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「チャレコン全国大会で銀メダル(NHK会長賞)受賞」
大阪市森之宮少年少女発明クラブ
古賀 健一
受賞のアナウンスの瞬間、チームの子ども達はその結果を非常に冷静に受け止めていました。ガッツポーズを
期待しておりました小生には以外でしたので「なんでや」と後で聞きましたら、もう少し後で呼ばれたかった(要
するに金メダルをねらっていた)のですごく悔しかったそうです。そういえば彼らは昨年も全国大会に出場して
いて、限りなく銀メダルにちかい銅メダルを受賞しておりました。チーム名も「イマホ同盟ジュニア」から「イ
マホ同盟リターンズ」に改めて、万全の体制で臨み殆どミスなく完璧に競技をやりとげ結果を待っていた彼らの
気持ちを考えると共感するものがありました。が、この悔しさは彼らの将来に必ずや役に立つのではないかと思
っています。
ここでチャレコンについて少し説明しておきます。
チャレコンは「全国少年少女チャレンジ創造コンテスト」
の略で、全国の少年少女に、ものづくりの楽しさ、チーム
ワークの大切さを体験させ、柔軟ナアイデアや豊かな発想
力を引出し、与えられた課題に対する問題解決能力を高め
自ら考え行動するチャレンジ精神を育成し競わせる事等を
目的として公益社団法人発明協会が主催する競技大会です。
(なんや難しい言葉のオンパレードですが、リタイヤした
我々は子ども達と一緒に楽しむべく気楽にいきましょう?)
今年の課題も昨年に引き続き「からくりパフォーマンス
カー」でそのテーマは「地元地域などPRしたいものの紹
介」でした。大阪といえば「たこやき・大阪城・USJ・
ハルカス・グリコ等々」。しかしこれらは昨年で出尽くし
た感があり、子ども達共々困り果てていた時に大先輩のS
さんが「大阪発祥の文楽もあるで」の一言で「面白そうや
文楽にしょ!」と皆でにわか勉強を開始。
「文楽を実際に観
らんとようわからん」とNPO人形浄瑠璃文楽座へ見学の
お願いに出向いたところ、なんと楽屋裏まで案内頂き、本
物の人形でからくりのしくみや動き、文楽を分かりやすく
解説した冊子等まで頂き感動・感激して帰ってきました。
それからが大忙しで頭にイメージを浮かべながら試行錯誤
し、出来るだけ本物の動きに近い作品をなんとか作り上げ
文楽人形の説明を聞く
て大阪地区大会に間に合わせ、優勝し、全国大会出場権を得て「銀メダル」を獲ることができました
年々、チャレコン大会のレベルが上がり地区大会での上位入賞も難しくなってきています。ましてや全国大会
でのメダル獲得は至難の業となりつつあります。そんな中、今回銀メダルが受賞出来たのはテーマを「文楽」に
した事、素晴らしい子ども達の努力とガンバリ、保護者や文楽座の方々の理解と協力、我が森之宮発明クラブの
すべての指導員の完璧なフォローがあったからだと思います。
この紙面をお借りして、改めましてお礼と感謝。 「皆様本当に有り難うございました!」
最後に本音…… 3年連続銀メダル受賞に「ホッ」 快挙が途絶えなくて「ホッ」
金メダルに届かず「残念、無念、ウウウ・・・・・」
※我が大阪市森之宮発明クラブの活動、ならびにチャレコンの内容につきましてはここではあまり詳しく記述し
ておりませんのでホームページを参照いただけたら有難いです。