3月31日)
(参考)
賃料補助(開園後)
世田谷区保育所運営費助成金交付要綱(改正予定)による助成
1 補助の対象経費
開園後20年間の賃料
2 補助額
世田谷区事業者提案による認可保育所設置及び運営に係る土地等賃料補助金に準じた額とします。
補助基準額
定員×10㎡×14,000円(年額)
※ 開園13箇月目以降は定員に応じ以下の控除額を控除します。
定員区分
∼
控除額(年額)
59人
3,024,000円
60人∼ 89人
3,528,000円
90人∼119人
5,112,000円
120人∼149人
6,456,000円
150人∼179人
8,376,000円
180人∼
9,744,000円
<例 賃料年額15,000,000円
開園後12箇月目まで
定員80名の場合 >
補助対象外 3,800,000 円
補助基準額 11,200,000 円(80 名×10 ㎡×14,000 円)
補助額
(15,000,000 円−11,200,000 円)
11,200,000円
事業者負担 3,800,000 円
開園後13箇月目以降
補助基準額 11,200,000 円(80 名×10 ㎡×14,000 円)
控除額
3,528,000 円
補助額
7,672,000円
補助対象外 3,800,000 円
(15,000,000 円−11,200,000 円)
事業者負担 7,328,000 円
3 その他
⑴ 開園後13箇月目以後は、保育士等の職員配置について、処遇改善加算基礎分に係る加算率が
6%に満たない場合は、当該年度の賃料に対する補助金を支払いません。
⑵ 保育の安定性の面から運営開始後職員の異動は極力避け、特に整備・運営事業者決定時の施設長
候補者については、やむを得ない事情を除き開園後5年間異動は行わないでください。
6
貸付金
区は、「社会福祉法人に対する助成の手続に関する条例」等に基づき、必要に応じて保育施設の整
備費用の貸付を行います。ただし、新園舎に抵当権を設定するため、建物を借りて整備する場合は、
貸付を行うことができません。
1 根拠
⑴ 社会福祉法人に対する助成の手続に関する条例
社会福祉法人に対する助成の手続に関する条例施行規則
※世田谷区のホームページ(例規類集)で参照・ダウンロードすることができます。
2
貸付対象事業者
社会福祉法人
3
概要
貸付限度額 2億円
⑵ 貸付期間
据置1年間を含め以下の定める期間
貸付金額
2,000,000 円以内
2,000,000 円を超え、5,000,000 円以内
5,000,000 円を超え、10,000,000 円以内
10,000,000 円を超えるもの
貸付期間
6 年以内
11 年以内
16 年以内
21 年以内
⑶
⑷
⑸
⑹
⑺
貸付利率
貸付期日
償還方法
契約書
連帯保証人
1.8%
平成29年3月(予定)
年賦均等償還 ※繰上償還可
金銭消費貸借契約書
1名以上必要
※他の貸付金の保証人となっていないこと等の諸条件があります。
また、連帯保証人名義の所有財産証明書を添付していただきます。
⑻
⑼
担保
返済方法
新園舎に抵当権と質権を設定します。
区から送付される納入通知書でお支払いいただきます。
4
その他
⑴ 貸付を希望する場合は、10月下旬までに協議書を区へ提出していただきます。実際に貸付を
行うのは、3月以降になります。
⑵ 法人への貸付金額は、法人の資金計画及び区予算の状況に応じて決定します。
⑶ 区は、貸付担保として新園舎に抵当権を設定します。抵当権設定契約証書を取り交し、登記後
に登記事項証明書を提出していただきます。
⑷ 火災や地震等で抵当権の担保が取れない場合に備え、区は、法人が加入している保険に質権を
設定します。
⑸ 法人が福祉医療機構の貸付を受ける場合、区は抵当権・質権ともに順位を2位で設定します。
⑹ 福祉医療機構から貸付を受ける場合は、以下の点に注意してください。
・福祉医療機構が法人からの貸付申請を受理したとする受理票の交付後に工事施工業者との契約
を行い、着工となります。また、貸付申込時に区からの意見書が必要です。竣工が遅れること
がないように、日程をよく検討してください。
・利子を補填する制度があります。制度の利用を希望される場合は、東京都福祉保健財団へ直接
お問い合わせください。
7