指導方法等の改善計画について 〔国語科〕 「基礎・基本」定着状況調査 本年度通過率 (本校 86.9%,県 74.7%) 神石高原町立豊松小学校 本年度の結果について ○国語の結果において,タイプⅠは 88.9%タイプⅡは 78.1%の通過率となっている。この結果から, 基礎的・基本的な内容については,定着が図られていると考えられるが,一方では読むこと・書 くことの領域において,理由を挙げた記述に課題が見られる。また,伝統的な言語文化と国語の 特質に関する事項の領域で,慣用句の理解に課題が見られる。通過率が高かったのは,聞くこと の領域で 100%の通過率であった。 ○昨年度は,接続詞の問題に課題が見られた。そこで,4学年「文と文をつなぐ言葉」の学習で, つなぎ言葉クイズを作る活動等を通して,接続詞を用いて二文をつなぐ表現と接続助詞を用いて 一文にまとめる表現を理解させる取り組みを行った。その結果として,本年度の通過率は 87.5% であった。 重点課題に対応した改善指導内容及び方法(授業) 重点課題 【課題1】 【課題1】 ○慣用句について, 「ねこのひたい」がどんな意味をもつかを理解できていない。そのため, ふさわしい使い方をした文章を選ぶことができていない児童が 37.5%いる。 (通過率 ○3 学年「ことわざについて調べよう」の学習で,ことわざの意味や特徴を調べ,報告書にまとめる活動を行う。また,4 学年「慣用句」の学習で,色々な慣用 句を集めて意味や使い方を調べ,それを使った文作りをすることで,ふさわしい使い方を理解させる。 62.5%) 【課題2】 【課題2】 ○1 学年「だってだってのおばあさん」の学習で,文章から好きなところを見つけて,そう思ったわけを文章化させる。2 学年「あったらいいなこんなもの」の ○与えられた資料から必要な情報を取り出し,理由を挙げて記述する問題で,資料から必 要な時刻を選ぶという情報の選択ができていない児童が 12.5%,理由の記述になってい ない児童が 25%いる。通過していても,2 つの正答条件の内,1 つの条件しか書けてい ない準正答の児童が 50%いる。 (通過率 62.5%) 【課題1】 9月 10 月 学習で,自分の考えを初め・中・終わりの構成で中に理由を入れて書いたり話したりさせる指導を行う。3 学年「食べ物の秘密を教えます」の学習で,例を挙 げて文章を書かせる指導を行う。4 学年「自分の考えを伝えるには」の学習の復習として,自分の考えを結論先行で 2 つ以上の理由をつけて書いたり話したり させる活動を行う。5学年「グラフや表を用いて書こう」の学習で,自分の考えの根拠となる統計資料(グラフや表)を用いて自分の考えを書かせる指導を行 う。6学年「随筆を書こう」の学習で,自分の忘れられない言葉について,その理由を入れて自分の考えを文章化させる指導を行う。 11 月 12 月 1月 2月 3月 3 学年「ことわざに 学年・方法 4学年「慣用句」 単元末テスト 全学年 学期末テスト 4・5・6 年 検証テスト H27「基礎・基本」 目標値 平均通過率 平均通過率 平均通過率 平均通過率 平均通過率 平均通過率 80%以上 80%以上 75%以上 75%以上 80%以上 80%以上 実施後数値 86.7% 【課題2】 9月 10 月 11 月 4 学年「自分の考えを 2 学年「あったらいいな つたえるには」 こんなもの」 復習テスト 目標値 平均通過率 80%以上 実施後数値 83% 学年・方法 4学年 12 月 ついて調べよう」 単元末テスト 1月 2月 全学年 学年末テスト 3月 1 学年「だってだっ 5 学年「グラフや表を用いて 書こう」 単元末テスト 全学年 4・5・6 年 6 学年「随筆を書こう」 4 学年 単元末テスト 3 学年「食べ物の秘密を 教えます」 単元末テスト 学期末テスト 検証テスト 単元末テスト H27「基礎・基本」 平均通過率 平均通過率 平均通過率 平均通過率 平均通過率 平均通過率 平均通過率 平均通過率 平均通過率 80%以上 80%以上 80%以上 80%以上 75%以上 80%以上 75%以上 80%以上 80%以上 てのおばあさん」 単元末テスト 全学年 学年末テスト 指導方法等の改善計画について 〔算数科〕 「基礎・基本」定着状況調査 本年度通過率 (本校 86.9%,県 71.6%) 神石高原町立豊松小学校 本年度の結果について ○算数の結果において,タイプⅠは 89.1%,タイプⅡは 80.0%の通過率となっている。この結果から, 基礎的・基本的な内容については,ある程度の定着が図られていると考えられる。しかし,一方では, グラフの中から複数の条件を関連させて問題を読み取らなければならない数量関係の領域において課 題が見られる。また,図形の性質の理解が不十分であり,図形の領域においても課題が見られる。 ○昨年度は,式は書けているが文章での説明を加えるところに課題があった。そこで,記述問題の学習 において,自分の考えを式と言葉で説明させる指導を行った。その結果として,今年度,同様の記述 式の問題において通過率は 87.5%だった。 重点課題に対応した改善指導内容及び方法(授業) 重点課題 【課題1】 ○棒グラフや折れ線グラフから数値の意味を読み取ったり,それぞれのグラフを関連 づけて読み取ったりする力が不十分である。「折れ線グラフと棒グラフの関連付け」 の問題で,必要な条件を記述できていない児童が 50%である。 (通過率 50%) 【課題2】 ○直方体の面と辺の関係について理解する力や平行四辺形の性質を理解する力が不十 分である。「直方体の辺に垂直な線」と「平行四辺形の判断」の問題で,平行や垂 直関係,また,図形の性質を理解していない児童が,37.5%である。 (通過率 62.5%) 【課題1】 1 学年「かずとすうじ」の復習で,ものの個数を絵や図などを用いて数える活動を行う。 2 学年「ひょう・グラフと時計」の復習で,好きな給食調べをおこない簡単な表やグラフに表す活動を行う。 3 学年「表とグラフ」の学習で,好きなスポーツ調べをおこない棒グラフにまとめ,数を読み取る活動を行う。 4 学年「折れ線グラフ」の復習で,気温が変わっていく様子を折れ線グラフに表したりグラフと関連付けたりする活動を行う。 【課題2】 1 学年「いろいろなかたち」の復習で,様々な物を同じ形に仲間わけをしたり,形を写して絵に描いたりする活動を行う。 【課題1】 9月 10 月 11 月 学年・方法 1 学年「かずとすうじ」 復習テスト 2 学年「ひょう・グラフ と時計」復習テスト 目標値 平均通過率80%以上 平均通過率80%以上 4 学年「折れ線グ ラフ」復習テスト 平均通過率 80%以上 実施後数値 100% 83% 【課題2】 9月 10 月 11 月 学年・方法 4 学年「垂直・平行と四 角形」復習テスト 1 学年「いろいろなかた ち」復習テスト 目標値 平均通過率80%以上 平均通過率80%以上 3 学年「三角形」 単元末テスト 平均通過率 80%以上 実施後数値 81% 97.5% 2 学年「三角形と四角形」の学習で,長方形や正方形の定義や性質を学習し,長方形や正方形を,理由を考えながら見つける活動を行う。 3 学年「三角形」の学習で,二等辺三角形や正三角形の定義や性質を学習し,二等辺三角形や正三角形の特徴もとらえながら説明する活動を 行う。 4 学年「垂直・平行と四角形」の復習で,垂直や平行な直線のかき方を学習したり,平行四辺形の定義や性質を学習したりする。 「直方体と立方体」の学習で,直方体について,面と辺の関係について調べる活動を行う。 12 月 全学年学期末テスト 1月 4,5,6 年検証テスト 平均通過率80%以上 12 月 全学年学期末テスト 4,5,6 年検証テスト 平均通過率80%以上 2月 3月 4 学年H27「基 3 学年「表とグラフ」 礎・基本」 単元末テスト 平均通過率80%以上 平均通過率80%以上 2月 3月 1月 2 学年「三角形と四角形」 4 学年H27 4 学年「直方体と立方 単元末テスト 「基礎・基本」 体」単元末テスト 平均通過率 80%以上 全学年学年末テスト 平均通過率80%以上 全学年学年末テスト 平均通過率80%以上 指導方法等の改善計画について 〔理科〕 「基礎・基本」定着状況調査 本年度通過率 (本校 91.3%,県 65.3%) 神石高原町立豊松小学校 本年度の結果について ○理科の結果において,タイプⅠは 93.8%,タイプⅡは 85.4%の通過率となっている。この結果から, 基礎的・基本的な内容については概ね定着が図られていると考えられる。領域別にみると通過率が高 かったのは,地球,エネルギーの分野であった。 課題として, 「空気の暖まり方と生活との関連」の通過率が低かったことから考えると,内容を理解し て,図に書き込みながら考えをまとめる力が不足していると考えられる。また,生命の領域の問題で, 季節による植物の変化や植物による冬越しの違いの理解ができていない。 ○昨年度は,表やグラフから読み取ったことをもとに分かったことを記述する問題に課題が見られた。 そこで,理科で結果を表やグラフに表し,そこからわかったことをまとめたり,算数でグラフをかき, グラフの特徴やグラフから分かることを読み取ったりする活動をおこなったりした。その結果,表か ら分かったことを記述する問題の通過率は2問とも 100%となった。 重点課題に対応した改善指導内容及び方法(授業) 重点課題 【課題1】 ○「空気のあたたまり方と生活との関連」について, 問いの文のことばに対する実際の空気の動きがイメージできていないため,暖 かい空気は対流しても熱源の下方に動かないことの理解ができていない児童 が 62.5%いる。 (通過率 37.5%) 【課題2】 ○生命の領域の問題で, 樹木と1年で枯れる植物を見分け,それらの季節による変化の様子が理解でき ていない児童が 25.0%いる。 (通過率 75.0%) 【課題1】 9月 10 月 【課題1】 ○4 学年「もののあたたまり方」のまとめにおいては,目に見えない金属・水・空気の熱の伝わり方を文で表す とともに矢印等の図で表す活動を取り入れて,事象をイメージする力を高める。 【課題2】 ○1,2 学年生活科の身近な自然を観察する学習において,植物の四季の変化を体験を通して見つける,くらべる などの活動に取り組む。3 学年「植物の一生」「植物の育ちとつくり」や 4 学年「季節と生き物」の学習において, 1年間の樹木の変化について,観察を継続して行い樹木の季節による変化を理解させる。 ○樹木と 1 年で枯れる植物の季節による変化の様子を理解させる。また,それらの特徴を理解させる。 11 月 12 月 学年・方法 4 学年「ものの温度と体積」 単元末テスト 3 学年以上 学期末テスト 目標値 平均通過率80%以上 平均通過率80%以上 4・5・6 年 4 学年「もののあたたまり方」 1月 2月 4 学年 検証テスト 単元末テスト H27「基礎・基本」 3月 3 学年以上 学年末テスト 平均通過率70%以 上 平均通過率80%以上 平均通過率70%以上 平均通過率80%以上 1月 2月 3月 実施後数値 【課題2】 9月 10 月 11 月 12 月 3学年「植物の一生」 1,2 年生 4 学年「秋の生き物」 3 学年以上 4・5・6 年 1,2 年生 4 学年「冬の自然」 4 学年 4 学年「生き物の1年間」 単元末テスト 身近な自然の観察 単元末テスト 学期末テスト 検証テスト 身近な自然の観察 単元末テスト H27「基礎・基本」 単元末テスト 目標値 平均通過率 気づきをかける 平均通過率 平均通過率 平均通過率 気づきをかける 平均通過率 平均通過率 平均通過率 80%以上 75%以上 80%以上 80%以上 70%以上 75%以上 80%以上 70%以上 80%以上 実施後数値 88% 100% 学年・方法 質問紙調査 (「基礎・基本」定着状況調査:児童質問紙調査) (1)生活・学習 読書活動 児童の回答についての 今後の具体的な取組の内容 課題(現状値) 「読んだ本の内容について,友だちや家 学期ごとの親子読書の取り組みを 族と話をしています。 」の肯定的評価が 充実させ,親子での読書を通した対 50%である。 話を促進する。 学 年 目標値 全 校 75% 検証方法 検証 時期 2 学期末 実施 数値 現状値から の伸び 実施 数値 現状値から の伸び アンケート (2)教科 児童の回答についての 授業改善の方向性や 学 課題(現状値) 具体的な取組 年 「国語の勉強は好きです」の肯定 「分かった」や「できた」という体 全 的評価は,62.5%である。 験の継続を意図的に繰り返す。ま 校 た,国語の学習内容が,普段の生活 の中でも役に立つことを児童に知 らせる工夫に取り組んでいく。 国語の勉強は好きです。 80% アンケート 検証 時期 2 学期末 全 校 92% アンケート 2 学期末 三 年 以 上 80% 理科ノート 2 学期末 目標値 検証方法 算数の授業では,自分のとき方や考え方と比べながら友だちや先生の説明を聞いています。 理科の授業では,観察や実験の結果から,どのようなことが分かったか考えています。 算 「算数の授業では,自分のとき方や 考え方と比べながら友だちや先生の 説明を聞いています。」の肯定的評 価が 87.5%である。 授業の中の説明において,個々の児 童に声をかけ,途中途中の説明を 確認しながら説明を続けさせる。ま た,ペアトークを適宜取り入れ, 相手の説明を聞き取る姿勢を身に つけさせる。 「理科の授業では,観察や実験の 結果から,どのようなことが分 かったか考えています。」の肯 定的評価が 75.0%である。 授業において, 「観察や実験の結果 から分かること」の自分の考えをノ ートに書いてから,発表しあい考え を深めさせる。 数 理 科
© Copyright 2024 ExpyDoc