2015年(平成27年) 1月18日 (第三種郵便物認可) 8 進路 お 仕 事リポート 科 学 の 魅 力 視 聴 者 に 届 け ! スタジオの横にある副調整室のいすに座る 松舟由祐さん。番組を収録するときはここ からスタジオに指示を出します=東京都渋 谷区のNHK放送センター 松舟さんが担当する番組の ポスター 資格不要、体力は重要 【テレビディレクターになるには】 テレビ局や番組の制作会社に就職 するのが一般的で、大手の場合は4 年生大学卒業者が多い。 NHKは職種別採用を行ってい て、ディレクターとして採用された 場合は初めからディレクターとして デ ィ レ ク タ ー と の 競 争 で す 。 が 「 ラ イ バ ル 」 と 考 え る 他 の っ て し ま う と 良 い 番 組 は 絶 対 「 た だ し 、 独 り よ が り に な ︵ 猪 野 元 健 ︶ な 番 組 を つ く っ て い き た い 」 働く。ただ、会社によっては、まず ディレクターの手助けをするアシス タントディレクター(AD)として 働くこともある。 特別な資格は必要ないが、「体力 は必要です。倒れたら代わりはいな いという気持ちでやっています」 (松 舟さん) 。 ひ と る か を 表 現 し ま す 。 松 舟 さ ん れ だ け お も し ろ い 番 組 を 作 れ す 。 限 ら れ た 放 送 時 間 内 で ど が 最 も 重 要 な 仕 事 の ひ と つ で す る こ と か ら ス タ ー ト 。 こ れ 番 組 作 り は 、 企 画 書 を 作 成 す る ま で 議 論 し ま す 。 が 違 っ た 場 合 、 お 互 い が 納 得 像 に つ い て カ メ ラ マ ン と 考 え ま せ ん 。 例 え ば 、 撮 り た い 映 が 、 現 場 で の な れ 合 い は あ り 場 を 和 ま せ る こ と が あ り ま す を 考 え る き っ か け に な る よ う き る こ と 「 。 子 ど も た ち が 将 来 げ て 考 え 、 番 組 作 り に 専 念 で は 、 ひ と つ の テ ー マ を 掘 り 下 デ ィ レ ク タ ー の い い と こ ろ て い ま す 。 レ ・ 日 曜 日 午 後 1 1 時 3 0 分 ~ ) 「 サ イ エ ン ス Z E R O 」 ( E テ の 中 で 楽 し い 話 題 を 提 供 し て ロ ケ 現 場 ま で 行 き 来 す る バ ス い い 雰 囲 気 を つ く ろ う と 、 用 語 を 使 わ な い な ど 、 工 夫 し く 、 番 組 で は で き る だ け 専 門 い ま す 。 科 学 は 難 し い 話 が 多 な ど を 担 当 し て い ま す 。 な ご の 科 学 技 術 を 紹 介 す る 番 組 組 の デ ィ レ ク タ ー で 、 最 先 端 科 学 や 環 境 に 関 す る テ レ ビ 番 で す 。 松 舟 さ ん は 、 N H K の 作 り の す べ て の 現 場 の 責 任 者 取 材 か ら 映 像 の 編 集 ま で 番 組 テ レ ビ の デ ィ レ ク タ ー は 、 く る 力 が 大 切 に な り ま す 。 を 作 る た め に も 人 間 関 係 を つ か す 立 場 で す 。 思 い 描 く 番 組 ん は こ う し た 人 々 を 現 場 で 動 像 の 編 集 者 ら 約 3 0 人 。 松 舟 さ は 、 カ メ ラ マ ン や 出 演 者 、 映 す 。 完 成 ま で に 関 わ る 人 た ち カ 月 か け て 1 回 分 を 作 り ま ロ ケ や 収 録 な ど を 行 い 、 約 2 を 現 場 に 持 ち 出 し て 撮 影 す る じ て 、 科 学 者 と 一 般 の 人 た ち 理 系 の 学 部 出 身 。 仕 事 を 通 て 受 け 止 め て い ま す 」 あ り ま す が 、 率 直 な 感 想 と し コ メ ン ト を 見 て へ こ む こ と も じ が す る か ら で す 。 批 判 的 な ま す 。 視 聴 者 と つ な が っ た 感 ェ イ ス ブ ッ ク で 反 響 を 確 認 し 「 放 送 後 は ツ イ ッ タ ー や フ の の 懸 け 橋 に な り た い と 考 え て か の 番 組 。 企 画 が 通 っ た ら 機 材 さ を 実 感 し た と き で す 。 サイエンスカフェで 「知」 を楽しむ 東北大学サイエンスカフェ「人類 存亡の危機を数学が救えるか?∼ 数学を通して見る粘菌や蜂の賢い 生き方∼」 人類の存続のための社会のあり 方や個人が果たせる役割を、自然 界の知恵に学びながら考えます。 講師は東北大学原子分子材料科学 に し う ら や す ま さ 高等研究機構教授の西 浦 廉 政 さ ん。 ▽日時 3 0日(金)午後6時~7 時4 5分 ▽会場 せんだいメディアテーク あ お ば (仙台市青葉区) ▽参加費 無料 ▽年齢制限 なし ▽事前申し込み 不要 ▽主催 東北大学 ▽問い合わせ 東北大学総務企画 部広報課 社会連携推 進 室 ( 0 2 2・2 1 7・5 1 3 2、平日のみ) ! 産総研サイエンスカフェ in 関西 「あなたの知らないダイヤモンド テレビの ディレクター 究極の半導体」 炭素だけからできているダイヤ モンドを、電子機器に使われる半 導体として応用する研究を紹介。 ダイヤモンドに電気を通したり燃 やしたりする実験も行います。講 師は産業技術総合研究所関西セン ターユビキタスエネルギー研究部 し か た し ん い ち 門 総括研究主幹の鹿 田 真 一 さ ん。 ▽日時 2 4日(土)午後2時~3 時3 0分 NHK制作局第1制作センタ ー 科学・環境番組部 まつふねゆうすけ 松舟由祐さん(31) 松舟さんのあゆみ 小学生時代 大阪府で育つ。NHKで放送さ れていた番組「生きもの地球紀 行」を見て、自然やテレビ番組 に興味を持つようになった 中高生時代 中学は吹奏楽部でトランペット を吹き、高校ではバレーボール 部に所属。高校の修学旅行で訪 れた北海道の大自然に魅力を感 じ、北海道にある大学に進学し よう!と思った 大学生時代 北海道大学理学部に入学。夢は も う り まもる 宇宙飛行士で、毛利衛さんの出 身学部という理由もあったが、 途中で恐竜の研究の道に進む。 研究者になるよりも科学のこと を広く伝えていきたいと思うよ うになり、テレビ局を目指す 2008年 は こ だ て NHK入局。北海道の函館放送 局で情報番組やのど自慢、ドキ ュメンタリーなどを担当 2013年 東京に移り、現職 サ イ エ ン ス Z E R O は 3 0 分 た と き の 達 成 感 や 影 響 の 大 き 議 論 を 尽 く し 作 る 感 じ る の は 、 番 組 が 放 送 さ れ 30 分 番 組 に 2 カ 月 み の 方 が 大 き い 」 。 や り が い を ど 、 「 や っ て い る と き は 苦 し る の は 1 0 本 に 1 本 程 度 で す 」 ュ ー サ ー に 提 案 。 「 企 画 が 通 で 、 番 組 の 総 責 任 者 の プ ロ デ 働 く 日 も 。 不 安 感 や 体 力 面 な め 切 り が 近 づ く と 、 深 夜 ま で 放 送 日 は ず ら せ ま せ ん 。 締 書 は A 4 サ イ ズ の 用 紙 1 枚 な ど を も と に 考 え ま す 。 企 画 加 し た 学 会 、 培 っ て き た 人 脈 企 画 は 、 科 学 誌 や 新 聞 、 参 よ う 心 が け て い ま す 」 も し ろ い と 感 じ る 番 組 に な る 意 見 を も ら い 、 誰 が 見 て も お に で き ま せ ん 。 多 く の 人 か ら つ ち か ▽会場 池田商工会議所2階会議 い け だ 室D(大阪府池田市) ▽対象 高校生以上 (中学生も可) ▽参加費 無料 ▽定員 4 0人 ▽ 申し込み方法 ホー ム ペ ー ジ (https://unit.aist.go.jp/kansai/sci -cafe/)またはFAXで、 必要事項 を記入し申し込む。 ▽締め切り 2 1日(水)午後5時 (定員になり次第締め切り) ▽主催 独立行政法人産業技術総 合研究所関西センター ▽問い合わせ 同センター関西産 学官連携センター( 0 7 2・7 5 1・ 9 6 0 6) !
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