第 81 回 監査役全国会議のご案内 主 題 攻 め の ガ バ ナ ン ス と 監 査 の 実 効 性 - 監 査 制 度 間 の 比 較 を 踏 ま え て - □ セッションのポイント 講演Ⅰ 近時のコーポレート・ガバナンスに関する新たな実務上又は法制上の問題等を踏まえ、 コーポレート・ガバナンスの潮流の変化について、監査役等の関心の深いと思われるテー マを取り上げ解説いただく予定です。 全体会「攻めのガバナンスと監査の実効性-監査制度間の比較を踏まえて-」 本年 5 月 1 日に施行された「会社法の一部を改正する法律」(平成 26 年法律第 90 号)で は、新たに監査等委員会設置会社が新設され、更に同年 6 月 1 日には、コーポレートガバ ナンス・コードの適用が開始されるなど、日本企業のコーポレート・ガバナンスを巡る環 境整備が急速に進展いたしました。そこで、今回の全体会では新設された監査等委員会設 置会社を含め監査三制度間の実務上の違いを踏まえながら、コーポレートガバナンス・コ ードへの対応にも目を向けて、今後の具体的な取組みや対応課題等について、ディスカッ ションを行います。 講演Ⅱ 各界の第一線で活躍されている方々から、分野に即した示唆に富むご講演をいただいて おります。今回の会議では、多くの大手企業にて社外取締役をお務めの G&S Global Advisors Inc.代表取締役社長の橘・フクシマ・咲江氏にご登壇いただきます。 分科会 会議2日目には、 「会計監査人との連携と有効性の評価基準への考え方」、 「情報漏洩リス クと監査役の留意点」、「監査役監査基準の改定と自社基準の見直し及び監査事例」をテー マとした3つの分科会を用意いたしております。詳細については、後掲の「シンポジウム 分科会について」をご参照ください。 □ 開催日程 平成 27 年 11 月 12 日(木)~ □ 会 パシフィコ横浜 国立大ホール(国立横浜国際会議場) 横浜市西区みなとみらい 1 丁目 1 番地 1 号 電話 045-221-2155(総合案内) 場 13 日(金) □ 参 加 費 ※1 【会議及び参加者交流会に参加】 1名/32,800 円(消費税含む)※1 1名/27,800 円(消費税含む)※2 【会議のみの参加】 1日目・2日目の会議・資料代、初日の参加者交流会代、2日目の昼食代、消費税含む。 ※2 1日目・2日目の会議・資料代、2日目の昼食代、消費税含む。 公益社団法人 日本監査役協会 Japan Audit & Supervisory Board Members Association ― 主 題 ― 攻めのガバナンスと監査の実効性-監査制度間の比較を踏まえて- □ プログラム (敬称略) 1日目 11月12日(木) 13:00~13:10 開会挨拶 13:10~14:10 講演Ⅰ「コーポレート・ガバナンスの潮流の変化」 〔講 14:10~14:30 14:30~17:00 休 日本監査役協会会長 師〕 森・濱田松本法律事務所 弁護士 澤口 雅行 実 憩 全体会「攻めのガバナンスと監査の実効性-監査制度間の比較を踏まえて-」 〔パネリスト〕 東京大学社会科学研究所 JFEホールディングス㈱ (途中休憩あり) 広瀬 教授 田中 亘 監査役 黒川 康 ㈱りそなホールディングス 社外取締役監査委員長 佐貫 葉子 コスモエネルギーホールディングス㈱ 社外取締役監査等委員 宮本 照雄 森・濱田松本法律事務所 弁護士 澤口 実 〔コーディネーター〕 17:00~17:20 休 17:20~18:20 参加者交流会 憩・移 動 (敬称略) 2日目 10:00~11:30 11月13日(金) 講演Ⅱ「企業の競争力とダイバーシティ」 〔講 師〕G&S Global Advisors Inc. 代表取締役社長 11:30~12:30 昼 12:30~15:30 シンポジウム分科会 食・休 橘・フクシマ・咲江 憩 (下記よりいずれかをご選択いただきます。 ) 第1分科会「会計監査人との連携と有効性の評価基準への考え方」 〔報告者〕 日本公認会計士協会 トヨタ自動車㈱ 〔司 常務理事 清芽 中津川 昌樹 常勤監査役 住田 公認会計士 会〕 岩﨑 淳 各分科会とも、 途中休憩あり 第2分科会「情報漏洩リスクと監査役の留意点」 〔報告者〕 帝人㈱顧問(元帝人㈱知的財産部長) 三原 秀子 ㈱マーケットエンタープライズ 〔司 会〕 常勤監査役 TMI総合法律事務所 弁護士 山﨑 眞樹 大井 哲也 第3分科会「監査役監査基準の改定と自社基準の見直し及び監査事例」 〔報告者〕 〔司 会〕 東洋インキSCホールディングス㈱ 常勤監査役 菅野 隆 トーセイ㈱ 常勤監査役 本田 安弘 日信電子サービス㈱ 常勤監査役 津田 進世 □ シンポジウム分科会について ● 第1分科会「会計監査人との連携と有効性の評価基準への考え方」 今回の会社法改正により、監査委員会に加え、監査役(会)及び監査等委員会においても株 主総会に提出する会計監査人の選解任・不再任議案の内容を決定することとなり、また、上場 会社に適用されるコーポレートガバナンス・コードでは、会社の適切な情報開示と透明性の確 保のため、監査役会が会計監査人の選定及び評価の基準を設けることなどが規定されました。 そこで、当分科会では、監査人の「監査品質レビュー」、「監査品質の枠組み」を踏まえなが ら、会計監査人の評価及び選定基準の策定について考察していくとともに、今後の会計監査人 との連携のあり方について模索していきます。 ● 第2分科会「情報漏洩リスクと監査役の留意点」 近年、企業・団体による大規模な個人情報の流失事件が後を絶たず、対応次第では訴訟によ る損害賠償に留まらず、企業の信用やイメージの毀損に及ぶケースも増えており、企業の存続 に大きな影響を与える脅威としての認識が高まっております。また、営業秘密や技術情報など の機密情報の漏洩事件については、公表される場合が少ないものの、近年大型の技術情報漏洩 事件が相次いで顕在化するなど情報漏洩リスクに対する企業の対応の重要性が増してきてい ます。そこで、当分科会では個人情報保護法及び不正競争防止法改正への対応等について取り 上げるとともに、個人情報及び機密情報の管理に関する事例紹介を交えながら、情報漏洩リス クに対する監査役の関わりについて考察していきます。 ● 第3分科会「監査役監査基準の改定と自社基準の見直し及び監査事例」 本年 7 月に公表した監査役監査基準は、コーポレートガバナンス・コードの適用や会社法の 大幅な改正を踏まえ、必要な改定を行ったものです。これを受けて各社では、自社の経営環境 等に照らしながら監査役監査基準の見直し作業を進めている会社も少なくないのではないで しょうか。こうした背景から、第3分科会では、各社の監査役監査基準に対する考え方や監査 役監査基準改定のポイント、今後の監査活動のあり方に対するお考えについてご披露いただき ディスカッションを行うことにより、参加の皆様の監査活動にお役立ていただけるような情報 提供を図ってまいります。 監査役全国会議プロジェクト委員会委員(順不同・敬称略) 委員長 神 野 榮 関西電力㈱ 高 山 靖 子 ㈱資生堂 津 田 進 世 日信電子サービス㈱ 星 野 茂 夫 東日本旅客鉄道㈱ 一 ㈱リクルートホールディングス 島 宏 蟹 江 睦 久 カゴメ㈱ 森 田 盛 人 東洋紡㈱ 永 田 雅 仁 (公社)日本監査役協会 〔講師略歴〕 澤口 ※敬称略 実(さわぐち みのる) 佐貫 葉子(さぬき ようこ) 1991 年東京大学法学部卒業、弁護士登録(第二東京 1981 年弁護士登録。2003 年 6 月~07 年 6 月㈱メディパ 弁護士会)、森綜合法律事務所(現:森・濱田松本法 ルホールディングス社外監査役、07 年 6 月~09 年 3 月 律事務所)所属。2000 年産業構造審議会新成長政策 明治乳業㈱社外監査役、09 年 4 月~明治ホールディン 小委員会企業法制分科会委員、05 年~一橋大学法科 グス㈱社外取締役(現任)、11 年 6 月~12 年 6 月㈱り 大学院非常勤講師、12 年~経済産業省「コーポレー そな銀行社外取締役、12 年 6 月~㈱りそなホールディ ト・ガバナンスシステムの在り方に関する研究会」 ングス社外取締役(監査委員、現任)15 年 6 月~同監 委員、14~15 年 経済産業省「持続的成長に向けた 査委員会委員長。中央建設紛争審査会委員、防衛人事 企業と投資家の対話促進研究会 審議会公正審査分科会会長。 株主総会のあり方 検討分科会」委員等を務める。著書として、 「Q&A 取締役会運営の実務」(商事法務、2010 年)、「新し 宮本 照雄(みやもと てるお) い役員責任の実務[第2版]」(商事法務、2012 年)、 1947 年生まれ。69 年慶應義塾大学卒業。 (2010 年一橋 「変わるコーポレートガバナンス」(日本経済新聞 大学大学院国際企業戦略研究科博士後期課程単位修得 出版社、2015 年)、「コーポレートガバナンス・コー 退学)。2002 年より 08 年まで東芝テック㈱常勤監査役。 ドの実務」 (商事法務、2015 年)など。 10 年㈳日本監査役協会専務理事・事務局長。12 年金融 庁企業会計審議会・監査部会臨時委員。14 年(公社) 田中 亘(たなか わたる) 日本監査役協会代表専務理事・事務局長他各委員を退 1996年東京大学法学部卒業。博士(法学) 。東京大学大 任。15 年コスモエネルギーホールディングス㈱社外取 学院法学政治学研究所助手、成蹊大学法学部専任講師 締役監査等委員に就任、現在に至る。 などを経て、2015年4月より現職。10年シカゴ大学ロー スクール客員准教授。過去に、法制審議会会社法制部 橘・フクシマ・咲江(たちばな・ふくしま・さきえ) 会幹事、日本版スチュワードシップ・コードに関する 1972 年清泉女子大学卒。ハーバード、スタンフォード 有識者検討会メンバーなどを努める。専攻は、商法、 大学院修士号取得。べイン・アンド・カンパニーを経 会社法、法と経済学。主著に、『企業買収と防衛策』(商 て、コーン・フェリー・インターナショナルにて、日 事法務、2012年)、『数字でわかる会社法』 (編著、有斐 本支社長、会長、米国本社取締役(12 年間)を務める。 閣、2013年)、『企業統治の法と経済』 (共編著、有斐閣、 2010 年より現職。01 年より花王、ソニー、ベネッセ等 2015年)、『会社法(第3版)』(共著、有斐閣、2015年) 5社の日本企業の取締役を歴任。現在ブリヂストン、 などがある。 味の素、J.フロントリテイリング、三菱商事の社外取 締役。03 年より経済同友会幹事、11 年より 15 年 4 月 黒川 康(くろかわ やすし) まで副代表幹事を務める。 1953 年生まれ。77 年京都大学法学部卒業。77 年川崎製 鉄株式会社(現 JFE スチール株式会社)。2003 年 JFE ス 住田 清芽(すみだ さやか) チール株式会社経営企画部企画室長。07 年同社常務執 1984 年朝日会計社(現 行役員経理部長。10 年同社専務執行役員。11 年同社専 所。88 年公認会計士登録。99 年朝日監査法人社員、2006 務執行役員経営企画部長。13 年 JFE ホールディングス 年パートナー。10 年より、日本公認会計士協会 株式会社監査役(常勤)就任、現在に至る。 管理基準及び監査基準担当常務理事。 有限責任あずさ監査法人)入 品質 中津川 昌樹(なかつがわ まさき) 大井 哲也(おおい てつや) 1953 年生まれ。76 年東京大学経済学部卒業。同年ト 2001 年弁護士登録。中央大学法学部、ウィリアム・リ ヨタ自動車販売(株)入社(現トヨタ自動車(株))。2000 チャードソン・スクールオブロー(LL.M.取得)。11 年 年タイ国トヨタ自動車(株)出向。04 年トヨタ自動車 TMI 総合法律事務所パートナー就任。経済産業省商務情 (株)経理部部長。06 年同社常勤監査役就任、現在に至 報政策局情報セキュリティ政策室有識者ワーキンググ る。 ループ委員、クラウド利用促進機構(CUPA)法律 アドバイザーを歴任。IT 分野における主な取扱分野と 岩﨑 淳(いわさき あつし) して、個人情報保護法・不正競争防止法に基づく情報 1982 年 京都大学卒業。大阪府庁、文部省勤務を経て 管理体制の構築、ビッグデータの利・活用のプロセス 90 年センチュリー監査法人(現新日本有限責任監査法 監査・適法性監査、フォレンジック調査を伴う情報セ 人)入社。91 年公認会計士、税理士登録。97 年不動産 キュリティ・インシデント対応、第三者調査委員会の 鑑定士登録。2005 年新日本監査法人を退社し、岩﨑公 組成など。 認会計士事務所所長としてコンサルティング業務に従 事し現在に至る。この間、日本監査役協会において、 菅野 隆(かんの たかし) 研修会講師、会計委員会事務局補佐を務める。13 年 6 1972 年茨城大学工学部卒業、同年東洋インキ製造㈱(現 月より井関農機株式会社社外取締役。15 年 6 月より日 東洋インキSCホールディングス㈱)入社、95 年人事部 本ハム株式会社社外監査役。 長、01 年東洋ヒューマンアセット㈱社長、04 年より現 職、製造業第6部会幹事。 三原 秀子(みはら ひでこ) 1974 年千葉大学薬学部卒業。同年帝人株式会社入社。 本田 安弘(ほんだ やすひろ) 1990 年弁理士登録。2003 年帝人グループ理事・株式会 1963 年関西学院大学経済学部卒業、同年大成建設㈱入 社帝人知的財産センター代表取締役社長、13 年帝人グ 社。大阪支店で経理部門、総務部門(法務関係)、現場 ループ常務執行役員・技術最高責任者補佐(知的財産 (作業所)事務、営業企画部門担当。79 年本社営業推 担当) ・知的財産部長、14 年帝人グループ理事・技術本 進部、総務本部(管財担当)、安全機材本部(企画・管 部長補佐(知的財産担当)。現在、顧問。日本国際知的 理担当)勤務。95 年大成ツーリスト㈱常務取締役等を 財産保護協会業務執行理事、日本知的財産協会常務理 経て、2003 年 4 月東誠不動産㈱(06 年よりトーセイ㈱) 事・副理事長、技術情報協会幹事、産業構造審議会知 常勤監査役就任、現在に至る。 的財産分科会営業秘密の保護・活用に関する小委員会、 産業構造審議会・産業技術分科会・研究開発小委員会、 津田 進世(つだ しんよ) 総合科学技術会議・知的財産戦略専門調査会・専門委 1952 年生まれ。75 年東京大学法学部卒業。同年富士銀 員会などの委員などを歴任。 行(現みずほ銀行)入行。市場部門、海外部門(ドイ ツに通算 10 年駐在)、法務部門などに勤務。2004 年日 山﨑 眞樹(やまざき まさき) 本信号(株)入社。05 年同社執行役員経営企画室長。 1971 年小樽商科大学商学部卒業。同年三菱重工業株式 08 年日本信号の子会社である日信電子サービス㈱の常 会社入社。98 年同社相模原製作所総務部長、2003 年株 勤監査役に就任、現在に至る。日本監査役協会常任理 式会社リョーイン執行役員情報通信システム事業部長、 事。 06 年同社執行役員総務部長、09 年三菱農機株式会社常 勤監査役、13 年株式会社マーケットエンタープライズ 常勤監査役、IT コーディネータ、NPO 法人 IT コーディ ネータ茨城会員。 □ 参加申込要領 ● 申込み方法 ご案内の形式により、ご参加の申込方法が異なります。 ① メールでのご案内(当協会にアドレス登録をいただいている方宛てに10月初旬頃にお送りし ております) メール本文に記載のアドレスをクリックしていただき、手順に従いお申し込みください(会議の 参加を取り消される場合や交流会の参加の変更についても同様です)。 会議当日は、参加票をプリ ントアウトしていただき、ご持参ください。 ② FAX と郵送でのご案内(当協会にアドレス登録をいただいていない方又はメールでのご案内が届 かない方宛てに10月初旬頃にお送りしております) 「参加申込書」をFAX(03‐5219‐6120)にてご返信ください(郵送可)。申込書のFAXを受信 後、受付番号を付し、参加票をFAXにてお送りいたします(参加票がお手元に届くまで2週間程 度かかります) 。 会議参加の取り消しや分科会変更、交流会参加の変更につきましては、必ず電話(03-5219-6125) でご連絡の後、申込書に取り消しや変更の旨をお書き添えの上、FAX(03-5219-6120)にて事務 局宛ご送信ください。 ● 参加費 【会議及び参加者交流会に参加】 1名/32,800 円(消費税含む)※1 【会議のみの参加】 1名/27,800 円(消費税含む)※2 ※1 1日目・2日目の会議・資料代、初日の参加者交流会代、2日目の昼食代、消費税含む。 ※2 1日目・2日目の会議・資料代、2日目の昼食代、消費税含む。 ● 参加受付 参加費のご請求につきましては、11 月末締めで一括して請求書を発行し、12 月中に貴社の議決権行使 者(当協会に代表として登録されている監査役または監査委員)宛に送付させていただきます。 ● 申込みの取消し・変更等 参加申込み取消しについては、11 月 4 日(水)までにお手続きいただいた場合は、費用は発生いたし ません。期日後に申込み取消しのお手続きをされた場合は、参加費全額をご請求いたしますので予めご了 承ください。 〔監査役全国会議に関するお問い合わせは下記へお願いいたします〕 公益社団法人 日本監査役協会 本部事務局 〒100-0005 東京都千代田区丸の内 1-9-1 丸の内中央ビル 13 階 電話 03-5219-6125 ホームページアドレス http://www.kansa.or.jp
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