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大分工場
(大分県大分市)
敷地面積
770,000m2
5,300m2
30,300m2
72,400m2
「ライフサイエンスケミカル」
事業の中核工場
農薬を生産する中核工場
大分
歌島地区
岐阜プラント/岐阜県安八町
岡山プラント/岡山県倉敷市
大分工場は、わが国を代表する染料メーカーであった日本
歌島試製部の沿革は 1948
染料製造株式会社の染料中間体工場として、1939 年、大分県
年に、医薬品の製造を目的
大野川河口の地、鶴崎に建設されました。1944 年に住友化学と
として当社の出資で淀川製
合併して以来、染料中間体から農薬、化成品、医薬原体と事
薬(株)が設立されたときまで
業領域を広げています。
遡ります。歌島試製部では、
研究部門で開発されたプロ
セスのスケールアップ検討を
行っており、パイロット規模での試作を通じて、工場での商業生
産に必要な化学工業データを取得し、安全かつ安定した生産
が可能となるようにラボ検討と実生産を繋ぐ役割を果たしていま
す。
<岐阜プラント>
岐阜プラントは、1971 年に淀川製薬(株)によって建設され、マ
ルチパーパスの医薬化学品工場として発展してきました。近年
求められている高度な
正門から続く並木道
品質管理に対 応し、
例えば殺虫剤「スミチオン」「クロチアニジン」、除草剤「スミソ
独自製法や新規合成
ーヤ」をはじめとする農薬、各種の医薬中間体、さらには接着剤
法による 高付 加価値
用原料「レゾルシン」、添加剤「スミライザーGP」をはじめとする
品の生産比重を高め
基礎化学品を生産しています。また、敷地内には大日本住友
製薬大分工場もあり、抗生物質「メロペン」、統合失調症薬「ラ
ツーダ」原薬等広範な製品を生産しています。
ています。
<岡山プラント>
岡山プラントは、1915 年に当地の繊維産業向けに染料の生産
を開始して以来、幾多の変遷を経て医薬化学品、高分子添加
また 2014 年 4 月より、従来は大阪工場の組織であった「岡山
剤、写真薬など各種スペシャルティファインケミカルを生産でき
プラント」「岐阜プラント」「歌島試製部」が大分工場の組織となり
るマルチパーパス化を進めてきました。開発段階で小規模生産
ました。「歌島試製部」では、医薬化学品開発のスケールアップ
から大規模生産まで各段階に応じた生産が可能であり、かつ
検討を行い、実験室と実生産をつなぐ役割を担っています。ま
GMP に対応した体制をとっています。
た「岡山プラント」「岐阜プラント」は、医薬化学品を主としたスペ
シャリティファインケミカル品を生産しています。このように、大分
工場は、住友化学グループのライフサイエンスケミカル事業の
グローバル展開を支える中核工場として、様々なニーズに応え
ています。
現在、大分工場で生産している製品のうち、大半を海外に輸
出し世界各国に供給しています。特に主力製品である農薬は、
アジア、アフリカ、北中南米、欧州をはじめ世界 100 カ国以上に
輸出さ れて います。そのため国際品質マ ネジメント規格
(ISO9001)や、GMP(医薬品の製造管理および品質管理規制)
の下で製造する等、高い製品管理基準にも適合しています。こ
国内事業所所在地
○ 本社・支店
● 工場・研究所
れからも大分工場はますます高度化・多様化する時代のニーズ
岐阜プラント
に対応するため、研究部門、事業部門と一体となり、世界に誇
歌島試作部
れる供給基地を目指して挑戦していきます。
岡山プラント
各プラント紹介
<歌島試製部>
大分工場