SPICE 193KB

2008 NDA Summer Camp (Las Vegas) に参加して
SPICE 阿久津 寛美、品田 綾子
[1 日目]
私たちは前日にラスヴェガス入りし、お昼頃キャン
プ会場である UNLV(ラスヴェガス大学)に向かい
キャンプ受付をしました。宿泊先はキャンパス内
の簡素なドミトリーです。
午後からチアリーディングとダンスのインストラク
ターによるオープニングセレモニーで幕開けです。
会場は 200 人を越える参加者の歓声で包まれま
す。その後チアリーディングとダンスに別れ、それ
ぞれの紹介、Camp Dance の振り入れをしました。
私たちは日本人 2 人でしたので、他の参加チーム
にいれてもらいながら練習をしました。5 時にカフェテリアで夕飯を食べた後は、テクニッククラス、Camp
Dance と続きます。建物内は空調管理はされていますが、ラスヴェガスは大変暑い土地で、日中は 40 度
を超え、夜になっても外は熱風が吹き直接肌に触れると痛いくらいでした。
[2 日目]
朝は外の駐車場で練習しているチアリーダーの声
で目が覚めました。みんなとても練習熱心で最終
日に披露する演技のために練習を重ねていまし
た。
Camp Dance は前半が POM、後半が HIPHOP で、
途中に 4×8 の空白で構成されています。フォーメ
ーションはもちろん、高低差やテクニック、掛け声
を自分たちで加え完成させます。
午前・午後には Style Routines を 2 曲習いました。
ジャンルは 4 つで、腕の筋肉隆々の Misia が POM、
バ レ エ の 体 使 い が き れ い な Mellisa が
CONTEMPORARY、手足の長いアクテイビアが HIPHOP、もう一人が JAZZ というように、4 人のインストラ
クターがそれぞれ担当します。毎回ルーティーンが終わるたびに発表を行いますが、みんなショウマンシ
ップに溢れていて練習の何倍もきらきら輝いて踊っていました。また見ている側も自分のチームの応援だ
けでなく「Go for it!!」「Go Ladies!!」と歓声を送り続けていました。その後 Top Gun というジャンプとリ―プ、
HIPHOP のボランティアを募りそれぞれ得意技を披露していきます。有志ということもあり音楽が止まって
もまだまだ足りない!といった様子で会場は大変盛り上がりました。これも Best Player を表彰します。
2 日目ともなるとすっかり打ち解けて、フロア以外で会う時も「Hi, SPICE!」とみんなが声を掛けてくれます。
[3 日目]
最終日の午前がキャンプ最高の見せ場です。全チーム衣装を着て、メイクをし会場がひきしまった雰囲気。
初日に習った振りをアレンジし、時間を見つけては練習をしてきたものをいざ発表です。どのチームもコリ
オグラファーが引率していましたし、大会で入賞をするようなチームでしたので、2 日前に習ったとは思え
ない完成度とユニークな構成で踊り手も観客も一体となって楽しめました。その後は、選抜されたチアリー
ダーが振入れをされ、少人数で発表をしていく All American が行われました。さすがに振入れのスピード
も速く、また 3 日目ということもあり「体力的に辛かった!」というのが思い出されます。最後にチアリーディ
ングと再び合同でクロージングセレモニーです。私たちは頑張ったチームに送られるチアスティック、取り
組みの姿勢を評価された Spirit 賞、練習の成果が見られた Most Improved 賞、そして Camp Dance の 3
位を表彰していただきました。そのトロフィーは重く、嬉しい悲鳴とともに日本に持ち帰りました。
私たちは遠く日本からきた外国人でしたが、インストラクターの細かな気配りや各チームのあたたかい受
け入れで困ることもなく充実した 3 日間でした。お金はかかりますがそれ以上の物を見て、体験して、感じ
てきたと実感しています。場所を変えることで、それぞれの国の良いところを発見する事が出来ました。こ
れを今後の自分のダンスの糧にしていこうと思います。またぜひ参加したいと思います。ありがとうござい
ました。