週刊女性 「美智子さま 軽井沢で佳子さまに『平和の

週刊女性 「美智子さま 軽井沢で佳子さまに『平和の教え』」 に
心臓血管外科 田鎖部長が掲載されました
『週刊女性』
(主婦と生活社)8 月 18 日・8 月 25 日合併号(2015 年 8 月 4 日発売)
「今回、美智子さまがお受けになる『冠動脈CT検査』は画像診断で、『冠動脈造影検査』ほど身体への負担
がなく日帰りで行うことができますが、精度が落ちる検査になります。従って、美智子さまの症状は天皇陛下
のときほど緊急性や重篤性はないといえるかもしれません」
8 月 9 日に皇后美智子さまが東大病院で受けられる心臓の精密検査についてそう説明するのは、大森赤十
字病院の心臓血管部長・田鎖治医師。
(中略)胸に違和感を覚えながらも、社会的弱者や苦労を重ねてきた人たちをいたわろうとする美智子さまの
症状について、冒頭の田鎖医師が続ける。
「心臓は血液を全身に循環させている筋肉でできたポンプですが、その心臓の筋肉を心筋と呼びます。この
心筋が何らかの原因によって血液が欠乏した状態に陥った状態を『心筋虚血』といい、代表的な疾患として
狭心症や心筋梗塞があります。通常、これらの疾患が強く疑われたときは、天皇陛下が ‘’11 年と‘’12 年に受
けられた『冠動脈造影検査』が行われます。血管に通した細い管(カテーテル)を使って、冠動脈のどの部位
がどの程度狭窄、閉塞しているのかを判定するものです」
(中略)田鎖医師はこんな指摘もする。
「今後、重要な公務などが控えているなら、本格的な検査や治療はその後にという、美智子さまのご判断が
あったのかもしれません。もし今後、地方に静養に行かれる予定があるなら、医師としては検査や治療に専
念することを進言すると思います」
(記事本文より抜粋)
大森赤十字病院