茨城県への移住促進に関する連携協定締結について

ニュースリリース
平成 28年
3月 25日
茨城県への移住促進に関する連携協定締結について
株式会社常陽銀行(頭取
寺門 一義)は、このたび、茨城県(知事
住みかえ支援機構(代表理事
橋本 昌)および一般社団法人移住・
大垣 尚司)(以下、「JTI」という)と、茨城県への移住促進に関する
連携協定を締結しますので、下記のとおりお知らせします。
記
1.取り組みの趣旨
当行と茨城県、JTIの三者は、茨城県への移住促進に関して相互に連携を強化し、東京圏に一極集中
する人の流れを二地域居住や移住を通じて地方に向かわせ、地方創生を実現するために、「茨城県への移住
促進に関する連携協定」を締結します。
2.連携協定の内容
(1)三者連携のイメージ
平成 28 年 4 月 1 日、当行、茨城県、JTIは三者連携による新規施策をスタートさせ ます。
官民連携によるこうした取り組みは全国で“初“ です。
●「いばらきふるさと県民登録制度」
●「いばらき発残価保証型居住プラン『ゆとりライフ』」
・茨城県は「いばらきふるさと
県民登録制度」を創設、『ゆと
・茨城県は「いばらきふるさと
りライフ』を特典として付与。
県民登録制度」を通じて将来
・当行は『ゆとりライフ』と共
の移住・二地域居住を喚起。
に同制度をPR。
・JTIは家賃保証制度により
移住等の推進
新たなライフスタイルの提案
・JTIの家賃保証(最大 50 年間)を組み込んだ移
住促進のための全国初の住宅ローン新商品『ゆと
りライフ』を開発。
移住を促進。
(2)
「いばらきふるさと県民登録制度」の創設について(茨城県)
【制度の概略】
・茨城県・42市町村・民間団体等からなる「いばらき移住・ニ地域居住推進協議会」
を母体として、
「いばらきふるさと県民登録制度」を創設します。
・東京圏等に居住する方に、繰り返し茨城県を訪れてもらい、
「ふるさと」として、
いばらきに愛着を持ってもらうことで、将来的にニ地域居住や移住の推進を目指
します。
・本制度に登録いただいた方には、
「いばらきふるさと県民パスポート」を交付し、
交流・ニ地域居住・移住の基盤としていきます。
・取組みの一環として、移住のネックとなる住宅ローンへの不安解消にまで踏み込む
全国初の仕組みとして、今後、多くの方々に活用いただくことを期待しています。
・なお、
「いばらきふるさと県民登録制度」の取組みは、地方創生の先駆的事例として
評価されています。
(地方創生加速化交付金採択事業)
対象者
いばらき移住・二地域居住推進協議会
県
市町村
パスポート交付
季刊誌(いばらき情報)送付
移住体験ツアー案内
都内相談窓口
県・常陽銀行
移住に関する相談
民間団体
パスポート提示(優待・特典)
移住体験ツアーへの参加
協賛・協力
民間企業・団体等
ホテル・レストラン・茨城マルシェ
レンタカー・ガソリンスタンド
いばらきにまた行きたい!
「ふるさと」にしたい!
二地域居住や移住の
きっかけに
い
ば
ら
き
(に
首関
都心
圏を
居持
住つ
)人
(3)
「いばらき発残価保証型居住プラン『ゆとりライフ』」の取扱いについて(常陽銀行)
<東京圏在住者の課題(本居住プラン開発の背景)>
①高い住宅コスト
東京圏から1時間圏内に土地 50 坪、建物 33 坪の分譲住宅を購入した場合の事例。
茅ヶ崎市 5,300 万円
牛久市 2,800 万円
②住宅ローン負担
長期住宅ローンで資金調達するが、退職後まで返済負担が続くため、年金、退職金を返済に
充当して老後の生活を圧迫する。
住宅ローンがあるので自由に動けない⇒意図せざる終の住処状態
・東京圏から地方への移住により、住宅コストは大きく低減しますが、移住のためには同時
に既存の住宅ローンの問題を解決する必要があります。
・これまで、各自治体においては、移住者に対して一時金支給、CCRC※ の整備検討等
により、受け入れ側の支援を充実させていますが、東京圏の家のローンを解消しない
限り、この問題は解決しません。
・今般、茨城県では、全国に先駆けて、この不安を解決する制度の取り扱いを開始します。
※ Continuing Care Retirement Community の略称
<いばらき発残価保証型居住プラン『ゆとりライフ』>
◆長寿命住宅※を対象として、適用期間および金利の異なる2つのローンを組み合わせ、
JTIによる家賃保証のオプションが付いた新しい居住制度
⇒家賃により家に付加価値を付けるというコンセプトの新しい制度
①退職後の返済負担を軽減
②住まなくなった場合にはJTIによる家賃でローン返済
③在職中から老後まで安心した生活が可能
④将来的には、家を相続することも可能
※長寿命住宅:認定長期優良住宅、又は、一定の耐震化がなされた住宅
(
『ゆとりライフ』のイメージⅠ)
居住(25 年間)
3,000 万円で
住宅購入
ローン返済
月額 10 万円
・移住
・高齢者施設へ入居等
家賃でローン返済
(年金・退職金温存)
(
『ゆとりライフ』の借入返済イメージⅡ)
従来の
「ゆとりライフ」は、返済期間の異
住宅ローン
なる 2 本のお借入とします。ローン
①は安定収入が見込める期間とし、
60 歳
75 歳
ローン②は長期のお借入期間とし
ます。将来、地方への移住や高齢者
施設への入居等により、ご自宅に住
『ゆとり
まなくなった際に、JTI による家賃
ローン①
収入でローン②のご返済を賄うこ
ライフ』
ローン②
とで、返済負担が低減させることが
できます。
(参考)連携協定締結式について
開催日時
3 月 25 日(金)
15:00~16:00
開催場所
都道府県会館 410 会議室(東京都千代田区平河町 2-6-3)
内閣官房まち・ひと・しごと創生本部 事務局次長 内閣審議官 伊藤 明子
出 席 者
茨城県副知事 楠田 幹人
株式会社常陽銀行 取締役頭取 寺門 一義
一般社団法人移住・住みかえ支援機構 代表理事 大垣 尚司
以
上