群馬県パーソントリップ調査交通量推計業務 特記仕様書 第1条(適用範囲) この仕様書は、群馬県(以下「甲」という。)が実施する「群馬県パーソントリップ調査 交通量推計業務」に適用する。 第2条(目的) 本業務は、平成27年度に群馬県南部(群馬県内21市町村及び栃木県足利市)で実施 した群馬県パーソントリップ調査の実態調査結果及び、平成28年5月に群馬県北部(1 4市町村)で予定されている「人の動き」実態調査の結果を踏まえ、総合都市交通マスタ ープラン策定(平成29年度予定)のための交通量推計モデルの構築及び将来交通量推計 を行うものである。 第3条(遵守事項) 本業務遂行にあたっては、本特記仕様書によるほか、本仕様書に明記なき事項、疑義等 の生じた場合には、その都度、発注者と協議するものとする。 本業務の実施にあたり、知り得た情報等の取り扱いには充分注意し、発注者の許可無く して他に引用、公表してはならない。 第4条(業務の主な内容) (1)交通量推計モデルの構築及び将来交通量推計 Ⅰ交通サービス水準(現況 LOS)データの作成 ・モデル推計に必要となるゾーン間の手段別所要時間、費用を整理する。 ・なお、自動車の交通サービス水準の作成にあたっては、群馬県が保有する H17 道 路交通センサスに基づくネットワークデータ(H17 現況及び H42 将来フルネット モデル推計)を活用することを想定している。 Ⅱ人口フレームの設定(中長期将来人口推計) ・モデル推計に必要となる将来の夜間人口分布、従業人口分布等の設定を行う。 ・人口フレームは、2025 年(10 年後)、2035 年(20 年後)、2055 年(40 年後)の 3 時点を想定しており、時点毎に総合都市交通マスタープラン策定業務で検討され ている政策を踏まえたケースと趨勢ケースの 2 種類を設定することを想定してい る。(合計 6 ケース) ・なお、趨勢ケースの人口フレームは、第 15 次群馬県総合計画で推計されている将 来人口をベースに設定を行う。 Ⅲモデル構築(パラメータ推定) モデル構築は群馬県南部を対象とした南部推計モデルと、群馬県南部に群馬県北 部を加えた全域を対象とした全域推計モデルの 2 つの推計モデルを構築する。 【南部推計モデル】 ・群馬県南部の実態調査結果に基づき、四段階推計法を行うための生成モデル、発 生・集中モデル、分布モデル、機関分担モデルを構築し、配分手法を設定する。 ・機関分担モデルの構築にあたっては、各種交通施策要因や交通サービス条件を詳 細に分析できるものを検討する。 ・自動車について、路線別交通量を推計するためのモデルを構築する。 【全域推計モデル】 ・群馬県北部の「人の動き」実態調査の結果が取りまとまった段階で、群馬県南部 及び群馬県北部の全域の実態調査結果に基づき南部推計モデルを補正したうえ で、全域推計モデルを構築する。 Ⅳ将来交通量の予測 ・群馬県南部における将来推計結果を早期に示す必要があることから、南部地域にお いては、暫定将来推計と将来推計の 2 ステップを段階的に実施し、各ステップご とに推計結果をとりまとめることを想定している。 ・時点毎に総合都市交通マスタープラン策定業務で検討されている政策を踏まえた ケースと趨勢ケースの 2 種類を設定することを想定している。(合計 6 ケース) 【南部将来推計】 ○南部暫定将来推計(第 1 ステップ) ・Ⅱで設定した将来人口フレーム(20 年後)をもとに、群馬県南部のPTマスター データの拡大係数の与え方を変更することで、将来(趨勢型)の分布交通量を推 計する。(拡大係数付与方式) ・分担交通量(VTOD を含む)は、現況の地域別の分担率や平均乗車人員を用いるこ とで推計する。 ○南部将来推計(第 2 ステップ) ・Ⅲで構築されたモデルに基づき、群馬県南部における将来交通量を推計する。 【全域将来推計】 ○全域将来推計(第 3 ステップ) ・群馬県北部の「人の動き」実態調査に基づき補正された推計モデル(全域推計モ デ ル)から、群馬県南部及び群馬県北部の全域を対象とした将来交通量を推計す る。 (2)報告書作成 本業務の成果を報告書にとりまとめる。 第5条(成果品) ・報告書 A4版:5部 ・電子データ CD-R又はDVD:5部 ・その他監督員と協議し、必要となったもの 一式 なお、本業務は「ぐんま電子納品システム」対象外とする。 第6条(履行期限) 本業務の履行期限は契約の翌日より平成29年3月24日(金)までとする。 第7条(その他) ・本業務にあたり、必要と思われる資料については別途貸与する。
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