チェルノブイリ事故と福島原発事故を比較して

チェルノブイリ原発事故~レベル7~
そもそもこの事故は・・・実験中におきました。
実験中に原子炉が制御不能になり・・
→メルトダウン→爆発!
爆発によって大量の放射線物質が放出されました。
→131I・90Sr・137Cs
→北半球に拡散!
→広島に投下された原爆の400倍の放出量!
史上最悪のとても深刻な事故です。
同じレベル7でも・・・
放射線放出量はこんなに違う!→
チェルノブイリ
放射線物質の メルトダウンによる爆発・
大気放出経緯
火災
放射線放出量
人的被害
周辺住民の避難
520万テラベクレル
福島第一原発
メルトダウン・水素爆発
格納容器の損傷など
37~63万 テラベクレル
急性被ばく死亡者
死亡者
29人
0人
爆発約10時間前に
爆発約36時間後に
避難
避難
(半径10キロ圏内)
同じレベルでも・・
放射線放出量が10倍も違う・・ナゼ?
�事故の初動状態
チェルノブイリ:実験中に核分裂が暴走→爆発!
福島第一原発:核分裂停止後の爆発(エネルギーが低い)
�厳重な遮蔽
(格納容器の有無など) 放射線が外に出ることを
阻む障壁。
チェルノブイリ:格納容器無し
福島第一原発:5重の壁! 同じレベル7でも・・・
チェルノブイリ事故は政府・行政当局の
�事故の公表・周辺住民への避難指示の遅れ
→周辺住民は50mSV以上の被ばく。
�消防隊員・事故処理従事者への情報伝達不足
(放射線物質を含む炎・残骸の危険性を伝えなかった)
→急性放射線障害で約30名が死亡。
従事者が高い放射線量の被ばく。
�高濃度の131Iを含む乳製品摂取の無規制
→小児甲状腺がんの増加
などで多くの犠牲者・被ばく者が出てしまいました。
チェルノブイリの今
25年たった今・・・
原発から半径30キロ以内は
居住禁止!
ホットスポット(高濃度汚染区域)が
100ヶ所以上点在しています。
ホットスポット内での農業・畜産業は禁止されています。 半減期が比較的長い90Sr・137Csの土壌汚染が
問題になっています。