スライド タイトルなし - ニッセイ アセットマネジメント

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投資家の皆様へ
【臨時レポート】 2015年9月16日
●コールセンター:
0120-762-506
●ホームページアドレス: http://www.nam.co.jp
国内株式の動向と今後の見通し
まとめ
 相場の荒い値動きは、日経平均VI(ボラティリティ・インデックス)の動き等から判断して徐々に落ち着くものと思われる。
 予想株価収益率(PER)(TOPIXベース)水準からみて、株価は底値近くまで売り込まれている可能性もある。仮に株価
が更に下落する場合は売られ過ぎ感が強まるものと思われる。
 円安基調の継続等により国内企業の業績回復は続き、株価上昇の支援材料となることが期待される。
 仮に米国の利上げが開始されても、その幅やペース等について米連邦準備制度理事会(FRB)は景気に十分配慮した
対応を行うものと思われる。金利上昇過程での株高の可能性もある。
【図表1】日経平均VIの推移
(2010年1月1日~2015年9月11日 週次)
(1)荒い値動きは今後も続くの?
日経平均VI(ボラティリティ・インデックス)(※)は8月31
日~9月4日の週に、リーマン・ショック後の主な相場混乱
時につけた水準(40)に接近しました。過去のデータでは、
この水準近辺まで上昇した後は落ち着きを取り戻してい
ます(日経平均VI低下)。9月16~17日に予定されてい
る米連邦公開市場委員会(FOMC)の決定内容等を受
けて再度値動きが大きくなることも想定されますが、その
後は徐々に落ち着きを取り戻すものと思われます。
ギリシャ・ショック
欧州債務危機
バーナンキ・ショック
(※)現在の市場で見込まれている日経平均の1ヵ月先の
変動率を示す。数値が高いほど、投資家が今後相場が大
きく変動すると見込んでいることを意味する。
(年/月)
(2)相場は底打ちしたの?
【図表2】日経平均と予想PER(TOPIXベース)推移
(2014年1月6日~2015年9月11日 日次)
TOPIXベースの予想株価収益率(PER)(株価/1株
当たり利益)は足元約14倍となっています。
2014年1月以降の日経平均とTOPIXベースの予想
PERの推移をみると、同数値が14倍を下回ったあたりで
日経平均は底入れしています。
現在の予想PERの水準から判断すると、日経平均の
底入れは近いのではないかと思われます。仮に更に下落
するような場合は、売られ過ぎ感が強まる可能性もあると
考えます。
(出所)図表1,2はブルームバーグデータを基に
ニッセイアセットマネジメント作成
(年/月)
○当資料は、ファンドに関する参考データをご提供する目的で作成したもので、投資信託の勧誘を目的とするものではありません。○当資料の内容は、作
成日現在における当社の判断ですが、将来の成果や利回り等を保証するものではありません。○投資信託はリスクを含む商品です。運用実績は市場環
境等により変動し、運用成果(損益)は全て投資家の皆様のものとなります。元本および分配金が保証された商品ではありません。○取得の申込みにあ
たっては投資信託説明書(交付目論見書)をお渡ししますので、必ずファンドの仕組みやリスク等の内容をご確認の上、ご自身でご判断下さい。
<審査確認番号H27-TB85>
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【臨時レポート】 2015年9月16日
(3)株価は上昇するの?
過去約15年間の株価(日経平均)と企業業績(※)の
関係を見ると、タイムラグを伴いながら、ほぼ同じ方向に動
いているように思われます。(※)企業業績の動向を示す数
値としてTOPIXベースの予想EPS(1株当たり利益)(利益/
発行済み株数)を使用。
円安基調の継続等を背景に企業業績は今後も拡大を
続けるものと思われ、株価の上昇を支えるものと思われま
す。尚、ブルームバーグデータによると、上記予想EPSの
増加率(2015年9月11日時点)は、2014年12月→2015
年12月が約16%、2015年12月→2016年12月が約8%と
なっています。
【図表3】日経平均と予想EPS(TOPIXベース)の推移
25,000
(2001年5月~2015年9月<11日時点> 月次)
(円)
20,000
120
15,000
90
10,000
60
5,000
30
0
(4)円安は続くの?企業業績への影響は?
国内投資家の外国証券投資が活発化しています。財
務省のデータによると、中国景気への不安等から円高・株
安が進んだ8月30日~9月5日の1週間で国内投資家は
外国証券を約5年ぶりの大きさとなる2兆467億円買い越し
ています。この活発な外国証券投資や国内企業の海外企
業買収にからむ円売り、日米金融政策の違い等を背景に、
今後も円安基調は継続するものと考えます。
150
予想EPS(TOPIXベース)(右軸)
日経平均(左軸)
01/5
03/5
05/5
07/5
09/5
11/5
13/5
0
15/5 (年/月)
【図表4】国内投資家のネット対外証券投資推移
(2015年8月8日~2015年9月5日 週次)
約5年ぶりの大きさ
2015年6月期の日銀短観によると、事業計画の前提と
なっている大企業製造業の2015年度の想定為替レート
(円/米ドル)は115円62銭。7月以降の円は概ね120円を
超えて推移しています。決算期末に向け、今後業績を増
額修正する企業が増える可能性もあります。
(5)誰が買うの?
引き続き日銀やGPIF(年金積立金管理運用独立行政
法人)等の公的年金の買いが期待できると考えています。
9月11日時点で日銀は今年の買入れ目処である3兆円の
約8割を使っていますが、今後株価が大きく下落するような
場合には買入れ目処の増額等、追加の金融緩和策を実
施する可能性もあるとみています。
(月/日)
【図表5】国内企業(除く金融)の現預金残高推移
(2013年第1四半期~2015年第1四半期 四半期)
イタリアの経済規模に
匹敵する大きさ
2015年3月末時点での国内企業(除く金融)の現預金
残高は約240兆円と、イタリアの経済規模(2014年)に匹
敵する水準となっています。企業がこの豊富な資金を使っ
て、自己資本利益率(ROE)(利益/自己資本)の改善
目的等のために自社株買いを更に本格化させれば、株式
需給の改善にもつながると思われます。
(年/月)
(出所)図表3はブルームバーグ、図表4は財務省、図表5は日銀の各データを基にニッセイアセットマネジメント作成
○当資料は、ファンドに関する参考データをご提供する目的で作成したもので、投資信託の勧誘を目的とするものではありません。○当資料の内容は、作
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【臨時レポート】 2015年9月16日
【図表6】米国金利上昇局面と米国株式騰落率(月次)
(6)米国利上げや金利上昇による影響は?
1990年1月以降の金利(10年国債金利)上昇局面にお
ける米国株式(S&P500指数、配当込み、米ドルベース)の
騰落率を月次ベースで調べたのが右の表です。
主な金利上昇局面は7回ありましたが、大きさの違いはあ
るもののそのすべての局面で米国株式は上昇しています。
今後、FOMCで利上げが決定されれば10年国債金利に
上昇圧力が加わることも想定されます。しかし、利上げの
幅やペースに関し、米連邦準備制度理事会(FRB)は景
気に十分配慮した対応を行うものと思われます。
そうしたFRBの姿勢を受けて米国景気や企業業績は今
後も回復を続けるものと思われ、米国株価は調整を交え
ながら上昇基調をたどるものと考えます。
金利上昇局面と金利(10年国債)水準
局面
①
期間(年/月)
金利(%)
1993/9
5.38
~
→
局面 期間(年/月) 1995/12
②
金利(%)
→
1998/9
~
5.57
局面 期間(年/月)
③
金利(%)
4.42
~
→
局面 期間(年/月) 2001/10
④
金利(%)
→
2003/5
~
4.23
局面 期間(年/月)
⑤
金利(%)
3.37
~
→
局面 期間(年/月) 2008/12
⑥
金利(%)
→
2012/7
~
2.21
局面 期間(年/月)
⑦
金利(%)
1.47
~
→
金利
上昇幅
米国株式
騰落率
(%)
(%)
1994/11
7.91
1996/8
6.94
2000/1
6.67
2002/3
5.40
2006/6
5.14
2009/12
3.84
2013/12
3.03
2.53
2.2
1.37
7.5
2.25
39.4
1.17
8.9
1.77
39.3
1.63
26.5
1.56
38.3
(※)米国株式:S&P500指数、配当込み、米ドルベース
【図表7】米国10年国債金利と米国株式の推移
(1990年1月~2015年8月 月次)
⑦
⑥
⑤
④
③
②
①
金利上場局面
(年/月)
(出所)図表6~7はブルームバーグデータを基にニッセイアセットマネジメント作成
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【ご投資にあたっての留意点】
•
当資料は、ファンドに関連する情報および運用状況等についてお伝えすることを目的として、ニッセイアセットマネジメント
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【投資信託に関する留意点】
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•
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ファンドは値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替変動リスクもあります)に投資しますので基準価額は変動し、
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