Zemax 13

Zemax ユーザー向け
OpticStudio™ インターフェイスの
ご紹介
August 2015
Zemax LLC
10230 NE Points Dr. Suite 540
Kirkland, WA 98033 USA
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F +1 (425) 305.2808
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株式会社プロリンクス グループ
日本、台湾、アジア太平洋の Zemax 総代理店
----------------------------- 日本 ----------------------------株式会社プロリンクス
東京都千代田区神田紺屋町 17 番
SIA 神田スクエア 3 階
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Taiwan R.O.C.
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11/F Wisma Atria,
Singapore 238877
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対象地域 : オーストラリア、ニュージーランド、インド、香港、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、
フィリピン、ベトナムおよびその他東南アジア地域
目次
Zemax OpticStudio をご購入いただきありがとうございます
OpticStudio インターフェイスの操作
1
システム エクスプローラ .....................................................................................................................................4
[ファイル] (File) タブ .............................................................................................................................................5
[設定] (Setup) タブ ...............................................................................................................................................5
[解析] (Analyze) タブ ...........................................................................................................................................6
[解析] (Analyze) タブ (ノンシーケンシャル UI モード) ............................................................................7
[最適化] (Optimize) タブ ....................................................................................................................................7
[公差] (Tolerance) タブ .......................................................................................................................................8
[ライブラリ] (Libraries) タブ ...............................................................................................................................8
[パート デザイナー] (Part Designer) タブ....................................................................................................9
[プログラミング] (Programming) タブ .............................................................................................................9
[ヘルプ] (Help) タブ ........................................................................................................................................... 10
スプレッドシート エディタの使用 ................................................................................................................... 10
解析ウィンドウの使用 ....................................................................................................................................... 12
シェーデッド モデルの使用............................................................................................................................. 13
ウィンドウの配置 ................................................................................................................................................ 14
印刷用ウィンドウ ................................................................................................................................................ 14
Zemax13 およびそれ以前のバージョンからの移行
17
Zemax 13 の [ファイル] (File) メニュー ...................................................................................................... 18
Zemax 13 の [エディタ] (Editors) メニュー ............................................................................................... 19
Zemax 13 の [システム] (System) メニュー ............................................................................................ 21
Zemax 13 の [解析] (Analysis) メニュー ................................................................................................... 24
Zemax 13 の [ツール] (Tools) メニュー ..................................................................................................... 28
Zemax 13 の [レポート] (Reports) メニュー ............................................................................................. 37
Zemax 13 の [マクロ] (Macros) メニュー .................................................................................................. 38
Zemax 13 の [拡張機能] (Extensions) メニュー .................................................................................... 39
Zemax 13 の [ヘルプ] (Help) メニュー ....................................................................................................... 40
2D 解析ウィンドウ .............................................................................................................................................. 40
3D 解析ウィンドウ .............................................................................................................................................. 42
シェーデッド モデル ........................................................................................................................................... 42
エディタ ................................................................................................................................................................... 42
索引
Getting Used To OpticStudio Interface
43
目次  iii
Zemax OpticStudio をご購入いただきありがとうございます
OpticStudio は業界標準の光学系設計ソフトウェアです。シーケンシャル レンズ設計、解析、最適化、公差解析、物
理光学、ノンシーケンシャル光学系設計、偏光、薄膜モデリング、機械 CAD のインポート/エクスポートの機能を使い
やすい 1 つのパッケージに統合しています。
OpticStudio は使いやすく作られていますが、光学系の設計はエンジニアリングの幅広い分野に及びます。このガイド
は、OpticStudio をすぐに使用できるようになることを目的としています。OpticStudio を初めて使用される方や Zemax
の以前のバージョンからアップデートした方にとって、このガイドは最初に目を通していただきたいドキュメントです。
この OpticStudio 入門のすべての内容を理解いただくことを強くお勧めします。
また、プロリンクスの Zemax ユーザーフォーラム(www.prolinx.co.jp/zemaxforum/)や Zemax 社のナレッジ ベース
(www.zemax.com/kb) は、すべての OpticStudio ユーザーにとって欠かすことのできないリソースです。このナレッジ
ベースには、チュートリアル、実際の設計例、よく寄せられる多くの質問とその回答が掲載されています。
OpticStudio インターフェイスの操作
OpticStudio のユーザー インターフェイスは、ほとんどすべての光学系の設計と評価が可能な迅速で柔軟なプラット
フォームを提供します。
このインターフェイスは、主に以下の領域で構成されています。
1.
リボン バー : すべてのプログラム機能を容易に使用できるようにする機能であり、タスク別のタブにまとめら
れています。各タブには、アイコンのグループがあります。以下に例を示します。
Getting Used To OpticStudio Interface
OpticStudio インターフェイスの操作  1
[設定] (Setup) はリボン バーの名前で、[システム] (System)、 [エディタ] (Editors)、[システム ビューア] (System
Viewers) などはグループの例です。
2.
システム エクスプローラ : いつでもその表示と非表示を切り替えることができるツールです。ここには、設計
中の光学系に関するシステム固有の情報が表示されます。
3.
ワークスペース : 作業を進めるための主要領域です。
2  OpticStudio インターフェイスの操作
Getting Used To OpticStudio Interface
4.
ユーザーが定義できるクイック アクセス ツールバー : 頻繁に使用する機能をデスクトップに置くことで、それ
らの機能を 1 回のクリック操作で起動できます。
ツール バーは、[設定] (Setup) > [プロジェクト環境設定] (Project Preferences) > [ツールバー] (Toolbars)
で設定します。
複数のプロジェクト設定を作成し、それぞれの作業に合わせてカスタマイズして呼び出すことができます。
5.
ステータス バー : ワークスペース下部に、設計に関する有用な情報を表示します。
Getting Used To OpticStudio Interface
OpticStudio インターフェイスの操作  3
システム エクスプローラ
システム エクスプローラには、普通は設計プロジェクトの最初に入
力する基本的なシステム設定が表示されます。通常はこれらの設
定を最適化することはありませんが、必要に応じて最適化すること
はできます。
システム エクスプローラに表示されるグループは、必要に応じて
拡張、閉じる操作、再編成が可能です。右上隅にあるコントロール
を使用すれば、いつでもシステム エクスプローラ全体の非表示ま
たは拡張が可能です。
詳細については、ヘルプ ファイルの「[設定] (Setup) タブ」の章の
「[システム エクスプローラ] (System Explorer)」を参照してくださ
い。
4  OpticStudio インターフェイスの操作
Getting Used To OpticStudio Interface
[ファイル] (File) タブ
[ファイル] (File) タブには、すべてのファイル入出力機能が以下のようなグループで用意されています。
[レンズ ファイル] (Lens File) グループには、ファイルを開く操作や保存などの通常の Windows ファイル管理タスクが
あります。OpticStudio ファイルは .ZMX 形式のファイルに保存されますが、このファイル形式には、ファイルを保存し
たときに開いていたあらゆるウィンドウの設定データを格納した .SES ファイルとコンフィグレーション設定を格納し
た .CFG ファイルが付随しています。
[アーカイブ] (Archive) グループを使用すると、OpticStudio のアーカイブ ファイルの作成と開く操作が可能です。この
ファイルは .ZAR 形式で保存され、OpticStudio がインストールされた別のコンピュータでこのファイルを開く際に必要
なすべてのファイルを格納しています。OpticStudio のデータ、ガラス カタログ、コーティング、CAD ファイル、
SolidWorks™ など、レンズ設計に使用するすべてのファイルは、この 1 つのファイルに圧縮されるので、設計プロセス
の進行に伴う設計のバックアップを簡単に作成でき、設計を別のコンピュータに移管することもできます。
[エクスポート] (Export) グループでは、OpticStudio に用意されているすべてのエクスポート機能を使用できます。こ
の機能では、STEP、IGES、SAT、STL などの CAD ファイル形式へのエクスポートや、DXF および IGES の線画図へ
のエクスポートなどが可能です。
OpticStudio のブラック ボックス機能を使用すると、レンズ データ スプレッドシートにある特定範囲の面を暗号化でき
るので、他の OpticStudio ユーザーにそのスプレッドシートを提供しても設計の詳細を秘匿できます。これにより、顧
客や共同作業者には、設計の詳細を明かさずに、知る必要がある範囲で完全に光線追跡可能なファイルを渡し、光
線追跡の正確な結果を伝えることができます。
暗号化コーティング機能は、薄膜コーティングと同様の機能を持ちますが、薄膜コーティングのすべてのプレスクリプ
ションを暗号化形式でエクスポートできます。これにより設計そのものは利用できないようにしながら正確な光線追跡
を実現できます。
[変換] (Convert) グループを使用すると、OpticStudio のシーケンシャル モード (レンズ設計) とノンシーケンシャル モ
ード (システム設計) とを相互変換でき、さらにさまざまなファイル形式 (MAT Matlab®、.INT、干渉計データ、.f3d
OptiWave データなど) と OpticStudio 形式の相互変換も可能です。
すべてのオプションの詳細については、ヘルプ ファイルの「[ファイル] (File) タブ」の章を参照してください。
[設定] (Setup) タブ
このタブは、設計プロジェクトを開始する際に使用するだけで、当初の設定が完了した後はほとんど使用しません。
Getting Used To OpticStudio Interface
OpticStudio インターフェイスの操作  5
[システム] (System) グループは、基本的なシステム設定で実行するすべての操作を 1 か所にまとめたものです。[プ
ロジェクト環境設定] (Project Preferences) を使用すると、OpticStudio のインストール、フォルダの場所、クイック アク
セス ツール バーなどをカスタマイズでき、これらの設定をプロジェクトのコンフィグレーション ファイルに保存できま
す。
[エディタ] (Editors) グループでは、光学系を面ごとまたはオブジェクトごとに定義するスプレッドシートを利用できま
す。
[システム ビューア] (System Viewers) グループでは、光学系自体を表示するレイアウト プロットを利用できます。
[システム診断] (Diagnostics) を使用すると、OpticStudio ファイルを検査できます。[システム チェック] (System
Check) ユーティリティでは、一般的に発生することが多い数多くの設定エラーを捕捉できます。
[ウィンドウ コントロール] (Windows Control) は、OpticStudio ワークスペースのウィンドウの動作を定義します。各ウ
ィンドウは、固定配置、浮動配置、並べた配置、重ねた配置などが可能です。
[コンフィグ] (Configuration) は、ズームレンズのような複数の仕様を持つ設計、一定の温度範囲にわたるレンズの熱
解析、走査レンズ、可動部を持つレンズなどで使用します。複数のコンフィグレーションを定義している場合は、すべて
のリボンに [コンフィグ] (Configuration) グループが表示されます。
すべてのオプションの詳細については、ヘルプ ファイルの「[設定] (Setup) タブ」の章を参照してください。
[解析] (Analyze) タブ
シーケンシャル UI モードでは、このタブを使用して OpticStudio のすべての解析機能を利用できます。ほとんどすべ
ての結像系設計を、この UI モードで実行します。解析機能では、広範な要件にわたって詳しい性能データを提供しま
す。解析機能は、基礎となる設計を変更するのではなく、必要な変更を導くための設計上の診断情報を提供します。
[システム ビューア] (System Viewers) タブでは、光学系自体を表示するレイアウト プロットを利用できます。
[像質] (Image Quality) タブでは、結像系とアフォーカル系の設計で使用するあらゆる解析を利用できます。この解析
として、光線追跡データ、収差データ、波面、点像強度分布などがあります。
[レーザーとファイバー] (Lasers and Fibers) では、レーザー システム特有の機能を利用できます。この機能として、
簡単なガウス ビーム解析、物理光学、ファイバー結合の計算などがあります。
[偏光と表面特性] (Polarization and Surface Physics) では、個々の面での薄膜コーティングの性能や偏光に対する
総合的な光学系性能の計算のほか、面のサグ、位相、および曲率のプロットを計算します。
[レポート] (Reports) は、公開を目的としたテキスト ベースの解析を提供します。
[ユニバーサル プロット] (Universal Plots) を使用すると、必要に応じて独自の解析機能を作成できます。
[アプリケーション] (Applications) では、双眼系解析、フリーフォーム解析、累進屈折力レンズ解析など、用途特有の
解析機能を利用できるほか、OpticStudio のノンシーケンシャル機能をすべて利用できます。
6  OpticStudio インターフェイスの操作
Getting Used To OpticStudio Interface
レンズで複数のコンフィグレーションを使用している場合は、[コンフィグ] (Configuration) グループ (「[設定] (Setup) タ
ブ」を参照) も表示されます。
詳細については、ヘルプ ファイルの「[解析] (Analyze) タブ」の章を参照してください。
[解析] (Analyze) タブ (ノンシーケンシャル UI モード)
このタブでは、ノンシーケンシャル UI モードの OpticStudio に用意されているすべての解析機能を利用できます。こ
れらの機能は、ほとんどの照度、迷光、照明などの設計で使用します。解析機能では、広範な要件にわたって詳しい
性能データを提供します。解析機能は、基礎となる設計を変更するのではなく、必要な変更を導くための設計上の診
断情報を提供します。
[システム ビューア] (System Viewers) グループでは、光学系自体を表示するレイアウト プロットを利用できます。
[光線を追跡] (Trace Rays) では、包括的なノンシーケンシャル光線追跡エンジンまたは高速な近似法である
LightningTrace™ を使用して光線追跡を開始できます。LightningTrace™ は、光源が点光源として近似できる場合に
きわめて効果的です。
[ディテクタ] (Detectors) グループと [光線追跡解析] (Raytrace Analysis) グループでは、それまでに実施した光線追
跡を広範囲に解析できます。
[偏光] (Polarization) では、オブジェクト各面の薄膜コーティングの性能を計算します。
[ユニバーサル プロット] (Universal Plots) を使用すると、必要に応じて独自の解析機能を作成できます。
[アプリケーション] (Applications) では、軌道照明解析のような用途特有の解析機能を利用できます。
詳細については、ヘルプ ファイルの「[解析] (Analyze) タブ」の章を参照してください。
[最適化] (Optimize) タブ
このタブでは、Zemax の最適化機能を制御します。
[手動調整] (Manual Adjustment) には、目標の性能に向けて設計を手動で調整するための各種機能が用意されてい
ます。このグループは、シーケンシャル UI モードでのみ使用できます。
[自動最適化] (Automatic Optimization) では、Zemax でシステムの性能仕様を定義する手段であるメリット ファンク
ション エディタを利用できます。最適化ウィザードを使用すると、最も一般的な要件 (最小スポット、最良の波面収差、
最小の角偏差) に基づく評価関数を迅速に生成し、それを実際の要件に合わせて編集できます。
Getting Used To OpticStudio Interface
OpticStudio インターフェイスの操作  7
[グローバル最適化] (Global Optimization) は 2 つの主なシナリオで使用します。1 つは、設計プロセス (グローバル)
に着手して詳しい解析に向けた設計形態を生成するシナリオで、もう 1 つは、初期最適化 (ハンマー) を実施した後で
現在の設計をすべての面から改善するシナリオです。
[最適化ツール] (Optimization Tools) では、最適化後の各種機能を実行します。この機能として、非球面化に最適な
面の見極めやカタログ光学系向けに現在の設計でレンズを入れ換える操作などがあります。このグループは、シーケ
ンシャル UI モードでのみ使用できます。
詳細については、ヘルプ ファイルの「[最適化] (Optimize) タブ」の章を参照してください。
[公差] (Tolerance) タブ
公差解析を実行すると、製造と組み立てで発生する有限な公差が設計に及ぼす影響を確認できます。
[公差解析] (Tolerancing) グループの公差解析データ エディタでは、各パラメータに割り当てる許容差を入力します。
公差解析ウィザードで各種許容差を迅速に設定し、後段階で編集できます。
[製造図面と製造データ] (Manufacturing Drawings and Data) グループ (シーケンシャル UI モードのみ) では、ISO
10110 形式と Zemax 固有形式の製造図面を作成するほか、製造設定の相互チェック対象とする面についてエクスポ
ート データを作成します。
[自由曲面製造データ] (Freeform Manufacturing Data) グループでは、製造公差で使用できる面情報を提供します。
[コスト エスティメータ] (Cost Estimator) は、レンズの製造コストを見積もるツールです。
詳細については、ヘルプ ファイルの「[公差] (Tolerance) タブ」の章を参照してください。
[ライブラリ] (Libraries) タブ
OpticStudio には、光学材料、在庫レンズ、薄膜コーティング、および光源に関する多くのデータがカタログ データの
形態で組み込まれていますが、これらとは別に独自のデータを追加することもできます。このタブでは、OpticStudio
に付属しているすべてのカタログ データを利用できるほか、さらに独自のデータも入力できます。
[光学材料] (Optical Materials) グループでは、ガラス、プラスチック、複屈折媒質などのカタログを利用できます。
[部品の在庫] (Stock Parts) グループには、OpticStudio に付属する供給元レンズ カタログが用意されているので、
その中から用途に適したレンズを迅速に検索できます。
8  OpticStudio インターフェイスの操作
Getting Used To OpticStudio Interface
[コーティング] (Coatings) グループには、薄膜コーティングを設計して光学面に適用するためのデータとツールが用
意されています。
[散乱] (Scattering) グループでは、Zemax の面散乱ライブラリと散乱ビューアを利用できます。[IS ライブラリ] (IS
Scatter Catalog) には、さまざまな仕上げの光学面に関する測定済みデータが用意されています。このような面とし
て、各種つや消しブラック面、すりガラス面、異方性散乱面などがあります。
[光源] (Sources) グループでは、Radiant Source Models データ (空間、角度、および必要に応じて波長) と IES デー
タ (角度のみ) のライブラリを利用できます。スペクトル (色) 情報を含まないデータ ファイルにスペクトル情報を追加
できます。また、いくつかの光源ビューア オプションが用意されています。
[光源ビューア] (Source Viewers) グループには、光源の指向性プロットとスペクトルをモデル化するツールが用意さ
れています。
詳細については、ヘルプ ファイルの「[ライブラリ] (Libraries) タブ」の章を参照してください。
[パート デザイナー] (Part Designer) タブ
パート デザイナーは高機能な形状作成ツールであり、OpticStudio Premium で最適化可能なパラメトリック オブジェ
クトを作成できます。パート デザイナーは、ノンシーケンシャル UI モードでのみ使用できます。
詳細については、ヘルプ ファイルの「[パート デザイナー] (Part Designer) タブ」の章を参照してください。
[プログラミング] (Programming) タブ
OpticStudio には数多くの機能と解析オプションがありますが、一方で設計には必ず何らかの特別な機能要件があり
ます。OpticStudio にプログラミング インターフェイスが用意されている理由はここにあります。まず、Basic によく似た
習得しやすいスクリプト言語として Zemax プログラミング言語 (ZPL) があります。ZPL を使用すると、特殊な演算、さ
まざまな方法によるデータの表示、頻繁に実行するキーボード タスクの自動化などが特に容易になります。
拡張機能は、OpticStudio を制御して解析の実行を指示し、OpticStudio からデータを取得できる外部プログラムで
す。MatLab® と Python は、広く普及しているプログラムの中でも OpticStudio で機能する 2 つですが、そのほかに、
Getting Used To OpticStudio Interface
OpticStudio インターフェイスの操作  9
弊社のアプリケーション プログラマ向けのソフトウェア開発キット (SDK) である zclient を使用して独自のプログラム
を記述することもできます。
Zemax OpticStudio は ZOS-API プログラミング インターフェイスも備えています。これは、C# などの .NET 対応言語
によって .NET 環境で使用できます。さらに、ZOSAPI を、C++ などの .COM 対応言語を使用して .COM 環境で使用
することもできます。
詳細については、ヘルプ ファイルの「[プログラミング] (Programming) タブ」の章を参照してください。
[ヘルプ] (Help) タブ
[ヘルプ] (Help) タブには、このヘルプ ファイルへのリンクのほか、弊社のウェブベースのナレッジベース、ウェブサイ
ト、およびユーザー フォーラムへのリンクが用意されています。
詳細については、ヘルプ ファイルの「[ヘルプ] (Help) タブ」の章を参照してください。
スプレッドシート エディタの使用
光学系に関するデータのほとんどは、1 つ以上のスプレッドシートに収録されます。OpticStudio のスプレッドシート
は、使いやすさを考慮して、可能な限り Microsoft Excel® のシートに近い動作となるように設計されています。
OpticStudio を使用する際の生産性向上を図るために、光学系設計上の固有な手順がいくつかあります。次に代表
的なエディタの画面を示します。
10  OpticStudio インターフェイスの操作
Getting Used To OpticStudio Interface
すべてのエディタは、次の 3 つの領域で構成されています。
1.
2.
3.
上部にあるツールバー領域には、エディタの中でデータを操作し、そのデータに固有のタスクを実行するため
のツールが用意されています。たとえば、上の図に示すレンズ データ エディタにある最初のアイコンは、エレ
メント群のティルトやディセンタを可能にする [ティルト/ディセンタ エレメント] (Tilt/Decenter Elements) ツー
ルです。
折り畳み可能なプロパティ ダイアログを使用すると、エディタの各行または各項目に関する詳細なデータを
表示および設定できます。一度設定すれば頻繁には変更しないテータ向けにプロパティ インスペクタが用意
されています。プロパティ ダイアログは、表示する必要がない状況では隠す (折り畳む) ことができます。
スプレッドシート領域は、作業対象とするデータを保持する場所です。スプレッドシートのセル データは、直接
入力できるほか、Excel® のスプレッドシート機能と同様に動作するソルブで計算することもできます。
各エディタおよびそのツール バーとプロパティについては、それぞれのエディタに関する章で詳しく取り上げていま
す。
詳細については、ヘルプ ファイルの「[設定] (Setup) タブ」>「[エディタ] (Editors) グループ」で「エディタの使用」を参照
してください。
Getting Used To OpticStudio Interface
OpticStudio インターフェイスの操作  11
解析ウィンドウの使用
どの解析ウィンドウも、次の 4 つの主要領域で構成されています。
1. ツールバーは、すべての解析ウィンドウで共通です。ツールバーでは、各種の解析設定を利用できます。こ
れらの設定では、計算の制御のほか、印刷、コピー、別名で保存などの各種機能を制御します。
2. [設定] (Settings) ダイアログは、ツールバーにある [設定] (Setting) コントロールを使用して表示と非表示を
切り替えることができます。
3. データ解析自体は、グラフィック、テキスト形式のリスト、および Zemax の旧バージョンで使用されていたグラ
フィック ライブラリを使用した「クラシック」モードで表示できます (クラシック モードは一部のウィンドウでのみ
可能です)。
12  OpticStudio インターフェイスの操作
Getting Used To OpticStudio Interface
4.
コンテキスト メニューは、マウスの右ボタンをクリックすると表示されます。
詳細については、ヘルプ ファイルの「[解析] (Analyze) タブ」の章を参照してください。
シェーデッド モデルの使用
シェーデッド モデルを使用すると、最新の CAD プログラム ユーザーであれば使い慣れている高度なグラフィック ビ
ューで光学系を表示できます。このビューでは、マウスによる直感的な操作が可能なので、ツールバーからデフォルト
ビュー (アイソメトリック、X-Y、Y-Z、および Z-Y) に移行できるほか、目的の詳細レベルで表示するために対話形式で
使用できる切断面も利用可能です。また、ワイヤーフレーム、隠線、ソリッド モデリングなどの表示に関するオプション
もあります。
Getting Used To OpticStudio Interface
OpticStudio インターフェイスの操作  13
詳細については、ヘルプ ファイルの「[解析] (Analyze) タブ」の章の「シェーデッド モデル」を参照してください。
ウィンドウの配置
各ウィンドウは、浮動配置や固定が可能なほか、固定したウィンドウは任意の形態で並べて表示できます。これらの
操作は、次の動画で理解できます。
動画 : ウィンドウの配置 :
印刷用ウィンドウ
ヘルプ ファイルの「[設定] (Setup) タブ」>「[プロジェクトの環境設定] (Project Preferences)」にある「[グラフィックス]
(Graphics)」では、印刷するレイアウト プロットの縮尺設定とデフォルトの印刷方向の設定について説明しています。
さらに、どの解析ウィンドウのツールバーにもあるプリンタ アイコンからも、[印刷プレビュー] (Print Preview) ダイアロ
グ ウィンドウを表示できます。このダイアログでは、使用するプリンタ、縮尺、ページ範囲などのオプションを設定でき
ます。印刷のショートカット キーからも [印刷プレビュー] (Print Preview) ウィンドウを開くことができます。デフォルトで
は、このショートカットは Ctrl + P です。
14  OpticStudio インターフェイスの操作
Getting Used To OpticStudio Interface
詳細設定
左上隅にある選択済みのプリンタ名のリンク、または [プロパティ] (Properties) ボタンから、使用するプリンタを選択し
て、詳細なプリンタ ドライバの設定を選択します。詳細設定ダイアログの [印刷] (Print) ボタンを押しても、実際には
印刷されずに新しい設定が受け入れられるだけで、ダイアログが閉じます。
[方向] (Orientation)
[方向] (Orientation) では、出力を [縦方向] (Portrait) モードにするか、[横方向] (Landscape) モードにするかを指定
します。以下の 4 つのオプションがあります。
1.
[デフォルト] (Default) - プリンタの詳細設定にある現在値を使用します。
2.
[自動] (Automatic) - 用紙の寸法と選択した縮尺モードに基づく最適な設定を決定します。
3.
[縦方向] (Portrait)
4.
[横方向] (Landscape)
[方向] (Orientation) 選択ボックスの直下には、計算済みの方向が表示されます ([デフォルト] (Default) または [自
動] (Automatic) を選択している場合に役立ちます)。
スケール
[スケール] (Scaling) は、出力するページに適切なグラフィックの縮尺を指定します。なお、[スケール] (Scaling) のす
べてのオプションは、ウィンドウの軸に均一に適用されます (すなわち、縦横比が維持されます)。現在、以下の 3 つ
のオプションがあります。
1.
[ページに合わせる] (Fit To Page) - 1 ページで最大限のスペースを使用します。
2.
[元のサイズ] (Original Size) - 画面上に現在表示されている入力テキストまたはグラフィックのそのまま
のサイズでの印刷を試みます (プレビュー ウィンドウのサイズではありません)。
3.
[スケールに合わせて印刷] (Print To Scale) (レイアウト プロット専用) - レイアウト プロットは、レンズ ユ
ニットを基に 1:1 の縮尺で印刷されます。
[中央] (Center) オプションを使用すると、グラフィックは左上隅ではなく印刷ページの中央に配置されます。
[選択] (Selection)
印刷できるページを選択できるように、いくつかのオプションがあります。ウィンドウ右下にあるプレビュー ページのコ
ントロールを使用して印刷するページを指定し、次のオプションを選択します。
1.
[全て] (All)
2.
[範囲] (Range) - 印刷するページの連続的な範囲を x から y までで選択します。
3.
[現在] (Current) - 現在のプレビュー ページのみを印刷します。
Getting Used To OpticStudio Interface
OpticStudio インターフェイスの操作  15
4.
[選択済み] (Selected) (テキストの場合のみ) - 現在選択している解析テキストのみを印刷します。この
オプションは、テキストを印刷するときに、印刷ダイアログを開く前にブロックを選択済みである場合にの
み使用できます。
16  OpticStudio インターフェイスの操作
Getting Used To OpticStudio Interface
Zemax13 およびそれ以前のバージョンからの移行
このセクションは、Zemax の以前のバージョン (Zemax 13 およびそれ以前) からアップグレードするユーザーを対象と
しています。このセクションでは、Zemax の旧バージョンのユーザー インターフェイスと現在のバージョンのユーザー
インターフェイスとの対応関係を示します。また、重要な変更点について説明します。
新しい UI の使用方法に関する詳しい説明については、「OpticStudio のインターフェイスの操作」を参照してください。
ここでは、Zemax 13 の各メニューの項目がどこに移動したかについて説明します。
Zemax 13 で使用されていたボタン バーは廃止されました。代わりに、OpticStudio ではクイックアクセス ツールバー
に任意の機能を直接配置できます。
[設定] (Setup) タブの [プロジェクト環境設定] (Project Preferences) アイコンをクリックし、目的の機能をクイックアク
セス ツールバーにドラッグ アンド ドロップします。
Getting Used To OpticStudio Interface
Zemax13 およびそれ以前のバージョンからの移行  17
Zemax 13 で使用されていたすべてのキーボード ショートカットは、OpticStudio でも使用できます。
Zemax 13 の [ファイル] (File) メニュー
18  Zemax13 およびそれ以前のバージョンからの移行
Getting Used To OpticStudio Interface
これらのほとんどの機能は、OpticStudio の [ファイル] (File) タブに移動しています。
プログラム モードと [環境設定] (Preferences) は例外で、それらは [設定] (Setup) タブに移動しています。
Zemax 13 の [エディタ] (Editors) メニュー
ここでの最も大きな変更点は、追加データ エディタが廃止されたことです。追加データ エディタはレンズ データ エディ
タに統合されました。Zemax 13 のレンズ データ エディタでは 0 ~ 12 のパラメータを使用していましたが、
OpticStudio では、それらの追加データがパラメータ 13 以降に表示され、必要なデータ量に応じて LDE のサイズが
変化します。
Getting Used To OpticStudio Interface
Zemax13 およびそれ以前のバージョンからの移行  19
Zemax 13 以前のすべてのファイルは OpticStudio で読み込み可能で、自動的に再マッピングされます。追加データ
パラメータの数値を参照していた公差オペランド、マルチ コンフィグレーション オペランド、最適化オペランドは、パラ
メータ データ オペランドを使用するように再マッピングされます。その結果、OpticStudio で生成した .zmx ファイルに
メリット ファンクション エディタ、マルチ コンフィグレーション エディタ、または公差エディタの追加データ オペランドが
含まれる場合、以前のバージョンでそのファイルを正常に読み込むことはできません。
拡張機能や ZPL マクロでは、追加データ オペランドまたは 13 以上のパラメータ番号を持つパラメータ オペランドを
使用して、以前の追加データ項目にアクセスできます。
各エディタは、[設定] (Setup) タブの [エディタ] (Editors) グループにあります。そこには 2 つのメイン エディタが表示
されており、展開するとすべてのエディタが表示されます。
マルチ コンフィグレーション エディタは、[設定] (Setup) タブの [コンフィグ] (Configuration) グループにも表示されま
す。
マルチ コンフィグレーション エディタに複数のコンフィグレーションが存在する場合は、[解析] (Analyze) タブ、[最適
化] (Optimize) タブ、[公差] (Tolerance) タブにもコンフィグレーション グループが小さく表示されます。
20  Zemax13 およびそれ以前のバージョンからの移行
Getting Used To OpticStudio Interface
メリット ファンクション エディタは [最適化] (Optimize) タブにも表示されます。また、デフォルト評価関数ツールは「最
適化ウィザード」という名前に変更されました。
公差解析エディタは [公差] (Tolerance) タブにも表示されます。また、デフォルト公差ツールは「公差解析ウィザード」
という名前に変更されました。
各エディタは全面的に作り直され、モダンで直感的なスプレッドシートの機能を備えるようになりました。詳細について
は、ナビゲーション ガイドを参照してください。
Zemax 13 の [システム] (System) メニュー
[更新] (Update) と [全てを更新] (Update All) は、次のようにクイックアクセス ツールバーに移動しました。
Getting Used To OpticStudio Interface
Zemax13 およびそれ以前のバージョンからの移行  21
[全般] (General)、[視野] (Fields)、[波長] (Wavelengths) のメニュー項目はシステム エクスプローラに統合されまし
た。システム エクスプローラは、サイドバー、または次のように [設定] (Setup) タブの [システム エクスプローラ]
(System Explorer) アイコンから実行できます。
視野データと波長データは、システム エクスプローラで直接入力できます。また、[視野] (Fields) グループまたは [波
長] (Wavelengths) グループの先頭行をダブルクリックして、以前のスタイルのダイアログを表示することもできます。
22  Zemax13 およびそれ以前のバージョンからの移行
Getting Used To OpticStudio Interface
[次のコンフィグレーション] (Next Configuration) および [前のコンフィグレーション] (Last Configuration) のコントロー
ルは、[設定] (Setup) タブの [コンフィグ] (Configuration) グループにあります。設計に複数のコンフィグレーションがあ
る場合は、[解析] (Analyze) タブ、[最適化] (Optimize) タブ、[公差] (Tolerance) タブでもコンフィグレーションにアクセ
スできます。
Getting Used To OpticStudio Interface
Zemax13 およびそれ以前のバージョンからの移行  23
Zemax 13 の [解析] (Analysis) メニュー
このメニューのほとんどの項目は [解析] (Analyze) タブに移動しました。
ただし、次の例外があります。

[ガラスと屈折率分布] (Glass and Gradient Index) は、現在は [ライブラリ] (Libraries) タブの [光学材料]
(Optical materials) グループにあります。
24  Zemax13 およびそれ以前のバージョンからの移行
Getting Used To OpticStudio Interface

[光源ビューア] (Source Viewers) は、次のように [ライブラリ] (Libraries) タブの [光源ビューア] (Source
Viewers) グループに移動しました。

[散乱ビューア] (Scatter Viewers) は、次のように [ライブラリ] (Libraries) タブの [散乱ビューア] (Scatter
Viewers) グループに移動しました。
Getting Used To OpticStudio Interface
Zemax13 およびそれ以前のバージョンからの移行  25

[その他の解析] (Miscellaneous) にある各項目は、次のようによりわかりやすい配置になりました。
26  Zemax13 およびそれ以前のバージョンからの移行
Getting Used To OpticStudio Interface

[旧機能] (Obsolete) の下の項目は、以下の例外を除き削除されました。
これらは [ファイル] (File) タブの [エクスポート] (Export) グループに表示されます。
Getting Used To OpticStudio Interface
Zemax13 およびそれ以前のバージョンからの移行  27

[エンサークルド エネルギー] (Encircled Energy) は、[エンクローズド エネルギー] (Enclosed Energy) という
名前に変更されました。円以外のオプションも選択できるようになったためです。 
Zemax 13 の [ツール] (Tools) メニュー
このメニューは完全に廃止され、そこにあった項目は個別のタブまたは該当するエディタのツール バーに移動しまし
た。
28  Zemax13 およびそれ以前のバージョンからの移行
Getting Used To OpticStudio Interface
[ツール] (Tools) → [設計] (Design) の機能は [最適化] (Optimize) タブになっています。
[Zemax パート デザイナー] (Zemax Part Designer) は、独自のタブを備えた組み込みの機能となりました。これは、ノ
ンシーケンシャル モードでのみ利用できます。または、OpticStudio の Premium バージョンを使用している場合にの
み利用できます。
Getting Used To OpticStudio Interface
Zemax13 およびそれ以前のバージョンからの移行  29
[ツール] (Tools) → [修正] (Modify) は、次のようにレンズ データ エディタのツールバーに移動しました。
30  Zemax13 およびそれ以前のバージョンからの移行
Getting Used To OpticStudio Interface
[ツール] (Tools) → [公差解析] (Tolerancing) の機能は [公差] (Tolerance) タブになっています。
Getting Used To OpticStudio Interface
Zemax13 およびそれ以前のバージョンからの移行  31
[ツール] (Tools) → [カタログ] (Catalogs) の機能は [ライブラリ] (Libraries) タブになっています。
32  Zemax13 およびそれ以前のバージョンからの移行
Getting Used To OpticStudio Interface
[ツール] (Tools) → [データを出力/分割] (Export/Explode) の機能は、[ファイル] (File) タブの [エクスポート] (Export)
グループと[分解] (Explode) グループに移動しました。
[ツール] (Tools) → [光源] (Sources) の機能は、[ライブラリ] (Libraries) タブの [光源] (Sources) グループに移動しま
した。
Getting Used To OpticStudio Interface
Zemax13 およびそれ以前のバージョンからの移行  33
[ツール] (Tools) → [散乱] (Scatter) の機能は、[ライブラリ] (Libraries) タブの [散乱] (Scatter) グループに移動しま
した。
34  Zemax13 およびそれ以前のバージョンからの移行
Getting Used To OpticStudio Interface
[ツール] (Tools) → [その他のツール] (Miscellaneous) の操作は廃止され、各機能はよりわかりやすい場所に移動し
ました。
[ゴースト解析] (Ghost Focus Generator) は、現在は [解析] (Analyze) タブの [アプリケーション グループ]
(Applications Group) にあります。
Getting Used To OpticStudio Interface
Zemax13 およびそれ以前のバージョンからの移行  35
[パフォーマンス テスト] (Performance Test) と [ネットワーク ライセンス サーバのテスト] (Test Network Server) は、
現在は [設定] (Setup) タブの [システム診断] (Diagnostics) グループにあります。
ファイル変換機能と MatLab® エクスポート ツールは、現在は [ファイル] (File) タブの [変換] (Convert) グループにあ
ります。
36  Zemax13 およびそれ以前のバージョンからの移行
Getting Used To OpticStudio Interface
Zemax 13 の [レポート] (Reports) メニュー
これらは、現在は [解析] (Analyze) タブの [レポート] (Reports) グループにあります。
Getting Used To OpticStudio Interface
Zemax13 およびそれ以前のバージョンからの移行  37
Zemax 13 の [マクロ] (Macros) メニュー
現在、これは [プログラミング] (Programming)タブの [ZPL マクロ] (ZPL Macros) グループにあります。
組み込みのマクロ エディタが用意されています。
38  Zemax13 およびそれ以前のバージョンからの移行
Getting Used To OpticStudio Interface
Zemax 13 の [拡張機能] (Extensions) メニュー
現在、これは [プログラミング] (Programming)タブの [拡張機能] (Extensions) グループにあります。
Getting Used To OpticStudio Interface
Zemax13 およびそれ以前のバージョンからの移行  39
Zemax 13 の [ヘルプ] (Help) メニュー
現在は [ヘルプ] (Help) タブになっています。
ヘルプ システムは、検索可能なハイパーリンク ドキュメントになり、OpticStudio の UI にあるメイン リボン バーにタブ
で整理されています。
2D 解析ウィンドウ
[設定] (Settings) ダイアログを開いたままにすることができるので、変更内容を自動的に適用できます。マウスで右ク
リックすると、コンテキスト メニューが表示されるようになりました。ほとんどのウィンドウでデータ マーカーを設定でき
ます。また、すべてのウィンドウの対話型操作性が大きく向上しています。別の表示に切り替えても、データが再計算
されなくなりました。計算設定を変更した場合にのみ、データが再計算されます。
40  Zemax13 およびそれ以前のバージョンからの移行
Getting Used To OpticStudio Interface
マウスの右クリックで、より幅広いオプションが提供されます。また、ツール バーから、現在のウィンドウに関連するす
べてのツールにアクセスできます。それぞれの軸の端にあるスライダーを使用して軸の目盛を変更できます。すべて
の説明については、操作セクションの解析ウィンドウのページを参照してください。
Getting Used To OpticStudio Interface
Zemax13 およびそれ以前のバージョンからの移行  41
3D 解析ウィンドウ
2D 解析ウィンドウのすべての利点に加えて、3D 投影図に対するさまざまな操作を実行できます。マウスの左ボタン
をクリックしたままでドラッグすると回転操作、スクロール ホイールをクリックするとズーム操作、マウスの右ボタンをク
リックするとパン操作を実行できます。ここでも、すべての説明については、操作セクションの解析ウィンドウのページ
を参照してください。
シェーデッド モデル
この機能は全面的に作り直され、CAD のようなユーザー環境が提供されるようになりました。詳しい説明について
は、操作方法の説明を参照してください。
エディタ
エディタは全面的に作り直され、より直感的なスプレッドシートになりました。各エディタはツール バーを備えており、
関連するすべてのツールがそこに用意されています。詳細については、ヘルプ ファイルの「[設定] (Setup) タブ」→
「[エディタ] (Editors) グループ」で「エディタの使用」を参照してください。
42  Zemax13 およびそれ以前のバージョンからの移行
Getting Used To OpticStudio Interface
さ
索引
[最適化] (Optimize) タブ, 7
し
2
2D 解析ウィンドウ, 40
3
3D 解析ウィンドウ, 42
O
OpticStudio インターフェイスの操作, 1
Z
Zemax 13 の [エディタ] (Editors) メニュー, 19
Zemax 13 の [解析] (Analysis) メニュー, 24
Zemax 13 の [拡張機能] (Extensions) メニュー, 39
Zemax 13 の [システム] (System) メニュー, 21
Zemax 13 の [ツール] (Tools) メニュー, 28
Zemax 13 の [ファイル] (File) メニュー, 18
Zemax 13 の [ヘルプ] (Help) メニュー, 40
Zemax 13 の [マクロ] (Macros) メニュー, 38
Zemax 13 の [レポート] (Reports) メニュー, 37
Zemax13 およびそれ以前のバージョンからの移行, 17
い
印刷用ウィンドウ, 14
シェーデッド モデル, 42
シェーデッド モデルの使用, 13
システム エクスプローラ, 4
す
スプレッドシート エディタの使用, 10
せ
[設定] (Setup) タブ, 5
は
[パート デザイナー] (Part Designer) タブ, 9
ふ
[ファイル] (File) タブ, 5
[プログラミング] (Programming) タブ, 9
へ
[ヘルプ] (Help) タブ, 10
ら
[ライブラリ] (Libraries) タブ, 8
う
ウィンドウの配置, 14
え
エディタ, 42
か
[解析] (Analyze) タブ, 6
[解析] (Analyze) タブ (ノンシーケンシャル UI モード), 7
解析ウィンドウの使用, 12
こ
[公差] (Tolerance) タブ, 8
Getting Used To OpticStudio Interface
索引  43