プログラミング(C) - 情報教育センター

プログラミング(C)
2015 年度 秋学期
情報教育センター 情報処理副専攻
木曜 1 時限 2 単位 / 木曜 2 時限
2 単位
16-403 コンピューター室
担当 秋山 満
1. 基本事項
テーマ
:
キーワード:
C 言語によるプログラミング
プログラム言語
コンピューター
C
2. 授業で育成する力・スキル
1.自ら考える力
2.成し遂げ力
3.情報処理力
3. 授業要旨または授業概要
コンピューター処理の多くの分野で広く使われているプログラム言語Cによるプログラ
ミングを、講義と実習を通して習得し、専門分野で必要なプログラムの作成、改良が行え
るようにする。
内容は、C言語によるプログラミングとコンピューターを使った問題解決である。基本
的な命令(入出力・演算・判定・分岐・反復など)
、データの取り扱い(定数・変数・配列・
型・書式など)、プログラムの構成法(関数など)、基本的な解法(分類など)の項目を含
んでいる。
実習にはパソコンを使う。基本プログラムは Microsoft 社の Windows である。C言語の
処理系は同社の『Visual C++』を使う。実習に必要な、コンピューターの操作法(基本プロ
グラムの操作、ファイルの取り扱い、プログラムの翻訳と実行、プログラムと実行結果の
印刷など)の習得もこの授業の内容に含まれる。
宿題の形で授業時間外にプログラミングの実習問題を課す。
4. 学習の到達目標
1.処理系 Visual Studio の操作ができる(スキル 3)
2.コンピューターの基本動作とC言語の基本的な命令を理解する(スキル 1, 3)
3.Cプログラムを作成して簡単なデータ処理を行わせることができる(スキル 1, 2, 3)
4.Cプログラムの処理内容を解読できる(スキル 1, 2, 3)
(添付「学習達成度確認表」参照)
5. 授業スケジュール
回:内容
1:履修ガイダンス、コンピューター・プログラミングの概要
2:コンピューターの操作法−、Visual C++の使い方
3:C 言語−プログラムの記述法、ヘッダ、main 関数
4:C 言語−データの型、演算、式
5:C 言語−入出力、書式、間接演算子と参照演算子
6:C 言語−制御構造 if - else
7:C 言語−論理式、乱数
8:C 言語−制御構造 while, for
9:C 言語−配列
10:C 言語−配列、2 次元配列、早見表としての利用
11:C 言語−文字列
12:C 言語−関数
13:基本的な解法−分類(並べ替え)、検索
14:基本的な解法−数値計算(Newton 法による代数方程式の解法など)
15:まとめと試験−簡単なプログラムの作成、プログラムの解読(処理の追跡)
ほぼ毎回、授業内容に即した宿題を課す。講義時間以外に、全体で 60 時間程度の学習
が必要となる。
6. 成績評価の基準および方法
授業内容に即した宿題を課す。コンピューターを使った処理結果を提出することになる。
評価には、試験の得点 A(100 点満点)と課題の評点 B(20 点満点)を使う。A+B と
A+(100-A)xB/40 の小さい方を、東海大学学修に関する規則に定める成績評価の基準とする。
(試験の得点が 60 点以下の場合、課題の成果に応じて最大 20 点加点する。60 点以上の場
合は、100 点に満たない点数の半分までの範囲で加点する。成績評価の基準は試験の得点だ
けでも 100 点になる。)
授業回数の 2/3 以上の出席が必要である。出席回数は成績評価の基準には反映させない。
7. 教科書・参考書
教科書:
蓑原隆著「C プログラミングの基礎[新訂版]
」サイエンス社(2007) ¥1,782
参考書:
B.W.カーニハン、D.M.リッチー著、石田晴久訳「プログラミング言語 C 第 2 版」共立出
版(1989) ¥3,024
8. その他の教材
授業時に配布するプリント教材
補助教材を Web ページ http://ictedu.u-tokai.ac.jp/akiyama/ で公開している。
9. 担当教員の連絡先
akiyama-at-keyaki.cc.u-tokai.ac.jp (-at-を単価記号 @ にする)
10. 授業担当教員からの改善点・コメント
授業時に配布する印刷資料や教科書の補足説明、サンプルプログラムなどの補助教材に
加えて、課題の一覧や連絡事項を「8.その他の教材」に示した Web ページで公開してい
る。このページは随時更新している。
11. 科目GPA(科目の成績平均値)
12. 成績評価付与時のコメント
プログラミング(C)‐学習達成度確認表
C レベル
評価項目
(改善が必要)
操作手引書に従っ
てサンプルプログラ
1.処理系の操作
ムを入力し実行さ
せることができる
2.基本的な命令
の理解
四則演算と代入の
命令が理解できる
3.Cプログラムの
作成
四則演算と代入、
標準入出力を使っ
た main 関数を作っ
て実行させ、結果
を確認することがで
きる
Bレベル
(もう少し努力)
課題のプログラムを
入力し実行させ、プ
ログラムの誤りを修正
することができる
Cレベルの内容に加
えて、整数値と実数
値の取り扱われ方の
違いが理解できる
Cレベルの内容に加
えて、処理の選択、
反復処理を含んだプ
ログラムを作って実
行させ、結果を確認
することができる
4.Cプログラムの
解読
教科書の例題プロ
グラムの処理内
容、処理結果を理
解できる
標準入出力、四則演
算、処理の選択を含
んだプログラムの処
理内容を追跡できる
Aレベル
Sレベル
(目標達成)
(すばらしい)
課題のプログラムを
課題ごとのプロジェ
完成させて提出用の
クトを整理して管理
レポートを作成するこ
することができる
とができる
Aレベルの内容に
Bレベルの内容に加
加えて、アドレスと
えて、論理演算と制
データ値の違いが
御命令が理解できる
理解できる
B レベルの内容に加 A レベルの内容を
えて、配列(文字列
含んだ課題のプロ
を含む)を使ったプロ グラムを自力で作
グラムを作って実行
成して実行させ、処
させ、結果を確認す 理結果を検証する
ることができる
ことができる
インターネット上に
配列や反復処理を
公開されているプロ
含んだプログラムを
グラムで使われて
読んで、処理内容を
いる処理を自分の
追跡できる
問題に応用できる
評価の
割合
10%
20%
40%
30%