平成28年3月吉日 各 位 一般社団法人日本食品・バイオ知的財産権センター 会長 松尾 正彦 平成28年度第1回「発明の日」記念講演会開催のご案内 拝 啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 当センターでは、食品・バイオ及び関連産業における知的財産権制度の普及と知識の向上 を図ることを目的に、種々の事業活動を推進しております。その一環として特許(実用新 案)、意匠、商標、及びその他の知的財産権に関する問題点にスポットを当て、毎年数回の 講演会を企画し、実施しております。 平成28年度第1回講演会は、特許庁の『発明の日』に合わせて、フィネガン・ヘンダー ソン・ファラボー・ギャレット&ダナー外国法事務弁護士事務所の日本国外国法事務弁護 士・カリフォルニア州弁護士 デビッド アルバグリ氏を講師にお迎えし、「化学分野(食 品・バイオ分野を含む)における企業経営と知財戦略(総論編:経営思想としての知的財 産権)」と題して、米国の先進企業経営層が経営思想として知的財産権をどのように捉え、 また、知的財産部門がこのような経営層の考え方の変化をどのようにして察知し、さらに、 それに応えるためにどのような手を打ってきたのかを、幾つかの米国先進企業の事例を挙げ ながら検証し、受講される方が日本企業の復活・発展のためのヒントをつかむきっかけとな るようなお話をしていただく予定です。 講師の略歴は、添付の資料に記載しておりますので、ご覧ください。 米国では、レーガン政権下、産業競争力委員会により提出された「米国の産業競争力に関 する提言報告書(通称、ヤング・レポート)」において、米国の産業力の低下は製造業の競 争力の低下にあるとされ、それらを改善するために『新しい技術の創造と実用化そして保 護』、「資本コストの低減」、「人的資源の開発」、「通商政策の重視」が必要と提言さ れ、特に「新しい技術の創造と実用化そして保護」を図るプロパテント政策が導入されて以 降、米国の先進的な企業経営層は、自分の企業の既に持っていた知的財産、あるいはR&D 活動の中で生まれつつある成果である知的財産を事業戦略の軸に据え、それらをフルに駆使 して事業の発展を図るというスタンスに立ち、経営思想のダイナミックな転換を図ってきま した。 その結果、途中、リーマン・ショックによる金融面でのダメージによる停滞はあったもの の、着実に米国の企業、そして経済は回復を遂げ、昨年末には米連邦準備制度理事会 (FRB)が9年半に及ぶゼロ金利政策を解除するまでになりました。 一方、日本では、米国に追随して、2000年以降、政府がプロパテント政策を打ち出し て知的財産権の保護を図ることとされましたが、バブルが崩壊して以降のデフレ経済からい まだに脱することができない状況にあります。 最近、日本でも一部の有力企業に、真の意味でのプロパテントを意識した事業戦略を展開 しようとする萌芽が生まれてきていますが、多くの企業でこのような知的財産に根差した事 業戦略、経営思想といったものがどれ程普及しているのかは考慮に値するものと存じます。 この日米の企業の方向性の差は、いったいどこから生じたものなのでしょうか? 今回の講演会では、その点に着目し、米国の先進企業経営層が経営思想として知的財産権 をどのように捉え、また、知的財産部門がこのような経営層の考え方の変化をどのようにし て察知し、さらに、それに応えるためにどのような手を打ってきたのかを、幾つかの先進企 業の事例を挙げながら検証し、受講される方々が日本企業の復活・発展のためのヒントをつ かむきっかけづくりの場としたいと存じます。 今回のテーマは、知的財産部門の管理職の方々に限らず、研究開発部門、経営企画部門、 法務部門、人事部門で経営層との接点におられる方々、さらには取締役等経営層のみなさ まにも非常に参考になるものと存じますので、是非、この機会をご活用いただきたく、関 係部署の方々へもご回覧のうえ、多数ご参加いただきますよう、お願い申し上げます。 敬具 ≪日本弁理士会会員の皆様へ≫ (一社)日本食品・バイオ知的財産権センターは、日本弁理士会の継続研修を行う外部機関として 認定されています。 本研修は、日本弁理士会の継続研修としての認定を申請中です。 本研修を受講し、所定の申請をすると、外部機関研修として2.5単位が認められる予定です。 平成28年度第1回「発明の日」記念講演会 1.日 時 平成28年4月20日(水)13時30分~16時30分 2.会 場 港勤労福祉会館 1階 第一洋室 東京都港区芝5丁目18番2号 TEL(03)3455-6381 http://www.city.minato.tokyo.jp/shisetsu/shokokaikan/kinrof ukushi/01.html ※添付の地図又は上記URLをご参照ください。 ※ また、会場へのお問い合わせ、連絡等は、厳にご遠慮ください。 3.テーマ 「化学分野(食品・バイオ分野を含む)における企業経営と 知財戦略(総論編:経営思想としての知的財産権) 」 4.講 師 フィネガン・ヘンダーソン・ファラボー・ギャレット&ダナー外国法事務弁護士事務所 日本国外国法事務弁護士・カリフォルニア州弁護士 デビッド アルバグリ氏 ※ 同氏は日本語が堪能ですので、講演は日本語で行います。 5.受講料(1名につき) 会員・協賛協会会員 7,000円(消費税込み) 一 般 10,000円(消費税込み) 6.申込先 平成28年4月13日(水)までに添付申込書により下記へメールにてお 申し込み下さい。折り返し受講票と請求書をお送り致します。 一般社団法人日本食品・バイオ知的財産権センター 事務局 〒105-0014 東京都港区芝2-5-24 芝MARビル 4F TEL 03-3769-5221 代表メールアドレス [email protected] 7.その他 終了後懇親会を予定しております。お時間のある方はご参加下さい。 17時頃より1時間半程度、参加費 5,000円 参加ご希望の方は併せてお申込み下さい。 主催:一般社団法人 日本食品・バイオ知的財産権センター 協賛:一般社団法人 日本国際知的財産保護協会 協賛:一般社団法人 日本デザイン保護協会 平成28年 月 日 一般社団法人日本食品・バイオ知的財産権センター 事務局 宛 〒105-0014 東京都港区芝2-5-24 芝MARビル 4F 送信先メールアドレス [email protected] 平成28年度第1回「発明の日」記念講演会申込書 「化学分野(食品・バイオ分野を含む)における企業経営と 知財戦略(総論編:経営思想としての知的財産権) 」 会社名(事務所名) (協賛協会会員の方は、下記に所属協会名をご記入ください。) 所 在 地 〒 電話番号 所 属 名 役 職 名 ご 氏 名 弁理士 登録番号 懇親会 1 2 3 4 5 ★弁理士の方は、弁理士登録番号の欄に登録番号をご記入ください。 ★協賛協会会員の方は、会社名(事務所名)の下に括弧書で所属協会名を記載してください。 ★懇親会参加希望者は懇親会の欄に○印を付してください。 受講料及び懇親会参加費につきましては、請求書をお送りいたしますので、それによりお 支払いください。 ※ 開催日前日の17時以降及び当日のご連絡は、 おのえ 090-4926-0131(事務局 尾上携帯)までお願いいたします。 ※ なお、誠に申し訳ございませんが、会場準備の都合上、講演会については開催日前日17時までに、 懇親会については開催日前々日17時までに出席取りやめのご連絡を頂けなかった場合には、それぞれ 受講料、懇親会費をご負担頂きますので、悪しからずご了承のほど、お願い申し上げます。 以上 【平成28年度第1回「発明の日」記念講演会会場案内図】 港区公式ホームページより。 電車:JR 山手線、京浜東北線 田町駅西口(三田口) 徒歩 5 分 地下鉄浅草線、三田線 三田駅 A7 出口徒歩 1 分 講師:デビッド・アルバグリ氏のプロフィール David Albagli, Ph.D. 米国特許弁護士 製薬、バイオテクノロジー、化学分野における訴訟、特許権利化手続、鑑定 書作成、戦略的特許ポートフォリオの構築をはじめ、訴訟前カウンセリング、デ ュー・デリジェンス調査などを手掛ける。米国内外の企業との業務経験が豊富 であり、中でも日本企業との案件は数多く、米国における特許権の保護と執 行に従事しており、また複数の国と地域にまたがるクライアントへ特許戦略の 調整も手掛けている。 多くのクライアント、大学、専門家団体に対して米国特許法をめぐる最新情報 を取上げた講義を日英双方の言語で頻繁に行なっている。 小分子医薬品とバイオ医薬品において特許弁護士としての実績を有すると同 時に、広範囲にわたる分野においても特許弁護士および科学者として現場 経験を有する。特に、核酸技術、 有機・無機化学合成、電気化学、マイク ロ流体デバイス、高分子、生物化学についての造詣が深い。アーリーステージ のバイオテクノロジー企業に勤務し発明に従事した実務経験を有し、バイオア ッセイ診断技術会社の共同設立や助成金給付にも携わっている。大学時代 は夏期にハスキンス研究所で微生物学および原虫学を学んだ。 三菱化学株式会社横浜総合研究所での2年間の特別研究員生中では、合 成や機能性遺伝子オリゴヌクレオチド単分子層の形成を中心とする研究に深 く携わり、同時に流暢な日本語力も身につけている。 ロースクール以前は、北カリフォルニアにあるバイオテクノロジー企業で、特許出 願管理や新規事業向け知的財産ポートフォリオの作成など、重要な法務手 続経験を積み上げた。 主な業績 20件以上の特許及び出願経験を有する発明者。 2006-2007年、カリフォルニア大学へースティングス校において、 Communications and Entertainment Law Journalの編集長を務める。 2007年、北カリフォルニア州連邦地裁(the U.S. District Court, N.D. California)名誉裁判官Charles R. Breyerの下で実習。 法学院期間中、特許事務所で特許代理人として、特許出願の経験を積む。 専門分野での活動 米国知的財産権法協会 (AIPLA) 日本国際知的財産保護協会 (AIPPI-Japan) 米国化学協会 (ACS) 主な出版物 共著: “Prior User Rights in Japan: They Can’t Take That Away from 登録法曹協会及び裁判所 カリフォルニア州法曹協会 米国特許商標庁 専門分野 訴訟 訴訟前戦略 公判 特許庁審査 特許権利化手続 特許ポートフォリオ管理、収益化および取引 鑑定書とカウンセリング 専門産業分野 バイオテクノロジー 化学 製薬 学歴 カリフォルニア大学へースティングス校法学院 法学博士 マサチューセッツ工科大学 - 化学博士 プリンストン大学 - 化学工程専攻工程学学士 言語 日本語 英語(母) Me,” Financier Worldwide Global Reference Guide 2012: Intellectual Property, Sept. 2012. 共著: “The Fastest Routes for Green Patents,” Managing Intellectual Property, Aug. 2012. 共著: “Strategies for Litigating False Marking Cases,” Daily Journal, March 30, 2010. 共著: “Might No One Have Standing to Bring Suit?” IP Law360, 2007.
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