レポート - 茨城県サッカー協会

2015 年 10 月 25 日(日)キッズリーダー養成講習会レポート(茨城高専)
10月25日(日)に、ひたちなか市の茨城工業高等専門学校(以下、茨城高専と記し
ます)で、キッズリーダー講習会を開催いたしました。12月12日(土)に茨城高専グ
ラウンドで開催する「IFA U-6キッズサッカーフェスティバル」に茨城高専サッカー部の
みなさんにご協力いただけることになり、その事前研修としてこのキッズリーダー講習会
を受講していただきました。
受講生は、同校のサッカー部員31名と大人1名(水戸ホーリーホックのスタッフ)の
合計32名。午前9時から教室で講義を行ない、その後、グラウンドに移動して実技を行
ないました。
講義では、キッズ年代で運動することの意義、子どもたちへの接し方、ケガが起きた時
の対応の仕方、などを解説いたしました。実技では、動きづくり、鬼ごっこ、ボールフィ
ーリング、少人数ゲーム、とキッズ委員会で取り組んでいる考え方に基づいたメニューに
加え、12月のフェスティバルで計画しているプログラムなどを体験していただきました。
参加者のみなさんは、講義、実技ともに、興味深く見聞き、体験していただきました。
≪参加者からの感想≫
●子どもたちが楽しむためには、こちら側の配慮がどれだけ大切かを改めて知ることがで
きました。
●小さいころから、ほぼ毎日サッカーをしてきて、今回改めてサッカーをやる意味、姿勢
を考えることができた。
●小さい子どもたちに、どのような指導をしたら良いのかなどを知ることができて良かっ
たです。12月に地域の子どもたちと触れ合う機会があるので、今日学んだことを活か
して、楽しみながら子どもたちと触れ合っていきたいです。
●自分は、今までサッカーをプレーするだけだったけど、講習をして、親やコーチがどん
な考えをもってサポートしていたかを知ることができて良かったです。
●スポーツはただの運動だと思っていたけれど、コミュニティや集中力の向上につながり、
身体的、精神的、社会的に成長できることを知り、改めてスポーツを見直すことができ
ました。実技では5歳6歳の子どもと遊ぶコツを学ぶことができて楽しかったです。
●幼いころから運動する重要性や子どもたちと接するときに大切なポイントを理解するこ
とができ、これからの参考になりました。自分も子どもたちに運動する楽しさや、サッ
カーの魅力を伝えられる大人になりたいと思いました。
●キッズリーダー講習を受けて、サッカーが上手になるだけでなく、体を動かすことの楽
しさや、コミュニケーションの大事さを伝える、感じてもらうことが大切なんだと思い
ました。また、6歳くらいの子どもと活動するときのケガの対応なども、改めてよくわ
かりました。これから小さい子と活動するときは、今日学んだことを活かして活動した
いです。
●幼児だけでなく、小学生や中学生との交流会も行なえば、教えることによって自分たち
のサッカーのレベルも向上できるし、教えられる側も普段とは違った刺激になるので、
全体的なレベルアップにつながると思いました。
≪キッズリーダー講師
茨城県サッカー協会キッズ委員会
押鐘正幸≫
県キッズ委員会で進めていることの一つに、高校生年代の青年たちとキッズ年代の子ど
もたちとの交流事業「IFA キッズサッカーフェスティバル」がございます。今回開催の講習
会は、ひたちなか地域でのフェスティバル開催に向けて、ご協力いただく茨城高専サッカ
ー部員のみなさんとの講習会でした。
みなさんへは、講習会開催の企図、6歳の子どもたちの発達段階、子どもたちへの接し
方、大人が子どもに指導する際の心構え、ケガなどの緊急時の対応の仕方、フェスティバ
ル開催の目的、実技での狙い、などをお伝えしました。
熱心に受講していただき、上記≪参加者からの感想≫にもあるように、さまざまな気づ
きが高校生年代のサッカープレーヤーたちにもたらされました。
講習内容の根底にあるものは、JFAの理念でもある、サッカーを通じて「人々の心身
の発達」を促し、
「スポーツで社会の発展に貢献する」ことであり、この積み重ねが「豊か
なスポーツ文化の創造」につながる、という信念です。
県キッズ委員会では、高校生年代のサッカープレーヤーへも、こうした事柄を伝えてい
くことが、茨城県でのスポーツの発展の将来へ向けての布石になるべく、活動を継続して
まいります。こうした取り組みへご関心をお持ちいただくみなさまにおかれましては、お
気軽に県キッズ委員会へ、お問い合わせいただけると幸いに存じます。
このたびは、茨城高専サッカー部員のみなさん及び開催のご協力をいただきました学校
関係者のみなさまへお礼申し上げます。ありがとうございました。