しかってください地域の子 ほめてください地域の子 育ててください地域の子 第5号 H27.9.7 節目の夏に思ったこと 校 長 奥 村 仁 最後の1週間は思わぬ涼しさでしたが、全体を通しては猛暑日の連続記録を更新するなど、 大変暑く、熱い夏だったと思います。 戦後70年、甲子園100年などの節目となるニュースの中、私がもっとも関心をもったの は「日航ジャンボ機墜落から30年」の報道でした。 ダッチロールを繰り返す飛行機、パニックになった機内、バラバラの機体、生存者の救出、 遺族の悲しみなどのVTRに、30年前のあの日と同じように、テレビから目が離せなくなり ました。なかでも、墜落直前の機内で、父親から家族にあてた遺書のふるえる文字は、何度見 ても胸がしめつけられます。 ママ こんな事になるとは残念だ さようなら 子供達の事をよろしくたのむ 今六時半だ 飛行機は まわりながら 急速に降下中だ 本当に今迄は 幸せな人生だった と感謝している 「生きる」ということが、「いかに尊いか」ということを実感する機会が、 悲惨な事故や災害が起こった時というのも、実に皮肉なことです。それらを 決して風化させてはいけない。この国に生きるものとして、忘れてはならな いことだと思います。 さて、2学期が始まりました。全校生徒が久しぶりに顔 を合わせた始業式。夏休み中に、中学生の関わる悲惨な事 件もあり、節目の夏に命の尊さを考えたこともあり、生徒 たちの元気な顔を見て、本当にうれしかったです。 この1か月は相中最大イベントの「優輝祭」に向けた準 備活動が繰り広げられます。始業式翌日には、校舎内には 歌声が響きわたっています。仲間とともに創りあげるこの 行事に、子どもたちが全力で取り組むことを期待します。 保護者の皆さま、地域の皆さま、がんばる中学生への応 援をお願いいたします。 2年1組丸山千佳さんの作品 夏休みの様子と9月の予定 本年度も厳しい暑さの中、中体連総合体育大会やコンクールが行われました。 男子バスケットボール部、女子ハンドボール部が県大会へ、柔道部においては 関東・全国大会出場へと、すばらしい成果をおさめました。陸上部の県大会はこれからです。 また、各学年ごとに学習相談会を実施しました。夏休みの宿題や、一学期の課題解決、2学期の 予習など、暑い中集中して取り組む姿が印象に残りました。 8月7日~9日「橋本七夕祭り」:地元最大のお祭りです。本年度もボランティアという形で生 徒は楽しく参加しました。 8月22、29日、PTA主催の「ご近所・校内クリーンアップ大作戦」は、多くの生徒・保護 者・教職員の参加がありました。グループに分かれて道路のゴミ拾い、校地内の側溝の土掘り、昇 降口や職員玄関の清掃と、楽しくふれあいながら新学期の準備ができました。ご協力ありがとうご ざいました。 二学期が始まり一週間、学校は優輝祭に向けて動いています。合唱や競技・応援等の練習が、朝 から放課後まで3年生や各委員のリードですすめられています。一人ひとりができることは限られ ていますが、クラス・学年が一丸となることにより、大きな感動が味わえます。これは学校生活の 醍醐味です。28日からは「学校へ行こう週間」が始まります。ぜひ、足を運んでいただき、子ど もたちの生き生きとした姿を見ていただければと思います。 ※諸活動の最終下校時刻は17:30です。 (10/10 優輝祭終了時まで) 9月 1日(火)第2学期始業式 9月 9日(水)優輝祭体育部門全体練習①(5.6校時) 9月11日(金)PTA地区懇談会(19:30~)各地区にて 9月15日(火)1,2年前期試験(技家・美術・保体・音楽) 3年学力テスト(国・社・数・理・英) 9月16日(水)優輝祭体育部門全体練習②(5.6校時) PTA 指名委員会 9月28日(月)学校へ行こう週間(~10/10) 生徒指導だより 鈴木 留美子 9月の生活目標 「一人がみんなのために みんなが一人のために」 「いじめ」 「不登校」 「非行」 ・・・。神奈川県が抱えている生徒指導課題として、必ずと言って出 てくるキーワード、そして、川崎で男子生徒が少年らに暴行を受け亡くなった件は、この3つのキ ーワードが全て含まれている痛ましい事件でした。この川崎の事件を期に、月に7日以上の欠席報 告に加えて「家庭訪問回数」 「電話連絡回数」 「会えた日の最終日」が新たに報告義務として追加さ れました。 8:50。朝の短学活を終えて担任が職員室へ戻ってきます。 「○○さんがまだ登校していないのですが、連絡はありましたか。 」 「いえ、まだ連絡はないようで す。 」1学期はそういったやりとりを耳にすることが多々ありました。心配なのは生徒の安否です。 登校中に事故や事件に巻き込まれたのでは、高熱でうなされているのではないかと、休み時間毎に 電話対応や連絡がとれない場合は自宅に家庭訪問を行うなど、学校は無事が確認できるまで1日中 対応に追われます。 どうか、朝はお忙しいでしょうが、早退・欠席・遅刻・・・必ず学校へ連絡をしてください。 担任による「電話連絡回数」は、不登校生徒への対応をはるかに越えています。
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