会議録 - 丸亀市

会
会
議
名
議
録
平成26年度第4回丸亀市社会教育委員の会
開 催 日 時
平成27年3月18日(水)14時00分~15時40分
開 催 場 所
丸亀市生涯学習センター 2階第1会議室
出
出席委員
席
者
山本 珠美・進 和彦・奥田 徹・高橋 勝子・直井 茂貴
原田 由紀子・有森 敏行・福岡 由紀子・野崎 晃広
協 議 案 件
欠席委員
伊井 一雅
傍聴人
なし
事務局
松浦部長・近藤課長・高畠副課長・窪田・大川
議 事
・平成25-26年度丸亀市社会教育委員の会振り返り
報 告
・平成27年度社会教育方針
・丸亀市生涯学習推進計画の進捗状況
・平成26年度学校支援ボランティア事業
・平成27年丸亀市成人式
その他
配 布 資 料
事前配付資料
・平成25-26年度丸亀市社会教育委員の会議事・報告一覧
・2月定例教育委員会資料
・第2次丸亀市生涯学習推進計画の進捗状況
・平成27年丸亀市成人式【結果】
議事の経過
及び発言要旨
事務局
【開会】
会長
【会長あいさつ】
(山本会長あいさつ)
事務局
【議長選出】
(丸亀市社会教育委員に関する規則第4条により会長が議長)
【議事】
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【平成25-26年度丸亀市社会教育委員の会振り返り】
会長
2年間の活動を振り返ったうえでご意見をいただければと思います。
最初に2月定例教育委員会資料をご覧ください。これは報告事項に関わることです
が、先に説明をさせていただきたいと思います。
社会教育委員は教育委員会に出席し、意見を述べることができると法律にもあります
ので、2月19日の定例教育委員会に私が出席し、平成27年度の社会教育方針につい
て説明をしました。教育委員さんに社会教育委員のことについてきちんと理解していた
だくために、最初に社会教育法の社会教育委員に関する条文について話したうえで社会
教育方針を説明しました。
2年の委員任期が終わろうとしていますが、改めて社会教育委員とは何かということ
をみなさんにも確認していただきたいと思いますので、配布資料の2月定例教育委員会
資料をご覧ください。
社会教育法(抄)の第4章の第15条と17条が社会教育委員に関する条文です。削
除されている条文や細かいところである18条はここには記載していませんが、みなさ
んにはこの15条と17条を念頭においていただければと思っています。
第15条は、都道府県及び市町村に社会教育委員を置くことができるとありますが、
置くことを義務づけてはいないので100%設置されているわけではありません。しか
し、全国の都道府県市町村合わせて97.9%の設置率であり、市だけで見ると97.
4%の設置率となっています。必置ではないにしても、ほとんど設置されている状況で
す。
第2項には、社会教育委員は教育委員会が委嘱するとなっています。事務局は補
助執行という形で市長部局の市民活動推進課となっていますが、教育委員会から社
会教育委員として委嘱されているということです。
それを踏まえ、第17条に社会教育委員の職務とありますが確認しておきます。
個人の意見として、法律に書いてある事をすべてやらなければいけないとは思っ
ておらず、丸亀市として本当に必要なことを社会教育委員がやっていけば良いと思
っています。ここまでの話を踏まえ平成25-26年度の社会教育委員の会の活動
について振り返ってみたいと思います。配布資料の「議事・報告一覧」をご覧くだ
さい。
これだけを見ても思い出せない部分もあると思いますが、報告も含めて感想です
とか、他の委員会との比較等何でも構いませんのでご意見をいただければと思いま
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す。
A 委員
社会教育委員の会がどういう役割を担っているのか、この2年間で少し分かって
きました。しかし、会議の中で話し合った内容がどのように成果として表れている
のか見えない部分があります。他の委員会であれば計画を立案したり等目に見える
ものが多くあると思いますが、社会教育委員の会はそれが少ないと感じています。
社会教育法の中で、教育委員会の諮問に応じ、これに対して意見を述べることがで
きるとありますが、教育委員会の活動が分かりませんし、情報提供もありませんの
で、意見も満足に述べることができないと思います。
また、社会教育に関する冊子等を見ていると、自分のしている活動というのはま
さしく社会教育であると思います。しかし、行政は行政、NPOはNPOと相変わ
らず縦割りで、同じ目標であればその目標に向かって一緒に進むことができれば成
果も生まれてくるのではないかと思います。
会長
成果が表れないということは、会議の前に教育長とお話しさせていただいた時に
お伝えしたことです。成果を残すことは、活動を続けていくうえでも大事なことで、
平成23年度に第2次生涯学習推進計画を策定した時には、社会教育委員が意見を
出し合い、計画ができたということで成果が目に見えましたが、この2年間はそう
いうものはありませんでした。社会教育方針は毎年度策定していますが、前年度踏
襲的なこともあり、自分たちの意見で作ったと言いきれない部分があります。市と
して、今取り組んでいる重要な政策に社会教育委員が意見を述べて、計画や冊子を
作るだけではなく、意見を元にその政策を動かしていくようなことを会議で話し合
うことができれば良いと思います。
丸亀市では年4回会議を開催していますが、これは全国的に見ても多く、年1、
2回の開催で、しかも事務局が説明して終わりという自治体がほとんどです。県内
で見れば、さぬき市が年5回でそれに続く回数です。しかし、回数だけで何ができ
たのかと言われれば、私自身考えさせられることではあります。
みなさんご存知だと思いますが、大津のいじめの事件があった時、市長と教育委
員会の間で考え方の相違があったことがきっかけになり、今年の4月から制度が変
わり総合教育会議というものができます。これは、市長部局と教育委員会の連絡調
整会みたいなものです。新しい制度ですので、これからどうなるか不透明な部分が
多いと教育長はおっしゃっていましたが、この流れの中で、丸亀市全体の教育方針
(大綱)を策定する過程において、社会教育委員を活用していって欲しいとお話し
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しました。
B 委員
第17条の3に必要な研究調査を行うこととあります。今年度、飯山南コミュニ
ティ協議会との意見交換会を実施したと思いますが、実際やってみて他団体のこと
を知る事ができ勉強になりました。こういう取組みを継続していくことは必要であ
ると感じました。また、条文の中に教育委員会の諮問に応じとありますが(何もな
かったので)
、教育委員会にも理解いただき、社会教育委員の会に何かあれば言って
いただくよう進言してもいいと思いました。
会長
私が教育委員会に出席し、この条文について説明したとき、教育委員さんは熱心
にメモを取っていましたので、今まであまり認識がなかったのかもしれません。
これまで、丸亀市の社会教育委員の会に諮問があったのでしょうか。大昔にはあ
ったのかもしれませんが…。委員の中で一番長いのはどなたですか。
事務局
有森委員です。
C 委員
これまでの任期の中ではありませんでした。わたしは、丸亀市子ども会育成連絡
協議会の代表として社会教育委員の会に出席しています。毎年2月に「亀っ子ドン
ドン」という行事を実施していますが、今年初めて市長、教育長が二人揃って出席
してくださいました。2年前までは子ども会・スポーツ少年団・ボーイスカウト・
ガールスカウトの4団体で組織された丸亀市少年団体連絡協議会が主催で実施して
いましたが、昨年度スポーツ少年団が退会しましたので、現在は残りの3団体で実
施しています。教育長は、この行事について知らないようでしたが、それと同様に
社会教育委員について、教育委員はあまり理解していないのではないかと私も思い
ます。行事等については、教育委員会の後援を取れば認識していただけるのでしょ
うか。
事務局
子ども会のほとんどの行事は、教育委員会の後援を取り実施しています。山本会
長が教育委員会に出席した際にご覧になったと思いますが、後援申請に関しては資
料の最後に添付されているだけです。
会長
後援については、あまり話し合うこともなかったと思います。
C 委員
イベントをする時でも、教育委員会の後援があるかないかをすごく気にします。
会長
後援を取ると何かメリットはありますか。
事務局
教育委員会が後援すると安心感が生まれます。また、学校にチラシを配付しやす
くなります。
会長
後援する件数が多いので、すべてを認識することは難しいのかもしれません。
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C 委員
この社会教育委員もあて職ですが、どういった人が委員をしているかだけでも認
識していただきたいです。
D 委員
社会教育は、対象分野が広く、教育全般で言えば学校が優先され、市としても位
置付けがはっきり見えてこない部分はあると思います。みなさんがおっしゃったよ
うに意見がどう反映されるかなど当委員会の必要性も不透明な部分があります。
E 委員
社会教育は、学校と違いカリキュラムがあるわけではありません。市民の意欲、
興味が学習のきっかけになる。そういう意味で、わたしが携わるコミュニティ活動
はりっぱな社会教育の一環であるが、従事者の方たちにその認識が薄いと言えます。
地域を巻き込んで様々な活動を担っているコミュニティは、今後、社会教育の中で
も重要な位置付けになってくると思うので、その責任は大きいと考えます。
会長
おっしゃるとおり学校教育は国など行政からの指導の下、カリキュラムに沿って
動くのに対し、社会教育は地域の実情など地域性が大きく関わっています。地域の
声を社会教育に反映し、行政はそれをサポートするのがベストなわけですが、逆に
行政主導でないところが難しいところではあります。
F 委員
わたしは、保育所の仕事に携わっていたので、今、ボランティアで保育所、幼稚
園、小学校に人形劇を通じて学習支援を行っています。子どもたちが大人になって、
どういう仲間をつくり、どう生きていくかという人生の基盤づくりをサポートして
いきたいと思っています。教育現場で起きている事件を見ていると、社会教育と学
校教育とがつながりを持つことでその解決にもつながっていくし、社会教育の役割
でもあると思います。
会長
役割とは、具体的にはどうすればいいのでしょうか。
F 委員
子どもたちや保護者にも、正面から向き合い成長を見守っていくことが大事です。
この会で、成人式について話し合ったことは、子どもたちの一つの出発点としての
節目を考えるうえで非常に良かったと思います。
G 委員
卒業シーズンで各学校では素晴らしい卒業式が行われているのに、成人式になる
と一部不適切な行動が見受けられるのが残念でなりません。同じ教育という立場に
あって、もう少し横の連携を取っていただき、改善を図っていくことを行政にもお
願いしたいです。
H 委員
コミュニティや子ども会、PTA、婦人会などいずれの団体においても人手不足
等の理由から弱体化が危惧されています。ここには、各種団体の代表の方々がおら
れますので、当委員会での交流や活動情報等の把握を行っていくことで、市の予算
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などについても委員会の意見を反映させることができるのではないかと思います。
社会教育の担い手である各団体へのアドバイスや力になれれば、この会の存在価値
もあると言えるのではないでしょうか。
会長
ひととおりご意見・感想を伺えました。では、委員さんに配布している「社教振
だより」の中にある答申・提言という記事について考えてみたいと思います。まず、
第 72 号に、青森市社会教育委員会が「市民センター、公民館を中心とした社会教
育活動の充実について」教育委員会へ答申とあります。60 号では、静岡県沼津市の
社会教育委員会が、2年間の任期の活動状況を提言書にまとめ提出という記事が載
っています。この提言がどう生かされているか分かりませんが、継続していればと
いう考えが私にもあります。成果が見えないという面から、この答申や提言につい
てどう思われますか。
A 委員
提言(作る)ということは、課題を見つけるということでいい方法ではあります
が、それなりの責任が必要になってきます。
D 委員
様々な委員会があり計画書等が作成されている一方で、作成後は何ら検証がなさ
れていません。ただ、計画や提言など何らかの形で動かないと現状を変えられない
し、そうすることで委員にも責任が生まれてきます。
B 委員
課題を見つけて目標に向かう、ハードルの高さをどう設定するか見極めないと、
なかなか実現するのが難しくなります。
H 委員
先進地の事例を取り入れ、提言なり活動していけば受けて側も何らかの気付きや
動きにつながっていくと思います。
C 委員
教育委員会と社会教育委員会、お互いが活動状況等を理解できていない状況では
意見の提言もなかなかできません。議事録なりを公開し情報を共有することが大切
ですし、市の行事などももう少し分かりやすく情報発信してほしいです。
事務局
教育委員会の議事録は、26年度から市 HP でも公開しています。行事等の情報
発信については、市民活動推進課が協働事業で、市民活動情報ネット「まるがめっ
と」というサイトを27年1月から運営しています。ぜひ活用していただき、行事
やボランティア活動などの情報をコミュニティ、子ども会、PTA、NPO 等各団体
からも発信をしていただきたいと思います。
会長
ありがとうございました。今年度はこれが最後となりますが、冒頭で申し上げた
とおり、われわれは教育委員会に出席することや傍聴することができます。そうい
った意見の交換等ができる場を来年度の活動の一つとして考えてみてもいいかと思
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います。みなさんからもいいアイデアがあれば提言してください。
他に何かご意見はありますか。ないようですので、議事についてはこれで終わり
ます。
【報告】
【平成27年度社会教育方針】
会長
2月19日の定例教育委員会に出席し、27年度社会教育方針が原案どおり承認
されたことを確認しました。この方針の公表についてはどうなりますか。
事務局
4月1日から市 HP で掲載します。
会長
わたしが出席したことで、当委員会のことを認識していただいたと共に、ぜひ社
会教育委員の会を活用してほしい旨を教育長に伝えました。今後の展開は分かりま
せんが、お互いが連携し総合教育会議につながっていくという形が作っていけたら
いいです。
【丸亀市生涯学習推進計画の進捗情報】
事務局
26年度のまとめになります。まず、学習環境の整備という課題について、行政
職員向けの生涯学習啓発情報を庁内ネットワークのトップページに掲載する様に進
めています。学習機会の充実では、就学前健康診断時に保護者を対象とした「子育
て学習会」を今年度も市内全小学校で実施。市民講座に関しては40講座を開催し、
うち特別教養講座を15実施しました。生涯学習による地域づくりの推進という点
では、飯山南コミュニティとの意見交換会の実施や PTA の母親代表者会において、
子育てについて中学校区ごとのグループで話し合いをしていただきました。
A 委員
母親代表者会では、どういう話し合いが行われたのですか。
事務局
講演会(笑いヨガ)の後、
「家族が笑顔でいられるために」をテーマにした話し合
いや情報交換を行いました。保育所から中学校までのお子さんを持つお母さんたち
の幅広い交流ができたと好評でした。
【学校支援ボランティア促進事業】
事務局
25年度は、飯山と城坤の二つの校区で実施しましたが、26年度は飯山中学校
区のみでした。具体的な取り組みとしては、飯山北小学校で、子どもたちの投げる
力をつけるための「投てき板」や記念写真を撮るときに使う「ひな段」作りを行い
ました。27年度については、今日のコミュニティ所長会で事業説明をして募集を
しています。
【平成27年丸亀市成人式】
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事務局
出席いただきました、委員の方はありがとうございました。無事に成人式を終え
ることができました。今年は、対象者 1,156 人、当日参加者 910 人、家族等 210 人、
出席率78.7%でした。
「京極発幸舞連による祝いの舞」や「まるがめ→ぜライブ」
、
「ゆるきゃらPR」などのアトラクションのほか、記念品として、恩師(116 人)
のメッセージ集を配布しました。平成28年の成人式については、1月10日(日)
14:00から市民会館で開催したいと考えています。すでに日時等の問い合わせ
が多々あるため、できる限り早く日程等を公表したいと考えています。今年度は、
社会教育委員の改選が7月にある関係で、第1回の社会教育委員の会が7月以降に
なります。今は予算がまだ成立はしていませんが、4月の教育委員に議案を提出し、
承認を得たいと思います。今回、議事として提出はしていませんが、日時・場所に
ついては、この場で承認をいただければと思いますがいかがでしょうか。
(異議なし)
先ほど申しましたとおり、現在の社会教育委員については、6月末で任期が満了
し改選となります。ご都合もあると思いますが、みなさま方には引き続き委員をお
願いしたいと考えていますのでよろしくお願いします。
A 会長
それでは、他に何かありますか。ないようですので、報告を終わります。
【議長退任】
【閉会】
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