JSL国語科指導案 - Harmonica

国語科
題材名
学 習指導案
文 科省 JSL カリ キュラ ム を活か した授業
「じ どう車 ずかん 」を つく ろう!
平成 △年 △月 △日 ( 木)3 校 時
1 年A 組
男 子 14 名 女子 15 名
計 29 名( 外国 につ なが る 児童 3名 )
授業 者: 担任
1. 単元 名
「じ ど う車ず か ん」 をつ くろ う!
〇〇
〇〇
教 材文 :『 じ どう しゃ くら べ』
2. 単元 設定 の理 由
A 組 の 児 童は 、 六 月頃 よ り 宿題 に お い ても 毎 日 の音 読 学 習 を行 っ て きて い る 。現 在で は、 多く の 子
ども がす らす らと 読 めるよ う にな って きて いる 。
し か し 、 文章 の 意 味ま で わ かっ て 読 ん でい る の かと 問 わ れ ると 、 疑 問を 持 た ざる を得 ない 。本 単 元
に 入 る 前 に 学 習 し て き た 『 ゆ う だ ち 』 や 『 み い つ け た 』 の テ ス ト で は 、「 ど こ で ~ 」 や 「 ど の よ う に
~」 な ど の 問に 対 し て、 流 暢 に音 読 が で きる 子 ど もに お い て も的 確 な 答え が 書 けな い子 ども が見 ら れ
た。 特に 外国 につ な がる児 童 にお いて は3 名と も同 じよ う な結 果で あっ た。
こ れ は 、 音読 を 習 得す る こ とが 、 そ の まま 文 章 を読 み 取 る 能力 の 習 得に つ な がる もの では ない こ と
を表 し て い る。 国 語 学習 入 門 期で あ る 1 年生 で は 、よ り 興 味 を持 つ で あろ う 内 容を 用い て学 習を 深 め
てい く こ と や、 シ ン プル な 構 成の 文 章 に 具体 的 な 活動 を 結 び つけ て 国 語力 を 身 につ けて いく こと が 大
切で ある と考 える 。
本 単 元 は 、 児 童 の 多 く が 興 味 ・ 関 心 を 示 す で あ ろ う 身 近 な 自 動 車 に つ い て 、「 2 つ の 問 い ― 答 え ―
答 え ― 答 え 」 と い う 構 成 で 書 か れ た 列 挙 型 の 文 章 に な っ て お り 、「 ど ん な 仕 事 を す る の か ? 」 そ の た
めに「どんなつくりになっているのか?」という2つの問いに対して、2つの段落で答えるという
明確な文章構成で書いてあるので内容がとらえやすい。また、大事な言葉や文を書き抜きながら説
明されている内容の大体をとらえる力を養うのに適している文章であると言える。
ゆえに、学級全体で学習言語環境を意識的に整え、共通化を図っていくことはとても大切なこと
であると考える。そこで、外国につながる児童の学習指導に有効な「JSLカリキュラム」を取り
入れた授業を実践することが効果的なのではないかと考えた。
以上のことから、図鑑(ワークシート)にまとめていく活動を通して、文章を読み取る力を身に
つけることができ、さらにJSLの授業構想を取り入れた体験と言葉を結びつけながら、学習を進
めていくことでさらに意欲を持って学習に参加することが、A組児童にとって大変有意義な学習で
あると考え、本単元を設定した。
3. 単元 の目 標
(1)国語への関心・意欲・態度
○自動車の「しごと」と「つくり」の関係に興味をもって読もうとしている。
(2 )話 す ・ 聞 く 能 力
○自動車の「しごと」と「つくり」の関係に即して、自分の考えを発表することができる。
(3)読む能力
◎三 種類 の自 動車 につ いて 仕事 とつ く りの関 係を 考え な がら 内容 の大 体を とら える こと がで きる 。
(4 )書 く 能 力
1A - 1 -
○読み取った自動車の「しごと」と「つくり」について、自動車カードにまとめることができ
る。
○教材文を参考にして、簡単な組み立てを考えて好きな自動車の「しごと」と「つくり」を説
明する文が書ける。
(5)言語についての知識・理解・技能
○片仮名で書く語を読んだり書いたりすることができる。
4.単元の評価規準
(1)国語への関心・意欲・態度
・自動車についての説明文や絵本・図鑑を読もうとしている。
(2 )話 す ・ 聞 く 能 力
・文 章か ら読 み 取った こ とを 発表 した り、 聞い たり し てい る。
(3)読む能力
・ 何 と 何 (「 し ご と 」 と 「 つ く り 」) が 書 か れ て い る こ と を 理 解 し て い る 。
・文章の中から必要な部分を書き抜いている。
・調べるために本を選んで読んでいる
(4)書く能力
・ 教 科 書 の 文 型 に な ら い、「 そ の た め に 」 を 使 っ て 「 し ご と 」 と 「 つ く り 」 を 関 連 さ せ て 書 い て
いる。
(5)言語についての知識・理解・技能
・教科書に提示された片仮名を正しく書いている。
5. 単 元 の 指 導 計 画 と 評 価 規 準 ( 全 1 2 時 間 )
次 時間
学 習活動
指導 上の 留意 点
評 価基 準 と評 価方 法
1 ○どんな自動車があるのか話 ・今まで見たり乗ったりしたこ ◇ い ろ い ろ な 乗 り 物 に つ い て 情
し合 う 。
第
○ 自動車 カ ード( 自動 車図 鑑)
1
を作る 見 通し をも つ。
次
とのある自動車や絵本や図
報を得るために、乗り物の仕
鑑などで知っている乗り物
組みを説明した本や文章を読
に つい て 話 し合 わ せ る 。
もうとしたり、話し合いに積極
・興味のある乗り物について
は、図鑑・挿絵や写真を参
的に参加したりできる。
【関 】 (発 言 ・観 察 )
考にして紹介ができるように ◇ 自 動 車 に は い ろ い ろ な 種 類
する 。
があることに関心をもち、
どのような図鑑を作るかを
考 えよ うと し て い る 。
【関 】(発 言 ・ ワ ーク シ ート)
2 ○バスや乗用車の「しごと」 ・ 「 ど ん な し ご と を し て い ま す ◇じどう車クイズや乗車経験に
本
第
と「つくり」をまとめる。
か。」「どんなつくりになって
ついて意欲的に参加したり、
時 ○バスと乗用車の自動車図
いますか。」の二つの問い
発 言し たり して いる 。
鑑を作る。
の文があることに着目させ
1A - 2 -
【関 】(発 言 )
2
る。
次
○トラックの「しごと」と ・「どんなしごとをしています ◇じどう車カードにまとめる
3 「つくり」をまとめる。
○トラックの自動車図鑑を
作る。
○クレーン車の「しごと」
4
か。」の問いに対応して答え
ことを通して、いろいろな
の文は、「~は、~していま
車 の「 しご と 」 と 「 つ く り 」
す 。 」 と な っ て い る こと を 確 認
について読み取ることがで
させ る 。
き てい る。
と「つくり」をまとめる。
【読 】(発 言 ・ ワー ク シ ート)
○クレーン車の自動車図鑑
を作る。
◇教材文に出てくる片仮名を
正 しく 書い て い る 。
○ は し ご 車 の 「 し ご と 」 と ・ P25 の 挿 絵 や 知 っ て い る こ
5 「つくり」を考えまとめる。
○本文の文型を活用し、は
しご車の自動車図鑑を作
【言】
(ワークシート)
となどをもとに意見を出さ ◇文章から読み取ったことを発
せ、教師と一緒に文章を考
え てい くよ うに す る。
る。
表 した り、聞 いた りし てい る。
【 話・ 聞】 (発 言 ・観 察 )
◇はしご車の説明文を書くこと
が でき る。
【 書】
( ノ ー ト)
6 ○ 絵 本 や 図 鑑 を 読 み 、 書 き ・できるだけ様々な本や図鑑 ◇調べるための本や図鑑、資料
たい自動車を選ぶ。
資料等を持ってこさせたり
用 意し たり して お く。
を 用意 して いる 。
【関 】(本 ・図 鑑・ 資 料)
7 ○ 書 き た い 自 動 車 の 「 し ご ・仕事やつくりを明確に書い ◇本の中から「しごと」と「つ
第
と」と「つくり」をカー
ていない本図鑑、や資料等
くり」にあたる部分を書き抜
3
ドにまとめる。
あるので、個別に支援して
い てい る。
次
い く。
【読 】( ワ ーク シ ート)
8 ○ 下書き を する 。
9 ○ 下書き を 清書 し、絵 を描 く。
10
11 ○ 作 成 し た ワ ー ク シ ー ト を 綴 ・ 図 鑑 の 名 前 を 自 由 に 考 え さ ◇ 自 分 な り の 図 鑑 名 を 意 欲 的 に
じ、図 鑑 を完 成さ せる 。
12 ○ 図鑑の 鑑 賞会 を行 う。
せ る。
考 えて いる 【関 】( 発言 ・図鑑 )
・図鑑をみんなで読みあい、 ◇ 主 語 と 述 語 の 関 係 を 正 し く
感想をカードに書いてプレ
理 解し てい る 。
ゼ ント をす るよ う にす る。
6.
【 言 】(図 鑑)
J S L ( Japanese as a Second Language;日本語を第2言語とする ) と は
JSL は、「JSL カ リキ ュ ラム 」の 略で 、日 常的 な 会話 はあ る程 度で きる が、 学習 活動 へ の参 加が 難
し い 外 国 につ な が る子 ど も 達に 対 し 、 学習 活 動 に日 本 語 で 参加 す る ため の 力 (学 ぶ力 )の 育成 を 目
指 し 、 文 部 科 学 省 で 開 発 さ れ た も の で あ る 。 つ ま り 、「 日 本 語 で 学 ぶ 力 」 を 育 成 す る た め の 「 教 科
学 習用 の支 援ツ ー ル」で あ る。
1A - 3 -
「 体 験 ・探 求 ・ 発信 」 と いう 授 業 構 造に 応 じ た各 教 科 の 教科 志 向 型と 教 科 を問 わず 見ら れる 学 習
活 動に 慣れ るた め のトピ ッ ク型 とが ある 。
( 参考 資料 )
・ 文 科 省 H P 『 学 校 教 育 に お け る JSL カ リ キ ュ ラ ム の 開 発 に つ い て 』( 最 終 報 告 ) 小 学 校 編
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/clarinet/003/001/008.htm
・『 小 学校 JSL カリ キュ ラ ム「 解説」』
スリ ーエ ーネ ット ワー ク
・『 小 学校 「JSL 国語 科」 の授 業 作り』
スリ ーエ ーネ ット ワー ク
・東 京学 芸 大学 国 際教 育セ ンタ ー『 JSL カリ キュ ラム 活用 支援 サ イト
こ ども のに ほん ご』
http://crie.u-gakugei.ac.jp/nihongo/
・三 重県 教 育委員 会 『日 本語 指導 の手 引き ④- 教 科学 習に つな がる 教材 と 指導 方法 -』
http://www.pref.mie.lg.jp/GAKOKYO/HP/tebiki/tebiki4/mokuzi4.htm
7. 特に 配慮 した い 対象児 童
名前
1 年A 組
P 児( 出 身国 :〇 〇国
滞在 期 間: 6年 間)
経験
○家庭において、本を読んだり読み聞かせをしてもらったりする機会ほとんどな
知識
い。保育園でも読み聞かせしてもらったことはあるが、本に接する機会は多く
はなか っ たよ うで ある 。
対象
日 本語 力 ○ 友 人 と の 会 話 や 日 常 で の 会 話 は で き る 。 授 業 中 の 質 問 に 対 し て 、 自 分 な り の 答
えを出していけることもあるが、日本語の的確な表現で言い表すことが難しい
場面が多い。特に国語や算数の文章問題において指示語がどこを指しているの
かがわからなかったり、文の意味そのものがイメージされにくかったりする場
合が多 い 。
国 語科
・いろいろなじどう車の「しごと」と「つくり」について読み取り、じどう車カ
ードにまとめることができる。
目標
日 本語
・「 し ご と 」 と 「 つ く り 」 の ど ち ら に つ い て 書 い て あ る 文 か 、 区 別 し て 読 め る 。
・ 読み取 っ たこ とを 、じ どう 車カ ード を 基に 発表 する こと がで き る。
主 な ・ バスの 映 像や ミニ カー を用 いて じ どう 車ク イズ を行 い、 本時 の 学習 の興 味を 高め る。
活 動 ・ P22 、 23 を読 み、 バス とじ ょ うよ う車 の「 しご と」 と「 つ くり 」を 読み 取る 。
・ 読み取 っ た内 容を 基に、「じ どう 車カ ード 」を 作 る。
8. 語彙
9. 時間
10.準 備
読みに 関 する 語彙
「 しご と」「 つく り」
書くこ と に関 する 語彙
「 まと める 」
2 / 12 時
自 動車 の動 画、 画像 ( ウォ ーク マン)・大 型テ レビ ・ミ ニカ ー
1A - 4 -
11.表 現
授 業最 後に 、自 分た ち のが んば って いる 姿を 想 像し て言 葉で 表す 。
12.本 時の 目 標
国 語 科 …音 読 は でき る が 読解 の 苦 手 な子 ど も たち が 、 じ どう 車 ク イズ や バ スの 乗車 経験 を伝 え た
り、じどう車カードにまとめたりすることを通してバスやじょうよう車の「しごと」
と「つくり」について読み取り発表することができる。
(学級全体)
日本語…AUを用いた発問を通して、バスやじょうよう車の「しごと」と「つくり」について
読み 取 り発表 す るこ とが でき る。
(P 児)
13.授 業展 開
過程 時分
活
AU・ 表現
動
導 5 ・ 前 時 を 振 り 返 り な が ら 、 じ A-1知 識を 確 認す る①
入
どう車 ク イズ に答 える 。
教師 の支 援・ 意 図
・いろいろな車があること
T: これ は、 なん で しょ うか 。
に気づかせたり、自動車
S:○○車です。/わかりませ
についてさらに興味を高
ん。
めたりするために、ウォ
ークマンの機能を活用し
画像や動画を大型テレビ
ジョンでクイズ形式に出
す。
・児童の興味を高めるため
に、ミニカーなどの自動
5 ・ バ ス の 乗 車 経 験 に つ い て 答 A-4 経験 を 確認 する ①
える。
車 モデ ル も用 意し てお く。
T:バスやじょうよう車に乗っ ・興味をふくらませながら
たこ とが あり ま すか 。
教科書に入っていけるよ
S:はいあります。/いいえ、
うにするために、バスの
バスは乗ったことがないで
乗車経験を確認したり、
す。
地元のバスの写真を紹介
T:バスやじょうよう車のひみ
し たり す る。
つが教科書に書いてありま ◇じどう車クイズや乗車経
す。じどう車カードにその
験について意欲的に参加
ひみつをまとめていきまし
したり、発言したりして
ょう 。
い る。
【関 】( 発 言 )
バスやじょうよう車のひみつをまとめよう。
展 10 ・ じ ど う し ゃ く ら べ ( じ ど う E-10 情 報や 傾向 を読 み 取る ②
開
車カー ド ①)の 本文 を読 み、
「情報 を読み取る- 2」
二つの問いの文があること T : ど ん な 問 い が 書 い て あ り ま
を読み 取 る。
すか 。
1A - 5 -
・二つの問いがあることに
気づけるよう叙述を基に
考 える よ う伝 える 。
・問いをハッキリさせるた
S :「 ど ん な し ご と を し て い ま
す か 。」「 ど ん な つ く り に な
めに、本文へ赤線をひか
せ る。
と
い
っ て い ま す か 。」 と 書 い て
あり ます 。
10
E-7 情 報の取 捨 選択 をす る③
・バスやじょうようしゃの
「必要 な情報を探す- 1」
「しごと」と「つくり」を読 T : バ ス や じ ょ う よ う 車 の し ご
み取る 。
とは 何と 書か れ てい ます か。
・バスやじょうよう車のし
ごとについて児童がはっ
きりわかるように、ワー
クシート(じどう車カー
ド )に 青 線を ひか せる 。
S :「 人 を の せ て は こ ぶ し ご と
〈 しごと 〉
を し て い ま す 。」 と 書 か れ
・ 人をの せ ては こぶ しご と。
てい ます 。
しごと
・「 し ご と 」 の 文 の 後に は 、
「そのために」という言葉
〈 つくり 〉
・ざせきのところが、ひろく
つくっ て ある 。
・そとのけしきがよく見える
T:バスやじょうよう車のつく
が あ る こ と に 気づ か せ 、
りは 何と 書か れ てい ます か。 「 し ご と 」 と 「 つ く り 」 が
T :「 ざ せ き の と こ ろ が 、 ひ ろ
く つ く っ て あ り ま す 。」 と
関連していることをつた
え る。
ように、大きなまどがたく
書かれています。/「そと ・ つ く り を ハ ッ キ リ さ せ る
さんあ る 。
のけしきがよく見えるよう
に 、 大き な ま ど が たく さ ん
ために、本文へ黒線をひ
か せる 。
あ り ま す 。」 と 書 か れ て い
つくり
ます 。
◇じどう車カードにまとめ
ることを通して、バスや
じ ょ う よ う 車 の「 し ご と 」
と「つくり」について読
み取ることができたか。
【読 】( 発 言 ・ワ ーク シ ート)
終 10 ・ 今 日 学 習 し た 、 バ ス や じ ょ K-5 わか っ たこ とを 表現 する ①
末
うよう 車 の「 しご と」と「 つ
「わか ったことを表現する」
くり」 に つい て発 表す る。 T : 今 日 の 学 習 で 、 バ ス や じ ょ
・まとめてきたじどう車カ
ードを基に、発表するよ
う 伝え る 。
うよう車のどんなことがわ ・グループでの話し合いが
かりましたか。グループで
話し 合っ て下 さ い。
深まるようにAUカード
(お助けカード)を渡す。
T:バスやじょうよう車のわか ・AUカード「バスやじょ
ったことについて発表して
うよう車の~は、~とい
下さ い。
う こ と が わ かり ま し た。」
S:バスやじょうよう車の「し
を 用い 発 表す る。
ごと」は、人をのせてはこ ・AUカードの有効性を確
ぶこ とが わか り まし た。
かめるために、実証の対
「つくり」は、ざせきのとこ
象 児 童 と な っ て い る P・ I
ろが、ひろくつくってある
児を意図的指名も行うよ
1A - 6 -
ことと、そとのけしきがよ
う にす る 。
く見えるように、大きなま ◇AU表現を参考に、バス
どがたくさんあることがわ
やじょうよう車の「しご
かり まし た。
と」と「つくり」の発表
が でき た か。
発
【 話 ・聞】(発 言 ・観 察 )
信 5 ・ 次時の 学 習を 知る 。
T:今日は、バスやじょうよう
車についてじどう車カード ・これからも意欲的に学習
にまとめることができまし
に参加できるようにする
たね。次は、トラックにつ
ために、本時の良さを伝
いて まと めて い きま しょ う。
え 、次 時 の予 告を する 。
(実 証の 観点 )
1.じどう車クイズやバスの乗車経験を発表したり、じどう車カードにまとめたりすることが、バ
スや じょ うよ う 車の「 しご と 」 と 「 つ く り 」 を 読 み 取 る こ と に 有 効 で あ っ た か ど う か 。
2.AUカードを用いたことは、バスやじょうよう車の「しごと」と「つくり」の発表に有効であ
った かど うか 。
(評 価)
1. 国語 科と して
・じどう車カードにまとめることを通して、バスやじょうよう車の「しごと」と「つくり」につ
い て 読 み 取 っ て い る。【 B 評 価 : 机 間 観 察 ・ ワ ー ク シ ー ト 】
・話 し 合 い場 面 で は 、バ ス や じょ う よ う 車の 「 し ごと 」 と 「 つく り 」 につ い てワ ーク シー トを 基 に
述べている。
【A評価:机間観察・発表】
2. 日本 語と して
・ 目標 達成 のた め の方法 「 ~は 、~ とい うこ とが わか り まし た。」 を使 って 表現 して いる。【発 表】
*教材研究*
【資料
AU】
A U は 「 Activity Unit」( 活 動 の 単 位 ) の 略 で 、 教 室 (特 に 在 籍 学 級 ) で の 様 々 な 「 活 動 → 学
び」を促す場面において、多用される教師の発問・指示語を体系化したものである。
* 文科省HP『学校教育における JSL カリキュラムの開発について』(最終報告)小学校編
【本時に関わる AU 一覧(全体)】
共通のAU
本授業での表現例
A-1知識を確認する②
T:~は何だと思いますか。
T:これは、なんでしょうか。
S:~だと思います。
S:○○車です。/わかりません。
A-4 経験を確認する①
T:~をしたことがありますか。
T:バスやじょうよう車に乗ったことがあります
S:はい、しました。/いいえ、したことがあ
か。
1A - 7 -
りません。
S:はいあります。/いいえ、バスは乗ったこと
がないです。
E-10 情報や傾向を読み取る②「情報を読み取る- 2」
T:ここには、どんなことが書いてありますか。 T:P22には、どんな問いが書いてありますか。
S:~ということが書いてあります。
S :「 ど ん な し ご と を し て い ま す か 。」「 ど ん な つ
くりになっていますか。」と書いてあります。
E-7情報の取捨選択をする③ 「必 要な情報 を探す - 1」
T:どこを見ればいいですか。
T:バスやじょうよう車のしごとはどこに何と書
S:~を見ればいいです。
かれていますか。
S:P23の1行目から「人をのせてはこぶしご
とをしています。」と書かれています。
K-5 わかったことを表現する①「わかったことを表現する」
T:どんなことがわかったか発表してください。T : 今 日 の 学 習 で 、 バ ス や じ ょ う よ う 車 の ど ん な
S:~ということがわかりました。
ことがわかりましたか。
T:バスやじょうよう車のわかったことについて
発表して下さい。
S:バスやじょうよう車の「しごと」は、人をの
せてはこぶことがわかりました。
(教 科書 本文 中に 現 れる AU)
H-5
AU: 条件 的に 考え る⑤ 「( 達 成の ため の) 方法 を考 え る― 2」
よ く つか うこと ば →
基本 形
た め には 、~
ど うす る。
/
○ ~(の ) ため には 、
~す れば
~ ます 。~ で す。
○ ~の ため には 、
どんなほうほう/やりかた
が
~す れば
いい とお もい ます 。
いいで し ょう か。
バ リ エー ショ ン ○ ~ し た い で す 。 そ の た め に 、 ど ん ○ ~す れば いい で す。
なほう ほ うが いい です か。
本文 中
○ ~しま す 。ど うし ます か。
○ ~し ます 。
○ ~して い ます か。
○ その ため に~ な って いま すか 。
○ ~して い ます 。
○ その ため に~ あ りま す。
1A - 8 -