再審査結果及び使用上の注意改訂のお知らせ

-医薬品の適正使用に欠かせない情報です。必ずお読みください。-
再審査結果及び使用上の注意改訂のお知らせ
2015 年 11 月
大日本住友製薬株式会社
このたび、標記製品の「C型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善(セログループ 1 の血中 HCV RNA
量が高い場合を除く)」の「効能・効果」、
「用法・用量」につきまして、医薬品、医療機器等の品質、有効性
及び安全性の確保等に関する法律(以下、医薬品医療機器法)に基づく再審査が終了し、以下のとおり結果
が通知されました。
また、
「使用上の注意」を自主改訂いたしましたので、あわせてご案内申し上げます。
今後のご使用に際しましては、下記内容をご参照くださいますようお願い申し上げます。
1.再審査結果
平成 27 年 6 月 25 日付で再審査結果が通知され、医薬品医療機器法第 14 条第 2 項第 3 号(承認拒否事由)
のいずれにも該当しないとされました。
「効能・効果」、
「用法・用量」の変更はありません。
承認内容(再審査結果通知該当箇所のみ抜粋)
■効能・効果
○C型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善(セログループ 1 の血中 HCV RNA 量が高い場合を除く)
■用法・用量
使用にあたっては、HCV RNA が陽性であることを確認したうえで行う。
通常、成人は 1 日 1 回 600 万国際単位で投与を開始し、投与後 2 週間までは連日、その後 1 日 1 回 300 万~600 万国
際単位を週 3 回皮下又は筋肉内に投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
次頁に「使用上の注意」の改訂内容及び改訂理由を記載していますので、あわせてご参照ください。
このお知らせ及び「改訂添付文書情報」は、大日本住友製薬の医療情報サイト
(アドレス:https://ds-pharma.jp/medical/)でもご覧になれます。なお、この
改訂内容は医薬品安全対策情報(DSU)No.245 に掲載される予定です。
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2.「使用上の注意」の改訂
【改訂内容】
改訂後(
:追加・変更箇所)
改訂前(
4.副作用
:削除・変更箇所)
4.副作用
○筋肉内投与及び皮下投与
○筋肉内投与及び皮下投与
腎癌、多発性骨髄腫、ヘアリー細胞白血病、慢性骨髄
腎癌、多発性骨髄腫、ヘアリー細胞白血病、慢性骨髄
性白血病、B型慢性活動性肝炎、C型慢性肝炎、C型
性白血病、B型慢性活動性肝炎、C型慢性肝炎、C型
代償性肝硬変、HTLV-I 脊髄症(HAM)の場合、承認ま
代償性肝硬変、HTLV-I 脊髄症(HAM)の場合、承認ま
での臨床試験における調査症例 1531 例中 1275 例
での臨床試験における調査症例 1531 例中 1275 例
(83.3%)に臨床検査値異常を含む副作用が認められ
(83.3%)に臨床検査値異常を含む副作用が認められ
た。主な副作用は、発熱 1022 件(66.8%)
、全身倦怠
た。主な副作用は、発熱 1022 件(66.8%)
、全身倦怠
感 341 件(22.3%)等のインフルエンザ様症状、白血
感 341 件(22.3%)等のインフルエンザ様症状、白血
球減少 581 件(37.9%)
、血小板減少 455 件(29.7%)
球減少 581 件(37.9%)
、血小板減少 455 件(29.7%)
であった。(承認時)
であった。市販後の調査症例 7098 例中 4195 例
腎癌、多発性骨髄腫、ヘアリー細胞白血病、慢性骨髄
(59.1%)に臨床検査値異常を含む副作用が認められ
性白血病、B型慢性活動性肝炎、C型慢性肝炎、HTLV-I
た。主な副作用は、発熱 2895 件(40.8%)
、全身倦怠
脊髄症(HAM)の市販後の調査症例 7098 例中 4195 例
感 536 件(7.6%)等のインフルエンザ様症状、白血
(59.1%)に臨床検査値異常を含む副作用が認められ
球減少 1215 件(17.1%)、血小板減少 1116 件(15.7%)
た。主な副作用は、発熱 2895 件(40.8%)
、全身倦怠
であった。〔HTLV-I 脊髄症(HAM)再審査終了時〕
感 536 件(7.6%)等のインフルエンザ様症状、白血球
減少 1215 件(17.1%)
、血小板減少 1116 件(15.7%)
であった。(再審査終了時)
C型代償性肝硬変の特定使用成績調査 87 例中 37 例
(42.5%)に臨床検査値の異常変動を含む副作用が認
められた。主な副作用は血小板数減少 15 件(17.2%)
、
白血球数減少 12 件(13.8%)、発熱 7 件(8.0%)であ
った。(再審査終了時)
(1)重大な副作用(変更箇所のみ抜粋)
(1)重大な副作用(変更箇所のみ抜粋)
3)糖尿病[インスリン依存型(IDDM)及びインスリン
3)糖尿病[1 型及び 2 型(0.1~5%未満)]
非依存型(NIDDM)(0.1~5%未満)]
4)自己免疫現象によると思われる症状・徴候[甲状腺機
4)自己免疫現象によると思われる症状・徴候[甲状腺
能異常(0.1~5%未満);潰瘍性大腸炎、関節リウマ
機能異常(0.1~5%未満);潰瘍性大腸炎、関節リ
チ、1 型糖尿病、多発性筋炎、溶血性貧血、肝炎、SLE
ウマチ、インスリン依存型糖尿病(IDDM)、多発性
(0.1%未満)
;重症筋無力症(頻度不明)の増悪又は
筋炎、溶血性貧血、肝炎、SLE(0.1%未満);重症
発症等]
筋無力症(頻度不明)の増悪又は発症等]
【改訂理由】
(自主改訂)
1.副作用(筋肉内投与及び皮下投与)
C型代償性肝硬変の特定使用成績調査結果に基づき、副作用発現状況の概要を追記しました。
2.重大な副作用
糖尿病の分類について、「インスリン依存型(IDDM)」及び「インスリン非依存型(NIDDM)」の表記を、糖
尿病の診断基準の分類にあわせて「1 型」及び「2 型」の表記に記載整備しました。
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