ひろめ隊でGO!!17号

みんな集まれ! ちがいがわかる着色料実験
∼染まったボンボン プレゼント∼
10月16日、晴天の中、アイメッセにてコープやまなし商品展示会が盛大に行われれ、ひろめ隊のブース
では【毛糸による着色料実験】を行いました。
美味しそうな生協商品の試食や、子供向けのイベントの中、はたし
てどのぐらい人が集まってくれるのだろうか…という不安の中での
スタートでしたが、実験開始時刻に近づき、ふと気が付けばかなりの
人だかり・・・。いざ始まると子供たちは興味津々で待ちきれないと
いった様子で、なんとか隙間から実験の
様子を見ようと押すな押すなの状態でした。そして、合成着色料でで
きたシロップで毛糸が見事に染まったとき、子供達と保護者の方たち
から大きな驚きの声が聞こえ、着色料の違いがはっきりわかったよう
でした。
今、世の中には沢山の食品添加物が氾濫しています。今まで見過ごしていた食品の表示!!ここを見
ることが第一歩です。共働きが増え、加工品を使わずに昔のような食事をつくるのはとても難しいこと
ですが、表示を見て 選ぶ 視点をもつことが大事です。
(報告;ひろめ隊メンバー 野村美香)
コープやまなし「食の安全ひろめ隊」では、出前講座を致します。
主に、「着色料実験」「だし味覚テスト」「豆腐づくり」などですが、「食の安全」に関する内容なら、ご依頼に
極力沿うような講座を開きます。
学校給食を考えよう
『ひろめ隊で GO 16 号』において、県内の学校給食自慢を募集しました。
情報はまだまだ少ないですが、今月号より県内の学校給食の取り組みを少しずつ紹介したいと思います。
よい事例やおもしろい取り組みを知って、自分の子どもの通っている学校の給食はどうなのかな?栄養
士さんや調理員さんがどんな思いで作ってくれているのかな?・・と関心を持っていただきたいと思い
ます。
第1弾
豊富村立
豊富小学校・・
「これから楽しい給食を始めます。今日の献立は、主食・五目チ
ャーハン、副食・野菜ソテー、もやしのスープ、グレープフルー
ツ、煮干、牛乳です。赤の仲間は牛乳・鶏肉・卵・ウインナー・
煮干、緑の仲間は人参・椎茸・ねぎ・キャベツ・ピーマン・ほう
れん草・もやし・グレープフルーツ、黄色の仲間は米・麦・三温
糖・サラダ油・ごま油です。いただきますのあいさつをしましょ
う。」給食委員の元気な声がランチルームに響きます。
豊富小学校では毎日全校生徒と先生(延べ300名弱)がランチ
ルームに集まり、一斉に給食を食べます。使っている食器はポリ
ブラボー!!
プロピレンなどの割れない食器ではなく、割れてあたりまえの磁器食器。毎
日の献立にはにぼしが必ず入っており、野菜も全てではありませんが豊富で取
れ
た新鮮な野菜を使うなど栄養士さんと調理員さんの熱意がとても感じらます。また、栄養士さんの頑張
りは、温かい手書きの献立表にも現れていて、一言メモの欄に 野菜はゆでるとカサも減り、たくさん
食べられます。 インゲン豆の季節になりましたね。 ゴマのトーストはカルシウムや鉄分摂取に!
など、季節や献立に関する一言を毎日添えてあります。私の子どもの通っている小学校自慢ではありま
せんが、「うちの子どもたちなんて毎日給食が楽しみで学校に通っているのよー」と友だちが自慢して
いたのを思い出して応募してみました。ちなみに てんぷらうどん 献立もあって、その日の一言メモ
は 調理員さん、手作りてんぷら、頑張ります。だそうです。 ブラボー!!
こんな給食なら残飯も少ないでしょうね。
北海道の生産者が遺伝子組換え大豆の商業栽培をして出荷していたこと、また新たに栽培を行う意
志であることが報道されました。
北海道新聞 10/1 によると夕張郡長沼町の畑作農家が遺伝子組換え大豆を来年から本格栽培
することを明らかにしたというもの。この生産者が 98、99 年に生産、出荷した遺伝子組換え大
豆は 10 アール当たり 180Kg で、生産量は約 8 トン。
この長沼町の生産者は宮井能雅さん(北海道夕張郡 西南農場有限会社 代表取締役)で、「バ
イテク情報普及会」という米国のバイテク企業群がバックアップしている。 表示も無いまますで
に遺伝子組換え大豆を出荷しており、今回北海道や JA、消費者団体からの強い取りやめ要請に対
しても強気の姿勢で本格的栽培を実施すると公言している。
どーゆー
ことだ!!
そのような最中、北海道では遺伝子組み換え作物栽培条例による規制を検
討しており、10/18その検討会が開かれた。
北海道では、05年春の施行を目指していた「食の安全・安心条例」(仮
称)において、屋外での組み換え作物の栽培は試験研究機関も含めてすべて規制
するという理念を掲げていた。しかし (宮井さんの)栽培強行と、高尚な研究を
ごっちゃにされてすべてノーということになってはたまらない と研究者らが猛
反発したため、この検討会において研究機関に限り栽培を認める方針に転換した。
そのさい、栽培実施計画を届け出ることが決められ、それを学識経験者や、消費
者・生産者の意見を参考に評価することとなった。なお、11月4日に開催され
る同検討会では、学識経験者からなる評価委員会や、消費者・生産者からなる委
員会の位置付けや役割について議論される予定ということです。
ひろめ隊 竹市 浩
山梨県で勧めている・・地産地消
地元で採れた農産物を地元で消費する「地産地消」。
我が山梨県でも県民運動として具体策の強化を進めていることは、この ひろめ隊で GO!16号
でもお知らせしました。その一環として、県民のいろんな立場の人(生産者、流通業者、消費者別の登
録)をサポーターとして募集していますが(現在258名)、その地産地消サポーターの第1回目の研修
会が10月26日(火)白州・道の駅で開催されました。
サポーター23名の参加で、内容は①「道の駅・はくしゅう」視察研修
県民運動の推進施策について ③交流会・意見交換 でした。
②山梨県における地産地消
①「道の駅・はくしゅう」農産物直売コーナーでは、85%白州産 15%北巨摩産のものを扱っており、
バーコードには名前と電話番号を明記し、顔が見える関係をつくっているとのことです。基本的に
道の駅内はコーナー別に委託業務で成り立っており、直売は JA 梨北が担当。葉ものは毎日朝納品
し、夕方売れ残ると農家が引き取るしくみです。
その他、食堂も郷土料理を中心に提供しており、食材も地元のものを優先的に使用しています。
②県の地産地消推進方策として①地域の特色を活かした取り組み②学校給食における利用拡大 ③
市場流通における拡大 ④観光客への消費拡大 の4点を掲げています。 そして具体的な取り組
みとして H15年度から『食のやまなし地産地消推進会議』を設け、具体的な事業についての提言
などを協議し、年明けには『食のやまなし地産地省推進大会』を開催するそうです。(ひろめ隊で
GO!でもお知らせします)
意見交換では、このサポーターを広めるために地域にもっと情報を流したほうがいいのではないか?
道の駅にここでしか買えない地方の特産物を積極的に置き、地産地省の場としたらどうか?小瀬などで
行われる県主催のイベントでもっと PR 活動を積極的にしたらどうか?など少ない時間でも活発な意見
がだされました。
生産者、流通業者、消費者が一堂に会すという機会はなかなかないものです。色々な立場の方の意見
を聞くことができて、地産地消の現状・これから成すべき事が垣間見えた気がしました。サポーター 登
録には、資格は必要ありません。少しでも地産地消、あるいは大きい意味での 食 に関心のある方登録
してみてはいかがでしょうか。
報告;ひろめ隊メンバー 粕川邦子
このチラシに関するお問い合わせは・・
TEL;055-243-6340
FAX;055-243-6359
ホームページ;http://www.pal.or.jp/eco-coop/
E-mail;[email protected]
組合員活動事務局 小林