6月3日(第371号)

2015 年 6 月 3 日 No.37171
全日本民医連第 41 期第 2 回看護代表者会議開催
5 月 25~26 日東京タイム 24 において看護代表者会議が開催され全国から 257
名が参加、岩須事務局次長は開会挨拶で、運動も事業も「地域」が勝負どころであ
り、民医連の看護集団らしいたたかいをと看護幹部への期待を述べられました。窪倉
副会長から、第 41 期後半の看護分野の重点課題として、①平和・いのち・人権を守
りぬき、民医連の看護を引き継ぐ後継者育成 ②民医連がめざす無差別平等の地
域包括ケア実現のための看護管理 ③看護改善の課題として、「特定行為に係る看
護師の研修制度」を医療管理そのものの課題として検討を進めること、看護師増や
せの課題を前進させること、そして、戦後、被爆 70 年目の節目の年、いのちに寄り添
う看護集団こそが平和・憲法を守り抜く先頭に立とうと問題提起されました。馬渡副会
長の学習講演「第 41 期全日本民医連方針とこれからのあるべき医療・介護」では、
民医連 60 年の活動は、民医連初代須田会長挨拶の内容を受け継いでおり、激突の
時代、民医連綱領を身につけ社会から「格差と貧困」をなくすため、民医連が存在する意味を、自らの生き方に重
ねあわせて人間的な発達をめざそうとエールをいただきました。伴事務局次長から、今年 10 月開始される特定行
為に係る看護師の研修制度について、全日本民医連理事会文書~医療のあり方を大きく変える「特定行為に係る
看護師の研修制度」について民医連の考え方と留意点について~の説明を受けました。この研修制度は、看護師
が特定行為として定められた 38 項目の医行為を医師の包括的指示のもとで手順書に基づき実施できるとしており、
研修制度や特定行為の概要を、医師をはじめとしたトップ幹部が学習し医療安全や医療倫理委員会などでの集団
的論議、タスクシフティング(医行為の委譲)に関する文書も参考にして、法人・事業所としての方針を検討してほし
いと報告されました。指定報告・分散会では全国の看護管理の課題について交流し、元気の出る会議となりました。
なお、京都民医連では、「特定行為に係る看護師の研修制度についてのプロジェクト」を立ち上げ、検討していく予
定です。(C)
5 月 25 日 診療所在宅医療委員会「診療所相互点検」を行いました。診療所在宅医療委員会でその活動の一
つの柱としております「診療所相互点検」を行いました。今回は京都民医連洛北診療所
で実施をしました(7 事業所目となります)。所長、事
務長、師長をはじめ職員の方々のご協力のもと、全
日本民医連保険診療チェックリスト(2008 年版)をもと
に日常保険診療運営のチェックをさせていただきま
した。京都民医連洛北診療所は電子カルテを導入さ
れています。点検側の委員所属事業所では電子カ
ルテ運用をしていない事業所も多く、また全日本の
保険診療チェックリストは電子カルテ運用には対応
しきれていないため、電子カルテの説明をしていた
だく時間が多くなりました。不十分な点もあったかもしれませんが、洛北診療所
の職員の皆さんの準備とご協力で、リストに沿って一通りチェックができました。診療所相互点検を機会とした予防
処置的な情報は水平展開できるように委員会として発信していきたいと思います。(S)
第 1 期事務管理者養成学校スタート!
5月28日、県連第1期事務管理者養成学校の第1回講座を開催
しました。これは次期事務系管理者の育成のために行なうもので、3
年間で約60人の役責者に受けてもらう計画です。今年は第1期とし
て行い、5月、7月、9月、10月の計4回に分け、計10講座実施しま
す。今期は各法人から17名が参加しました。今回は13名が女性と、
受講生の多くが女性なのが特徴です。
第1講座は「民医連綱領で団結する職場づくり・事務職員育成を進
める事務管理者像」。最初に尾崎望会長が「情勢と県連中期構想か
ら事務管理者に求められる役割」と題して講演。まず安倍政権の医
療や社会保障の戦略の中心に詳しく解説。それを受けて県連長計
について説明し、社会保障運動の重要性や民医連の長計において
事務系幹部の役割の大きさについて語りました。
続いて村上広幸事務委員長より、「事務管理者に求められる役割」の講演。組織は目的を達成するために存在す
ること、管理運営の原則とは何か、役責者の役割とはなど組織と管理運営について最初に説明。それから京都民
医連の事務職員の年齢構成などに触れ、10年以内に60人以上の管理者を作らないといけないと指摘しました。
最後に県連事務政策の中心点について語り、「すぐに管理者になれるわけではない」「学んだことを現場で実践し
ながら身につけよう」「これからの京都民医連を担うのは私たち」と訴えました。
その後は午前中の講義の班討論、事前課題の発表、発表をもとに課題の改善の方策を探るグループワーク、自
己評価・多面評価をもとに自分の課題を明らかにする個人作業を行い、最後に今回の受講に当たって自らの課題
をそれぞれ発表しました。
第2講座は中川洋寿医師委員長の「医師養成の課題」講義。京都民医連の医師の現状や年齢構成などを説明し、
医師養成・確保の課題は待ったなしであると述べました。それから医師研修の具体的なメニューや新専門医制度
についても解説。京都で医師を養成することが非常に困難になることが予測されるが、それを乗り越えて進まなけ
ればならない、そこにはしっかりとした事務幹部が必要だと訴えました。
忙しい現場を抜けての研修で、事前課題もたくさんあってかなりハードですが、自らの課題を見つめ直しレベル
アップを決意した講座となりました。(S)
5月30日(土)にハートピア京都にて開催された 2015「憲法記
念 春のつどい」の第二部の「若い世代が語る、いま、憲法を活
かす意味」のミニシンポジウムに専攻医の小川潤一郎先生がシン
ポジストとして参加されました。
コーディネーターの大河原弁護士をはじめ、教育、保育、大学生
などの各職種のなかで、医療の立場から小川医師自らが体験し
た平和塾への参加したときの思いや、平和への思いを語られまし
た。「日々の仕事の中で9条の事を結びつけて考えることは難し
いが、胸に刻んでいきたいと思う」との決意と共に「今日、このシ
ンポジウムに参加させていただいたことで、患者さんが、お金を
払えないことが元で薬の中断や診療の中断になっている事も
度々あり、25条の生存権のことを考えるようになった。良い場を与えて頂き、本当にありがとうございました」と発言さ
れていました。(K)
5 月 30 日(土)信和会・京都民医連第二中央病院創立 60 周年記念レ
セプションが 164 名の参加で盛大に開催されました。
サキソフォン演奏を奏でる清水利香さんの Sax が、信和会にゆかりの
ある来賓の方々を迎えて始まりました。最初に信和会小林充理事長より
参加者の方々への御礼の挨拶がさ
れ、その後、京都私立病院協会の清
水鴻一郎会長、京都府保険医協会の
渡邉賢治副理事長、全日本民医連の長瀬文雄副会長、京都第一法律事
務所の浅野則明弁護士、日本共産党の倉林明子参議院議員より信和会
との自分の繋がりのエピソードを交えてご挨拶をいただきました。
歓談のあと、第二部ではDVD“いのちつなぐ いのちにこだわり、
地域と歩んだ60年”が披露され、昔を懐かしむ方もおられました。
その後日本バプテスト連盟医療団の北堅吉理事長、京都保健会の三浦
次郎理事長、立命館大学産業社会学部の松田亮三教授、京都協立病院の門祐輔院長
(前理事長・前院長)
、日本共産党京都府委員会の渡辺和俊委員長、京都民医労の
山田沙希副委員長、田代博元専務理事、京都左京健康友の会の若井修会長代行、奥
田幸子元看護部長より、信和会法人、第二中央病院との関わりや職員としての思い
出など、本当に懐かしく、そして今後の発展を願った祝辞をいただきました。
最後には、現京都民医連第二中央病院の磯野理院長より、来賓の方々、祝辞、お
世話になった方々への御礼の挨拶と、7 月 12 日に行われる「しんわかいまつり」
の紹介がされ、大盛況のうちに幕を閉じました。
★NPTカンパ★
目標 200 万円/到達 980,818 円(6/1 現在)
5月末で締め切ります。集まったカンパは県連へ集中を!
これまで納入ゼロの事業所も頑張って必ず集めてください!
月日
県連会議日程
6月3日 水 14:30 放射線部門委員会 /県連A
9:30 看護部 /県連C
13:00 看護部人事PJ /
6月4日 木 15:00 共同組織部 /県連B
15:00 歯科部 /九条診療所
19:00 県連医師委員会 /中央病院
9:30 診療所在宅医療委員会事務局 /県連B
14:00 事務管理者養成学校運営委員会 /県連C
6月5日 金 14:30 ケアマネジャー研修第3講座 /県連A
15:00 育成部 /県連C
16:00 拡大育成部会 /県連C
10:00 共同組織まちづくり交流集会実行委員会 /県連B
6月6日 土 10:00 退職者の会総会 /県連A
17:30 専攻医研修委員会 /県連B-TV
6月7日 日
9:30 看護学生委員会 /県連C
6月8日 月 14:00 事務系看護学生委員会 /県連C
15:30 介護福祉部 /保健会
9:30 初期研修委員会事務局 /中央病院
6月9日 火
15:30 初期研修医会議 /中央病院
7 月 12 日には
「しんわかいまつり」が
開催されます。
全日本・府関係会議
近畿地協第1次沖縄チバリヨ行動 /沖縄(~5日)
全日本民医連医療倫理交流集会 /札幌(~7日)
9:00 近畿水俣病検診問診会 /大阪民医連
13:30 沖縄連帯集会 /円山音楽堂
13:00 川内原発再稼働反対集会 /福岡市
18:30 水俣検診実行委員会 /大阪民医連