6. 付録 6. 付録 6.1. 略語集 ACR: Acute-Chronic Ratio(急性慢性毒性比) CA: Concentration Additive(濃度加算) CCC: Criterion Chronic Concentration(慢性濃度基準) CMC: Criterion Maximum Concentration(最大濃度基準) CWA: Clean Water Act(水質浄化法) EC50: 50% Effective Concentration(半数影響濃度) EPAF: Expected Potentially Affected Fraction(期待影響割合) EQS: Environmental Quality Standards(環境基準) ERLs: Environmental Risk Limits(環境リスク限度) FAV: Final Acute Value (最終急性値) FCV: Final Chronic Value (最終慢性値) FIFRA: The Federal Insecticide, Fungicide, and Rodenticide Act(連邦殺虫剤殺菌剤殺 鼠剤法) GLP: Good Laboratory Practice(優良試験所規範) GMAV: Genus Mean Acute Value (属平均急性値) HC5: 5% Hazard Concentration(5%影響濃度) HC50: 50% Hazard Concentration(50%影響濃度) HQ: Hazard Quotient(ハザード比) IA: Independent Action(独立影響) ICE: Interspecies Correlation Estimates(種間相関推定) ln Mean: Logarithmic Mean(対数平均値) ln SD: Logarithmic Standard Deviation(対数標準偏差) LOEC: Lowest Observed Effect Concentration(統計学的最小影響濃度) MoA: Mode of Action(作用機作) MPC: Maximum Permissible Concentration(最大許容濃度) 【技術マニュアル】農薬の生態リスク評価のための種の感受性分布解析 85 6. 付録 msPAF: Multi-Substance Potentially Affected Fraction(複数農薬によって影響を受ける 種の割合) NC: Negligible Concentration(無視できる濃度) NOEC: No Observed Effect Concentration(統計学的無影響濃度) PAF: Potentially Affected Fraction(影響を受ける種の割合) PEC: Predicted Environmental Concentration(予測環境中濃度) PNEC: Predicted No Effect Concentration(予測無影響濃度) QSAR: Quantitative Structure-Activity Relationship(定量的構造活性相関) SRC: Serious Risk Concentration(深刻なリスク濃度) SSD: Species Sensitivity Distribution(種の感受性分布) TTC: Threshold of toxicological concern(毒性学的懸念の閾値) TU: Toxic Unit(毒性単位) TVs: Trigger Values(基準値) UF: Uncertainty Factor(不確実性係数) WFD: Water Framework Directive(水質枠組み指令) 86 【技術マニュアル】農薬の生態リスク評価のための種の感受性分布解析 6. 付録 6.2. SSD と生態リスクの計算ファイル ソフトウェア Microsoft Excel を用いて SSD の計算や生態リスク評価ができるファイルを 作成した。動作は Windows 版 Excel2010 でのみ確認済みである。SSD 計算用の Excel ファイル「SSDcalc.xlsx」を本技術マニュアルの Web サイトからダウンロードできる。計 算方法はすべてファイル内に記載されているので、それに従って毒性データを入力して SSD パラメータを求めたり、SSD と濃度から PAF を計算したり、農薬濃度の分布パラメ ータから EPAF を求めたりすることができる。なお、マクロは使用していない。 手持ちの毒性データから SSD を解析する場合は「SSD」のシートを使用する。農薬の濃 度から影響を受ける種の割合を計算する場合は「PAF」のシートを使用する。農薬の濃度 の確率分布から EPAF を計算する場合は「EPAF」のシートを使用する。改変する必要の無 い箇所はシートを保護しているため改変できないようになっている。また、手持ちの毒性 データから SSD を解析する場合は Excel のソルバー機能を使用するため、このアドインを 事前に追加する必要がある(詳しくは Microsoft 社のウェブサイトを参照)。「PAF」と 「EPAF」のシートでは、SSD のパラメータは表 4~表 6 に記載されている値がすでに入力 されているため、農薬名を選択するだけで自動的に入力される。これに無い農薬の解析を する場合には手動で入力する必要がある。 【技術マニュアル】農薬の生態リスク評価のための種の感受性分布解析 87 6. 付録 本技術資料は、環境省環境研究総合推進費「適切なリスク管理対策の選択を可能にする農 薬の定量的リスク評価法の開発(C-1102)」(平成 23~25 年度)と、環境省委託事業「農 薬水域生態リスクの新たな評価手法開発事業」(平成 23~27 年度)の成果の一部をまとめ たものです。ただし、本マニュアルの内容は環境省の取りまとめ又は見解ではなく、国立 研究開発法人農業環境技術研究所・化学物質環境動態・影響評価リサーチプロジェクトの 責任において取りまとめたものです。 プロジェクトリーダー:江口定夫(国立研究開発法人農業環境技術研究所・物質循環研究 領域) 研究担当:永井孝志・横山淳史(国立研究開発法人農業環境技術研究所・有機化学物質研 究領域)・稲生圭哉(国立研究開発法人農業環境技術研究所・農業環境インベントリ ーセンター) 技術マニュアル執筆:永井孝志(国立研究開発法人農業環境技術研究所・有機化学物質研 究領域) 【技術資料】農薬の生態リスク評価のための種の感受性分布解析 Ver. 1.0(2016 年 3 月) 編集・発行:国立研究開発法人農業環境技術研究所 化学物質環境動態・影響評価リサーチプロジェクト 問い合わせ先:永井孝志 Tel: 029-838-8148(代表) E-mail: [email protected] http://www.niaes.affrc.go.jp/index.html 88 【技術マニュアル】農薬の生態リスク評価のための種の感受性分布解析
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