東かがわ市地域福祉計画 ~絆プラン~

東かがわ市地域福祉計画
~絆プラン~
平成 27 年3月
は
じ め に
地域福祉とは、地域社会での様々な生活課題に対し、行政や関
係機関はもとより、地域に住んでいる方々などが協力して取り組
んでいこうという考え方であり、住み慣れた地域の中で、小さな
お子さんから高齢者の方まで、誰もが心豊かに幸せな生活を送る
ことを目指すものです。
しかし、私たちの周囲を見渡すと、様々な困りごとや心配ごと
を抱える方がたくさんいて、それらの課題は年々多様化・複雑化
しています。少子高齢化や核家族化などの社会情勢は、自分自身や家族だけでは解決す
ることが難しく、しかも行政などの公的サービスでも対応できないことも増えてきまし
た。
こうした生活課題の解決には、地域での人と人のつながりを深め、お互いに思い合い、
助け合う関係や仕組みをつくることが大切です。
本市では、前計画を踏襲し、一人ひとりの絆を深めながら、人権尊重の基本に立ち、
市民がお互いを認め合い、誰もが住み慣れたまちでその人らしく自立し、心豊かに安心
して暮らせるように「みんなで支え合う 『絆のまち』-地域でともに育む福祉のまち
づくり-」を基本理念として計画を策定しました。
地域福祉計画がさらなる地域福祉推進の指針として有意義なものとなるよう、行政と
市社会福祉協議会をはじめとする関係機関が連携し、取り組んでまいりますので、市民
の皆様のご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、本計画の策定にあたり、長期間にわたってご議論を重ねていただきました東
かがわ市地域福祉計画策定委員会委員各位をはじめ、調査等にご協力くださった関係団
体、市民の皆様に心から感謝とお礼を申し上げます。
平成 27 年3月
東かがわ市長
藤井 秀城
目次
第1章 計画策定の概要 .........................................................................................................................................................1
1 “地域福祉”とは .........................................................................................................................................................1
2 計画の目的 .......................................................................................................................................................................3
3 計画の位置づけ..............................................................................................................................................................4
4 計画の期間 .......................................................................................................................................................................6
5 計画の進行管理..............................................................................................................................................................6
6 計画の策定体制..............................................................................................................................................................6
第2章 東かがわ市を取り巻く状況.................................................................................................................................8
1 人口の推移 .......................................................................................................................................................................8
2 世帯の状況 .................................................................................................................................................................... 11
3 福祉関連の統計........................................................................................................................................................... 11
4 地域活動団体................................................................................................................................................................ 13
5 各種相談状況................................................................................................................................................................ 13
第3章 第2期計画の取り組み状況.............................................................................................................................. 14
第4章 計画の基本方針 ...................................................................................................................................................... 17
1 計画の基本理念........................................................................................................................................................... 17
2 計画の基本目標........................................................................................................................................................... 19
3 計画の体系 .................................................................................................................................................................... 20
第5章 計画の推進................................................................................................................................................................ 21
1 みんなで支え合い、助け合う仕組みづくり ................................................................................................ 21
2 地域福祉を進める意識づくり.............................................................................................................................. 26
3 地域福祉を支える担い手づくり......................................................................................................................... 28
4 地域の生活を支える仕組みづくり .................................................................................................................... 31
参考資料 ........................................................................................................................................................................................ 42
1 地域福祉に関するニーズ調査.............................................................................................................................. 42
2 東かがわ市地域福祉計画策定委員会設置要綱 ........................................................................................... 91
3 東かがわ市地域福祉計画策定委員会 委員名簿....................................................................................... 92
第1章 計画策定の概要
1 “地域福祉”とは
(1)
「地域」とは
地域福祉を進めていく上での「地域」のとらえ方は、地域の課題や取り組みの大きさ
により、その時々で異なります。
市全体で取り組むこと、市内各地区で取り組むこと、市民が暮らす身近な地区で取り
組むことなど、地域を重層的に捉え、それぞれのエリアにおいて、効果的な活動を図る
ことが重要です。
(2)
「福祉」とは
「福祉(Welfare)」とは、幸福(しあわせ)のことです。また、生活をしていく上で
何らかの支援を必要とする特定の人にサービスなどを提供し、誰もが安全に安心して暮
らせる“幸福(しあわせ)な生活”を維持していくことが、
「社会福祉(social-welfare)」
という考え方です。
(3)
「地域福祉」とは
「社会福祉」は支援を必要とする特定の人に向けた福祉の考え方ですが、「地域福祉」
とは、特定の人に限定せず、
“地域に住む誰もが”、“地域で”、その人らしい生活を送れ
るよう、市民、ボランティア、NPO、事業者、市、社会福祉協議会などが協力してつ
くる「暮らしやすい地域づくり」を進めることです。
「暮らしやすい地域づくり」を進めるためには、日頃、日常生活の身の回りで発生す
る問題を解決していかなければなりません。
このとき、まずは個人や家族が解決し(自助)、個人や家族で解決できない問題は市民
同士で解決し(共助)
、市民同士で解決できない問題は行政が解決する(公助)、という、
「自助」
「共助」
「公助」という考え方が重要となってきます。
地域で生活するすべての人の安心と幸せを実現するために、地域で暮らすみんなで“助
け合い”
“協力する”この「自助」
「共助」
「公助」を踏まえた“地域の助け合いによる福
祉”が「地域福祉」の趣旨です。
1
(4)地域福祉が必要な背景
近年、社会環境の変化や家族構成の変化、人々の価値観やライフスタイルの変化など
を背景に、地域の課題が多様化し、子どもや高齢者、障がい者に向けたサービスなど公
的サービスへのニーズは高まってきました。
しかし、増加・複雑化するそれらのニーズに、公的サービスのみですべてを補うこと
はますます難しい状況になってきています。
また、「無縁社会」「社会的孤立」という言葉が出てきたように、地域の中でのつなが
りがなく孤立死に至るなどの痛ましい事故の発生や、生活保護に至る前の生活困窮者の
増加など、新たな課題への対応が急務となっています。
一方、平成 23 年3月に発生した東日本大震災以降、地域の“絆”の大切さが改めて
認識されるなど住民意識に大きな変化がもたらされるとともに、平成 24 年の社会保
障・税の一体改革においても国民相互の助け合いの重要性が明記されています。
このように、地域の課題が多様化し、公的なサービスのみですべてを補うことがます
ます難しい状況になってきている中、互いに支え合うしくみをつくる地域福祉の重要性
は一層高まってきています。
【国の主な動き】
国の動き
●厚生労働省通知「市町村地域福祉計画及び都道府県地域福祉支援計
平成 22 年
画の策定及び見直し等について」
・障害者自立支援法等の改正法の公布
平成 23 年
・3月 11 日、東日本大震災発生
・障害者虐待防止法制定
●厚生労働省通知「地域において支援を必要とする者の把握及び適切
平成 24 年
な支援のための方策等について」
・社会保障・税の一体改革大綱決定
・社会保障審議会生活困窮者の生活支援の在り方に関する特別部会
平成 25 年
報告書
・健康日本 21(第2次)計画策定
・社会保障制度改革国民会議報告書
平成 26 年
●厚生労働省通知「生活困窮者自立支援方策について市町村地域福祉
計画及び都道府県地域福祉支援計画に盛り込む事項」
2
厚生労働省通知「市町村地域福祉計画及び都道府県地域福祉支援計画の策定及び見直し等につ
いて」(平成 22 年)
平成 22 年3月 31 日現在で、市町村地域福祉計画策定済み市町村が全国的に見て約 51%と
少ないことから、策定を終えていない市町村に対する支援・働きかけの強化を行う通知が出さ
れました。
また、既に策定済みの市町村へは、計画の内容について、
「高齢者等の孤立の防止や所在不明
問題を踏まえた対応に当たり有効な計画内容となっているか等について点検し、必要に応じて
計画の見直しを行う等の対策を講じる」ための支援・働きかけを行う通知が出されました。
厚生労働省通知「地域において支援を必要とする者の把握及び適切な支援のための方策等につ
いて」(平成 24 年)
近年増加する孤立死の対策として、地域において支援を必要とする者の把握及び適切な支援
を行うにあたって、関係部局・機関との連携を深め、個人情報の取り扱いに留意しながら、地
域の実情に応じて、より有効と考えられる方策等を積極的に推進するよう通知が出されました。
厚生労働省通知「生活困窮者自立支援方策について市町村地域福祉計画及び都道府県地域福祉
支援計画に盛り込む事項」(平成 26 年)
社会経済の構造的な変化等による生活保護受給者や生活困窮に至るリスクの高い層の増加を
受けて生活困窮者への支援を行う生活困窮者自立支援法が平成 27 年4月に施行される予定と
なっています。この新たな制度において、地域福祉を拡充していくことが重要となるため、生
活困窮者支援策について考慮していくよう通知が出されました。
2 計画の目的
本計画は、
「地域福祉」を進めていくための計画、すなわち、社会環境が変化する中で、
年齢や障害にかかわらず、誰もが安心して自立した日常生活を送ることができる環境づく
りを目指すための計画です。
また、自助・共助・公助があいまって、市民、ボランティア、NPO、事業者、市、社
会福祉協議会など、地域福祉に関わるすべての人が一体となり、ともに支え合い、助け合
う「地域ぐるみの福祉」を進める計画です。
これまで、本市では平成 22 年度から平成 26 年度までの5か年計画として、第2期計
画を進めてきましたが、計画の終了に伴い、新たな計画を策定をすることとなりました。
本計画では、市民のみなさんが主体的に地域福祉の活動に取り組むことで、地域福祉の
意識を深めていただき、行政や社会福祉協議会は、その活動に対する市民へのサポート役
を務めることで「地域ぐるみの福祉」の実現をめざします。
3
3 計画の位置づけ
(1)地域福祉計画(市が策定する計画)
地域福祉計画は、社会福祉法第 107 条の規定に基づく市町村地域福祉計画として位置
づけられ、市が策定する行政計画です。
既存の各分野別の福祉計画のように対象者が限定されるものではなく、東かがわ市に
暮らすすべての市民を対象とした、地域における福祉活動を進めるための基本計画とな
ります。
(2)地域福祉活動計画(社会福祉協議会が策定する計画)
地域福祉活動計画は、市民参加の下に地域住民、ボランティア、NPOなどが自主的・
自発的な活動を行いながら、お互いに連携し地域での組織化を具体的に進めていく、
「共
助(住民活動)
」の性格をより明確にした計画です。
そのため、社会福祉協議会は、地域福祉活動を進めるための中心的な役割を果たすと
同時に、計画策定に関わる作業過程そのものが、社会福祉協議会の事業としても重要な
ものとなっています。
(3)市の他計画との関係
地域福祉計画は、
「東かがわ市基本構想」を上位計画とし、保健福祉分野の個別計画で
ある「東かがわ市高齢者保健福祉計画・東かがわ市介護保険事業計画」
(いきいきふれあ
いプラン)
、
「東かがわ市障がい者計画・東かがわ市障害福祉計画」
(東かがわ
りっぷプ
ラン)、
「東かがわ市子ども・子育て支援事業計画、東かがわ市次世代育成支援行動計画、
母子保健計画」
(東かがわ市にこにこプラン)、
「東かがわ市健康づくり計画・食育推進計
画」(笑顔はつらつヘルスプラン)、東かがわ市社会福祉協議会が策定する「東かがわ市
地域福祉活動計画」に共通する地域福祉推進の理念を相互につなぐ役割を果たすととも
に、地域福祉の推進を図るための基本的な方向性を示すものです。
(4)地域福祉活動計画との関係
地域福祉を進めるための理念やしくみをつくる計画が地域福祉計画であり、それを実
行するための市民の活動・行動のあり方を定める計画が地域福祉活動計画となります。
市が策定する地域福祉計画と、社会福祉協議会が策定する地域福祉活動計画とは、重
複している部分が多くあり、市と社会福祉協議会が連携しながら策定していくことが効
率的であることから、一体的に見直しを行っています。
4
東かがわ市基本構想
絆
プ ラ
ン
東かがわ市
地域福祉活動計画
(社会福祉協議会)
東かがわ市地域福祉計画
地域福祉推進の理念の共有
(
東
か
が
わ
市
健
康
づ
く
り
計
画
・
食
育
推
進
計
画
)
笑
顔
は
つ
ら
つ
ヘ
ル
ス
プ
東
か
が
わ
市
次
世
代
育
成
支
援
行
動
計
画
・
母
子
保
健
計
画
)
(
東
か
が
わ
市
子
ど
も
・
子
育
て
支
援
事
業
計
画
東
か
が
わ
市
に
こ
に
こ
プ
ラ
ラ
ン
ン
(
東
か
が
わ
市
高
齢
者
保
健
福
祉
計
画
・
東
か
が
わ
市
介
護
保
険
事
業
計
画
)
(
東
か
が
わ
市
障
が
い
者
計
画
・
東
か
が
わ
市
障
害
福
祉
計
画
)
い
き
い
き
ふ
れ
あ
い
プ
ラ
東
か
が
わ
り
っ
ぷ
プ
ラ
ン
ン
5
4 計画の期間
本計画は、平成 27 年度から平成 31 年度までの5年間を計画期間とし、5年後に見直し
を行います。なお、5年後の見直しの際には、東かがわ市社会福祉協議会が策定している
地域福祉活動計画と同時に見直しを行います。
5 計画の進行管理
地域福祉計画の進捗状況については、
「東かがわ市保健と福祉のふれあい会議」において
進行管理を行います。
6 計画の策定体制
(1)策定委員会の開催
計画を検討する場として「東かがわ市地域福祉計画策定委員会」を設置し、計画の審
議、検討を行いました。
(2)アンケート調査の実施
計画策定に当たり、地域福祉活動や福祉のまちづくりの在り方などについて、市民及
び中学生の意識を把握する目的でアンケート調査を行いました。
(市民)
・調査期間:平成 26 年 8 月 1 日 ~
8 月 22 日
・調査対象:16 歳以上の市民から無作為抽出した 1,000 人
・調査方法:郵送方式
・回収数
:704 人(回収率 70.4%)
(中学生)
・調査期間:平成 26 年 8 月1日 ~
8 月 22 日
・調査対象:市内3中学校の生徒 93 人
・調査方法:学校による配布・回収
・回収数
:93 人
6
(3)パブリックコメント
市民の代表、福祉団体関係者等により構成される東かがわ市地域福祉計画策定委員会
において検討し、作成した計画素案を市民に公表し、広く意見を求めることを目的に実
施しました。
・公表方法:東かがわ市ホームページ
・公表期間・意見聴取期間:平成 27 年 2 月 2 日
~ 平成 27 年 2 月 16 日
・ホームページアクセス数:78 件
・意見聴取件数:0 件
(4)地域福祉に関する地域懇談会の開催
計画策定の基礎資料とするため地域福祉の担い手である各種団体会員、住民を対象に、
ワークショップ方式による地域懇談会を開催しました。
・実施期間:平成 26 年 11 月 4 日 ~
平成 26 年 11 月 18 日
・実施回数:9 回
・実施方法:ワークショップ方式
・参加延数:235 人
回数
旧地区名
地区名
開催日
1
白鳥地区
福栄地区
11 月 4 日
2
白鳥地区
五名地区
11 月 6 日
3
大内地区
誉水地区
11 月 7 日
4
白鳥地区
本町地区
11 月 10 日
5
大内地区
丹生地区
11 月 11 日
6
大内地区
三本松地区
11 月 12 日
7
引田地区
引田・小海地区
11 月 14 日
8
白鳥地区
白鳥地区
11 月 17 日
9
引田地区
相生地区
11 月 18 日
7
第2章 東かがわ市を取り巻く状況
1 人口の推移
(1)人口ピラミッド
本市の平成 26 年9月末現在の性別・年齢別人口(人口ピラミッド)は次のとおりです。
団塊の世代を含む 60~74 歳の人口が突出しており、20 歳代の人口が少なくなっていま
す。
【資料】住民基本台帳(平成 26 年 9 月末現在)
8
(2)総人口の推移と高齢化の進行
本市の平成 26 年 9 月末現在の人口は、男性が 15,750 人で女性が 17,382 人、合計 33,132
人となっており、減少傾向が続いています。
総人口が減少している一方、65 歳以上の高齢者数は増加しており、平成 20 年の 11,366
人から平成 26 年には 12,396 人と、6年間で 1,000 人近く増加しています。
単位:人・%
平成 20 年
平成 21 年
平成 22 年
平成 23 年
平成 24 年
平成 25 年
平成 26 年
35,954
35,317
34,956
34,479
34,216
33,711
33,132
男性
17,161
16,822
16,647
16,409
16,237
16,015
15,750
女性
18,793
18,495
18,309
18,070
17,979
17,696
17,382
12,132
11,826
11,745
11,760
11,414
10,991
10,612
33.7
33.5
33.6
34.1
33.4
32.6
32.0
5,584
5,643
5,449
5,306
5,488
5,706
5,897
15.5
16.0
15.6
15.4
16.0
16.9
17.8
65~69 歳
2,898
3,008
2,882
2,668
2,786
2,983
3,067
70~74 歳
2,686
2,635
2,567
2,638
2,702
2,723
2,830
5,782
5,885
6,133
6,242
6,357
6,441
6,499
16.1
16.7
17.5
18.1
18.6
19.1
19.6
75~79 歳
2,402
2,389
2,493
2,470
2,477
2,425
2,397
80~84 歳
1,749
1,800
1,817
1,875
1,928
1,994
1,995
85 歳以上
1,631
1,696
1,823
1,897
1,952
2,022
2,107
11,366
11,528
11,582
11,548
11,845
12,147
12,396
31.6
32.6
33.1
33.5
34.6
36.0
37.4
総人口
40~64 歳
(総人口比)
65~74 歳
(総人口比)
75 歳以上
(総人口比)
高齢者人口
高齢化率
【資料】住民基本台帳(各年 9 月末現在)
9
(3)少子化の進行
本市の出生率(人口千対)は、平成 23 年までは 5 前後で推移していましたが、平成 24
年は 5.8 と増加しています。しかし、香川県、全国と比較すると大きく下回る値となっ
ています。
合計特殊出生率は、平成 20~24 年では 1.30 となっており、香川県の 1.56、全国の 1.38
を下回り、県下で最も低い値となっています。
【出生率(人口千対)の推移】
資料:人口動態統計、香川県人口移動調査報告
(人)
【県内市町の合計特殊出生率の比較(平成 20~24 年)
】
資料:香川県の保健統計指標
10
2 世帯の状況
本市は、単独世帯の割合が県平均や全国平均に比べて低く、核家族世帯や核家族以外の
世帯(三世代同居世帯など)の割合が高くなっています。
【世帯構成の比較(平成 22 年)
】
資料:国勢調査
3 福祉関連の統計
一人暮らし高齢者は減少傾向にありますが、高齢者世帯数は平成 24 年以降、増加傾向に
あります。
要介護(要支援)認定者数は平成 25 年まで増加傾向にありましたが、平成 26 年は減少
に転じています。しかし、高齢化のさらなる進行、後期高齢者の今後の増加予測を踏まえ
ると、今後は増加が続くことが予測されます。
障害者手帳所持者数は、身体障害者手帳は減少傾向、療育手帳、精神障害者保健福祉手
帳は増加傾向にあります。
生活保護世帯数、被保護人員数ともに年々増加しています。
【要援護高齢者】
単位:人・世帯
平成 22 年
平成 23 年
平成 24 年
平成 25 年
平成 26 年
一人暮らし高齢者
1,489
1,391
1,358
1,502
1,336
高齢者世帯数
(一人暮らし除く)
1,866
1,729
1,651
1,693
1,747
資料:高齢者実態調査(民生委員)
(平成 26 年 4 月 1 日現在)
11
【要介護(要支援)認定者数】
平成 22 年
単位:人
平成 23 年
平成 24 年
平成 25 年
平成 26 年
要支援1
256
231
221
206
181
要支援2
365
372
378
445
443
要介護1
376
368
394
362
342
要介護2
390
477
469
494
521
要介護3
282
316
369
368
337
要介護4
265
311
294
303
299
要介護5
223
196
236
218
215
2,157
2,271
2,361
2,396
2,338
計
資料:介護保険事業状況報告(平成 26 年 9 月末現在)
【障害者手帳所持者数】
身体
単位:人
視覚
音声・言
聴覚・
語・そしゃ
平衡機能
く機能
肢体
不自由
内部
計
療育
精神
平成 22 年
133
238
22
1,012
628
2,033
215
117
平成 23 年
131
234
19
998
647
2,029
221
128
平成 24 年
130
218
21
976
641
1,986
231
128
平成 25 年
128
204
19
952
613
1,916
238
133
平成 26 年
121
198
20
956
615
1,910
240
128
資料:香川県(平成 26 年 3 月末現在)
【生活保護世帯・人員数】
単位:世帯・人
平成 22 年
平成 23 年
平成 24 年
平成 25 年
平成 26 年
被保護世帯数
113
122
123
129
144
被保護人員数
138
151
156
166
177
資料:福祉行政報告例(平成 26 年 4 月 1 日現在)
12
4 地域活動団体
市内の地域活動団体数は、NPO法人3、ボランティア団体 38、ふれあい・いきいきサ
ロン団体8、子育てサークル団体 11 となっています。
平成 26 年
単位:団体
NPO 法人数
3
38
ボランティア団体数
8
ふれあい・いきいきサロン団体数
11
子育てサークル団体数
(平成 26 年4月1日現在)
5 各種相談状況
主に高齢者の相談窓口となる地域包括支援センターにおける相談件数、夫婦間の暴力(D
V:ドメスティックバイオレンス)に関する相談件数、児童虐待に関する相談対応件数は
いずれも増加傾向にあり、支援ニーズが増加・複雑化しているのがわかります。
【地域包括支援センターにおける相談件数】
単位:件
介護保険その他の保険サー
ビスに関すること
権利擁護(成年後見制度等)
に関すること
高齢者虐待に関すること
平成 22 年度 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度
357
403
562
733
663
14
11
30
21
97
19
11
43
65
51
※平成 26 年度は 11 月末まで
【DV:ドメスティックバイオレンスに関する相談件数】
単位:件
平成 22 年度 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度
5
相談件数
10
6
18
10
※平成 26 年度は上半期まで
【児童虐待に関する相談対応件数】
単位:件
相談対応件数
平成 22 年度 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度
507
616
505
635
262
※平成 26 年度は上半期まで
13
第3章 第2期計画の取り組み状況
年度
項目
22 23 24 25
(1)人と人が繋がり、地域支え合うまちづくり
① 地域が繋がり合う仕組みづくり
地域福祉活動ネットワーク会議の開催
○ ○ ○ ○
避難行動要支援者登録に関する説明会
○ ○ ○
福祉防災マップ作成
○ ○
敬老会の細分化
○
幼稚園保育所一体化(大内地区)
○ ○ ○ ○
大川圏域障害者地域自立支援協議会
○ ○ ○
② 多様な課題を解決する地域の力
結果
課題
介護支援専門員等連絡協議会
○ ○ ○
高齢者サロン事業の推進
○ ○ ○
放課後子どもプランの検討
○ ○ ○
・行政機関と自治会組織との連絡の場ができたが、自治会単位で見ると役員の継続にば
らつきがあり、こうした連絡の存続には課題は残る。
・避難行動要支援者の登録について、自治会、自主防災組織、民生委員、福祉委員の共
同が図られた。今後は、この登録に即した避難の実践練習の積み重ねが必要と思われ
た。
・地域の支え合いについては、3人に1人の高齢化が進む上に、人口減少の問題克服が
大きな命題となっている。
・平均寿命が、男女ともに80歳を超えた昨今において、健康寿命を延ばすための介護支
援員との協議の場がもたれたり、高齢者の居場所づくりを創造し続ける取り組みが必須
である。
・少子の課題の中でも特に働き盛りの両親を持つ子どもの放課後の預かりを充実させ、
経済的な困窮に陥らない支援がされている。
(2)地域福祉を進める意識を高め、学び合うまちづくり
地域福祉推進者研修会
○ ○
女性特有のがん検診の推進
○ ○ ○ ○
子宮頸がん予防について啓発
○ ○ ○ ○
小児生活習慣病予防検診の指導(小学生、中学生)
○ ○ ○ ○
食育レシピ集の普及啓発
○ ○ ○
子どもフェスティバルの開催
○ ○
お母さん応援講座
○ ○ ○ ○
在宅介護のための家族介護教室
○ ○ ○ ○
発達障害フォーラム
○ ○ ○
障がい者の職場実習受け入れ(公務作業)
結果
課題
○ ○
こころの健康の普及啓発
○ ○ ○ ○
・本市の特性や社会情勢を鑑みると、女性に対する年代を超越した切れ目ない支援の実
行で、地域福祉の意識を高められ、学び取ってもらえるように思われる。
・次代を担う30歳~40歳世代が参加できる環境整備が望まれる。
・年代を問わず「力になりたい」と考える方をまとめる動きも望まれる。
14
年度
項目
22 23 24 25
(3)地域福祉を進めるための人づくり
地域福祉推進リーダーの養成講座
○ ○
ジュニアヘルパー事業(中学生の高齢者訪問)
○ ○ ○ ○
介護予防サポーター養成講座
○ ○ ○
地域福祉活動推進コーディネーター養成研修
結果
課題
○ ○ ○ ○
高齢者サロン活動推進者研修
○ ○ ○
福祉教育ボランティア体験学習(児童、生徒)
○ ○ ○
・福祉を推進する人材のターゲットが、固定している感が否めない状況である。
・次世代を担う児童・生徒への福祉の体験を盛り込んでいるものの学生から離れた20歳
から40歳の世代には、地域福祉が、かけ離れたものになっている。
・活気のある「にぎやかなイベント」の開催が望まれる。
(4)安心して暮らせるまちづくり
① 情報提供及び相談支援体制の充実
民生委員児童委員協議会への情報提供
○ ○ ○ ○
ひとり暮らし高齢者、高齢者世帯実態調査
○ ○ ○ ○
なんでも相談、心の健康相談
○ ○ ○ ○
乳幼児健康相談
○ ○ ○ ○
こんにちは赤ちゃん事業
○ ○ ○ ○
子ども虐待防止パトロール
結果
課題
○ ○ ○
障がい者の相談支援の充実(法整備に関する法律 H24)
○ ○
障がい者の虐待防止
○ ○
介護予防に関する講座の開催
○ ○ ○ ○
家族介護者交流事業、家族介護慰労事業
○ ○ ○ ○
防災を考える東かがわ市民の集い
○ ○ ○
緊急医療情報キットの配布
○ ○ ○
・市からの情報の発信ツールが、広報やインターネットや告知放送、高松ケーブルテレ
ビへ移行している。このうち、告知放送導入の際には、機器の設置に対する費用の支援
策が求められている。
・ボランティアに関するニーズや情報を把握し、情報は早急に発信していく方策が望ま
れる。
・様々な制度や計画のプロセスの公開にも力を注ぐことが求められている。
・高齢者への情報伝達には、個別の見守りをしている「自治会、民生委員、福祉委員、
婦人会」の活動に依存するところが大きい。
15
年度
項目
22 23 24 25
(4)安心して暮らせるまちづくり
② 福祉サービスの充実
人間ドック検診の対象及び医療機関の拡大
○ ○
○ ○
障害福祉サービス体系の移行(障害者自立支援法の改正 H23.10)
○
○ ○
GH,CH利用助成の創設(障害者自立支援法の改正 H23.10)
○
○ ○
同行援護の創設(障害者自立支援法の改正 H23.11)
○
○ ○
障がい者の利用者負担の見直し(法整備に関する法律 H24)
○ ○
障がい者の範囲の見直し(法整備に関する法律 H24)
○ ○
障がい児支援の充実(法整備に関する法律 H24)
○ ○
通所による介護予防者へのチェックリストによる実態把握
○ ○
○ ○
寝たきり高齢者等紙おむつ給付事業
○ ○
○ ○
適正な要介護認定の徹底
○ ○
③ 人権尊重と権利擁護
「障がい者」表記の徹底
○ ○
○ ○
高齢者相談窓口の周知(虐待予防、早期発見)
○ ○
○ ○
○
○ ○
避難行動要支援者登録
○
○ ○
避難行動要支援者登録者の個別支援計画策定活動(民生委員、福祉委員)
○
○ ○
適正な要介護認定の徹底
④ 災害時の支援体制づくり
結果
課題
・制度改正が頻繁に起こる福祉の各部門においては、市民個々が不利益を被らないため
にも行政サービス利用に関する情報を集める環境整備が必要である。
・相談窓口を支援する協力者への情報提供の場が必要である。
・自立生活要支援者を取り巻く、様々な生命の危機が生じる中での安全に暮らしていけ
る権利を守れる方策として成年後見制度の普及説明が重要である。
・行政への早期相談や通報を促進する環境整備が必要である。
・自治会長、自主防災組織、公設消防団、民生委員、福祉委員との登録者の情報共有は
図られた。
・より具体的な災害想定による避難行動の訓練を企画することが必要である。
16
第4章 計画の基本方針
1 計画の基本理念
みんなで支え合う 「絆のまち」
-地域でともに育む福祉のまちづくり-
地域の中では、性別・年齢・国籍や文化の違う人など、ライフスタイルのさまざまな価
値観を持つ人々が暮らしています。加えて、少子高齢化や核家族化の一層の進行に伴い、
一人暮らし高齢者等への見守りや孤立の問題、高齢者・子ども・障がい者への虐待など、
地域の理解や協力なしには解決できないさまざまな課題があります。
このような課題を解決するためには、身近な地域や市全体でふれあいや支え合いを育む
とともに、市民一人ひとりが共通の課題として受け止め、人や地域のネットワークでお互
いに補い合いながら、地域ぐるみで解決していくことが必要となっています。
本市に住むすべての市民が、お互いに支え合い、助け合って、一人ひとりの絆を深めな
がら、人権尊重の基本に立ち、市民がお互いを認め合い、誰もが住み慣れたまちで、その
人らしく自立し心豊かに安心して暮らせるように、第2期計画を引き継ぎ、上記の基本理
念を設定します。
地域に住む誰もが出会いとふれあい、そして交流を大切にし、絆を育みながら地域に住
むみんなで地域の生活課題を解決し、子どもから高齢者まですべての人々がつながり支え
合う福祉のまちづくりを進めていきます。
▲市民と地域と行政に求められる役割▲
地域福祉の主役は、地域で生活している市民全員となります。自分たちの住む地域の
状況に応じた多様な福祉ニーズに、支え合い、助け合いで対応していくためには、個人
や家族が解決する「自助」
、個人や家族で解決できない問題は市民同士で解決する「共助」、
市民同士で解決できない問題は行政が解決する「公助」といった、それぞれの取り組み
が重要となります。
特に「共助」においては、その地域で活動する自治会や民生委員・児童委員、ボラン
ティア団体、NPO法人、事業所などと協働し、解決に当たることが重要です。
本計画を進めていくに当たっては、地域福祉を担う主体それぞれが、相互に連携を図
り、役割を果たしながら計画を進めていくことが大切です。
17
【協働のイメージ図】
自治会等
ボランティア、
NPO法人等
行
地域における支え合い・
助け合い
市
民
連
・個人でできること
携
・隣近所で助け合えること
民生委員・児童委員
政
社会福祉協議会
福祉サービス事業者
その他関係機関
地域福祉の推進に求められる役割
市民一人ひとりが、福祉に対する認識を深め、生きがいのある暮らし
を安心して営めるよう、主体的に考えるとともに、近隣や地域の人と人
市
民
のつながりを深め、地域活動やボランティア活動に積極的に参加し、個々
に持つ経験や知識、技術を活かして、地域の福祉活動や社会活動に参画
することが求められています。
地域コミュニティが希薄化し、核家族化や一人暮らし高齢者などの社
会での孤立や孤独死、高齢者同士が介護する世帯が増加しています。
地
域
このような地域社会では、市民一人ひとりが地域の家族員としてお互
いに支え合い、助け合う意識と実践が重要になっています。お互いの絆
を深め、住み慣れた地域で、市民がつながりを持ちながら暮らしていけ
る地域づくりが求められています。
市社会福祉協議会は、地域福祉事業を推進する中核的な組織として、
誰もが住み慣れた地域の中で、安心して暮らすことができる福祉のまち
社会福祉協議会
づくりに努めています。本計画の推進役であり、市民や各種団体、行政
との調整役として大きな役割を担うことが望まれています。さらに、よ
り地域に密着し、各種団体、行政等との連携を図りながら、共に地域福
祉を推進していくことが求められています。
行政の役割は、市民一人ひとりの福祉の向上を図るため、広域にわた
る福祉施策を総合的・一体的に推進することです。
そのために、それぞれの役割分担を根底に地域社会における協働体制
行
政
を確立し、行財政の効率的な運営と執行体制を整備するとともに、市民
ニーズを的確に捉え、地域の特性に応じたきめ細かな施策を推進するこ
とが求められています。
そして、市民参加の機会と拡充に努め、市民生活に必要な情報を的確
に提供し、市民との協働による行政運営を行うことが求められています。
18
2 計画の基本目標
(1)みんなで支え合い、助け合う仕組みづくり
近年、核家族化の進行、高齢者世帯の増加などから、家族で支え合うことができない
世帯が増えています。また、個人のライフスタイルや社会情勢の変化により、近隣住民
との関係が希薄化し、かつてあった支え合いや助け合いがうまく機能しなくなっている
地域もあります。一方、周りからの支援が必要な人たちの見守りや災害時の支援、買い
物支援、移動の支援といった地域での支え合い、助け合いの必要性は増しています。ま
た、高齢者や児童等の虐待や孤立死の問題など、地域における福祉課題の多様化も見ら
れます。
こうした福祉課題に対応するには、地域の情報を正しく把握すること、そして、地域
の人たちの支え合い・助け合いの輪を広げることが不可欠です。そのため、住民同士が
連携するための仕組みや、地域で支え合い、助け合うための仕組みづくり、住民同士の
交流の活性化に努めます。
(2)地域福祉を進める意識づくり
地域のすべての人が地域の一員としてその人らしく、生き生きと暮らしていくために
は、一人ひとりを仲間として尊重し、支え合い、助け合う意識を育み、福祉や人権につ
いて正しい知識を身につけることが大切です。
そのため、福祉の文化についての学びや参加、体験の機会を充実し、市民・市・社会
福祉協議会が協働して地域福祉を推進する気運を高めます。
(3)地域福祉を支える担い手づくり
多くの人が地域福祉活動に関心を持ち、誰でも気軽に地域福祉の活動に取り組むこと
ができるきっかけをつくり、活動できる人を増やしていく取り組みが必要です。
そのため、地域福祉活動を担う人材が活躍できる地域づくりに努めるとともに、多様
な福祉ニーズに対応できる人材の確保・育成及び資質の向上を図ります。
(4)地域の生活を支える仕組みづくり
地域において自立した生活を支援していくためには、福祉サービスをはじめとして、
市民の生活にかかわるさまざまな分野の支援を充実させていくとともに、それらの情報
をしっかりと発信していく必要があります。
そのため、年齢や障害にかかわらず、すべての人がサービスを利用しやすい環境づく
りに努めます。
また、市民の安心・安全な生活を確保するために、災害などから市民の生活を守るた
めの活動を進めるとともに、虐待や暴力、孤立などのSOSに応える仕組みづくりに努
めます。
19
3 計画の体系
(1)住民主体による地域を支える
体制づくり
1
みんなで支え合い、
助け合う仕組みづくり
(2)地域の交流の場づくり
2 地域福祉を進める
意識づくり
(1)地域福祉を進める意識づくり
3 地域福祉を支える
担い手づくり
(1)地域福祉を支える担い手
づくり
(1)情報提供及び相談支援体制の
充実
(2)福祉サービスの充実
4 地域の生活を支える
仕組みづくり
(3)人権尊重と権利擁護
(4)災害時の支援体制づくり
(5)ひとにやさしい生活環境
づくり
20
第5章 計画の推進
1 みんなで支え合い、助け合う仕組みづくり
(1)住民主体による地域を支える体制づくり
〈現状と課題〉
○第2期計画では、地域福祉活動ネットワーク会議の開催、避難行動要支援者登録の促
進などに取り組んだほか、市社会福祉協議会がコーディネート役となって、地域住民
による高齢者等の見守り活動や、サロン活動などの地域福祉活動を浸透させ、住民主
体による地域住民が支え合う体制づくりを進めてきました。
○近年、様々な要因によって、家族の絆や地域における人と人のつながりが希薄化して
います。地域懇談会においても、多くの会場で、
「人と人のつながりが低下し、支え合
いの意識がなくなっている」との意見が出されました。
○市民アンケート調査では、これからは「地域に住む私たち住民がお互いに思いやりを
もって、支え合い、助け合っていくことが大切だ」という考えに対する肯定意見は9
割程度であり、そのうち必要な心がけとして「日ごろから、住民相互のつながりをも
つよう心がける」と回答した人が6割程度を占めています。また、日常生活における
地域での助け合いについて、自分自身または隣近所や地域住民が協力し合うことによ
ってできることとして、
「声かけや見守り」と回答した方がいずれも6割程度を占めて
おり、支え合いや助け合いの必要性を感じている人は多くいます。地域懇談会におい
ても、近所同士の「あいさつ」
「声かけ」
「見守り」
「顔の見える関係づくり」を心がけ
るべきとの意見が出されました。
○地域とのつながりを持たない人が増える中で、社会的に孤立する人も増えており、児
童や高齢者、障がい者の虐待、ひきこもりなどの問題が深刻化しています。また、福
祉サービスは充実してきましたが、福祉サービスでは対応できない多様なニーズがあ
ることや、近所に住む人との温かなふれあいが心豊かな生活を支えるという考えから、
誰もが住み慣れた地域で自分らしく暮らしていくためには、地域住民同士のつながり
や助け合いが大切であることが再認識されています。このような状況の中、地域住民
が主体となって地域を支える体制をつくることが求められています。
21
○見守り活動などにより、困り事を抱えている人に地域住民が気づき、地域福祉活動を
利用して支援をしたり、専門機関につなぐことが増えていますが、支援が必要な状態
であるにもかかわらず、自分からSOSの声を上げない人や、地域とのつながりを拒
んでいる人を把握することは困難です。これまでの地域福祉活動に加え、今後は、福
祉担当部局以外の業務において、要援護者を把握した時には、本人の同意を得て福祉
担当部局に連絡するなど関係部局の連携を強化するほか、社会的に孤立しているおそ
れのある住民について調査を行うなど、行政は社会的に孤立している要援護者を把握
するための取り組みを行っていく必要があります。また、行政が把握した要援護者の
情報については、本人の同意を得て、地域福祉活動関係者と共有し、地域と行政がと
もに要援護者を支えていくことが必要です。
住民主体による地域を支える体制づくりへの取り組み
市民主体の活動への提言
★あいさつや声かけ運動を推進しましょう。
★支援をしてほしいことや困っていることなどを遠慮せずに地域の人に発信し、必要
な支援を受けたり、相談したりしましょう。
★隣近所、向こう三軒両隣意識の醸成や助け合いの意識を復活させましょう。
★地域で見守りが必要な高齢者、障がいのある人、子どもなどについて、地域で情報
交換し、地域で役割分担を決めて見守り、安否確認、登下校時の見守り支援を積極
的に行いましょう。
★一人暮らし高齢者などが地域で孤立しないよう、普段から近所付き合いを密にし、
困ったことを気軽に話し合えるような関係づくりや、近況を把握する機会づくりに
努めましょう。
★孤立している、または孤立しそうな住民の情報を把握し、地域での見守りや専門機
関への情報提供など、適切な支援に努めましょう。
★地域の人に日頃から関心を持ち、コミュニケーションを図り、お互いが相談相手や
話し相手としての絆を深めていきましょう。
★自治会等で地域の福祉を推進するための地域住民懇談会を開催しましょう。
★地域活動に積極的に参加し、地域の絆を深めましょう。
22
市や市社会福祉協議会との連携による取り組み
★あいさつ・声かけ運動を市内全域で取り組むきっかけづくりとして、社協だよりや
広報紙を通じ、市民に運動の取り組みについて広く呼びかけます。
★向こう三軒両隣意識や支え合い、助け合い意識を喚起するための広報活動や啓発活
動を推進します。
★市内の町内会等で行われている活動や福祉課題の把握に努め、助言や先進的な活動
を紹介するなどの方策について研究します。
★市内全域を小地域単位で見守り、声かけ、助け合いができる取り組みを行う助け合
いネットワークの形成に関する研修会や講演会等を開催します。
★地域の課題を地域の連携によって、解決方法を検討・協議していく地域住民が参加
する意見交換会の場を全地域に立ち上げるシステムづくりや活用を支援します。
★福祉担当部局以外の業務において、要援護者を把握した時には、本人の同意を得て
福祉担当部局に連絡するなど関係部局の連携を強化します。
★社会的に孤立している要援護者の把握に取り組み、把握した要援護者情報を本人の
同意の下に地域福祉活動関係者と共有し、共に支援します。
23
(2)地域の交流の場づくり
〈現状と課題〉
○地域での人と人とのつながりを強めるためには、さまざまな交流を進めることが大切
です。そのためには、誰もが気軽に入っていける、身近な地域での交流の場や機会が
あることが望まれています。
○地域で行われる日常的な交流活動には、自治会単位での集まりや子ども会やPTAの
会合、同世代の子どもを持つ保護者のサークル活動、また同じ趣味を持つグループ、
老人会活動や高齢者サロン事業など多種多様なものがあります。こうした交流活動の
場として、現在、市内には交流プラザのほか、各地区の公民館、コミュニティセンタ
ー、自治会館があり、市民アンケート調査においても、支え合い、助け合いに対する
必要な心がけとして「地域の人が気軽に集まれる場所をつくる」と回答した人が多く
なっています。
○地域懇談会では、
「サロン以外でも気軽に参加できる場や立ち寄れる場所がほしい」
「サ
ロンがない場所がある」
「交流の場に男性も参加してほしい」「世代間交流が必要」と
いった交流の場づくりに関する様々な意見が出されました。
○地域福祉の活動については、支え合いや助け合いをしなければといった義務的な印象
を持ってしまいがちで、そのことで負担感を覚え、活動に参加する一歩が踏み出せな
い人も多いと考えられます。しかし、地域福祉活動は決して強制されるものではあり
ません。福祉や助け合いといった視点にしばられることなく、地域における楽しみや
生きがいの機会そのものを増やしていく、という発想により、交流が活発に行われる
ことが、お互いを知り、活動の輪が広がるための第一歩になると考えられます。
○活動拠点については、地域福祉活動をする人にとっても、その活動によるサービスを
受ける人にとっても、身近で気軽に安心して利用(活動)できる場所が求められてい
ます。また、高齢者にとって一人さびしく過ごすよりも、ふれあいを持ち、笑顔があ
ふれる明るい生活を送ることは皆が望むことです。
○市内では、自治会、民生委員・児童委員、福祉委員など地域のボランティアが連携の
もと、地域の高齢者を招待し、会食を交えながらレクリエーションや講話を通じて、
高齢者の健康の増進と生きがいづくりを目的としたサロン事業を開催し、高齢者が地
域において楽しみながら交流し、社会参加する場として多くの人に利用されています。
しかし、開催していない地域があったり、孤立しがちで見守りが必要な高齢者が参加
していないなど、いくつかの課題もみられます。地域の方にとって、より身近で足を
運びやすいサロンとなるような仕組みづくりが必要です。
24
地域の交流の場づくりへの取り組み
市民主体の活動への提言
★年齢や障害の有無に関係なく、地域のみんなが楽しく交流できる行事を設けましょ
う。
★地域の行事をみんなで計画し、年代の輪を広げる取り組みを進めましょう。
★町内清掃などの地域活動に積極的に参加しましょう。
★地区の芸能祭や文化祭などの行事に積極的に参加しましょう。
★自治会館や空き家を有効活用し、高齢者、障がいのある人をはじめとした地域の人
たちが気軽に集まって、話し合い、楽しめる地域のたまり場づくりに、みんなで話
し合って、取り組みましょう。また、放課後や長期休業中の子どもの遊び場や子守
りの場所としても活用できるような取り組みを進めましょう。
★回覧板などを活用し、地域の交流活動への参加を積極的に呼び掛けましょう。
★福祉施設や自治会館等を地域に開放しましょう。
★サービス提供事業所等は、地域住民を対象にした福祉、交流イベント等を積極的に
開催しましょう。
★安全な遊び場を確保するために、危険な遊び場を修繕したり、地域の神社等安全な
場所を開放してもらったりして、地域ぐるみの子育てに関わりましょう。また、保
育所、幼稚園、学校との連携を深めましょう。
市や市社会福祉協議会との連携による取り組み
★自治会の行事やイベントに地域の住民が積極的に参加していただくための啓発や情
報提供を行います。
★高齢者や障がいのある人が生きがいを持って参加できる活動や、個々のライフスタ
イルに応じた社会参加や活動を促進するとともに支援の充実を図ります。
★市社会福祉協議会が進めている高齢者のサロン事業をすべての自治会で地域支援者
の協力によって実施できるよう支援します。また、高齢者のみならず、障がいのあ
る人や子どもたちも気軽に参加できる事業展開への支援も行います。
★熱意のある地域支援者やNPO法人などに積極的に協力を働き掛け、充実したサロ
ン運営を継続するための体制づくりに努めます。
★サロンで活用できるメニューを提供し、内容充実のきっかけや自主的に開催できる
環境整備に寄与します。
25
2 地域福祉を進める意識づくり
(1)地域福祉を進める意識づくり
〈現状と課題〉
○第2期計画では、学校や地域における福祉教育に加え、地域福祉推進者研修会や、女
性に対する年代を超越した切れ目ない支援の実行などで、市民の地域福祉意識の向上
を進めてきました。
○福祉は、一人ひとりの市民が年齢や性別、障害のあるなしにかかわらず、人間として
の尊厳を持って、地域の中で当たり前に暮らすことを支援しようとするものです。誰
もが地域の中でともに生き、ともに支え合いながら、人としてのしあわせを実感する
ことができる心豊かな福祉の文化・意識が地域に育まれていることにより、本計画が
進める共助の仕組みが成り立つと考えられます。そのため、福祉の文化についての学
びや参加、体験の機会を充実し、市民・市・社会福祉協議会が協働して地域福祉を推
進する気運を高めることが重要です。
○市民アンケート調査では、住民相互の助け合い活動を活発にするために大切なことと
して、
「思いやりの心、やさしい心を育てるなど人々の意識への働きかけ」と回答した
人が3割程度で最も多く、ほかにも「地域における福祉活動の意義と重要性をもっと
啓発する」「学校や地域で福祉教育を行う」「差別意識のない地域づくり(心のバリア
フリー)の啓発を行う」といった地域福祉の意識を高めることが大切だという意見が
多くなっています。
○中学生アンケート調査では、自分の住む地域や東かがわ市について、
「子どもと高齢者
など、地域でふれあえる機会を増やしてほしい」
「地域の人と仲良くできるようにした
い」「お互いが思いやりをもって接することができるようにしたい」「交流が盛んで活
気のあるまちにしてほしい」
「みんなで支え合い、思いやりであふれるまちにしてほし
い」などの意見が出ているように、次代の社会を担う子どもたちの福祉意識も高いも
のがあります。
○市民が地域福祉の担い手として、様々な活動に積極的に参加し、生きがいを持って、
地域の中で暮らすことにより、地域福祉は充実していくものと考えられますが、その
ためには、地域の方の多くの理解と協力が必要です。さらに、地域のすべての人が地
域の一員としてその人らしく、生き生きと暮らしていくためには、一人ひとりを仲間
として尊重し、支え合い、助け合う意識を育み、福祉や人権について正しい知識を身
につけることが大切です。そのためには、学校や地域での体験学習や生涯学習などの
機会を通じて、福祉の文化を身近な存在であることと認識し、広めていく必要があり
ます。
26
地域福祉を進める意識づくりへの取り組み
市民主体の活動への提言
★行政などが開催する福祉講座や人権学習の場に積極的に参加しましょう。
★地域に住む一人ひとりの人格や個性を尊重し、すべての人の人権を認め合う精神を
培いましょう。
★地域福祉を進めるために、自分の持つ知識、経験、技術を活用しましょう。
★地域で支援を求めている人などの情報を積極的に地域に発信しましょう。
★地域のみんなで福祉や人権学習の機会を設定しましょう。
★子どもたちが地域の福祉活動や自治活動に参加する機会を設けましょう。
★高齢者や障がいのある人などに電車やバスの席を譲ったり、道路の横断や階段など
で手助けするなど、気配りのある行動を心がけましょう。
市や市社会福祉協議会との連携による取り組み
★地域に暮らす一人ひとりが、地域福祉の推進者としての意識が持てるような環境づ
くりを推進するために、一人でも多くの市民が参加できるサークル活動、講演会、
講座、学習会を積極的に増やしていきます。
★市民を対象に、一人ひとりの相互理解の促進、人権意識の向上、支え合う意識の養
成に向け、地域福祉、地域教育、人権教育の充実を図ります。
★高齢者、障がいのある人、子育て等地域での支援の充実が必要な人たちへの正しい
認識を確立するよう、生涯学習などの市民講座や保育所、幼稚園、認定こども園、
学校において、地域住民や福祉関係者の協力を得る等により、工夫をこらした福祉
教育の充実を図ります。
★学校における福祉学習へ福祉機器の貸出や講師派遣を行うなど、福祉学習への支援
及び啓発を行います。
★福祉施設、学校と連携し、青少年のボランティア活動への参加や福祉職場への就職
に向けた取り組みを促進します。
★慢性的に福祉人材の不足、福祉職場の定着率の悪化が課題となっていることから、
福祉人材センターを軸に、求職登録者と就職者を増やす取り組みや福祉人材の確保
と啓発に努めるとともに、魅力ある職場づくりを促進します。
27
3 地域福祉を支える担い手づくり
(1)地域福祉を支える担い手づくり
〈現状と課題〉
○市社会福祉協議会は、市民の福祉活動を中心とした「地域福祉活動計画」を策定し、
それに基づき、地域福祉の推進や福祉サービスの提供、ボランティア活動の振興など
に取り組んでいます。また、ボランティアやNPO法人などの市民活動団体は、行政
が行う福祉サービスでは十分に対応することのできない多様なニーズに対応する柔軟
な活動をしています。
○第2期計画では、地域福祉推進リーダーの養成講座、ジュニアヘルパー事業(中学生
の高齢者訪問)や福祉教育ボランティア体験学習(児童、生徒)など、地域に暮らす
様々な人とふれあう機会を通じて、地域福祉を支える担い手の育成を行ってきました。
また、市社会福祉協議会では、ボランティアの育成や「東かがわ市ボランティアセン
ター」で支援を必要とする人と支援したい人(ボランティア)との橋渡しを行い、ボ
ランティア活動を推進するほか、地域の中で、
「子育ての援助を受けたい人」と「子育
ての援助を行いたい人」が会員となり、会員同士で一時的な子育てを助け合うボラン
ティア活動を推進する「東かがわ市ファミリー・サポート・センター」を設置しまし
た。
○制度の谷間にあって福祉サービスを利用できない人のニーズや、日常生活でのちょっ
とした困り事への対応など、住民の多様なニーズにきめ細かく対応することができる
ボランティアやNPO法人等の活動は、地域福祉を支える大きな力となるものであり、
今後ますます重要性が増してくるものと考えられます。また、ボランティアやNPO
法人等の活動は、支援が必要な人を支えるだけでなく、支援活動に参加する人にとっ
ても、社会とのつながりや生きがいづくりという面で良い効果をもたらすものと考え
られます。
○ボランティアやNPO法人等の活動をより一層推進していく必要がありますが、活動
の担い手が不足している現状もあります。しかし、市民アンケート調査では、自分自
身または隣近所や地域住民が協力し合うことによってできることとして、
「声かけや見
守り」が6割程度、
「災害時の手助け」が4割程度となっているように、地域には自分
ができる時に、自分ができるちょっとしたことをしたいという思いを持っている人も
多くいます。同時に「声かけや見守り」
「災害時の手助け」などを地域に手助けしてほ
しいと望む人も多く、またボランティアやNPO活動に「全く参加したことはないが、
今後参加してみたい」と回答した人も2割程度いることから、日常のちょっとした困
り事を手助けしてほしい人と、ちょっとした手伝いがしたいという人を地域の中でつ
なぐシステムなど、地域住民が気軽にボランティアやNPO法人等の活動に参加でき
る仕組みづくりが必要です。
28
○支援が必要な人を地域の中で支えていくためには、地域の中の様々な団体や関係機関
がネットワークを形成し、必要なときには速やかに連携して支援活動ができるような
体制をつくっておくことが大切です。自治会、市社会福祉協議会、ボランティアやN
PO法人等の市民活動団体、民生委員・児童委員、老人クラブ、福祉サービスを提供
する事業者、地域包括支援センター、教育機関、医療機関など、地域福祉を支える様々
な団体や関係機関によるネットワークの構築が求められています。
○一方で、市民アンケート調査では、支え合い、助け合いが大切だと思わない理由とし
て「個々の生活は一人ひとりの責任・自覚の問題」
「住民相互の協力関係の活動に期待
していない」
「友人・知人との結びつきがあれば十分」「生活環境の改善は市役所など
公的機関の役割」といった意見もあがっており、また、
「時間の余裕がない」などの理
由でボランティアやNPO活動に参加できない人がいるなど、地域の福祉活動を担う
人材、特に若い世代の人材不足が懸念されています。
○地域懇談会においても、
「リーダーがいなくてサロンの運営が困難(サロンの後継者不
足)」「若い人の地域福祉活動への参加が必要」など、地域福祉を支える担い手の育成
に関する意見が出されました。
○多くの人が地域福祉活動に関心を持ち、誰でも気軽に地域福祉の活動に取り組むこと
ができるきっかけを作り、活動できる人を増やしていく取り組みが必要です。さらに、
地域福祉活動を充実させ、それらを継続させるためには、活動できる人の確保と併せ、
活動において中心的な役割を担う人材の育成が大変重要です。
地域福祉を支える担い手づくりへの取り組み
市民主体の活動への提言
★日頃から地域活動やボランティア活動に関心を持ちましょう。
★市社会福祉協議会などが開催するボランティア学習の場に積極的に参加しましょう。
★地域の市民活動団体(自治会、婦人会、老人会、PTAなど)やボランティアやN
PO法人等の活動に参加しましょう。
★ボランティア団体やNPO法人等は、活動内容や参加する方法について積極的に情
報発信しましょう。
★自分の知識や技術、経験、自由な時間を地域の中で活かしましょう。
★地域の自治会、自主防災組織、老人会、婦人会、子ども会、PTA、自主活動団体、
ボランティア団体などが、地域の集会所で、地域の課題や問題を話し合い解決でき
るような取り組みを進めましょう。また、地域だけでは解決できないことを企業や
事業所、社会福祉協議会、行政に相談し、支援が得られるようなつながりを深めて
いきましょう。
★自治会、老人会、婦人会、PTA、ボランティア団体などのリーダーと協働して活
動を展開しましょう。
29
市や市社会福祉協議会との連携による取り組み
★公民館活動等生涯学習などを通じて、ボランティアへの参加促進を行います。
★各種地域市民団体やコミュニティ組織の充実支援を行います。
★ホームページ等によりボランティア活動や市民活動などの情報が入手できるように
します。
★民生委員・児童委員活動について、住民の理解が深まるように、広報紙などを通じ
て周知を行います。
★地域の福祉活動で中心的な役割を担うリーダーやキーパーソンを育成するため、専
門的な研修等の充実を図ります。
★活動に参加している人の意欲を喚起したり、資質を高めるための研修会の開催や学
習機会の充実を図り、高齢者福祉、障がい者福祉、子育て支援等に関するボランテ
ィアの養成に努めます。
★ボランティアセンターにおけるボランティアニーズの把握やボランティア情報の提
供を充実強化し、市民が自分に合った活動を選択して参加できる機会を充実させま
す。
★ボランティアセンター及びコーディネート体制の充実と活動の促進を図り、ボラン
ティアを必要としている人や事業所、地域市民団体に対して、ニーズに応じたボラ
ンティアを派遣するシステムの整備と情報のネットワーク化を充実させます。
★市民活動、自治活動、ボランティア活動など、年齢や障害の有無に関係なく、多く
の市民が参加できる活動メニューづくりを研究し、参加しやすい環境整備に努めま
す。
★会員制の相互援助活動を行う事業を実施し、支援を必要としている人と支援をした
い人の橋渡しに努めます。
★地域のボランティアの人材発掘や団塊世代への呼びかけ、学習機会の提供を積極的
に行います。
★地域で活動しているボランティア団体、地域団体、サークルに働きかけ、団体同士
の交流や情報交換の場の機会提供に努めるとともに、地域福祉意識の醸成を促進し
ます。
30
4 地域の生活を支える仕組みづくり
(1)情報提供及び相談支援体制の充実
〈現状と課題〉
○第2期計画では、広報紙による様々な行政情報の提供をはじめ、民生委員・児童委員
協議会への情報提供、ひとり暮らし高齢者・高齢者世帯実態調査、特定保健指導未受
診者への家庭訪問指導、各種母子保健事業などにより、支援が必要な人の実態の把握
とともに、わかりやすい情報提供や個別の相談支援の充実に努めてきました。
○市民の身近な相談窓口として、市福祉事務所の各相談窓口、各支所の窓口センターの
ほか、市内3か所の保健センターなどがあり、高齢者や障がいのある人、子どもなど、
さまざまな福祉に関する相談を受け付けています。高齢者や障がいのある人などの対
象者毎の相談体制の整備については、地域包括支援センターを中心とした地域包括ケ
アの推進や、障害者相談支援事業所を中心とした地域で障がいのある人の暮らしを支
える仕組みづくりなどを進めています。
○市民アンケート調査では、保健・医療・福祉の情報の入手先は、
「市役所の広報紙」が
7割程度と最も多く、次いで「回覧板・市内の情報誌」
「新聞・テレビ・ラジオ等のマ
スコミ」
「市役所のパンフレット・チラシ」などが多く、行政が大きな役割を担ってい
ます。また、
「インターネット」は若い世代ほど利用が多くなっています。
○保健・医療・福祉サービスの利用しやすい環境を整備するために充実すべきこととし
て、
「わかりやすい情報の提供」が最も多く、また高齢者、障がい者が住みやすいまち
をつくるために重要なことについて、いずれも「保健・医療・福祉の情報提供や相談
機能を充実させる」という回答が最も多いことからも、情報提供や相談支援に対する
市民のニーズは極めて高いものがあります。
○地域懇談会においても、
「相談場所がわからない」
「気軽に相談できるところがほしい」
「地域の民生委員がわからない」「専門職の相談先が少ない」「相談先をたらいまわし
にされる」「相談の際に守秘義務がネックになることがある」「相談窓口が多すぎて、
どこに相談してよいかわかりにくい」「身近な相談窓口がない」「土日の相談窓口を充
実させてほしい」
「転入してきた人への周知や、外国籍の人への広報を充実させてほし
い」といった情報提供や相談支援に関する様々な意見が出されました。
○日頃の介護や育児に関する悩み、自分の健康や生活の不安などについては、様々なサ
ービスがあることがわかっても、そのサービスを受けられるのか、どこへ相談すれば
よいのかを判断するのが難しいことがあります。そのような悩みや不安を抱えた人の
身近なところに気軽に相談できる相手がいて、その人からサービスの情報を伝えたり、
関係機関に連絡をしたり、地域の活動に誘うことなどが必要です。
31
○必要な人に必要な情報が届くような体制づくりを行うとともに、情報を一元的に提供
できる仕組みや公的制度を分かりやすく周知していくための方法については、常に時
代のニーズに合わせた検討が必要です。
情報提供及び相談支援体制の充実への取り組み
市民主体の活動への提言
★行政、社会福祉協議会、福祉サービス事業所等が発行する広報紙やパンフレット、
ガイドブック、防災マップなどには十分目を通しておきましょう。
★市のメール配信サービスに登録し、積極的に利用しましょう。
★インターネットや情報通信機器を活用した情報に興味を持ちましょう。
★自治会の回覧板などの活用を進めましょう。
★地域の活動団体やボランティア団体による会報等による地域住民への情報発信に努
めましょう。
★福祉サービス事業所、保健医療機関、相談事業所、警察、消防などの関係機関によ
る協力・連携体制を強化しましょう。
★民生委員・児童委員、福祉委員、自治会長、老人会、婦人会、PTA等地域福祉を
担う人たちの連携を図って、支援を求めている人の相談に乗りましょう。また、地
域で解決が困難な場合には、民生委員・児童委員や福祉委員に情報提供し、専門機
関につなぎましょう。
★各種講座や研修会などを積極的に受講することにより、自治会内で相談を受けてく
れる人材を育成しましょう。
★自治会館等での巡回相談を実施しましょう。
★地域で支援の必要な人などの情報を地域で共有する体制を整えましょう。
★日頃から地域の人たちとの交流や連携を図り、困った時に相談できる関係づくりに
努めましょう。
★回覧板や地域での各種集会の場などを利用し民生委員・児童委員活動に対する理解
を促進することにより、活動が行われやすい環境づくりに努めます。
32
市や市社会福祉協議会との連携による取り組み
★市社会福祉協議会、市福祉事務所の各相談窓口と各市役所の窓口や出張所における
情報の共有と連携体制を充実させます。
★市や市社会福祉協議会の相談窓口が相談者の立場に立って、相談内容に応じた適切
なサービスが選択できるよう配慮します。
★市や市社会福祉協議会の職員は、担当分野だけでなく、生活者や相談者の視点に立
って、広く福祉に関する知識が得られるよう、研修内容の充実を図ります。
★民生委員・児童委員、福祉委員、相談支援事業所、保健・医療・福祉機関など地域
の住民が身近な機関でサービス利用の相談や援助が行われ、身近な相談窓口の充実
が図れるよう、これらの機関と福祉サービス等に関する情報の共有に努めます。
★民生委員・児童委員、福祉委員に対し、福祉サービス内容研修の充実と相談支援の
実践力の養成を促進します。
★福祉サービスの苦情処理解決制度の相談窓口である県社会福祉協議会の情報周知に
努めます。
★相談内容によっては、隣近所の人たちで解決できることも多いことから、地域の人
同士のつながりが深まるような支援を行います。
★隣近所で解決できない場合は、地域の民生委員・児童委員、福祉委員につなぎ、専
門機関に相談できる、地域における体制整備に向けた取り組み強化を支援します。
★高齢者や障がいのある人に配慮した広報紙、各種パンフレット等の発行や、インタ
ーネットへの情報提供を充実し、情報のユニバーサルデザイン化を進めます。
★情報通信基盤を活用した情報通信の充実を図ります。
★サロンなど、地域の身近な交流拠点で、日常の困り事相談などを受けられるような
環境づくりに取り組みます。
★地域包括支援センター等での相談の充実を図ります。
★障がいのある人等の福祉に関する問題に対して相談に応じ、必要な情報及び助言な
どを行うとともに、虐待の防止やその早期発見のための関係機関との連絡調整、障
がいのある人等の権利擁護のために必要な援助を行います。
★障がい者の相談支援として総合的な相談業務(身体障害・知的障害・精神障害)及
び成年後見制度利用促進事業を実施し、地域の実情に応じて、総合相談・専門相談
をはじめ、地域移行・地域定着、権利擁護・虐待防止などを行います。
★民生委員・児童委員のやりがいを高め、活動しやすい環境を整えるため、民生委員・
児童委員活動に関する地域住民の理解が図られるよう、機会があるごとに市民にP
Rをしていきます。
★相談員の充実や窓口のワンストップ化に向けた体制の研究・協議を行います。
33
(2)福祉サービスの充実
〈現状と課題〉
○本市では、
「東かがわ市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画(いきいきふれあいプ
ラン)
」
「東かがわ市障がい者計画・障害福祉計画(東かがわ りっぷプラン)」
「東かが
わ市次世代育成支援行動計画(東かがわ にこにこプラン)
」
「東かがわ市健康づくり計
画(笑顔はつらつヘルスプラン)」を策定し、それぞれの計画に基づき、各分野の保健・
福祉サービスの充実に努めてきました。
○福祉サービスは、
「自分らしい暮らし」を送るために本人が選択し、利用するものです。
複数の要因が絡み合っている場合や、本人だけでなく家族の状況も併せて考える必要
がある場合には、一つの分野の福祉サービスだけでなく、いくつかの分野の福祉サー
ビスを組み合わせて利用することが必要です。また、福祉サービスだけでなく、医療、
保健、住宅、就労などの福祉分野以外のサービス、地域福祉活動による支援、ボラン
ティアによる支援などを組み合わせて利用していくことが必要な場合もあります。
○市民アンケート調査においても、保健・医療・福祉サービスの利用しやすい環境を整
備するために充実すべきこととして、
「サービスを利用するための組織や仕組み」が5
割程度、
「サービスの質」
「高齢者や障がいのある方に対する配慮」「サービスの種類、
量」が3割程度となっています。また、高齢者、障がい者が住みやすいまちをつくる
ために重要なこととして、いずれも「ホームヘルパーなど専門職の人材を確保・養成
する」が3割程度、
「福祉サービスの質・量を確保する」が2割程度となっているなど、
福祉サービスの利用のしやすさや質・量の充実を求める回答が多くなっています。
○一方、日常生活における地域での助け合いについて、地域で手助けしてほしいこと、
自分自身または隣近所や地域住民が協力し合うことによってできることとして、
「災害
時の手助け」
「声かけや見守り」「心配ごとなどの相談相手」などがいずれも上位を占
めています。このことからも、
「地域の人が手助けしてほしいこと」と「地域で協力し
て支援できること」をうまく結び付け、実践していくための方策が必要だといえます。
このような助け合いは、日常的な近隣との付き合いやつながりを深めることと、地域
住民をはじめ、市社会福祉協議会、民生委員・児童委員、福祉委員、自治会、老人会、
婦人会、ボランティア等地域福祉に関わる関係者が、常に情報、連絡、支援内容を共
有する地域のネットワークづくりが必要です。そして、行政などとの連携強化も重要
な事項です。
34
○少子高齢化、核家族社会の中で、市民一人ひとりのライフスタイルや価値観の多様化
によって、保健・福祉・医療をはじめとした行政サービスだけでは解決しないニーズ
が多くなっています。高齢者、子育て家庭、障がいのある人等に対する生活支援や社
会参加の充実等サービスがきめ細かく総合的に行われるよう地域による助け合いや民
生委員・児童委員、福祉委員、市社会福祉協議会、ボランティア、NPO法人などの
地域活動の活性化を図るととともに、質の高い社会福祉従事者や事業者の育成、充実
を進め、福祉サービスの質と量の確保に努める必要があります。
福祉サービスの充実への取り組み
市民主体の活動への提言
★福祉情報へのアンテナを常に張り、保健・医療・福祉などのサービスの内容を学ん
で、知っておきましょう。
★地域の人たちとの連携を深め、福祉情報を共有しましょう。
★地域で誰もが気軽に相談や支援を求められる環境を整えましょう。
★手助けを求められたら、できることは気持ちよく手助けしましょう。
★一人で悩まず、気軽に近所の人や民生委員・児童委員、福祉委員などに相談して、
適切なサービスにつなげましょう。
★身近なところで困っている人がいる時は、民生委員・児童委員、福祉委員などに連
絡しましょう。
★一人暮らし高齢者等に声かけをしたり、話し相手、相談相手になりましょう。
★支援を求められ一人では手助けできない時は、地域の人の協力を求めましょう。
★希望するニーズや支援方法について、積極的に地域や行政に提言し、協働で実践し
ましょう。
★地域で自治会、PTA、老人会、婦人会、ボランティア、民生委員・児童委員、福
祉委員等が、連携・支援できる体制を整えましょう。
★各種サービスに意見や問題がある時は、しっかりと発信し伝えましょう。
★サービス提供事業者や地域の福祉施設に対する正しい情報を把握し、理解を深めま
しょう。
★サービス内容やサービス提供事業者の選択は、自己責任であるという意識を持ちま
しょう。
★地域の障がいのある人の生きがい、社会参加、就労支援などの公的サービス以外の
取り組みを地域で展開できるよう、NPO法人、ボランティア等と共に研究しまし
ょう(地域の自治会館清掃、地域開設の手話講座講師、障がいのある人が障がいの
ある人の相談役になる等)。
★地域住民がいつまでも健康に暮らせることを目的に、地域住民が参加しやすい健康
づくり教室、食生活改善講座などに積極的に参加しましょう。
★子育てに悩んでいる保護者の相談相手になる地域の人材を発掘しましょう。
★子育てや家庭生活、地域社会生活に男女共同参画への取り組みを進めましょう。
★福祉サービスメニューの充実と質の向上に努めましょう。
35
市や市社会福祉協議会との連携による取り組み
★高齢者、障がいのある人、子育て等の各福祉分野別の個別計画に基づき、福祉サー
ビスの充実に努めます。
★地域の福祉・医療の関係機関の連携を強化し、障害や介護といったニーズだけでな
く、在宅医療に絡んだニーズも包括した一体的なサービスが提供できるよう、地域
包括ケアシステムの構築に努めます。
★福祉や生活に関する窓口として、市役所をはじめ、地域包括支援センター、子育て
支援センターなどの専門機関のほか、地域の身近な相談窓口として活動している民
生委員・児童委員との連携を強化し、相談者にあった適切なサービス提供を促進し
ます。
★福祉サービスや制度に関する講座等を開催し、市民の福祉サービス・制度理解の促
進を図ります。
★地域全体で見守り、相談、簡単な手助け等が自主的に行えるよう、自治会、PTA、
老人会、婦人会、ボランティア、民生委員・児童委員、福祉委員等が、連携・活動
できる環境整備を支援します。
★地域の生活課題を総合的に解決するために、地域で活動している民生委員・児童委
員、自治会、PTA、老人クラブ、婦人会、ボランティアなどと協働し、サービス
や手助けが必要な人たちに対して、迅速で的確に対応できるネットワーク化を進め
ます。
★民生委員・児童委員、福祉委員などが地域の身近な相談役として主体的な活動が行
えるような支援ととともに、研修の充実による資質の向上に努めます。
★民生委員・児童委員、福祉委員などの活動内容や役割内容について、地域住民への
啓発・広報を充実させます。
★市社会福祉協議会の活動内容等について、啓発を強化します。
★福祉事業所などとの連携を強化し、質の高い社会福祉従事者の育成と充実を支援し、
福祉サービスの質と量の確保に努めます。
★市や市社会福祉協議会の職員が、市民や民生委員・児童委員、福祉委員からの相談
に適切に応じられるよう知識や実践力の向上に努めます。
★地域の障がいのある人の生きがい、社会参加、就労支援などの公的サービス以外の
取り組みを地域で展開できるよう、地域、NPO法人、ボランティア、行政などが
協働で研究する等の支援をします(地域の自治会館清掃、地域開設の手話講座講師
等)。
★地域住民が健康に生活できるための健康づくり・介護予防教室開設等の取り組みを
地域で考え、実践するためのシステムづくりを市民協働で研究し、その取り組み支
援に努めます。
★子育て、家庭、社会生活における男女共同参画意識の醸成を推進し、男女がともに
協力し、地域でいきいきと暮らせる地域づくりへの支援を行います。
★生活困窮者への支援について、方策を研究します。
36
(3)人権尊重と権利擁護
〈現状と課題〉
○福祉サービスの提供が行政による「措置」からサービス提供者と利用者による「契約」
へ移り変わり、利用者自身が自らの判断で自分に合ったサービスを選択できるように
なりました。しかし同時に、判断能力の十分でない認知症高齢者、重度の知的障がい
者、精神障がい者等にとっては、適切な福祉サービスを選択し、利用することが難し
いことから、こうした人達も安心してサービスの提供を受けられるような方策が必要
になっています。
○高齢者世帯が増加しているほか、知的障がい者や精神障がい者の地域生活への移行が
進められていることなど、日常生活を送る上で何らかの支援を必要とされている人を
取り巻く環境は急激に変化しています。そのような中、高齢者や障がい者を狙った詐
欺や消費者被害、近親者による身体的・経済的虐待が問題となっており、地域におけ
る相談窓口や見守り活動の充実に加え、実効性・継続性のある権利擁護の取り組みが
求められています。
○特に、認知症高齢者や知的障がい者、精神障がい者等の判断能力が不十分な人につい
ては、被害が潜在化、深刻化するおそれが高いことから、本人の権利を擁護し、その
人らしい生活が送れるよう、日常生活自立支援事業や成年後見制度を活用することに
より、意思決定の支援を行い、金銭(財産)管理や福祉サービスの利用契約等につい
て、日常的かつ専門的な支援を行う必要があります。
○市民アンケート調査では、高齢者、障がい者、子どもが住みやすいまちをつくるため
に重要なこととして「高齢者、障がいのある人、子どもに対する人権意識の啓発や教
育の推進」の必要性が示されました。年齢や障害の有無、国籍などに関係なく、誰も
が地域の一員として、相互に人権と個性を尊重し、支え合う社会の実現のためには、
生涯を通じた人権意識の高揚に対する学習や啓発が必要です。
○今後の権利擁護意識の高まりによる利用者の増加やニーズの多様化に対応していくに
は、成年後見制度の利用促進だけではなく、他の権利擁護の取り組みと組み合わせて
必要な支援を行っていく必要があります。
37
人権尊重と権利擁護への取り組み
市民主体の活動への提言
★日常生活自立支援や成年後見制度について学習しましょう。
★地域における権利擁護の担い手として、権利擁護の取り組みに参加・協力しましょ
う。
★日頃から相談できる人をつくっておき、子育てで悩んだり、気になることがあれば、
小さなことでも相談しましょう。また、解決できない場合は、気軽に専門の関係機
関に相談しましょう。
★高齢者、障がいのある人、子どもの虐待やDV被害※やその可能性のある事例を見た
り聞いたりしたら、すぐに行政などに通報・相談しましょう。
★地域で連携して、虐待などの人権侵害をなくしていきましょう。
★地域で高齢者、障がいのある人、子どもの人権や支援方法について、専門家を呼ん
で学習しましょう。
★各種の人権啓発研修会に積極的に参加しましょう。
★地域で日頃から、専門家との連携を深め、必要な時に情報提供や相談ができる関係
をつくっておきましょう。
★年齢や障害の有無、性別、国籍などに関係なく誰もが地域の一員としての人権を尊
重する意識を確立しましょう。
※DV…ドメスティック・バイオレンス(Domestic Violence)の略。配偶者や恋人など親密な関係にある、
又はあった者から振るわれる暴力。
市や市社会福祉協議会との連携による取り組み
★日常生活自立支援事業の情報提供や利用促進、関係機関との連携強化による対象者
の把握に努めます。
★成年後見制度の利用が必要な人で、親族等による申立人のいない場合や費用負担が
困難な人に対して、申立費用や後見人報酬を支援する制度の啓発や情報提供を積極
的に行います。
★成年後見制度における法人後見活動を支援するために、実施団体に対する研修、安
定的な実施のための組織体制の構築、専門職による支援体制の構築などを行います。
★高齢者、障がいのある人、子どもへの虐待を防止するために、虐待を発見したとき
に速やかに相談・通報できるよう、民生委員・児童委員、福祉委員や関係機関、地
域の見守り支援者との連携を強化し、個々の虐待防止ネットワークシステムの充実
と連携に努めます。
★高齢者、障がいのある人、子どもなどに対する人権の確立に向けた啓発活動への取
り組みを強化します。
★民生委員・児童委員、福祉委員などの地域福祉推進者に対する人権学習を充実し、
人権意識の確立を進めます。
★市、市社会福祉協議会、福祉関係事業所職員の人権学習を充実・強化します。
38
(4)災害時の支援体制づくり
〈現状と課題〉
○災害による被害を未然に防ぐためには、災害に対する日頃の備えの有無が被害の規模
を大きく左右します。そして、災害時には、身近な市民が互いに支援しあう仕組みが
必要です。特に、地域での支え合いや助け合いが不可欠な大規模災害時において、公
的支援が届くまでの近隣住民相互の助け合いによる仕組みについて、平常時から地域
の中で確認しておく必要があります。
○東日本大震災では、高齢者や障がい者といった人たちに多くの犠牲者が出たことが大
きな問題となりました。災害発生時においては、
「自分の命は自分で守る」という自助
の意識が求められていますが、要介護者や重度の障がいを持つ人などの、いわゆる避
難行動要支援者が、自ら避難することは困難であるため、地域全体で「自分達の地域
は自分達で守る」という共助の意識を持つことが重要です。また、要支援者の避難誘
導や安否確認を行う地域の支援者や近隣の住民は、例えば、近くに住む要支援者を避
難誘導する道順を把握しておき、災害時に一緒に避難することを心掛けるなど、平常
時からその役割について認識し、確認しておくことも重要です。
○市民アンケート調査では、火事や地震等の災害時に一人で避難が「できない」と回答
した人が1割程度、
「わからない」と回答した人が2割程度となっています。また、家
族が不在の場合や一人暮らしの場合、近所に助けてくれる人が「いる」と回答した人
は3割程度で、「いない」が2割程度、「わからない」が4割程度となっています。一
方で、日常生活における地域での助け合いについて、地域で手助けしてほしいこと、
自分自身または隣近所や地域住民が協力し合うことによってできることとして、
「災害
時の手助け」は上位を占めており、
「地域の人が手助けしてほしいこと」と「地域で協
力して支援できること」をうまく結び付け、実践していくための方策が必要だといえ
ます。
○地域懇談会においても、「防災に関する学習会が必要」「災害に対する住民の意識が低
い」
「老朽化した建物等の対応」
「避難所が地域にない」
「避難行動要支援者の安否確認・
支援をどうすればいいかわからない」
「災害時に避難所に行くのが困難」など、災害へ
の備えや避難行動等について様々な意見が出されました。
○本市では、災害に備え、平常時から地域における避難行動要支援者を把握しておくた
めに、本人の同意を得た上で、「避難行動要支援者登録」の取り組みを行っています。
また、避難行動要支援者が、安全かつ確実に避難できるよう、平常時から要支援者に
関する情報の把握や防災情報の伝達手段・伝達体制の整備及び避難誘導などの避難支
援体制を確立することを目的として、
「避難行動要支援者登録者の個別支援計画策定活
動」を促進し、地域の支援団体と連携しながら災害時の要支援者支援を進めています
が、一方で、登録されていない人への支援を今後どのように行うかが重要な課題とな
っています。
39
災害時の支援体制づくりへの取り組み
市民主体の活動への提言
★地域の実情を踏まえ、要援護者の把握に努めましょう。
★近隣住民で災害時の要援護者がいたら、支援者として登録をしましょう。
★支援者は、日頃から要援護者との信頼関係を築き、見守り支援を行いましょう。
★自主防災組織、自治会、民生委員・児童委員、福祉委員が連携して、地域で災害時
に支援の必要な人の把握と情報の共有を進めましょう。
★自主防災組織を中心に、地域で要援護者の避難支援計画や防災福祉マップを作成し
ましょう。
★災害時の要援護者に対する支援者を、地域で役割分担して決めておきましょう。
★地域のイベントやサロンを通じて、防災・減災に関する学習会を開催しましょう。
★防災訓練や避難訓練には、地域全員で参加しましょう。
★各自で防災グッズ・備蓄品を準備しておきましょう。
★一時避難所の見直しが必要な時は、地域で話し合って、市に届け出をしましょう。
また、広域避難場所についても、見直しの意見があれば行政機関と話し合いましょ
う。
★日頃から、災害に関心を持ち、過去の災害状況や危険箇所を把握しておき、最終的
には自己で責任を持って判断しましょう。
★広域避難場所だけでなく、自分なりに安全な場所・避難ルート等を探し、家族等で
情報を共有しておきましょう。
市や市社会福祉協議会との連携による取り組み
★市民へ避難行動要支援者避難支援制度を周知するとともに、市社会福祉協議会、自
治会、自主防災組織、民生委員・児童委員、地域包括支援センター等と連携し、支
援が必要な人の情報の集約に努め、支援の体制づくりを推進します。
★自治会、自主防災組織、民生委員・児童委員、福祉委員が行う災害時の要援護者登
録活動の促進や支援を充実させます。
★避難行動要支援者の個別支援計画の策定や地域の防災福祉マップの作成を促進・支
援します。
★防災訓練時に災害時に支援が必要な人の参加を促し、実効性の高い訓練の実施を図
ります。
★自主防災組織、民生委員・児童委員、福祉委員などを対象に、災害時における地域
支援に対する先進地研修や学習会などを積極的に実施します。
★地域の防災力を高め、全市的な防災意識の醸成を図るための啓発や広報等の充実や
講習会の開催に努めます。
★情報基盤整備事業によるネットワークの整備を促進します。
40
(5)ひとにやさしい生活環境づくり
〈現状と課題〉
○誰もが住み慣れた地域で安心して暮らすためには、福祉サービスなどとともに、道路、
公共施設、住環境や交通移動環境のユニバーサルデザイン化など、生活を取り巻く総
合的な環境の整備が不可欠です。
○市民アンケートでは、高齢者、障がい者が住みやすいまちをつくるために重要なこと
として「利用・移動しやすい道路・建物などの整備」の必要性が示されました。また、
中学生アンケートでは、高齢者や子どもが困っていると思うようなこととして、
「歩道
が狭くて危ない」
「横断歩道・歩道橋が少ない」「道路に街灯が少ない」「段差が多く、
バリアフリーが少ない」などの意見が出されました。
○地域懇談会においても、「交通手段がなく、買い物や通院に困っている」「バス停が遠
く、相談にも行けない」
「コミュニティバスを運行してほしい」「街灯を増やしてほし
い」といった意見が出されており、誰もが外出しやすい環境整備が求められています。
○子どもから高齢者、障がいのある人等誰もが住み慣れた地域で安心して暮らすために
は、福祉サービスや移動支援の充実とともに、道路、公共施設、住環境等のユニバー
サルデザイン化が必要となっています。
ひとにやさしい生活環境づくりへの取り組み
市民主体の活動への提言
★車いすなどでの通行が困難な箇所を見つけたら、市に知らせましょう。
★高齢者や障がいのある人などに対して、歩道の横断や階段の移動時など、ちょっと
した手助けを積極的に行いましょう。
★地域で外出支援の介助ができるボランティアを育成しましょう。
市や市社会福祉協議会との連携による取り組み
★公共施設のユニバーサルデザイン化を進め、ひとにやさしい施設整備を推進します。
★道路、歩道等のユニバーサルデザイン化や、交通安全施設等交通環境の整備を進め、
誰もが安心して移動できる生活環境づくりを推進します。
★70 歳以上の高齢者に対し、定期路線(五名福栄線及び引田線)乗合バス運賃の一部
を助成する「福祉バス運行事業」を実施します。
★屋外での移動が困難な視覚障がい者、全身性障がい者、知的障がい者、精神障がい
者及び障がい児について、社会生活上必要不可欠な外出及び余暇活動等の社会参加
のための外出支援を行います。
41
参考資料
1
地域福祉に関するニーズ調査
(1)市民アンケート
【1】-1 性別
【1】-2 年齢
0
0.9%
10
20
13.5
20代
42.8%
56.4%
30 (%)
30代
10.1
40代
9.9
15.6
50代
28.1
60代
20.3
70代以上
(n=704)
男性
女性
2.4
無回答
無回答
【1】-3 家族構成
0
10
20
30
40
8.0
ひとり暮らし
26.8
夫婦のみ
44.2
二世代家族
13.2
三世代家族
6.1
その他
無回答
50 (%)
1.7
(n=704)
【二世代家族と回答した方】
【三世代家族と回答した方】
4.5%
6.5%
14.0%
25.8%
47.3%
48.2%
53.8%
(n=93)
(n=311)
あなたが親世代
あなたが子世代
無回答
42
あなたが一番上
あなたが真ん中
あなたが一番下
無回答
(n=704)
【1】-4 お住まいの地域
地 区
無回答,
1.7%
相生, 6.3%
丹生
14.2%
引田
12.8%
誉水
13.5%
小海, 1.3%
本町
13.6%
三本松
15.8%
白鳥
11.9%
五名, 2.4%
福栄, 6.5%
回答数(人)
構成比(%)
相生
44
6.3
引田
90
12.8
小海
9
1.3
本町
96
13.6
白鳥
84
11.9
福栄
46
6.5
五名
17
2.4
三本松
111
15.8
誉水
95
13.5
丹生
100
14.2
無回答
12
1.7
計
704
100.0
(n=704)
【2】 お住まいの期間
1.7%
生まれてからずっと住んでいる
0.7%
市外の生まれだが子供の時からずっと住んでいる
市外の生まれだが、転居してきた
22.3%
40.8%
結婚をきっかけに転居してきた
学校や就職等で一旦、市外に出たが、東かがわ
市に戻ってきた(Uターン)
その他
21.4%
8.4%
4.7%
無回答
(n=704)
【3】 職業
その他,
1.6%
学生,
6.7%
無回答,
2.6%
無職
16.8%
専業主婦
16.8%
内職,
2.7%
(N=704)
農林水産
業の自営,
6.5%
項目
商工サー
ビス業の
自営
5.4%
その他の
自営,
6.5%
常勤
24.9%
パート・ア
ルバイト
9.7%
43
回答数(人)
構成比(%)
農林水産業の自営
46
6.5
商工サービス業の自営
38
5.4
その他の自営
46
6.5
常勤
175
24.9
パート・アルバイト
68
9.7
内職
19
2.7
専業主婦
118
16.8
学生
47
6.7
無職
118
16.8
その他
11
1.6
無回答
18
2.6
計
704
100.0
【4】-1 世帯の中に、介護の必要な高齢者や障がいのある人がいるか。
1.7%
20.9%
いる
いない
77.4%
無回答
(n=704)
【4】-2 回答者の健康状態
3.1%
1.3%
12.1%
9.2%
非常に健康だと思う
健康な方だと思う
10.8%
どちらともいえない
あまり健康ではない
63.5%
健康ではない
無回答
(n=704)
【4】-3 現在の暮らしの状況を経済的にどう感じていますか。
0
ゆとりがある
20
60 (%)
4.4
11.5
ややゆとりがある
53.6
ふつう
19.0
やや苦しい
9.9
苦しい
無回答
40
1.6
(n=704)
44
【5】-1 東かがわ市は住みやすいまちと感じていますか。
0
20
40
60 (%)
20.5
住みやすい
42.5
どちらかといえば住みやすい
22.4
どちらともいえない
9.1
やや住みにくい
4.7
住みにくい
0.9
無回答
(n=704)
【5】-2 あなたにとっての「地域」とは、どんな範囲のことだと思いますか。
0
10
20
35.5
町内会(自治会)
12.2
小学校区
2.6
14.6
地区(旧町)
16.9
市全体
その他
0.7
7.5
地域を意識したことがない
無回答
40 (%)
8.7
隣近所
中学校区
30
1.3
(n=704)
45
【6】 住んでいる地域の住みやすさ
0%
バス、鉄道など交通機関の利便性について
買い物ができる商店などの充実について
20%
40%
28.4
60%
80%
100%
68.8
45.6
2.8
51.4
68.0
道路、上下水道などの整備について
3.0
27.8
4.1
公民館、図書館、文化会館など教育文化施設
の整備について
48.6
47.3
4.1
スポーツ・レクリエーションの施設の整備
46.2
48.7
5.1
公園など憩いの場の充実について
35.9
59.5
4.5
福祉施設や福祉サービスの充実について
48.9
44.9
6.3
保健や医療の施設・体制の整備について
47.7
47.4
4.8
85.1
自然の多さについて
静かさや花壇の整備などの環境について
近所との付き合いについて
災害・犯罪の頻度等、生活の安心について
(n=704)
住みやすい
46
58.2
70.3
74.3
住みにくい
11.9 3.0
37.1
26.4
22.3
無回答
4.7
3.3
3.4
【8】 周りの環境などの満足度
0%
20%
18.9
安心して子どもを産む環境
安心して子どもを育てる環境
25.6
青少年が健全に育つ環境
25.3
障がいのある方が安心して暮らす環境
31.7
21.3
老人ホームや介護施設の整備
20.3
住民が利用しやすい施設の整備
14.2
困りごとを相談できる環境
12.2
18.9
4.8
19.0
5.0
4.7
22.6
4.0
43.9
4.3 3.6
30.3
25.6
10.1
24.1
25.9
30.7
22.7
21.4
53.8
36.5
27.4
34.7
不満足である
7.4
4.4
8.7
2.7
30.5
19.0
27.3
わからない
無回答
【9】 近所の人とのつきあいの程度
0%
現在
望み
20%
6.0
40%
14.6
12.9
60%
37.8
29.0
80%
30.7
30.7
100%
7.0 4.0
13.1 2.8 11.5
特に用事がなくても行き来し、世話をする家族同様のお付き合い
簡単な頼みごとや、物の貸し借りなどをしあえるお付き合い
会えば立ち話や情報を交換する程度のお付き合い
あいさつをする程度のお付き合い
ほとんどお付き合いはない
(n=704)
無回答
47
4.3
4.1
17.6
21.9
36.5
どちらでもない
5.3
29.7
34.1
13.6
100%
21.9
9.8
24.0
9.2
防災体制・防災組織の整備
27.7
23.0
36.1
12.1
16.8
36.5
趣味やスポーツ・文化を楽しむ環境
バスなどの公共交通機関の利便性
80%
40.9
24.3
日常生活で利用しやすい道路の整備
60%
35.5
18.0
通勤や買い物の利便性
満足している
31.4
10.9
高齢者がいきいきと暮らす環境
(n=704)
40%
4.3
3.7
3.6
【10】 個人的な相談や用事を頼むことができる人の有無〈項目ごと〉(複数回答)
【元気づけてくれる人はいますか】
0
50
【心配事やぐちを聞いてくれる人はいますか】
0
50
100 (%)
25.6
親戚等
30.8
10.9
近所の人
8.7
近所の人
62.6
友人
62.6
友人
親戚等
68.6
家族
75.7
家族
民生委員・児童委員
1.6
民生委員・児童委員
1.1
地域の役員
1.0
ホームヘルパー
1.0
ホームヘルパー
0.9
地域の役員
0.9
福祉委員
0.1
福祉委員
0.3
(n=704)
いない
5.3
いない
5.5
その他
3.1
その他
3.3
無回答
2.4
無回答
3.7
(n=704)
【買い物や留守番などちょっとした用事を頼める
人はいますか】
0
50
100(%)
【病気で、数日間寝こんだときに、代わりに家族や
あなたの面倒を見てくれる人はいますか】
0
50
24.3
18.3
友人
11.1
友人
67.6
家族
親戚等
31.0
親戚等
近所の人
100 (%)
69.0
家族
11.5
近所の人
4.7
ホームヘルパー
0.9
ホームヘルパー
0.7
福祉委員
0.3
地域の役員
0.3
地域の役員
0.1
福祉委員
0.1
民生委員・児童委員
0.1
民生委員・児童委員
0.0
12.6
いない
その他
(n=704)
無回答
その他
(n=704)
【健康や介護のことで相談できる人はいますか】
0
50
32.5
27.7
親戚等
民生委員・児童委員
5.4
福祉委員
5.0
近所の人
4.7
ホームヘルパー
3.6
地域の役員
いない
(n=704)
100 (%)
63.9
家族
友人
1.3
12.4
その他
4.7
無回答
4.7
13.5
いない
1.4
4.1
48
100 (%)
無回答
0.9
6.0
【11】-1 住んでいる地域をより良くしていくために、あったらいいなと思うこと。(複数回答))
0
20
40
60 (%)
50.3
ひとり暮らし高齢者や障がい者を支えるしくみがあること
介護が必要な高齢者を支えるしくみがあること
48.6
住民同士のつながりや助け合いがあること
47.9
41.2
気軽に相談できる人がいること
33.4
地域組織(自治会など)を担う人材がいること
子どもの非行やいじめを相談できるしくみがあること
27.3
障がい者(児)のいる世帯を支えるしくみがあること
26.8
24.4
ひとり親家庭(母子・父子等)を支えるしくみがあること
ごみ処理や騒音などの生活環境について話し合える場
があること
22.3
8.2
特にない
その他
(n=704)
無回答
49
4.0
6.0
【11】-2 住んでいる地区についての考え
0%
20%
8.4
障がいのある方が住みやすい地区だ 5.0
17.2
住民が利用しやすい施設が整っている 5.7
40.9
(n=704)
そう思う
まあそう思う
25.7
27.7
17.8
17.0
33.2
あまりそう思わない
50
14.2
42.8
困りごとを気軽に相談できる地区だ 3.3 23.0
防災組織・支援体制が整備され安心だ 5.5
17.8
52.8
26.6
13.5
50.9
29.5
7.0
26.6
34.5
34.7
生きがいを感じられる地区だ 6.7
子供や孫にも、あなたの地区にすんでほしい
39.3
21.7
6.7 2.3
18.6
40.3
生活の場としてだんだん良くなってくる 7.0
今の生活に満足している
23.7
48.7
25.3
100%
12.9 4.5 2.0
52.3
22.0
近所付き合いは面倒だと思う 6.5
80%
48.3
15.1
地区のために何か役に立ちたい
高齢者が住みやすい地区だ
60%
32.2
住んでいる地区が好きだ
地区のまとまりは良いほうだ
40%
24.0
41.9
46.7
43.6
そう思わない
10.5
12.4
3.7
2.3
3.3
4.7
3.3
3.3
2.4
3.8
23.0
3.7
22.6
4.4
18.8
無回答
4.4
【12】 日常生活における地域の助け合い(複数回答)
【あなたやあなたの家族が今後地域に手助けしてほしいこと】
0
20
40
43.3
災害時の手助け
33.5
声かけや見守り
12.8
心配ごとなどの相談相手
11.2
急病時の看病や家族の世話
外出時の車などによる送迎
9.2
市役所などへの届出や連絡
8.2
掃除やごみ出し・簡単な家の修理
8.1
6.7
買い物・食事の世話
3.8
外出時の子どもの世話
30.1
特にない
2.6
その他
4.7
無回答
(n=704)
60 (%)
【隣近所や地域の困っている家庭に対し、あなた自身ができること】
0
20
40
38.2
災害時の手助け
24.7
心配ごとなどの相談相手
22.6
市役所などへの届出や連絡
外出時の車などによる送迎
14.2
掃除やごみ出し・簡単な家の修理
12.9
11.2
買い物・食事の世話
急病時の看病や家族の世話
7.2
外出時の子どもの世話
6.1
18.0
特にない
無回答
80 (%)
60.8
声かけや見守り
その他
60
2.3
3.8
(n=704)
51
【隣近所や地域住民が協力し合うことによってできること】
0
20
40
58.7
災害時の手助け
28.7
心配ごとなどの相談相手
24.1
市役所などへの届出や連絡
20.2
掃除やごみ出し・簡単な家の修理
17.0
外出時の車などによる送迎
買い物・食事の世話
13.4
急病時の看病や家族の世話
12.6
外出時の子どもの世話
12.5
特にない
13.1
無回答
(n=704)
2.7
4.7
【13】 住民同士の協力関係の必要性
7.1%
19.5%
67.9%
5.5%
80 (%)
60.8
声かけや見守り
その他
60
(N=704)
必要だと思う
必要だと思わない
わからない
無回答
52
【14】 住民同士の協力関係について必要だと思わないと回答した人の理由(複数回答)
0
20
個人の生活は一人ひとりの責任・自覚の
問題であるから
他人との関わりを持たない、自分だけの
静かな暮らしを求めている
友人、知人との結びつきがあれば十分
だから
地域社会などの問題は、市役所などが
全面的に対応すべきであるから
住民相互の協力活動には期待していな
いから
40 (%)
35.9
25.6
25.6
20.5
17.9
23.1
わからない
5.1
その他
7.7
無回答
(n=39)
【15】 保健、医療、福祉の情報の入手先(複数回答)
0
20
40
60
70.7
市役所の広報紙
43.0
回覧板・市内の情報誌
35.8
新聞・テレビ・ラジオ等のマスコミ
30.1
市役所のパンフレット・チラシ
家族
27.7
友人・知人
27.0
社会福祉協議会
17.8
病院・診療所や施設等
17.3
隣近所の人
13.8
インターネット
13.6
11.2
民生委員・児童委員、福祉委員
9.9
親戚
7.4
イベントや催し
ケアマネジャー
6.1
地域や福祉関係の団体
5.8
市役所の担当窓口や市の職員
5.8
介護サービス事業者
5.7
保健師等の専門職
(n=704)
3.6
公民館
2.0
情報を得るところがない
2.4
その他
1.7
無回答
80 (%)
3.7
53
【16】 保健、医療、福祉サービスの利用しやすい環境整備に充実すべきこと(複数回答)
0
20
40
60
66.1
わかりやすい情報の提供
サービスを利用しやすくするための
組織や仕組み
45.9
34.5
サービスの質
高齢者や障がいのある方に対する配慮
31.8
相談や苦情にいつでも対応できる窓口
30.8
26.8
サービスの種類、量
6.7
特にない
その他
0.7
無回答
(n=704)
7.0
【17】 地域の民生委員・児童委員、福祉委員の認知
2.6%
21.6%
75.9%
(n=704)
知っている
知らない
無回答
【18】 東かがわ市社会福祉協議会の認知
2.6%
25.6%
71.9%
(n=704)
知っている
知らない
54
80 (%)
無回答
【19】 支援を必要とする世帯の緊急事態に対応できる体制整備
2.4%
71.9%
28.4%
44.6%
14.3%
(n=704)
全体的に整っている
部分的に整っている
ほとんど整っていない
わからない
無回答
【20】 高齢者世帯や障がいのある方の世帯の訪問・見守り体制の有無
2.6%
9.1%
27.6%
43.5%
17.3%
(n=704)
地域全体にある
部分的にある
ほとんどない
わからない
無回答
【21】 地域活動に対する負担(労力、時間、金銭など)についての考え
3.6%
42.2%
38.9%
15.3%
(n=704)
地域をよくするためには、負担となっても必要である
地域をよくするためでも、個人の負担はしたくない
どちらともいえない
無回答
55
【22】 地域活動に対する参加についての考え
3.1%
27.7%
61.2%
8.0%
(N=704)
地域をよくする活動は、自分も含め住民参加が必要だ
地域をよくする活動は、熱心な人たちに任せておいた
ほうがよい
どちらともいえない
無回答
【23】 支え合い、助け合いに対する考え
4.1%
2.8%
4.4%
50.7%
37.9%
(n=704)
そう思う
どちらかといえばそう思う
どちらかといえばそう思わない
そう思わない
無回答
56
【24】 支え合い、助け合いに対する必要な心がけ(複数回答)
0
20
40
60
日ごろから、住民相互のつながりをもつよう
心がける
62.7
住民が地域の活動に積極的に参加する
49.7
地域住民一人ひとりが高齢者や障がいのある
方、生活に困っている方、不安を持つ方などを暖
かく見守る心をもつ
48.7
地域の人が気軽に集まれる場所をつくる
47.4
地域住民がともに地域の課題に目を向け、その
解決のために話し合って行動していくための体
制づくりに力を入れる
26.0
相談窓口等の充実を図り、地域活動の支援体制
を強化する
24.2
住民一人ひとりがサービスの担い手として
参加する
23.1
地域福祉を支えるボランティアやNPO(民間非営
利組織)の活動を盛んにする
16.0
地域の企業・団体が日ごろから地域社会の活動
に参加できるようにする
14.4
公民館が中心となって住民相互の交流活動を積
極的に進める
その他
10.7
1.1
6.3
わからない
無回答
(n=624)
80 (%)
1.3
【25】 支え合い・助け合いが大切だと思わない理由(複数回答)
0
10
20
30
40 (%)
個々の生活は一人ひとりの責任・自覚の問題であ
るから
37.3
31.4
住民相互の協力関係の活動に期待していないから
25.5
友人・知人との結びつきがあれば十分であるから
生活環境の改善は市役所など公的機関の役割だ
から
21.6
自分だけの静かな暮らしを求めているので、他人と
のかかわりをもたない
その他
わからない
(n=51)
57
17.6
7.8
35.3
【26】 ボランティアやNPO活動への参加の有無
5.0%
23.6%
38.2%
17.2%
16.1%
(n=704)
参加している
以前参加したことはあるが、現在参加していない
全く参加したことはないが、今後参加してみたい
全く参加したことはなく、今後も参加したいと思わない
無回答
【27】 参加している(していた)活動(複数回答)
0
20
40
52.4
町内会等の活動
36.9
地域社会福祉協議会の活動
23.8
ボランティア団体の活動
子ども会の活動
21.2
PTAの活動
20.4
公民館の活動
11.5
老人クラブの活動
10.7
消防団の活動
4.7
7.9
その他
(n=382)
無回答
60 (%)
1.3
58
【28】 参加している(したことはある)人で、今後参加したい活動(複数回答)
0
20
40
60 (%)
まちづくりに関する活動
(祭りの手伝い、自治会活動など)
55.2
自然や環境保護に関する活動
(川・海のゴミ拾い、木を植えるなど)
42.1
高齢者への支援
(声かけ、話し相手、ゴミ出しなど)
38.2
20.4
福祉施設への訪問や交流などの活動
交通安全に関する活動
(通学路等での指導など)
18.8
青少年の健全な育成に関する活動
(スポーツの指導、校区の見回りなど)
17.0
スポーツ・文化・レクリエーションに関する活動
(出前演奏、史跡案内、方言指導など)
13.9
子育て支援や子どもの世話
(子守り、一時預かりなど)
10.5
障がいのある方(子ども)の支援
(散歩の手伝い、病院の送迎、ゴミ出しなど)
10.2
国際交流に関する活動
(通訳、ホームステイの受け入れなど)
3.7
その他
4.5
(n=382)
6.3
無回答
【29】 活動してきて、今までよかったと思ったこと(複数回答)
0
20
40
60 (%)
56.5
多くの人との交流の場を得ることができた
39.8
ものの見方や考え方が深まった
36.1
友人を得ることができた
34.8
ボランティア活動の重要性やたいへんさがわかった
31.2
満足感や充足感を得ることができた
24.3
知識や技能が身についた
自分の経験や知識、技能を社会や人のために
活かすことができた
その他
19.4
2.1
8.6
特にない
(n=382)
無回答
59
3.9
【30】 参加したことはない人で、今後参加してみたい活動(複数回答)
0
20
40
60 (%)
高齢者への支援
(声かけ、話し相手、ゴミ出しなど)
49.6
まちづくりに関する活動
(祭りの手伝い、自治会活動など)
43.0
自然や環境保護に関する活動
(川・海のゴミ拾い、木を植えるなど)
39.7
子育て支援や子どもの世話
(子守り、一時預かりなど)
21.5
交通安全に関する活動
(通学路等での指導など)
14.9
14.0
福祉施設への訪問や交流などの活動
スポーツ・文化・レクリエーションに関する活動
(出前演奏、史跡案内、方言指導など)
13.2
障がいのある方(子ども)の支援
(散歩の手伝い、病院の送迎、ゴミ出しなど)
11.6
青少年の健全な育成に関する活動
(スポーツの指導、校区の見回りなど)
8.3
国際交流に関する活動
(通訳、ホームステイの受け入れなど)
(n=121)
3.3
その他
1.7
無回答
2.5
【31】 参加したことがない理由(複数回答)
0
20
40
47.0
時間の余裕がない
25.9
健康に自信がない
24.1
参加する方法がわからない
たいへんそうだから
22.9
関心がない
22.3
21.1
一緒に活動する仲間がいない
12.0
活動する場所や機会がない
10.2
他人のことにはかかわりたくない
7.8
金銭的な負担がかかりそうだから
10.8
その他
(n=166)
無回答
60 (%)
1.8
60
【32】 高齢者が住みやすいまちをつくるために、重要なこと(3つまでの複数回答)
0
10
20
保健・医療・福祉の情報提供や
相談機能を充実させる
ホームヘルパーなど専門職の人材を
確保・養成する
高齢者の生きがいを高める事業を
拡充する
高齢者の自立支援・健康づくりを
推進する
28.4
27.8
23.9
22.6
21.2
福祉サービスの質・量を確保する
高齢者自らの経験を生かすような
機会をつくる
高齢者が利用・移動しやすい
道路・建物などを整備する
17.0
14.6
13.8
高齢者の就労機会を拡充する
公民館のある地域などを単位とする
地域の支えあい活動を充実させる
13.1
世代間交流を促進する
12.9
その他
(n=704)
40 (%)
33.5
福祉サービスの費用負担を軽減する
高齢者に対する防災・安全対策を
充実させる
高齢者の芸術・文化活動・スポーツ
レクリエーション活動などを振興する
高齢者に対する人権意識の啓発や
教育を推進する
30
8.2
7.4
1.8
2.0
4.4
無回答
61
【33】 障がいのある人が住みやすいまちをつくるために、重要なこと(3つまでの複数回答)
0
10
20
30
保健・医療・福祉の情報提供や相談機能を
充実させる
40 (%)
29.7
ホームヘルパーなど専門職の人材を
確保・養成する
28.7
障がいのある方の自立支援・健康づくりを
推進する
28.3
26.1
障がいのある方の就労機会を拡充する
障がいのある方の社会参加の機会を
充実させる
23.3
障がいのある方の生きがいを高める事業を
拡充する
23.2
21.2
福祉サービスの質・量を確保する
障がいのある方が利用・移動しやすい
道路・建物などを整備する
17.9
障がいのある方に対する防災・安全対策を
充実させる
10.7
障がいのある方に対する人権意識の啓発や
教育を推進する
9.9
公民館のある地域などを単位とする
地域の支えあい活動を充実させる
9.1
障がいのある方の芸術・文化活動・
スポーツレクリエーション活動などを振興する
その他
(n=704)
8.0
1.3
8.1
無回答
62
【34】 子どもを健やかに育てるために、重要なこと(3つまでの複数回答)
0
20
40
子どもが安心して楽しく遊べ、学べる環境を
整備する
子育てと仕事を両立できる雇用環境を
整備する
45.2
39.1
33.2
安心して出産・育児ができる環境づくりを行う
地域ぐるみで子育てを支援する環境を
整備する
男女がともに協力して家庭生活を営む意識を
浸透させる
28.7
25.3
19.3
若い世代から子育て意識を浸透させる
16.9
子育て家庭への支援を充実させる
12.2
乳幼児期から、心の教育を行う
地域と学校の連携を強化する
8.1
子どもが文化にふれる環境づくりを行う
7.7
子どもの人権が尊重される体制や環境を
整備する
子どもが国際社会に対応できる環境づくりを
行う
その他
(n=704)
無回答
63
60 (%)
7.4
5.8
1.3
6.8
【35】 住民相互の助け合い活動を活発にするために大切なこと(3つまでの複数回答)
0
10
20
30
思いやりの心、やさしい心を育てるなど人々の
意識への働きかけ
34.4
育児休暇や介護休暇、労働時間の短縮など、
企業の仕事と家庭の両立施策や制度を充実させる
33.5
困っている人や助け合いの場や組織に
ついての情報を得やすくする
26.6
身近なところで気軽にボランティア活動などに
参加できる体制をつくる
21.3
地域活動のリーダーや活動に携わる人材を
養成する
18.8
地域における福祉活動の意義と重要性を
もっと啓発する
17.8
学校や地域で福祉教育を行う
14.2
地域でのボランティアなどの活動拠点を
整備する
13.9
住民参加による地域福祉活動が地域の中で
展開できる組織をつくる
13.5
差別意識のない地域づくり
(心のバリアフリー)の啓発を行う
12.8
11.5
福祉活動の専門職員の充実を図る
8.1
企業の福祉活動を充実する
4.4
介護やボランティア活動に関する研修を行う
その他
(n=704)
無回答
64
40 (%)
0.9
7.2
【36】 火事や地震等の災害時に一人で避難できるか。
1.1%
16.5%
7.2%
75.2%
(n=704)
できる
できない
わからない
無回答
【37】 家族が不在の場合や一人暮らしの場合、近所に助けてくれる人の有無
2.1%
34.2%
42.8%
20.9%
(N=704)
いる
いない
わからない
無回答
【38】 地域における災害時の備えとして重要なこと
0
10
20
27.3
日頃からのあいさつ、声掛けや付き合い
地域での避難訓練
14.6
危険箇所の把握
14.3
13.1
地域における援助体制の構築
10.8
防災・減災に関する学習会
8.1
地域の要援護者の把握
5.7
要援護者に対する情報伝達体制の構築
2.3
ボランティアの育成
その他
(n=704)
無回答
65
30 (%)
1.0
2.8
(2)中学生アンケート(自由記述欄から)による意見
○あなたは日常生活の中で、どのようなことに気をつけていますか。
・ごみのポイ捨てをしない。
・迷惑行為はしない。
・近所の人に会ったら挨拶をする。
・交通マナーを守って安全に生活する。
○今、あなたの住んでいる地域の「良いところ」と「悪いところ」を教えてください。
「良いところ」
・地域の人と、挨拶ができているところ
・地域の人同士の仲が良い。
・近所で助け合っている。色んな行事がある。
・地域の人がとても優しい。みんな家族のように話しかけてくれる。
・いろんな人達との交流があること。中学生が地域の行事に参加しやすいこと
・お年寄りに親切な人が多い。
・地域の人達がみんなで協力していて、良い町を作り上げようといろんな人たちがボラン
ティア活動に参加していること
・近所の人との交流が多い。
・自然が多く、空気がきれい。
・緑が多く、いつでも優しい気持ちになれるところ
・環境に恵まれている。
・人が良い。
・池などがたくさんあり、自然が豊か
「悪いところ」
・子どもが遊べる所、自習できる所が少ない。
・中高生が集まれる所が少ない。
・ショッピングセンターが少ない。
・交流の場がない。
・娯楽施設が少ない。
・高校や大学、専門学校が少ない。
・ごみのポイ捨てが多い。
・海にごみがあって汚い。
・海が汚い。川が汚い。
・交通事故が多い。
66
○あなたを含め、高齢者や子どもが「困っている」と思うようなことがあなたの周りに
ありますか。
・歩道が無いところが多くて危ない。
・歩道橋が少ない。
・お店が少ししかないので、遠くにお店がある人は少し困る。
・横断歩道が少なすぎる。道路がきちんと整備されていない所がある。
・道の歩道が狭い。バイクの音がうるさい。交差点の信号が変わるのが早い場所がいく
つかある。
・歩道と車道が近くて危ない。
・道路にライトが少なく、部活の帰りなどが少し怖い。
・街灯が少ない。
・ライトがあまりないので、夜に事故がないように、増やしてほしい。
・バリアフリーが少ない。
・段差が多く、スロープがあまりない。
・新道と旧道の段差が危ない。
・段差が多く、お年寄りが生活しにくい。
○今後、あなたの住む地域や東かがわ市がどのようになってほしいと思いますか。
・地域の人と仲良くできるようにしたい。
・働ける場所があり、活気のある地域にしたい。
・交通の整備や充実した施設のあるような東かがわ市
・自然の整備
・まず安心できる安定した町
・高齢者が住みやすいバリアフリーでスーパーや公園がたくさんある町
・高齢者でもすぐに買い物が出来るような所ができてほしい。
・誰もが住みやすい、ごみが落ちていない。
・もっと安全に目を向けてほしい。子供と高齢者をふれ合わせてほしい。
・自然のある都会
・地域の人たちがみんなふれ合える機会を増やし、いろいろな交流ができるようになれば
いいなと思う。
・幅広い範囲でみんなが関わっていく。また、高齢者が一人で住むのをなくす。
・若い人がたくさんいる市
・いろいろな人とよく会話ができて、楽しめる地域
・お互いが思いやりをもって接することができる町
・もっとみんなが楽しめるところが欲しい。
・私は自然が豊かでお店がたくさんあり、子どももお年寄りも安心して暮らせる東かがわ
市になってほしいと思っています。そして、地域との交流が盛んな活気がある市がいい
です。
67
・他の地域から来た人が、ここに住みたいと思えるような、環境が良く、地域の人との交
流ができる町になってほしい。
・みんなが住めるような地域になってほしいです。子どもとか中学生も住めるきれいな学
校になってほしい。
・高齢者の方にも障害者の方にも、小さな子供にも生活しやすい町。事故が少ない町
・店がたくさん立ち並ぶ町にしてほしい。また、大型ショッピングセンターなどがあれば
ものすごく便利だと思う。そして子どもが遊べる施設などがあればものすごく便利だと
思う。
・もっと活気のある市になってほしい。
・地域の方々が今よりもっと明るくなってほしい。緑を大切にしてほしい。お年寄りが住
みやすい町にしてほしい。将来子供が困らないようにしてほしい。
・自然が多く、みんなが元気で明るくあいさつがよく聞こえてくる、住みやすい町
・今の自然を残しながらも、もっともっと今よりも発展した街になってほしいです。
・みんなが笑顔で快適に暮らせる市になってほしい。
・高齢者も子どもも住みやすい環境にしてほしい。
・色々な人(高齢者や小さい子など)たちが、たくさん交流できるようなイベントがあっ
たらいいと思う。
・市内の人がみんなで支え合い、思いやりであふれる町
・どんな人(障がい者など)でも明るく受け入れられる地域。助け合える地域
・犯罪が少なくなって全員平等な市
・いろんな仕事ができて住みやすいところ
・親たちが安心して子供を預ける遊園地などがほしい。
・緑あふれる町、周りの人とつながりがある町
・交通事故や犯罪がない地域
・交通の設備をしっかりしてほしい。
・あいさつをしっかりする、地域の人と交流が多いような東かがわ市にしてほしい。
・年の差が関係ない良い社会
・もっと全国的に有名なものを作ってほしい。
・自然豊かで皆が仲良く助け合える東かがわ市
68
(3)地域懇談会
~「話し合ってみない会」
(福祉に関する座談会)~
◆実施期間
平成 26 年 11 月 4 日~平成 26 年 11 月 18 日
回数
旧地区名
地区名
開催日
1
白鳥地区
福栄地区
11 月 4 日
2
白鳥地区
五名地区
11 月 6 日
3
大内地区
誉水地区
11 月 7 日
4
白鳥地区
本町地区
11 月 10 日
5
大内地区
丹生地区
11 月 11 日
6
大内地区
三本松地区
11 月 12 日
7
引田地区
引田・小海地区
11 月 14 日
8
白鳥地区
白鳥地区
11 月 17 日
9
引田地区
相生地区
11 月 18 日
69
★(相生地区)
・敬老会はなぜ地区でするのか。相生全体ではだめなのか。
・サロン以外でも気軽に出席できる場や、立ち寄れる場所、「集いの
地
域
コ
ミ
ュ
ニ
テ
ィ
課題
家」のようなものが欲しい。出て行きたくないと言う人が何人かい
る。
・中心で動いてくれる人が少なく、お世話する人も大変な時がある。
男女共に楽しめることを考えるのは難しい。
・お金だけをおろすのではなく、やる前の情報発信と反省会のフィー
行政・関係機関
ですべきこと
ドバックをして、官民一緒に地域を盛り上げる。
・今の敬老会開催スタッフが敬老会参加者になった時、敬老会ができ
る次世代リーダーの育成をする。
・徘徊者や、気になる方を見守る仕組みが必要。
課題
・地域に若い人が少なく、日中独居の高齢者が非常に多い。
・見守りが必要な方が増えると、見守る側の人数が足りなくなる。
・生活の中にある程度入らないと、詳しい状況がつかみにくい。
地
・グループを作って、見守り活動をする。
域
ネ
ッ
ト
ワ
ー
ク
自分で・自分たち
でできること
・地域の憩いの場の運営や、専門的な勉強会へ参加する。
・移動販売車を活用する。
・関係機関と協力し、生活支援サービスを実施する。
(買い物、外出支援等。ファミリーサポートセンターの高齢者版)
・介護認定者(気になる方)の情報提供をする。(市から地域活動者
行政・関係機関
ですべきこと
へ)
・見守り活動に関係する専門的な講師を招き、対象者(OB、次世代)
を分け、参加しやすい時間で勉強会を開催する。
・活動経費等の支援をする。
・近隣の人に悩みを知られたくないため、相談に行けない人がいる。
課題
・どこまで困っている人の相談にのればよいかわからない。
・相談場所がわからない。
・気軽に相談できるところが欲しい。
・グループで自治会内を見回って相談にのり、相談ができるような人
総
合
相
自分で・自分たち
でできること
間関係をつくる。
・相談を受けるような講座に積極的に参加する。
・関係機関にしっかりとつなぐ。
談
・相談窓口の周知と一本化に努める。
行政・関係機関
ですべきこと
・ボランティア活動を有効に活用する。
・リスクに対しての指導や、地域で解決できない課題ができたときの
指導を徹底する。
・寄り合える場所づくりをする。
70
・ハザードマップの点検と使用方法に関する学習会が必要。
課題
・災害に対する住民の意識が低い。
・老朽化したブロック塀は危険である。
地
・地域のイベントやサロンを通じて防災・減災に関する学習会を開く。
域
自分で・自分たち ・各自治体で避難場所を決めておく。
防
でできること
災
・ブロック塀の危険度を住民に周知する。
・災害に対する意識向上の為、語り部さんを招いて体験を聞く。
行政・関係機関
ですべきこと
・高速道路の土手に階段を付けて、避難できるようにする。
・避難所の整備、設備の確認をする。
・古いブロック塀を改修するための補助金制度を制定する。
71
★(引田・小海地区)
・参加者が少ない、リーダーがいない等の理由によりサロン等の運営
が難しくなる。
課題
地
段がない。
・案内しても来ない人がいる。どんなに近くでしても変わらないかも
域
コ
ミ
ュ
ニ
テ
ィ
・運転手が高齢化して一緒に来られなくなるなど、会場までの移動手
しれない。
・男女が楽しめるように、受け身的な与えられるものではなく、参加
型のものを活用してみる。商品のあるゲームや、体の体操や頭の体
自分で・自分たち
でできること
操も入れる。
・お試しサロンをやってみる。
・すでにあるサークルを社会資源として使ってみる。
・回覧板を早く回して、情報を早く伝える。
行 政 ・ 関 係 機 関 ・気軽に立ち寄れる会場の整備、使用料などを検討する。
ですべきこと
・後継者づくりの支援をする。
・認知症の方の対応は大変であるが、理解の無い家族の対応はそれ以
課題
上に大変である。
・生活支援が必要な高齢者に、同居家族がいる場合は介入が難しい。
・世代間の交流も無く、挨拶を交わさない人も増えている。
・自分自身の知識を高め、健康づくりに努める。
地
域
自分で・自分たち ・常日頃から、隣近所とのコミュニケーションを図る。
ネ
ッ
ト
ワ
ー
ク
でできること
・認知症などの対象者の近所の方への協力依頼、協力への意識付けを
行う。
・見守りを実施するにあたっての関係機関・団体等との連絡を調整す
る。
行政・関係機関
ですべきこと
・訪問時に活用できる、生活に役立つ地域情報を提供する。
・幅広い年齢層、対象者が参加できるように、日程時間などを工夫し
学習会を開催する。
・郵便局員の協力依頼をする。
・次世代の方たちへのアプローチをしていく。
72
・成人のひきこもりについての支援や、就学前の子どもに関しての相
談先がどこにしたらよいかわからない。
・地域の民生委員がわからない。
課題
・同じ障害などの悩みを持っている人がどこにいるのかわからない。
・専門職の相談先が少ない。
・相談先をたらいまわしにされる。
・地域のつながりが希薄になってきている。
・近所同士、顔の見える関係づくりに努め、相談先を教えあう。
・困っている人がいた場合は、必ず声かけをし、誰かに必ず連絡をす
総
合
相
自分で・自分たち
でできること
談
る。
・依頼された講座などに積極的に参加する。
・関係機関に現状と要望をしっかりと伝えていく。
・自治会内で相談を受け入れてくれる人を育成する。
・自治会の役員欄に、民生児童委員や福祉委員の名前を掲載する。
・地域で解決できない問題が生じた場合の、相談機関としての支援を
行う。
・活動や育成に関しての助成や補助を行う。
行 政 ・ 関 係 機 関 ・ひきこもりの人や、悩みを持った人が集まれる場所を設置する。
ですべきこと
・講師を招いて、講演会を開催する。
・専門職相談の定期的な訪問相談を実施する。
・地域の様々な施設を連携させることにより、相談窓口を一本化する。
・ひきこもりサポーター養成講座を実施する。
・小海地区には指定された避難場所がない。
・行政の動きが遅い。防災に関する学習会を行政指導で開催してほし
課題
い。
・古い空き家は解体すべき。
地
・住民の8割が高齢者では弱者を助けることができない。
域
防
自分で・自分たち
災
でできること
行政・関係機関
ですべきこと
・自治会内の若年層に防災に関する情報を周知する。
・自分達でも、講師を招いて学習会を開催する。
・防災訓練時に、炊き出しで参加者の増加を図る。
・小海地区の新しい避難場所を早急に決定する。
・古い空き家の解体のための、補助金制度を制定する。
・自治会の座談会で出た意見を、警察署や消防署に伝達し、共有する。
73
★(本町地区)
・サロンがない地域がある。
・本町地区では子どもが少ない。
地
域
コ
ミ
ュ
ニ
テ
ィ
課題
・家にこもっている人に対して、どんな方法で連れ出してあげればよ
いかがわからない。
・憩いの場に男性も参加してほしい。
自分で・自分たち ・独居老人にできる限り話しかけ、悩みがあれば聞く。
でできること
・男性の講師やボランティアをお願いする。
行 政 ・ 関 係 機 関 ・憩いの場と機能訓練室を交換する。
ですべきこと
・若者の雇用を生み出す。
・閉じこもりたい人が増えてきた。
・気になる方、周りの支援が必要な方がいても、家族が隠したが
課題
る。
・年齢の差や認知症、一人暮らし等で隣近所との付き合いが少な
い。
地
・毎日の生活に目的と役割を持つように心がける。
域
・認知症に関係する研修会や勉強会に積極的に参加し、知識を得
ネ
ッ
ト
ワ
ー
ク
自分で・自分たち
でできること
て、備える。
・関係団体の枠を超えて、見守り、声かけグループの組織づくり
を行い、気になる方を早期に専門機関につなげてあげる。
・地域の中で相談できる仕組をつくり、隣近所でサポートしてい
く。
・認知症や見守り、訪問活動に関する専門的な研修会を開催する。
行政・関係機関
ですべきこと
・地域見守り隊の養成、スキルアップ等の活動支援を行う。
・日常生活において、地域に役立つ情報を発信する。
・地域の見守り訪問活動をすることにより、生じる相談事の対応
窓口、担当職員を設置する。
・介護、認知症、疾病、施設入所などに関する相談が多い。
課題
・一人暮らし高齢者の見守りに関する相談がある。
・近隣トラブル、御山の枯れた松の問題等。
・地域で出前講座を受講する。
総
合
自分で・自分たち ・有益な情報を地域の人達に周知する。チラシ等の配布。
相
でできること
・自治会館等への巡回相談を実施する。
・相談へ同行する。
談
・総合相談窓口を設置し、地域性をよく知る本町地区の担当者を
行政・関係機関
ですべきこと
2~3名配置する。
・保健師の巡回相談会を実施する。
・出張相談にも応じるようにする。
74
・古いブロック塀は危険である。
課題
・体の不自由な人の安否確認をどうすればよいかわからない。
・土地が低いので、もっと排水を整備してもらいたい。
・避難訓練の内容の見直しや、ハザードマップ活用法の講習会が必要。
地
・自主防災組織づくりのために、若い世代の人と関連を持つ。
域
・非常食を各自準備しておく。
防
自分で・自分たち ・要援護者の避難の送迎をする。
災
でできること
・独自に簡易的なハザードマップを作成する。
・側溝や用水路の清掃などの自分たちで出来る防災を実行する。
・実際に避難袋を持ち、避難訓練を行う。
行 政 ・ 関 係 機 関 ・避難場所の見直しをする。
ですべきこと
・古いブロック塀を改修するための補助金制度を制定する。
75
★(白鳥地区)
地
課題
域
コ
ミ
ュ
ニ
テ
ィ
・男性が参加できるような内容を考えてほしい。
・80歳以上の方の参加が少ない。
・元気な方は参加できるが、足が痛い方の参加が難しい。
・サロンの存在を知らない。
・家々の離れ具合で集まり具合が変わってきてしまう。
自分で・自分たち ・まずは総会で呼びかけ、4~5人が寄ってサロンを始めてみる。
でできること
・1コイン(500円)クラブを作る。
・予算をもっと増やすようにする。
行 政 ・ 関 係 機 関 ・出前講座を利用する。
ですべきこと
・会費や募金が何に使われているかを周知する。
・サロンに関する情報を周知する。
地
域
ネ
ッ
ト
ワ
ー
ク
・ひきこもりを早く見つけて、その情報を関係機関等に伝える必要が
ある。
課題
・認知症の方が地域に増えてきている。
・両親の支えにより生活している人を、支える仕組みが必要になって
いる。
・自分でできることはしっかりと努める。
・隣近所で支えてあげられる支援に努める。但し、1人では行動しな
自分で・自分たち
いようにする。
でできること
・訪問を行い、情報発信、収集活動を実践する。
・サロン活動を推進・継続する。
・地域住民に役立つ情報を発信してもらい、その情報を持って訪問活
行政・関係機関
ですべきこと
動を行い、相手の顔を見て伝えることに活用するため。
・見守り活動に関する仕組みを制度化する。
・正しい知識と効果的な活動ができるよう、専門的な学習会を開催す
る。
総
合
・介護に関する相談や、法律的問題があるが、守秘義務がネックにな
課題
ることもある。
・相談窓口が多すぎて、どこに相談してよいかわかりにくい。
・身近な集会場での相談受付をする。
自分で・自分たち
・緊急時、親族などへの連絡をする。
でできること
・民生委員、福祉委員との連携を図る。
・最初の相談窓口の統一化。どんなジャンルの相談でも一旦受けられ
相
る窓口を開設する。
談
行 政 ・ 関 係 機 関 ・白鳥地区担当職員を配置する。
ですべきこと
・保健師の定期訪問(健康相談)を実施する。
・民生委員、福祉委員制度の周知に努める。
・積極的に相談などの出張受付を行う。
76
・ハザードマップを見直すべき。
課題
・防災に対する意識が低い。
・現状の防災訓練で本当に意味があるのかわからない。
・避難時の持ち出し用品の知識が足りない。
地
域
自分で・自分たち
防
でできること
災
・地域で防災イベント・訓練を開催する。
・住民一人一人の意識改革を促す。
・集会所に防災用品を備えておく。
・避難所までの経路に街灯を増設する。
行政・関係機関で ・防災リーダーを養成する。
すべきこと
・防災情報の発信や、防災マップ(ハザードマップ)作りへ取り組む。
・古い家屋の防災対策を講じる。
77
★(福栄地区)
地
域
コ
ミ
ュ
ニ
テ
ィ
課題
自分で・自分たち ・サロンを小単位で開催する。
・自治会への声掛けをする。
でできること
課題
地
域
ネ
ッ
ト
ワ
ー
ク
・行事に参加したいが少ない。
・サロンの後継者がいない。
・サロンがない地域もある。
・地域全体をみても70歳以上の人がたくさんいるので、支え合う仕
組みが必要。
・見守りをする側の人も少なくなっている。子どもの数が少なく不安
である。
・認知症の予防について細やかな取り組みが必要である。
・サロンの開催回数を増やし、小規模なサロンをたくさんつくる。
自分で・自分たち
でできること
・ふれあい学習(土曜学習)を進める。
・子どもたちにサロンの活動を知ってもらう。
・後継者の育成について考える。
・子ども会と食生活改善委員会とが連携をして、集いの場を開催する。
行政・関係機関
ですべきこと
・サロン活動の報告書を簡素化する。
・人と人とが触れ合うコミュニケーションの場を作る。
・地域の特性を活かした産業づくりを行う。
総
・福栄地区に身近な相談窓口がない。
・交通手段も乏しいので、買い物や通院にも困っている。
・独居高齢者がひきこもり気味になるのが心配。
・医療費、介護費がどれくらいかかるのか心配。
合
・地域のアンテナ役を選任する。
課題
相
談
自分で・自分たち ・身近な相談を窓口につなげる。
でできること
・最寄りの相談所への送迎・同行する。
・課題を解決するための集会を開く。
行 政 ・ 関 係 機 関 ・福栄市区に総合相談窓口を設置し、行政担当者を配置する。
ですべきこと
地
課題
域
防
災
自分で・自分たち
でできること
・災害に関する学習会が少ない。
・街灯が少ない。
・一人の時に災害に合ったらどうしていいかわからない、高齢者はな
かなか逃げられない。
・防災情報が少ない。
・災害の規模によっては避難所に行けない場合もある。
・各自でここは安全だと思うところを普段から探しておく。
行 政 ・ 関 係 機 関 ・避難場所の選定をし直す。
ですべきこと
・自治会単位で防災の学習会を開けるように支援する。
78
★(五名地区)
・高齢化と人口減少で空き家が多い。
・サルの被害に悩まされる。
地
課題
域
コ
ミ
ュ
ニ
テ
ィ
・若者が少ないため、後継者不足に悩んでいる。
・動けない高齢者が多く、活動には参加してもらえない。
・呼びかけに応じない人への対応を、どうしたらよいかわからな
い。
自分で・自分たち
でできること
・次世代への声掛けをする。
・サロンを継続する。
・後継者を育成する。
行 政 ・ 関 係 機 関 ・給食サービスの回数を増やす。
ですべきこと
課題
地
域
ネ
ッ
ト
ワ
ー
ク
・福祉タクシーの整備を行う。
・住民同士のつながりがあるため、見守る地域の目が多い。こう
した地域の活動を続けていくこと。
・隣近所を気に掛けるよう、常日頃から意識し、地域を見守る仕
自分で・自分たち
でできること
組みを充実させる。
・告知端末を活用して、地域情報を発信する。
・危機管理は自分たちでしっかりと取り組む。
・告知端末を五名地区で活用できるよう、説明会を開催し、移住
行政・関係機関
ですべきこと
者については、告知端末の設置の無料化を検討する。
・地域福祉に関係する地区担当職員を配置する。
・郵便局の集配員に協力を依頼する。
・交通が不便であり、買い物や通院などに不便である。また、困
課題
り事があっても相談にも行けず、バス停も遠い。
・高齢者の一人暮らしが心配である。
総
合
自分で・自分たち
相
でできること
談
行政・関係機関
ですべきこと
・地元の様々な情報を提供し、有益な情報を周知する。
・問題を地域で解決するための集会を開く。
・相談員と同行訪問する。
・行政か社協で、五名地区の担当者を置く。
・有益な情報を積極的に周知する。
・総合相談窓口を開設し、出張相談にも応じる。
79
・災害時の飲料水が心配である。
・非常時に行政はなかなか五名まで来られないのではないか。
課題
・防災サイレンが聞こえない。
・災害時に避難所まで行くのが困難。
・停電の時に連絡が取れず状況がわからないので、無線などが必
地
要なのではないだろうか。
域
防
自分で・自分たち
災
でできること
・備蓄品の準備
・自治会全体で世帯に対し、備蓄品を配布する。
(行っている地区
あり)
・危険箇所を整備する。
行 政 ・ 関 係 機 関 ・電波が届くかどうかなど、無線のテストや訓練を行う。
ですべきこと
・情報網を整備して、正確な情報を届ける。
・危険箇所をリストアップし、ハザードマップに反映させる。
80
★(三本松地区)
・近所の知人が次々と施設などに入所し、話し相手が少なくなっ
てきている。
・若い人(60歳~)になるべく参加してほしい。
・高齢化で外出がおっくうになる人が多く、一人暮らしの人を誘
課題
地
・バスを使って遠出などを企画したいが、参加費が高いと人が集
域
コ
ミ
ュ
ニ
テ
ィ
っても気軽に出てこない。
まりにくい。
・何回もサロンをすると、内容が同じになり、参加者が少なくな
る。
自分で・自分たち
でできること
・サロンへの集客増加、減少防止のため、自治会の案内を工夫す
る。
・若い世代のサロンを立ち上げてみる。
・デイサービスの職員に地域のサロンへの参加を促してもらう。
行 政 ・ 関 係 機 関 ・サロンの内容の情報発信をする。
ですべきこと
・サロンの助成金を検討する。
・サロンより少ない老人クラブの補助金を増やす。
・みんなで支えてあげられる地域が理想である。
課題
・広報誌も読まない人が増えている。
・認知症の気になる方については、家族とも連携し、万が一の時
に対応できるように話し合っている。
地
・普段の生活の中で、地域の様子を意識しておく。
域
ネ
ッ
ト
ワ
ー
ク
・勉強会等への参加をする。
自分で・自分たち
でできること
・男性が一人でも生活できるよう、男性のための料理教室を開催
する。
・送迎システムのあるサロンを検討する。
・訪問活動を展開する隣近所の声掛け見守り隊を結成する。
・情報収集・発信の場として、サロン活動に取り組む。
行政・関係機関
ですべきこと
・専門的な知識と技術を学ぶための勉強会を地元で開催する。
・見守り隊を守る仕組みとして行政の後ろ盾が必要。
・緊急時の対応、相談等を受け入れる。
81
・相談をしても安心かという不安がある。
・どこに相談したらよいか、周知が行き届いていない。
課題
・気軽に相談できる人が自治会内にほしい。
・土日の相談の受付を充実させてほしい。
・転入してきた人への周知や、外国籍の方への広報をきちんとし
てほしい。
総
合
相
自分で・自分たち ・一人暮らしの方への声掛けをする。
でできること
・自治会内で相談役を育成する。
・転入した際に自治会名や自治会長の名簿を渡す。
談
・相談に対するマニュアルを作り、職員のスキルアップを図る。
行政・関係機関
ですべきこと
・予算を確保する。
・相談窓口を一本化し、丁寧に相談対応できるような体制を整備
する。
・外国語の案内チラシや看板を増設する。
・民生委員の周知と広報等を徹底する。
・一人暮らしの高齢者の支援をどうするか。
課題
・逃げ道の確保ができるかどうか。
・避難のタイミングの判断が難しい。
・ゲリラ豪雨に対し、排水路は機能するのか。
・平常時から自治会の会合で防災について話し合う。
・声掛けをして、日常でのコミュニケーションを図る。
地
域
防
自分で・自分たち ・非常時の持ち出し品を点検する日を毎月決めておく。
でできること
・危険箇所について、若い世代にも理解しておいてもらう。
・マンホール、排水溝を確認する。
災
・要援護者登録を活用し、高齢者の避難に備える。
・警報を市独自で出す。早めの避難警報と、避難所の開設をする。
行政・関係機関
ですべきこと
・避難所に備蓄品を置く。
・災害の事後処理をしっかり行う。
・避難場所である三本松高校での避難訓練の実施や、住民向けの
避難所運営の訓練を実施する。
82
★(誉水地区)
・世代間の交流がないので、近所の人でも児童、父兄等の名前が
分からない。
課題
・高齢者同士の交流もない。
・月に一度くらい食事会を楽しみたい。
・地域行事等が面倒に感じる。
地
・地区ごとに歩いていける距離で、集まれる場所がほしい。
域
・挨拶を心がける。
コ
ミ
ュ
ニ
テ
ィ
自分で・自分たち ・防災頭巾づくりは人が集まりやすい。作り方を伝えに行くこと
でできること
も可能。
・サロンに子どもたちを呼んで交流する。
・多世代が交流できるように指導者をコーディネートする。
・次世代のリーダーを育成する。
行 政 ・ 関 係 機 関 ・地域と交流することが、少子化の子どもの学力アップにつなが
ですべきこと
ることを周知する。
・学校に声をかけ、地域の人に挨拶をするよう、子どもを指導し
てもらう。
・高齢者も増えると共に、空き家も増えてきている。
・高齢者宅でインターホンが壊れている、または聞こえない人が
いる。
課題
・自治会加入のメリットが感じられず、脱会する人も増えている。
・万が一の備えとして緊急通報装置があるが、認知症の方は使う
ことができない。
・緊急通報装置の取り扱いについて、緊急時対応の施設割が旧町
地
エリアであり、非効率的である。
域
ネ
ッ
ト
ワ
ー
ク
・皆で協力して見守り活動を実践する。
・日常生活に役立つ情報を持って訪問し、情報伝達と共に様子を
自分で・自分たち
でできること
確認する。
・耳の不自由な方や不在時には、郵便受けにメモを入れ、やり取
りを行う。
・見守られる側も参加できるスタイルを取り入れる。
・住民活動としての見守り活動の仕組みをつくる。関係書類等の
行政・関係機関
ですべきこと
様式は簡素化する。
・緊急通報装置対応エリアの見直しを行う。
・避難行動要支援者支援制度における、要支援者の仲介をする人
が必要になっていることへ対応していく。
83
・コミュニティバスを運行してほしい。
・通院、買い物の交通手段に乏しい。
課題
・近所との交流が少なくなった。
・自治会長、民生委員、福祉委員などの役割の意識付けが必要で
はないか。
・近所同士の声掛け、見守りを徹底する。
総
自分で・自分たち ・各自治会を巡回する相談会を開き、地域への有益な情報を周知
合
でできること
する。
相
・相談所への送迎、同行をする。
談
・行政、社協に誉水地区の担当者を配置する。
・保健師による定期巡回を実施する。
行政・関係機関
ですべきこと
・コミュニティバスを運行させる。
・デイサービスからの通院を可能にする。
・介護タクシー利用要件を緩和する。
・身近で買い物等を任せられる仕組みをつくる。
(移動販売車の充
実等)
・避難所は誉水公民館より、とらまる公園の方が良いのではない
か。
・防災組織がうまく機能するか不安。
課題
・バイパス道路の大雨時の排水や、与田川の堤防が切れないかが
心配。
・年に1,2回程度、地区ごとに防災についての学習会を開くべき。
・近くに避難所があるが、土地が低いので不安がある。
・ハザードマップの見直しをする。
・防災の事だけでなく、日常の声掛けを徹底させる。
地
域
防
自分で・自分たち
でできること
災
・防災用品をどこに保管しているか、どのように使うかなどを地
域住民に周知する。
・地域の寄合の場を活用して防災の話をする。
・自分の命を守るのは自分だということを意識づける。
・小地域毎にリーダーを決め、いつでも連絡を取れるようにする。
・地区ごとに市主催の防災訓練・講習を開催する。
・被災に対しては長期的な支援をする。
・明確な情報をわかりやすく公開する。
行 政 ・ 関 係 機 関 ・災害補助金制度を充実させる。
ですべきこと
・防災用品のパンフレットを配布する。
・バイパス道路の排水についてのシミュレーション情報を公開す
る。
・洪水被害の対策について取り組む。(堤防の強化など)
84
★(丹生地区)
・世代間格差が大きい。
地
課題
域
コ
ミ
ュ
ニ
テ
ィ
・地域間の組織にも格差があり、コミュニティとして綴りにくい。
・地区の行事(交流の場)が昔より少なくなった。
自分で・自分たち
でできること
・隣近所の人が話しかける。
・サロンや老人クラブに来なくなった人に注意し、訪問を続ける。
・世代を超えた交流を図る為の「ふれあいの場」をつくる。
行 政 ・ 関 係 機 関 ・東かがわ市によく似た地域の情報発信を行政や社協が行う。
ですべきこと
・行政、社会福祉法人、関係機関が連携する。
・外に出歩けるような働きかけが必要であるが、声をかけても出
たがらない人もいる。
課題
地
・イベント、行事等に参加する際に送迎等の交通手段があるとあ
りがたい。
域
・隣近所でも、生活のリズムが違うと顔を合わすことも少ない。
ネ
ッ
ト
ワ
ー
ク
・訪問を嫌がる人がいる。
・自治会内で見守り隊を結成し、訪問活動をする。
自分で・自分たち ・訪問した先での情報を、行政、関係機関へ伝える。
でできること
・老人クラブ、サロン事業を活用する。
・若いうちから老後の準備をしておく。
行政・関係機関
ですべきこと
課題
総
・訪問時のニーズを伝え、対応する役割を担う。
・見守り活動の活動情報を取りまとめる。
・見守り活動に関係する知識を学ぶための研修会を開催する。
・地域のリーダーが不足している。
・一人暮らしで地域とかかわらない人がいる。
・地域で共同作業等に参加する場を増やし、顔を知る場をつくる。
合
自分で・自分たち
相
でできること
談
・サロンや敬老会に参加するよう、仲の良い人が誘ってあげる。
・地域の事は自治会長、民生委員に相談してみる。
行 政 ・ 関 係 機 関 ・いろいろな相談が出来る場をつくる。
ですべきこと
・相談員が自治会単位で行きやすい場をつくる。
85
・高齢者のことを考えた避難経路を考えて欲しい。
・外国人被災者への対応(言葉や文化の問題)を考えて欲しい。
課題
・街灯を増設して欲しい。
・ハザードマップがわかりにくい。
・身近な所に避難場所を作って欲しい。
・1日1回は近所の人と声を掛け合う。
・地区の清掃時などに危険箇所の点検をする。
・家庭内でも防災について話し合う場を設ける。
・指定避難所だけでなく、自分なりに安全箇所を探しておく。
・最低3日分の非常食を各家庭で準備しておく。
地
域
防
自分で・自分たち ・台風や大雨の予報が出た時は、事前に近所の見回りや声掛けを
でできること
行う。
・自治会内の要援護者の所在を記録しておき、災害発生時の安否
災
確認への協力を普段から呼びかける。
・一人暮らしの高齢者や、体が不自由な方の避難方法を話し合い、
家族の連絡先を聞いておく。
・地区内で見守り活動をする団体を作る。
・ハザードマップをわかりやすくする。
・危険箇所を早急に修理、舗装する。
行 政 ・ 関 係 機 関 ・災害に対してのコーディネーターを確保する。
ですべきこと
・災害に対する予算を十分にとる。
・地域の実情に合った防災研修を開催する。
・過去の災害の被害状況を周知する。
86
「話し合ってみない会」
(福祉に関する座談会)アンケート報告書
≪引田地区≫
平成26年11月18日(火)
平成26年11月14日(金)
相生地区(会場:多目的研修センター)
引田・小海地区(会場:引田公民館)
Q1.伝えきれなかったご意見などありましたらお願いします。
・色々な意見が出て有意義な時間を過ごせました。
・皆の良い意見を聞きこれからの参考にしたい。
・思ったよりたくさんの意見が出ていて町の活性が期待出来る。
Q2.他のグループの課題に対するご意見がありましたらお願いします。
①“ごきげんよう!楽しいひとときを”
地域の集いの場
・全体を通して良かった。
・敬老会を相生地区でするのは賛成だが経費の面と相生地区のコミュ二テ
ィ力も広がりが出来るのではないか。
・好き嫌いなく人が集まってサロンが開催出来たら良いと思う。人間だか
ら当たり前だけれど普通に出来たらと思う。
・厳しい絆では入りにくい。
・防災について、市内の危険個所の点検を早急に希望する。
②“手をつなごう 明日のために!”
見守り
・地域の活性化。各こと業や集いの場を多く持つ。
・役員になっている方は多忙でしょうが、地域の見守りをしっかりと把握
することが大こと。
・良い意見がたくさん出ていた。
・これからは、私たちも年をとるので是非とも見守りは大切だと思う。
・小学生の帰りの時間帯がバラバラなので、時間の有るお年寄りが活動に
参加して欲しい。自助自立の精神が必要。
・毎日の積み重ねが大切だと思う。
・誰かがするのではなく、自分が動くこと。
③“なんでも相談~独人で悩まないで~” 総合相談
・どこへ相談して良いか分からない。
・相手次第で解決に至らないかも分からない。
・いつでも誰にでも相談できるような町にしていきたい。
・専門的な知識も必要だし、経験も豊富でないと出来ないが必要性は有る
と思う。
・幅が広く大変だと思う。
④“みんなで逃げよう!どこへ?~防災にも強いまちづくり~” 地域防災
・山へ逃げる。
・防災マップの充実。
・津波の時は皆で高台に避難する。
・ペットを連れて行ける所が出来れば良い。
・自分の身は自分しか守れない。
Q3.10年後のあなたについておたずねします。
□元気にしている
・元気が一番をモットーに無理をしない。ほどほどが丁度良い心がけでい
る。
・そうありたいと願っているから出来る限りボランティアを続けたいと思
う。
□変わらない
・10 年後は 76 歳ですが元気でいたいと思う。
□元気がなくなっている
・年齢と共に体力が衰退していくのはどうしようもないと思います。
・持病がある為。
・亡くなっているだろう。
Q4.10年後の東かがわ市はどんなまちになっていると思いますか?
□活気にあふれている
□変わらない
・社協職員の若い力が有るので活気が有ると思う。
・各地区が頑張ってくれるので、希望が持てる。
□元気がなくなっている
・高齢者の比率が高く若者が少ない。
・若者の減少に伴い元気が無くなってきていると思う。
・若い人の啓蒙がますます必要になってくるだろう。
・住人の為の政策であって欲しい。ハード面はもう結構!ソフト面の充実
を図って欲しい。
・高齢者の町で元気が溢れていることを望む。※社協のバス活用出来るこ
とが今後の参考にしたいと思う。
Q1.伝えきれなかったご意見などありましたらお願いします。
・行政との対話が必要。(予算面等)
・高齢者の「いこいの場」の有り方について若干の疑問有り。
・ハザードマップの見直し(改善)を毎年実施することが好ましい。
・小海体育館における避難所の有り方についての検討。
Q2.他のグループの課題に対するご意見がありましたらお願いします。
①“ごきげんよう!楽しいひとときを”
地域の集いの場
②“手をつなごう 明日のために!”
見守り
・友愛訪問、声かけ運動が必要である。
・参加者、備蓄食の分配。
③“なんでも相談~独人で悩まないで~” 総合相談
・一つの窓口にて全ての相談ができる場所の開設を希望する。
・どんな物品を準備すればよいか。
④“みんなで逃げよう!どこへ?~防災にも強いまちづくり~” 地域防災
・小海地区防災施設の早期建設を希望する。
・避難途中での、ブロック塀等に注意する。
Q3.10年後のあなたについておたずねします。
□元気にしている
・平均寿命が延長傾向にあるため。
□変わらない
・健康に気を付けて頑張りたい。
・元気で活動できるように体調管理に努める。
□元気がなくなっている
・当然のことながら高齢者の為、肉体的にも元気が無くなる。せめて精
神的だけでも若々しくいたい。
・77 歳になっている。
Q4.10年後の東かがわ市はどんなまちになっていると思いますか?
□活気にあふれている
・活気に溢れている市になるように元気であれば協力したい。
□変わらない
・高齢者の増加に伴い、若年層を大切にする気持ちを持ちたい。
□元気がなくなっている
・少子高齢化が進行する中で、国、地方をあげての対策が無ければ上記
のとおり元気が無くなることが懸念される。
・住民の高齢化。
・安心して子供を産めるような助成金の検討を希望する。
87
「話し合ってみない会」
(福祉に関する座談会)アンケート報告書
平成26年11月6日(木)
平成26年11月4日(火)
五名地区(会場:五名活性化センター)
福栄地区(会場:福栄コミュニティセンター)
Q1.伝えきれなかったご意見などありましたらお願いします。
・現在滞っている道路状況を早く改善して欲しい。
・今日のような研修会を小さな地区ごと(五名 5 ヶ所くらい)に
て開催して欲しい。
・是非、今回の意見が反映出来ることを希望する。
Q2.他のグループの課題に対するご意見がありましたらお願いします。
①“ごきげんよう!楽しいひとときを”
地域の集いの場
・サロンこと業の継続。
②“手をつなごう
明日のために!”
見守り
Q1.伝えきれなかったご意見などありましたらお願いします。
・今回の座談会でいい勉強になりました
Q2.他のグループの課題に対するご意見がありましたらお願いします。
①“ごきげんよう!楽しいひとときを”
総合相談
・近隣と気楽に話せるような関係を築き、普段の交流を大切にす
る。
④“みんなで逃げよう!どこへ?~防災にも強いまちづくり~”地域防災
地域の集いの場
・少人数のサロンを増やす。
・自分に気づかないことも沢山あった。
・楽しくみんなで笑える場所が欲しい。
・いろいろなサロンを開催しているがマンネリ化してきている。
②“手をつなごう
・郵便局の集配・配達員の協力が必要。
・自分自身の健康に留意。
③“なんでも相談~独人で悩まないで~”
≪白鳥地区≫
明日のために!”
見守り
・話し合える場や雰囲気づくり。
・一人でも多く見守れるように。
・色んな行ことに参加できる人達は問題が無いと思うが「ひき
こ
もり」の人達へはどのように見守れば良いか。
・大人数が集まることは楽しい。
③“なんでも相談~独人で悩まないで~”
総合相談
・個々によって違うと思うし、自宅が安全な方が良い場合もある。
・話し合える人間関係の構築。
(家庭、近所等)
・一人暮らしの人には一番に連絡して消防に連絡する。
・協力してどうにかしたいと思う。
・避難する時は、少量の食べ物や身の周りの物を持って行くこと
・地域に相談日を設けて欲しい。
が高齢者にとっては負担になる為、避難所に備蓄品を用意して欲
・地元に 1 ヶ所でも相談窓口を設けて欲しい。
しい。
・人に相談してみること。
・備蓄品を各家庭に配置する。
④“みんなで逃げよう!どこへ?~防災にも強いまちづくり~”
Q3.10年後のあなたについておたずねします。
地域防災
□元気にしている
□変わらない
・まず自分。家族の上に立って次の行動。
・10 年後も元気に活動していたい。
・何度も勉強する機会を持って欲しい。
□元気がなくなっている
・逃げる為の道順をきちんと示した地図の作成。
・元気でいたいと思うが現実的には不安である。楽しく笑って生
・自分で自分の身を守ることが一番だと思う。
活していきたいと切に思う。
・コミュセンだけでは遠すぎて無理がある。
・若い人には頼れそうにないので自分達で工夫してゆきたい。
Q3.10年後のあなたについておたずねします。
・変わらないように常日頃から自己管理に注意してゆきたい。
□元気にしている
Q4.10年後の東かがわ市はどんなまちになっていると思いますか?
□変わらない
□活気にあふれている
・変わらないと思うが頑張ってみる。
・希望としてそうありたい。
・希望としてそうありたい。
□変わらない
・変わらないことを目指している。
□元気がなくなっている
□元気がなくなっている
・お先真っ暗ではダメ!地域創生が功を奏しなければ…。個々が
・年齢と共に身体が衰えて動かなくなる。
考えなければ!
・自分が年をとっているから。
・各層の議員は国家の益になることを考えるようにして欲しい。 Q4.10年後の東かがわ市はどんなまちになっていると思いますか?
・若者が少ない。もっと職場の確保等を検討して若者に優しく子
□活気にあふれている
育てのしやすい市になって欲しい。
□変わらない
・五名地区の場合は人口減少、高齢化により動きがとりにくい。
□元気がなくなっている
・活気に溢れているような市になっていって欲しい。その為の手
・家族の人数が減ってきていたり、老人がほとんどの家庭に増
伝いは各地域でしていきたいと思う。
える。
・高齢化が進む。
・人口がだんだんと減少しているから。
88
「話し合ってみない会」
(福祉に関する座談会)アンケート報告書
平成26年11月17日(月)
平成26年11月10日(月)
白鳥地区(会場:白鳥コミュニティセンター)
Q1.伝えきれなかったご意見などありましたらお願いします。
・地元でもサロン活動を始めたいと思った。
・よく伝えられていると思った。
・防災訓練に関する指導育成を検討して欲しい。
Q2.他のグループの課題に対するご意見がありましたらお願いします。
① “ごきげんよう!楽しいひとときを”
本町地区(会場:東かがわ市交流プラザ)
Q1.伝えきれなかったご意見などありましたらお願いします。
・自治会会員の高齢者が多く班長等にも判断の困る問題がある。
・人口が減らない対策を講じていくべき。
・子供たちが成人した時代に市内で就職先が無いのでは困る。
・地域に対する考え方を直す良いきっかけになった。
・コミュ二ティバス等の運行が有れば便利だと感じた。
Q2.他のグループの課題に対するご意見がありましたらお願いします。
地域の集いの場
・他のグループの話し合いも説明が有ったのでよく理解出来た。
・サロンの活動方法をもっと具体的に発信して欲しい。
・サロンを立ち上げたいが指導者が見つからない。
・サロンの存在を知らなかったのだが、いざ立ち上げるとなると難しい。
② “手をつなごう 明日のために!”
≪白鳥地区≫
① “ごきげんよう!楽しいひとときを”
地域の集いの場
・女性のグループのようだったが、良い意見が出ていたように思う。
② “手をつなごう 明日のために!”
見守り
見守り
・明日への為に自分自身で頑張りたいと感じた。
・ぜひ、頑張りたいと思った。
・地域の輪の繋がりが大切に思う。
③ “なんでも相談~独人で悩まないで~” 総合相談
③ “なんでも相談~独人で悩まないで~” 総合相談
・家族への悩みを聞いてくれる場所が欲しい。
・病院のような総合案内を設置して欲しい。
④ “みんなで逃げよう!どこへ?~防災にも強いまちづくり~” 地域防災
・避難場所が遠い。近くに有れば良いし、高齢者には坂道も厳しい。
・自活会場。
・高台への避難。
・地域の一自治会が中心となり、その地区に合った具体的な防災計画や避
難訓練を実施する必要がある。
・自分達で出来ることをする。
・古いブロックは行政の方から。
④ “みんなで逃げよう!どこへ?~防災にも強いまちづくり~” 地域防災
・本当に安全な場所を教えて欲しい。
Q3.10年後のあなたについておたずねします。
□元気にしている
・自分の健康管理をきちんとしていきたい。
□変わらない
・元気で活動していたい。
・変わらず元気でいたいと思う。
□元気がなくなっている
Q4.10年後の東かがわ市はどんなまちになっていると思いますか?
□活気にあふれている
・活気のある市になって欲しい。
・子供が増えて、元気な町になっていて欲しい。
□変わらない
・高齢者が多く子供が少ない。
□元気がなくなっている
・市全体を見渡しても子供がいない。
・高齢者が増加しているので活気の有る地域にするには、子どもが沢山いると
良いと思った。
・時代と共に若い人が少なく高齢者が多くなる。
89
Q3.10年後のあなたについておたずねします。
□元気にしている
・現在健康診断において特に異常がない。この状態を 10 年後も維持できる
よう健康に留意していきたい。
・理想として切望している。
□変わらない
・エージーシュートを目指してゴルフをしていると思う。
□元気がなくなっている
・後期高齢者になっているので、今の活動は減らして静かに生活していると
思う。
Q4.10年後の東かがわ市はどんなまちになっていると思いますか?
□活気にあふれている
□変わらない
・新庁舎もでき市全体の活性が図られると思うが少しずつ人口が減少傾向
にある為市の指導で中小企画の推進を進めることにより 10 年後は現状以上
のものが図られると思う。
□元気がなくなっている
・高齢者が多くなると思うから。
・変化なくと言うより活気に溢れて欲しいとの願望であるが、どうなっている
か分からない。
・高齢社会になっていると思い老人環境をどのようにつくっていって元気な
老人社会環境をつくる行政にはならないであろう。
・高齢化が進み若者の減少に伴い活力が低下する。
・偏りが有る。
「話し合ってみない会」
(福祉に関する座談会)アンケート報告書
≪大内地区≫
平成26年11月12日(水)
平成26年11月7日(金)
平成26年11月11日(火)
三本松地区(会場:大内公民館)
誉水地区(会場:誉水公民館)
丹生地区(会場:丹生コミュニティセンター)
Q1.伝えきれなかったご意見などありましたらお願いしま
す。
・社協がどんなこと業を行っているのか市民には認
識
が薄いのでもっと情報の発信をしていって欲しい。
・これからの高齢化社会に向けてコミュ二ティバス
の運行計画を願う。
・各方面の代表者との話し合いは良い経験であっ
た。
Q2.他のグループの課題に対するご意見がありましたらお
願いします。
① “ごきげんよう!楽しいひとときを” 地域の集いの場
・我自治会はサロンを実施していないが、500 円を
持ち寄りお年寄りの集いを毎月 1 回行っている。ミニ
デイサービスの時から現在まで数年継続している。ボ
ランティアの数は減ってしまったが、参加者同士が助
け合い楽しく開催している。
・社協・市は敷居が高いと聞いたがそんなことは決
してなく、逆に親切である。
Q1.伝えきれなかったご意見などありましたらお願いしま
す。
・地域での繋がりを次世代に継承していくことも大
切。
・今までに無いのでいまいちピンとこない。
・今回、だいたいのことが言えた気がする。
・自治会の中でも実態が十分に把握できていない。
・高齢者が増加していく中、今後の対策が心配。
Q2.他のグループの課題に対するご意見がありましたらお
願いします。
① “ごきげんよう!楽しいひとときを” 地域の集いの場
・他地域においてのサロンの広がり。
・他の意見が参考になった。
・近所付き合いが大切。
Q1.伝えきれなかったご意見などありましたらおねがいしま
す。
②
“手をつなごう
明日のために!”見守り
③ “なんでも相談~独人で悩まないで~” 総合相談
④ “みんなで逃げよう!どこへ?
~防災にも強いまちづくり~” 地域防災
・年を取っている為、不安に思う。
Q3.10年後のあなたについておたずねします。
□元気にしている
・これから健康に留意して周囲の人と良い関係を築
く。
・よく身体を動かし活動してゆきたい。
□変わらない
・自治会内の繋がりが密である為に特に変化は無い
と思う。
・変わらないことを希望する。
・色々な会や自分のやりたいことなど、日々忙しくし
ていると思う。
□元気がなくなっている
・何をするにも体力が必要であるが 10 年後となると
自信が無い。
Q4.10年後の東かがわ市はどんなまちになっていると思
いますか?
□活気にあふれている
□変わらない
・市の人口の減少と言いたいところであるが、少しで
も活気の有る市を継続させていかなくてはならない。
特に「三本松地区活性化協議会」では来年度新規に
OPEN するコミュ二ティを最大限に活用して老若男女
が集える場とし、他の市から東かがわ市は良い!と
思われる地域にしていきたいと思う。
・今後の行政を見届けたい。
・活気のある市になって欲しいが変わらないと思う。
□元気がなくなっている
・人口が減少し子どもの人数が少なくなると思う。
・各自治会の活動が現在より頑張っていると思う。
・高齢化が益々進み大変になると思う。
・高齢化しているので、このままでは元気が無くなっ
ていると思うが市民が意識を持ち、取り組んで元気
に溢れている市になっていることを願う。
② “手をつなごう 明日のために!”
見守り
・自治会の班内において、概ね出来ている。
③ “なんでも相談~独人で悩まないで~” 総合相談
・地域の絆づくり。
・何と言っても近所の人とのコミュ二ケーションが必
要である。
・避難場所がはっきりしない。
・移動手段の具現化を希望する。(コミュ二ティバス・
デマンドタクシー等)
④ “みんなで逃げよう!どこへ?
~防災にも強いまちづくり~” 地域防災
・足腰を鍛えてどこへでも行ける体力を養う。
・家族の連携(避難場所等)について。
・誉水は近隣の助け合いが良いと思う。災害を経験
して近所の助け合いの重要さがよく理解できた。
・防災用具のパンフレットを用意してくれるとの意見
は良いと思う。
・たくさんの意見が出たが最後は自分自身を守るこ
とが大切。
・防災意識向上のため気象庁の出先に講演を依頼
したが、休日・時間外は無理とのことであった。このよ
うな場合には市においてのフォローを期待する。
Q3.10年後のあなたについておたずねします。
□元気にしている
・これから健康に留意して周囲の人と良い関係を築
く。
□変わらない
□元気がなくなっている
・病気があり現在も治療中である。
・年齢の問題。
・10 年後まで生きられるかな?
・病気が心配である。子供も他地域で生活しており
独居になることが不安。
Q4.10年後の東かがわ市はどんなまちになっていると思
いますか?
□活気にあふれている
□変わらない
・10 年後は活気の溢れる東かがわ市であって欲し
い。
□元気がなくなっている
・活気に溢れていて欲しい。
・若い人が少なく、お年寄りが多くなっている。
・地場産業の活気が無いように感じる。
・人口の減少と共に市内の就職先が減っていくこと
への不安が有る。
90
Q2.他のグループの課題に対するご意見がありましたらお
願いします。
① “ごきげんよう!楽しいひとときを” 地域の集いの場
・我地区ではサロンの活動を老人会・婦人会で行
っているが参加する人がいずれも限られている。
・避難の場所が明確でないので鮮明に示して欲し
い。
② “手をつなごう 明日のために!”
見守り
・民生委員として毎年調査等で福祉委員の方と見
守りを兼ねて福祉委員協力体制をより強化してゆき
たい。
・日頃の近隣との付き合いを密にする。
・高齢者の独り暮らし。
③ “なんでも相談~独人で悩まないで~” 総合相談
・一人暮らし、認知症の方に対しサポート体制が限
られていた方にのみ依頼している。地域でも少しサ
ポート体制が有れば良い。
・それぞれの人達の話し合いの場をもっと持つこと。
・誰でも気軽に相談できる場が欲しい。
④ “みんなで逃げよう!どこへ?
~防災にも強いまちづくり~” 地域防災
・高齢化社会となり助け合いが必要であり、日頃か
らよく話し合うことが重要。
・第一に家族の安否確認を済ませ避難する。
・常日頃から災害に備えて、手ぬぐいをハンカチ代
わりに使用している。
Q3.10年後のあなたについておたずねします。
□元気に活動している
・気持ちを若く保つ。
□変わらない
・70 代までは自己管理をしっかり行い地域の人の
為に力となれる自分でありたい。
□元気がなくなっている
・体調の変化等。
・生死は不明と思う。
Q4.10年後の東かがわ市はどんなまちになっていると思
いますか?
□活気にあふれている
□変わらない
・若い人への就職状況をもっと発展・改善させな
いとますます高齢化が進行する。
□元気がなくなっている
・どうなっているか想像できない。市民の協力次第
だと思う。
・高齢者の増加により、子どもたちが少なく不安
である。
・若年層が離れてしまっているだろう。
2
東かがわ市地域福祉計画策定委員会設置要綱
(設置)
第1条
社会福祉法(昭和26年法律第45号)第107条の規定する地域福祉計画の策定に関し必
要な事項を検討するため、東かがわ市地域福祉計画策定委員会(以下「委員会」という。)
を設置する。
(組織)
第2条
2
委員会は、20人以内をもって組織する。
委員は、次の各号に掲げる者のうちから市長が任命する。
(1) 市民
(2) 地域福祉に識見のある者
(3) 各種関係団体関係者
(4) 福祉関係者
(5) 市長が特に必要と認める者
(任期)
第3条 委員の任期は、計画の策定をもって終了するものとする。ただし、委員が欠けた場
合における補欠委員の任期は、前任者の在任期間とする。
(委員長)
第4条 委員会に委員長を置き、委員の互選によりこれを定める。
2
委員長は会務を統括し、委員会を代表する。
3
委員長に事故があるときは、委員長があらかじめ指名する委員がその職務を代理する。
(会議)
第5条
委員会は、委員長が招集する。ただし、委員任命後最初の委員会は、市長が招集す
る。
2
委員会は、委員の半数以上が出席しなければ会議を開くことができない。
3
委員長は、会議の議長となり、議事を整理する。
4
委員長は、必要があると認めるときは、委員以外の者に会議への出席を求めることがで
きる。
(庶務)
第6条 委員会の庶務は、市民部福祉課において処理する。
(委任)
第7条 この要綱に定めるもののほか、事業の実施について必要な事項は、別に定める。
附 則
(施行期日)
1
この告示は、平成21年4月1日から施行する。
(東かがわ市地域福祉計画等策定委員会設置運営要綱の廃止)
2
東かがわ市地域福祉計画等策定委員会設置運営要綱(平成 16 年東かがわ市告示第61号)
は、廃止する。
91
3
東かがわ市地域福祉計画策定委員会
番号
要綱上の区分
1
氏名
委員名簿
組織・団体名
田中 希代子
東かがわ市人権センター母親クラブ、保護司
田村 照栄
東かがわ市大内地区福祉委員会、保護司
3
和田 敏夫
東かがわ市身体障害者協会
4
坂口 正美
2
市民
地域福祉に識見の
ある者
5
社会福祉法人香東園
特別養護老人ホーム絹島荘
松岡 みどり
東かがわ市役所 市民部
6
三谷 太一
東かがわ市自治会連絡協議会引田地区
7
岡田
東かがわ市自治会連絡協議会白鳥地区
8
元網 正具
東かがわ市自治会連絡協議会大内地区
9
西森 利人
東かがわ市民生委員児童委員協議会連合会
10
好村 昌明
東かがわ市老人クラブ連合会
11
江川 京子
東かがわ市婦人団体連絡協議会
12
山中
東かがわ市人権啓発推進協議会
13
田中 登志夫
東かがわ市災害ボランティアセンター
14
西井 由美子
社会福祉法人恵愛福祉事業団 白鳥園
津野 正敏
東かがわ市社会福祉協議会
各種関係団体
文
福祉関係者
15
地域福祉係
(順不同、敬称略)
委
員 長
:西井 由美子
委員長職務代理者:好村 昌明
92
東かがわ市地域福祉計画
~絆プラン~
平成 27 年 3 月
発行:東かがわ市役所市民部福祉課
〒769-2792 香川県東かがわ市湊 1847 番地 1
TEL:0879-26-1228 FAX:0879-26-1338