4.地球と宇宙 13 地層のできた順

地層のできた順−1
4.地球と宇宙
学習日 月 日
中学受験 理科
13 地層のできた順
■地層のできた順の判定
(1) 基本は,下の層から 時代にたい積したと考えてよい。
(2) 上下の層が逆転したもの(上の層が古い地層)
①同じ地層の中で,つぶの ものほど上にたい積しているとき。
②貝などのほった穴の化石が上に向かって伸びているとき。
※このような地層は,しゅう曲などにより上下が逆転したと考えられる。
(3) 不整合面の前後
不整合面に平行な地層の方が 。
(4) 断層の前後
断層によって切れている地層は断
層より にできたもの。
切れていない地層は断層の
にできたものである。
断層後に
たい積
断層前に
たい積
■化石
大昔の生物の死がいや生活のあとなどから地層の中にとじこめられて残ったものを,
化石という。
(1) 化石…その地層のできた当時の環境がわかる化石。
サンゴ:あたたかく,きれいで 海
アサリ:砂とレキのまじった浅い海
シジミ:淡水や汽水域の湖や河口
淡水と海水のまじりあう所
(2) 化石…各時代に特有の生き物の化石。その地層のできた年代がわ
かる。
(6億年前∼2億年前) :フズリナ,三葉虫
(2億年前∼7千万年前):アンモナイト,恐竜
(7千万年前∼) :マンモス,カヘイ石
※シーラカンス…4億年前から進化せずに生き残っている。生きた化石といわ
れている。
地層のできた順−2
■たい積岩
たい積物がおし固められてできた岩石を, という。
(1) 流水のはたらきによるたい積岩
①レキが砂・どろと一緒に固まってできた岩石: ②おもに砂が固まってできた岩石: ③おもにどろが固まってできた岩石: ※デイ岩がさらにかたくなった岩石を といい,すずりの材料として
使われている。
(2) 生物の死がいなどによるたい積岩
白∼灰色。塩酸にとけて を発生する。
白,緑,茶色。かたいので火打石として使
われる。
①貝,サンゴ,フズリナ: ②ホウサンチュウ: (3) 火山活動によるたい積岩
火山灰: 灰色,うす緑など。やわらかいが熱に強く,へいな
どに使われる。
練習問題
右図の地層について次の問いに答えよ。
(1) ①と②の部分では,どちらのほうが新し
いか。
(2) Aはレキの多い地層で,下にいくほどつ
ぶが大きくなっている。AとBではどちら
が新しいか。
A
①
B
E
D
C
C
②
F
断層面
D
生物のすあな
(3) Dは砂の地層で,図のように生物のすあなの化石が残っている。C,D,Eの
うち,最も新しい地層はどれか。
(4) Dの地層からはアサリの化石も発見された。Dの地層ができたとき,この付近
の環境はどのようであったか。次から選べ。
(ア)深海 (イ)山奥のけい流 (ウ)岩山の頂上 (エ)浅い海
(5) Eの地層とFの断層面ではどちらが新しいか。
(6) これらの地層ができた順番になるように,(ア)∼(カ)を並べ替えよ。
(ア) ①が海底で水平にたい積した。 (イ) ②が海底で水平にたい積した。
(ウ) ②が海底にしずんだ。 (エ) ②が陸上でしん食された。
(オ) ②がかたむきながら陸上に上がった。 (カ) ①と②が陸上に上がった。