公開特許公報 特開2015

〔実 3 頁〕
公開特許公報(A)
(19)日本国特許庁(JP)
(12)
(11)特許出願公開番号
特開2015-133914
(P2015−133914A)
(43)公開日 平成27年7月27日(2015.7.27)
(51)Int.Cl.
FI
テーマコード(参考)
A01K
1/015
(2006.01)
A01K
1/015
A
2B101
A01K
1/035
(2006.01)
A01K
1/035
Z
(2006.01)
A01K
A01K 29/00
29/00
審査請求
(21)出願番号
特願2014-5887(P2014-5887)
(22)出願日
平成26年1月16日(2014.1.16)
未請求 請求項の数2 OL (全5頁)
(71)出願人 510323923
根本
麻代
東京都世田谷区赤堤4−35−18−20
5
(71)出願人 510286086
山本
実耶
東京都世田谷区船橋7−8−1−1019
(72)発明者 根本
麻代
東京都世田谷区赤堤4−35−18−20
5
Fターム(参考) 2B101 AA13
(54)【発明の名称】ペット用ベッド
(57)【要約】
(修正有)
【課題】マットやクッションの寝心地を備え、収納にか
さばらないペット用のベッドを提供する。
【解決手段】防水で弾力のある厚めで丈夫なビニール素
材などを用い、底面部分2は積層状態に形成し、側面部
分3は筒状で底面部分に比べ高く膨らむように形成し、
側面部分が底面部分の全周と接合した構造で深さの浅い
箱状に形成し、空気注入口を設け、付属でベッド本体表
面全体を上から覆い被せられ、全周にゴム入りのボック
スシーツのベッドカバーを設けたことを特徴としたペッ
ト用のベッド1。
【選択図】図1−(a)
AA20
GB01
( 2 )
JP
1
2015-133914
A
2015.7.27
2
【特許請求の範囲】
せて休めるよう底面部分に比べ、高く膨らむように形成
【請求項1】
する。ベッドの底面部分の形状は、円形でも四角形でも
底面部分は積層状態に形成し、側面部分は筒状で底面部
箱状が形成されるのであれば、どんな形状でも構わない
分に比べ高く膨らむように形成した構造で、空気注入口
。
を設けたことを特徴としたペット用ベッド。
【0006】
【請求項2】
ベッドの底面部分裏側と側面部分外側下方にはそれぞれ
ポケットを備えたベッドカバーを付属としたことを特徴
空気注入口を設ける。空気注入口には空気漏れを防ぎ、
とした請求項1に記載のペット用ベッド。
空気を注入しやすいよう、空気吹き込みの逆止弁を設け
【発明の詳細な説明】
る。空気注入口からそれぞれ空気を注入すると、底面部
【技術分野】
10
分と側面部分が膨らみベッドが形成される。
【0001】
【0007】
本発明は、ペット用ベッドに関するものである。
ベッドには、付属でベッドカバーを設ける。ベットカバ
ーは、ベッドの底面部分に合わせた形状で側面部分を含
【背景技術】
めたベッド本体表面全体を上から覆い被せられるよう大
【0002】
きめに形成し、全周にゴム入りのボックスシーツとする
従来、ペット用ベッドとして、マット状のものやマット
。ベッドカバーは、綿素材でもパイル素材でもフリース
を2枚重ね寝袋状にしたもの(特許文献1参照)や円形の
でもボア素材でも、何でも構わないが洗濯可能な素材が
クッションに屈曲自在な伸縮性筒状の壁を備えたベッド
望ましい。
(特許文献2参照)も知られている。
【発明の効果】
【先行技術文献】
20
【特許文献】
(イ)本発明により、ベッド本体が汚れてもすぐに拭き取
【0003】
【特許文献1】特許公開2009−296894号
ることができ、ベッドカバーは汚れたら、その都度洗濯
公
報
【特許文献2】登録実用新案第3105469号
【0008】
することができ衛生的である。
(ロ)ベッドの風合いは変わらず、他に洗い替えのベッド
公
を買い備える必要がなく、経済的である。
報
(ハ)ベッド本体の空気を抜くことで、平面状にして折り
【発明の概要】
畳み、かさばらず携帯でき、移動先でもベッドが使用で
【発明が解決しようとする課題】
きる。
【0004】
(ニ)ベッドカバーの素材を変えることで、季節に合わせ
従来、ペット用ベッドの形状は様々だが、マットやクッ 30
た快適なベッドをペットが楽しめる。
ションの素材のものが多く、
【図面の簡単な説明】
ベッドが汚れた際、洗濯は行えるが速乾性がなく、洗い
【0009】
替えのベッドが必要となり収納にかさばってしまう。又
【図1−(a)】(a)は本発明における第1の具体例の
マットやクッションの素材のベッドは、洗濯を繰り返す
表面図
うちに中の綿が偏り、ベッドの風合いが変わってしまう
【図1−(b)】(b)は第1の具体例の裏面図
ことも少なくない。
【図2】本発明の第1の使用例を示す図
ペットにとって、季節に合わせた素材でマットやクッシ
【図3】他の実施形態を示す表面図
ョンの寝心地を備え、汚れたらすぐに洗濯ができ、収納
【発明を実施するための形態】
にかさばらないベッドがより望ましい。
【0010】
本発明は、以上の問題点を解決されるためのものである 40
以下、図1から図2を用いて、本発明における第1の実
。
施の形態について説明する。
【課題を解決するための手段】
防水で弾力のある厚めで丈夫なビニール素材などを用い
【0005】
て、ベッド(1)の本体を形成する。ベッド(1)は底面部
防水で弾力のある厚めで丈夫なビニール素材などを用い
分(2)と側面部分(3)で構成された深さの浅い箱状に形
て、ベッドの本体を形成する。
成するのが望ましい。底面部分(2)は積層状態にして厚
ベッドは底面部分と側面部分で構成された深さの浅い箱
さ数ミリの素材を張り合わせて形成し、側面部分(3)は
状に形成するのが、望ましい。底面部分は積層状態にし
筒状に形成し、底面部分(2)の全周と接合した構造とす
て厚さ数ミリの素材を張り合わせて形成し、側面部分は
る。ベッド(1)の縁となる側面部分(3)は、ペットが横
筒状に形成し、底面部分の全周と接合した構造とする。
たわり頭を乗せて休めるよう底面部分(2)に比べ、高く
ベッドの縁となる側面部分は、ペットが横たわり頭を乗 50
膨らむように形成する。ベッド(1)の底面部分(2)の形
( 3 )
JP
3
2015-133914
A
2015.7.27
4
状は、図3に示すような円形でも四角形でも箱状が形成
濯可能な素材が望ましい。
されるのであれば、どんな形状でも構わない。
【0013】
【0011】
ベッドカバー(5)には、底面部分側となる裏面にポケッ
ベッド(1)の底面部分裏側と側面部分外側下方にはそれ
ト(6)を設ける。ポケット(6)には夏場、冷却ジェルシ
ぞれ空気注入口(4)を設ける。
ートなどを入れ保冷効果をもたらしたり、冬場は保温ジ
空気注入口(4)には、空気漏れを防ぎ空気を注入しやす
ェルシートや使い捨てカイロなどを入れ保温効果をもた
いよう空気吹き込みの逆止弁を設ける。空気注入口(4)
らすこともできる。ポケット(6)は、ペットが体温調整
からそれぞれ空気を注入すると、底面部分(2)と側面部
のためベッド上で移動できるよう、底面部分側の裏面全
分(3)が膨らみベッド(1)が形成される。ベッド(1)を
体に設けるのではなく、裏面の約半分位のスペースに設
使用しない際や移動時は、空気注入口(4)からそれぞれ 10
けることが望ましい。
空気を抜き、平面にして折り畳む。また、ベッド(1)の
【0014】
底面部分裏側にはゴムなどを利用した滑り止めが付いて
本発明における第1の具体例では、接合されている底面
いることが望ましい。
部分(2)と側面部分(3)がそれぞれ別個で形成されてい
【0012】
るため、空気注入口(4)もそれぞれに設けられているが
ベッド(1)には、付属でベッドカバー(5)を設ける。ベ
、底面部分(2)と側面部分(3)を一体化させて形成した
ッドカバー(5)は、ベッド(1)の底面部分(2)に合わせ
場合は、空気注入口(4)はどちらかに一つ設けることで
た形状で側面部分(3)を含めたベッド本体表面全体を上
もベッド(1)は成り立つ。
から覆い被せられるよう大きめに形成し、全周にゴムが
【符号の説明】
入ったボックスシーツを使うことで容易に一体化するこ
【0015】
とができる。ベッドカバー(5)は、綿素材でもパイル素 20
1、ベッド
2、底面部分
材でもフリースでもボア素材でも、何でも構わないが洗
空気注入口
5、ベッドカバー6、ポケット
【図1−(a)】
【図2】
【図1−(b)】
【図3】
3、側面部分
4、