伊方原発をとめる会・拡大幹事会 2015年7月28日(火)事務局長挨拶 3

伊方原発をとめる会・拡大幹事会
2015年7月28日(火)事務局長挨拶
3つのことを申し上げます。
第1は、原子力規制委員会の伊方原発3号機の審査書決定です。
原子力規制委員会は、7月15日に伊方原子力発電所3号機について、審査書を決
定しました。約3,500件に及ぶパブリック・コメントを無視しての決定です。欠
陥だらけの、愚かで、非倫理的なものであり到底納得できるものではありません。9
月15日までに、原子力規制委員会に行政不服審査法に基づき、異議申し立てをしな
ければなりません。伊方原発をとめる会の活動の真価が問われる時でもあります。
第2は、愛媛県議会の動きです。
愛媛県議会では、7月Ⅰ日議会運営委員会を開き、伊方原発の請願は、
「エネルギー・
危機管理対策特別委員会」に付託することになりました。今までは慣例として所管の
常任委員会で審査してきましたが、今後は議会が閉会中でも審査することができるこ
とになりました。なお、請願ですが、
「伊方原発をとめる会」の再稼働反対と、早期再
稼働を求めた、愛媛経済同友会(薬師寺、本田両代表幹事)と県商工会議所連合会(森
田会頭)は、継続審査となりました。なお、愛媛経済同友会などは、
「早期に再稼働し
なければ、電気料金の大幅な値上げにつながり、県民に大きな打撃を与える」と主張
しています。命よりも金だと露骨に訴えて脅しています。
第3は、原発避難訓練です。
7月3日中村愛媛県知事は大分県に行き、大分県庁で広瀬知事に「大分県の全18
市町村の体育館や学校など約270施設(収容人数約18万人)の受け入れをリスト
アップしたこと」に謝意を表明しました。そして、両県は今秋にも合同訓練をすると
のことであります。原発事故の場合、住民が避難が出来ないことは明らかです。また
避難が長期に及ぶ場合の対策もありません。机上の空論を計画しているに過ぎません。
以上