スライド 1 - 労働安全衛生コンサルタントグループ

2015/1/18
2015年2月14日
台東区生涯学習センター304/305会議室
「高圧ガス取扱い者として、これだけは知っておきたい
労働安全の基礎知識と実務」
0.はじめに (リスクの低減について)
1.高圧ガス事故の傾向と特徴
2.高圧ガス保安法
3.貯蔵者としての必要な法規と安全知識
4.消費者としての必要な法規と安全知識
5.高圧ガス保安法と労働安全衛生法の関係
高圧ガス取扱い者の基礎知識と実務
⒍ 容器の安全な取扱い
中井知章
⒎ 圧力調整器の安全な取扱い
技術士(機械、総合技術監理部門)
労働安全コンサルタント
高圧ガスの供給方法
リスク低減策
燃
毒
リスク
不
不
安安
定定
状状
態態
・
行/
動行
事
故
・
災
害
防
御
壁
動
(Management)
(Man)
・リスク方針
・リスク識別・特定
・リスク分析
・リスク評価
・対応策の策定
・対応策の実施
・進捗・効果確認
・是正処置
作業前
判断
液体窒素を貯蔵するCE
(Machine)
安全意識
組織
リスクマネジメント
冷却用
液体で
使用
マホー瓶に充填
設備・機械
行動
・情報収集
・情報分析
・操作
・情報識別
・理解
・作業
・作業基準
・評価
・チェック
・点検・確認
・意志決定
・指差呼称
3ステップメソッド
酸
素
ガ
ス
1.本質的安全設計
2.保護方策
・フェールセーフ
・フールプルーフ
・安全確認型インターロック
窒
素
ガ
ス
水
素
ガ
ス
ヘ
リ
ウ
ム
ガ
ス
CE・容器から減圧したガ
スを配管で供給し更に減
圧して使用
ボンベを持ち込んで
減圧して使用(1MPa
未満)
圧縮ガスを貯蔵する容器
3.警告表示
(Media)
高圧ガスの危険性
高圧ガス事故件数の推移
1200
1.液化ガス(液化窒素を例に)
事故件数
800
2.圧縮ガス (酸素、窒素、アルゴン等)
600
400
■高圧 充填圧力:14.7MPa
⇒ 容器の破裂
⇒ 容器弁からガス噴出・容器飛翔
■可燃性->ガス漏えいによる発火・爆発
製造事業所
移動
消費
その他
合計
1000
■極低温 沸点 -196℃ ⇒ 凍傷
■高圧
647倍に膨張 ⇒ 液封で破裂
■窒息性 ⇒ 酸欠
3.可燃性ガス(水素、アセチレン)
理工系の実験など
ア
セ
チ
レ
ン
水
素
ガ
ス
窒
素
ガ
ス
200
0
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
年度
1
2015/1/18
高圧ガス災害件数の推移
高圧ガスの種類と分類
600
製造事業所
移動
消費
その他
合計
500
災害件数
400
【容器内部の状態による分類】
1.圧縮ガス
:酸素、窒素、アルゴン、ヘリウム、水素、メタン等
2.溶解ガス
:アセチレン(法令上は圧縮ガス)
3.液化ガス
:炭酸ガス、プロパン、アンモニア、塩素、フルオロカーボン、
(超低温)液化酸素、液化窒素、液化アルゴン、液化ヘリウム等
300
【ガスの性状による分類】
1.可燃性ガス:水素、アセチレン、プロパン、メタン、アンモニア等
200
2.支燃性ガス:酸素、空気、塩素、亜酸化窒素、三フッ化窒素等
3.毒性ガス
100
0
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
:アンモニア、塩素、一酸化炭素、硫化水素等
4.腐食性ガス:アンモニア、塩素等
5.不活性ガス:窒素、アルゴン、炭酸ガス、ヘリウム等
6.特殊高圧ガス:モノシラン、ジシラン、アルシン、ホスフィン、
モノゲルマン、セレン化水素、ジボラン
年度
消費先事故の物質別
平成25年12月末日
アセチレン LPガス
49
63
52
54
48
266
H25年
H24年
H23年
H22年
H21年
合計
370
520
552
532
491
2465
塩素
酸素
0
0
0
0
1
1
19
7
26
26
14
92
特殊高圧
ガス
0
0
0
0
1
1
消費先災害の物質別
合計
22
18
19
23
18
100
460
608
649
635
573
2925
平成25年12月末日
塩素
酸素
合計
24
37
31
39
25
0
0
0
0
1
2
2
7
13
1
特殊高圧
ガス
0
0
0
0
1
その他
9
34
14
16
10
10
10
10
13
11
83
156
1
25
1
54
45
83
62
81
49
320
アセチレン LPガス
H25年
H24年
H23年
H22年
H21年
合計
その他
高圧ガス保安法とは?
設備の維持管理の重要性(H23-H25)
ヒューマンファクター (17.9%)
設備の設計・製作不良 (16.7%)
組織体制の
不良 (3.9%)
設備の維持管理の不良 (61.6%)
高圧ガスとは?
高圧ガス保安法
<第2条>
【目的】
この法律は、高圧ガスによる災害を防止するため、高圧
ガスの製造、貯蔵、販売、移動その他の取扱及び消費並び
に容器の製造及び取扱を規制するとともに、民間事業者
及び高圧ガス保安協会による高圧ガスの保安に関する自主
的な活動を促進し、もって公共の安全を確保することを
目的とする。
▼ 常用の温度で、現に
1メガパスカル以上
の圧縮ガス、
または35℃で
1メガパスカル以上
となる圧縮ガス
容器に充てんされた圧縮ガス:
容器内のガスは14.7MPaの
圧力で充填されています。
∴高圧ガスです。
ちなみに、14.7MPa≒150kg/cm2!
(圧縮アセチレンガスを除く)
水
素
ガ
ス
酸
素
ガ
ス
窒
素
ガ
ス
2
2015/1/18
高圧ガス保安法
貯槽内の液化窒素は高圧ガス?
高圧ガス保安法
<第2条>
▼常用の温度で、現に
0.2メガパスカル以上
の液化ガス、
または0.2メガパスカル
となる温度が35℃以下
となる液化ガス
貯槽に充てんされた液化窒素:
液化窒素の飽和蒸気圧が
0.2MPaとなる温度はー190℃
∴高圧ガスです。
高圧ガス ×
(1MPa未満)
水
素
ガ
ス
酸
素
ガ
ス
高圧ガス ○
(デュアー瓶内の液化窒素)
窒
素
ガ
ス
デュアー瓶は高圧ガ
ス容器 ×
ボンベは高圧
ガス容器 ○
技術上の基準
高圧ガス保安法の法定義務
行為
製造
義務
設備
許可
第一種製造
届出
第二種製造
第二種製造(30m3未満)
なし
許可
貯蔵
消費
対象
検査
*300m3/日以上
完・保・定
ショックアブソーバ、エア・サスペ
ンション、アキュームレータなど
第一種貯蔵
届出
なし
第二種貯蔵
届出
なし
特定高圧ガス消費
第6条
その他貯蔵
その他消費
30m3/日以上
30m3/日未満
同左
*3000m3以上
300m3以上
300m3未満
特定高圧ガスで
規定量以上
上記以外
*不活性ガス、空気の場合の数値、それ以外のガスは1/3とする
第55条
液化低温貯槽 (製造の基準)
特殊高圧ガス容器 (消費の基準)
1.境界線の明示
1~12 (8を除く)
2.警戒標の掲示
13.シリンダーキャビネット
3.防消火設備
14.ガス漏れ検知器
4.通報設備
15.緊急遮断弁
5.非常照明
16.逆流防止装置
6.耐圧・気密試験
17.除害装置
7.材料の強度
18.避難通路
定
なし
なし
完
なし
なし
定
なし
8.耐震設計
9.安全弁
10.バルブ開閉表示
11.保安距離
12.日常点検
貯蔵の定義
容器
貯蔵の定義
貯槽
①配管(充填用、消費用等)に接続されていないもの
この場合、輸送(移動)過程にあるものは除かれるが、通常の
限度を超えて長時間(目安2時間)車両等に積載又は固定し
た常態にあることは貯蔵とみなされる。
②充填用配管に接続したもの
充填を終わり、通常の限度を超えてその状態に置くこと。
①高圧ガスの製造段階のもの
イ.最終製品(高圧ガス状態であるものに限る)として払い出すまでの
イ.最終製品(高圧ガス状態であるものに限る)として払い出すまでの間
の状態にあること。
間の状態にあること。
ロ.次の工程に送るまでの間の状態にあること。(製造に係る貯蔵)
②高圧ガスの流通段階において受け入れ、それを払い出し終わるま
での間の状態にあること。
③消費用配管に接続したもの
消費をせずに、通常の限度を超えてその状態に置くこと。
③高圧ガスの消費段階において受け入れ、それを消費し終わるまで
の間の状態にあること。
3
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容器による貯蔵
車両上の容器の一時保管
一般則第18条第2号
・通風のよい場所で行うこと。燃、毒
状況
・充填容器と残ガス容器に区分して容器置場に置くこと。
休み明けに配送予定であっ
たので、容器を車両に積載
したままにしておいた
・可燃性ガス、毒性ガス、酸素の充填容器等はそれぞれ区分して容器置場に置くこ
と。
・容器置場には計量等作業に必要な物以外の物を置かないこと。
・容器置場(不活性ガス、空気を除く)の周囲2m以内においては、火気の使用を禁
じ、かつ引火性又は発火性の物を置かないこと。
想定される事故
充てん容器の盗難
温度上昇に伴う高圧ガスの
漏えいや容器の破裂
・充填容器等は常に40℃以下に保つこと。
・充填容器等(内容積5L以下除く)は転落、転倒等による衝撃及びバルブの損傷を
防止する措置を講じ、かつ粗暴な取り扱いをしないこと。
対策
・可燃性ガスの容器置き場には、携帯電燈以外の燈火を携えて立ち入らないこと。
充てん容器と残ガス容器は、
区分して容器置場に置く
・船、車両、鉄道車両に積載した状態で貯蔵しないこと。
・15年以上経過した一般複合容器を貯蔵しないこと。
出典:ヒヤリハットからはじめよう!
東京都環境局
容器の運搬方法
高圧ガス容器の貯蔵
2時間以上置いておけば貯蔵となり、保安法の基準を守る対策が必要です。
引きずったり、
×
警戒標識を掲げること。
容器は直射日光を避け
常に40℃以下に保つ
充てん容器置場
横にして転がしたり、
残ガス容器置場
倒したり、
充填容器と残ガス容器は
区別して保管する。
可燃性ガス、毒性ガス、
酸素の区分も必要。
×
×
40℃以下に
保っ て ね!
22
容器の運搬方法
乱暴に取扱わないこと!
(1)「消費」とは
○
○
「消費」とは・・・
高圧ガスを高圧ガスでない状態にすること
手で移動する場合は、容器をわ
ずかに傾け、キャップを手で支え
て容器の底の縁で転がす。
専用の容器運搬
車を使用する。
短い距離の
移動に限
定!
容器と一緒に
転んで・・ ・・、
【例】
・液化石油ガスを気化させ、燃焼させる。
・圧縮空気ボンベから、装置を使用し、呼吸する。
・アセチレンを酸素と混合させて過熱し、溶接・切断
等に使用する。
容器転倒
危険!
24
4
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特定高圧ガスとは
(2)消費に係る手続き
特定高圧ガスと特殊高圧ガス
【法第24条の2】
●特殊高圧ガス(モノシラン、ホスフィン、アルシン、
ジボラン、セレン化水素、モノゲルマン、ジシラン)
を消費する場合
●圧縮水素(300m3)、圧縮天然ガス(300m3)、
液化酸素(3,000kg)、液化アンモニア(3,000kg)、
液化石油ガス(3,000kg) 、液化塩素(1,000kg)
を相当程度(( )内の数量)貯蔵して消費する場合
特定高圧ガスとは
相当程度貯蔵して消費する際に公共の安全を維持し、
または災害の発生を防止するために特別に注意する
必要がある政令で定められている高圧ガス
特定高圧ガス消費届
種 類
貯蔵量
種 類
貯蔵量
圧縮水素
300m3
液化アンモニア
3000kg
圧縮天然ガス
300m3
液化石油ガス
3000kg
液化酸素
3000kg
液化塩素
1000kg
特殊高圧ガス
量に関係なし
(※該当しない場合は、「その他消費」。届出不要)
25
特殊高圧ガスとは
その他消費の技術上の基準(1)
特殊高圧ガスは7種類 (特定高圧ガスにも属します)
燃 毒
モ
ノ
シ
ラ
ン
TLVTWA
日本産業衛生学会
の許容濃度勧告値
燃 毒
ジ
シ
ラ
ン
燃 毒
ホ
ス
フ
ィ
ン
5ppm
未設定
0.3ppm
(5ppm)
100ppm (100ppm)
燃 毒
ゲ
ル
マ
ン
0.2ppm
-
燃 毒
燃 毒
燃 毒
ジ
ボ
ラ
ン
セ
レ
ン
化
水
素
ア
ル
シ
ン
0.1ppm
0.01ppm
【法第24条の5】
可燃性ガス、毒性ガス、酸素及び空気の消費は、
消費の場所、数量その他消費の方法について、
省令で定める技術上の基準に従ってしなければ
ならない。
【一般則第60条】
(その他消費に係る技術上の基準)
0.05ppm 0.005ppm
0.01ppm
28
その他消費の技術上の基準(2)
その他消費の技術上の基準(3)
【一般則第60条】 (抜粋)
4 容器等には、水滴等による
腐食を防止する措置を講ずること。
1 充てん容器等のバルブは、静かに開閉すること。
7 可燃性ガス又は毒性ガスの
消費は、
●通風の良い場所ですること。
●容器を温度40℃以下
に保つこと。
2 充てん容器等は、転落、転倒等による衝撃又は
バルブの損傷を受けないよう
粗暴な取扱をしないこと。
・上から物が落ちるおそれのある場所に置かない。
・水平な場所に置く。
・固定プロテクターのない容器は、キャップを施す。
直射日光に
当てないで!
29
30
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その他消費の技術上の基準(4)
その他消費の技術上の基準(5)
10 可燃性ガス又は酸素の消費設備から
5m以内:喫煙及び火気の使用禁止
引火性又は発火性のものを置かない
13 溶接又は熱切断用のアセチレンガスを
消費するときは・・・
:逆火、漏えい、爆発等を防止するための措置要。
12 可燃性ガス及び酸素の消費施設、
消火設備を設ける。
①逆火防止装置を設ける。
②ホースと減圧設備を接続するとき
:接続部をホースバンドで締め付ける
③点火は、酸素の供給バルブを閉じた状態で行う。
31
その他消費の技術上の基準(6)
32
その他消費の技術上の基準(7)
15 酸素を消費するときは・・・
:器具の石油類、油脂類を除去した後
に消費すること。
④消火するときは・・・
:アセチレンガス供給バルブを閉じる前に
酸素供給バルブを閉じる。
16 消費した後は・・・
:バルブを閉じ、容器の転倒及び
バルブの損傷を防止する措置を講ずること。
⑤火花の飛来するおそれのある場所には、
充てん容器等を置かない。
33
34
その他消費の技術上の基準(8)
その他消費の技術上の基準(9)
17 修理又は清掃のときは・・・
●あらかじめ、修理等の作業計画を定める。
18 消費をするときは・・・
●使用開始時及び使用終了時に異常の有無を
点検する。
●作業の責任者を定める。
●1日に1回以上点検する。
●異常があったときに直ちに責任者に通報する。
●異常のあるときは、設備の補修等、危険を防止
●危険を防止する措置をすること。
する措置を講じる。
●終了したときは、正常に作動することを確認する。
35
36
6
2015/1/18
高圧ガス消費の基本事項12
高圧ガス保安法と労働安全衛生法
①バルブは静かに開閉する。
②充填容器等の転落、転倒による衝撃又はバルブの損傷をうけないよう粗
暴な取り扱いをしない。
③充填容器等には湿気、水滴等による腐食防止する措置を講じる。
④消費設備に設けたバルブ、コックには適切に操作することができる措置
を講じる。
⑤通風の良い場所で行い、かつ容器を40℃以下に保つ。
⑥可燃性ガス又は酸素の消費設備から周囲5m以内での喫煙及び火気の使
用を禁じ、かつ引火性、発火性のものを置かない。
⑦可燃性ガス及び酸素の消費設備には適切な消火設備を設ける。
⑧溶接又は熱切断用アセチレンの消費は、逆火、漏洩、爆発等による火災
を防止するための措置を講じる。
⑨溶接又は熱切断用天然ガス・液化石油ガスの消費は、漏洩、爆発等によ
る火災を防止するための措置を講じる。
⑩酸素の消費は、バルブ及び消費に使用する器具の石油類、油脂類その他
可燃物を除去した後にする。
⑪消費した後はバルブを閉じ、容器の転倒及びバルブの損傷を防止する措
置を講ずる。
⑫消費設備の使用開始時、終了時及びそのほかに1日一回以上設備の異常
の有無を点検し、異常のあるときは補修その他危険を防止する措置を講
じる。
法規名
目的(第1条)
高圧ガス保安法
(経済産業省)
この法律は、高圧ガスによる災害を防止するため、高圧
ガスの製造、貯蔵、販売、移動その他の取扱及び消費並
びに容器の製造及び取扱いを規制するとともに、民間事
業者及び高圧ガス保安協会による高圧ガスの保安に関す
る自主的な活動を促進し、もって公共の安全を確保する
ことを目的とする。
労働安全衛生法
(厚生労働省)
この法律は、労働基準法と相まって、労働災害の防止の
ための危険防止基準の確立、責任体制の明確化及び自主
的活動の促進の措置を講ずる等その防止に関する総合的
計画的な対策を推進することにより職場における労働者
の安全と健康を確保するとともに、快適な職場環境の形
成を促進することを目的とする。
高圧ガス保安法と労働安全衛生法
アセチレン
ガス溶接、溶断、加熱
就業制限(法61条第1項)
ガス溶接技能講習
酸素
作業主任者(法14条)
ガス溶接作業主任者
LPG
ガス溶接作業(規則262条)
通風等が不十分な作業
天然ガス
ガス容器の取り扱い(規則263条)
酸素欠乏危険作業
酸素
(一般則
60条)
墜 転 激 飛
落 倒 突 来
転
落
落
下
全産業
崩 激 はさ 切 踏 お 高温 有害 感 爆 破 火 交通 交通 動作 そ 分類 合計
壊 突さ まれ れこ 抜 ぼ 低温 物と 電 発 裂 災 事故 事故 の反 の 不能
道路 その 動無
倒 れ 巻き す き れ 物と の接
他
の接 触
他 理な
込ま
壊
れ
触
動作
れ
266
34
8
56
76 132
5
0
25
35
18
5
12
2
9 233
3
1
47
7
作業主任者
酸素欠乏危険作業主任者
平成25年 製造業
24
9
4
20
7
12
61
0
0
1
12
9
3
10
1
4
16
0
1
6
1
作業環境測定
18%以上が必要
建設業
160
9
3
20
56
36
27
19
3
0
4
10
4
1
1
0
3
33
2
0
6
1
1030
342
測定器具の設置
酸素モニタ
全産業
271
33
3
46
76
72 157
8
0
31
23
17
15
13
3
7 251
6
0
56
5
1093
201
平成24年 製造業
38
7
0
14
18
6
63
1
0
1
6
4
6
3
5
13
0
0
6
0
保護具の使用
空気呼吸器
建設業
157
9
2
16
37
32
35
3
0
13
11
2
7
2
0
1
29
2
0
9
0
367
作業主任者
特定化学物質作業主任者
全産業
278
29
7
37
60
61 148
6
1
24
22
19
12
6
1
5 239
12
0
52
5
1024
保護具の使用
空気呼吸器
平成23年 製造業
31
8
2
11
16
10
55
3
0
5
0
7
6
4
0
2
12
0
0
9
1
硫化水素
建設業
154
6
1
12
28
21
29
2
1
6
9
7
4
0
1
0
51
1
0
8
1
342
一酸化炭素
全産業
311
33
5
63
67
73 171
8
2
23
53
20
13
5
3
5 278
12
0
46
4
1195
平成22年 製造業
40
6
0
14
14
13
68
1
0
3
12
5
6
2
0
0
18
0
0
8
1
建設業
159
11
1
20
27
19
35
3
2
5
19
9
6
2
1
4
39
1
0
1
1
365
全産業
289
28
9
57
67
74 150
4
0
33
10
20
14
9
1
18 238
9
0
36
9
1075
平成21年 製造業
32
5
1
16
5
10
65
1
0
3
2
14
4
8
0
2
15
0
0
2
1
186
建設業
147
9
3
21
41
26
40
1
0
10
5
2
8
0
1
8
39
5
0
3
2
371
換気
アンモニア
特定化学物質の作業
塩素
第一種圧力容器
液化窒素
貯蔵
業種
取り扱い基準
特別教育
硫化水素
消費
全産業・製造業・建設業の型別死亡者の発生状況
労働安全衛生法
高圧ガス保安法
通風
作業主任者
第一種圧力容器取扱主任者の選任と掲示
液化酸素
定期自主検査
年に一回
液化アルゴン
安全弁の調整
作動圧力を最高使用圧力以下に調整
MSDS
危険性・有害性の情報伝達
MSDSの配付
GHS
高圧ガスの表示
容器にラベル貼付
アンモニア
8
199
182
211
塩素
販売
硫化水素
一酸化炭素など
死亡者数は厚生労働省安全課調べ
溶解アセチレン
全産業・製造業・建設業の型別死傷者の発生状況
容器の容器弁・塗色・圧力
事故の型
墜落・
業種
全産業
平成25
製造業
年
建設業
全産業
平成24
製造業
年
建設業
全産業
平成23
製造業
年
建設業
全産業
平成22
製造業
年
建設業
全産業
平成21
製造業
年
建設業
転落
転倒
20,182 25,878
激突
飛来・ 崩壊・
激突
落下
され
倒壊
切れ・ 高温・
はさま
れ・巻
低温の
こすれ
爆発
き込ま
物との
れ
接触
交通
破裂
火災
事故
全国計
(道路)
5,596
7,035
2,391
4,942 15,276
9,038
2,870
78
43
83
8,312
2,727
4,755
1,111
2,168
650
1,033
7,626
2,972
954
35
13
44
364
5,983
1,621
780
1,802
557
840
1,889
1,632
234
11
6
10
624
118,157
17,189
20,275 25,974
5,499
7,192
2,388
5,141 15,802
9,258
2,678
107
60
73
8,352
119,576
27,077
2,926
4,869
1,087
2,378
687
1,095
8,077
3,098
872
54
27
35
352
28,291
5,892
1,658
703
1,801
538
873
1,873
1,646
233
17
9
14
631
17,073
20,017 25,260
117,958
5,379
7,147
2,321
5,089 15,843
9,227
2,700
66
58
80
8,168
2,828
4,747
1,186
2,320
649
1,091
8,289
3,208
878
34
22
29
375
5,790
1,588
750
1,760
551
840
1,810
1,639
241
6
9
15
561
16,773
19,494 23,930
5,720
7,004
5,253 15,876
9,339
8,522
116,733
1,174
2,291
1,174
8,221
3,208
856
2,864
4,640
5,408
1,453
775
1,679
20,006 23,002
5,342
7,150
2,429
28,457
28,643
1,760
1,679
4,921 15,514
9,352
2,344
81
55
106
8,217
114,152
16,143
3,085
4,614
1,187
2,310
669
1,092
8,007
3,217
834
38
15
50
358
27,995
5,558
1,461
696
1,785
537
844
1,906
1,670
134
14
11
21
464
16,268
ガスの種類
酸素ガス
容器の種類
継目無容器
窒素ガス
継目無容器
アルゴンガス
ヘリウムガス
水素ガス
メタンガス
液化炭酸ガス
溶解アセチレン
液化アンモニア
液化塩素
液化プロパン
液化ブタン
標準ガス(≦燃5%)
標準ガス(>燃5%)
継目無容器
継目無容器
継目無容器
継目無容器
継目無容器
溶接容器
継目無容器
継目無容器
溶接容器
溶接容器
継目無容器
継目無容器
容器弁の種類 塗色
W22-14右オス
黒色
W23-14右メス
W22-14右オス
ねずみ色
W23-14右メス
W22-14右オス
ねずみ色
W20.9-14左オス
ねずみ色
W22-14左オス
赤色
W22-14左オス
ねずみ色
W22-14右オス
緑色
容器弁用鉄枠
かっ色
W22-14右オス
白色
W26-14右オス
黄色
W22.5-14左メス
ねずみ色
W22.5-14左メス
ねずみ色
W22-14右オス
ねずみ色
W22-14左オス
ねずみ色
最高充填圧力 耐圧試験圧力
Mpa
Mpa
14.7(19.6)
24.5(32.7)
14.7(19.6)
24.5(32.7)
14.7(19.6)
14.7(19.6)
14.7(19.6)
14.7(19.6)
11.76
1.5
1.74
1.32
1.5
0.54
14.7(19.6)
14.7(19.6)
24.5(32.7)
24.5(32.7)
24.5(32.7)
24.5(32.7)
19.6
4.5
2.9
2.2
2.5
0.9
24.5(32.7)
24.5(32.7)
死傷者数は厚生労働省安全課調べ
7
2015/1/18
容器を知る!(容器弁)
容器の刻印(法第45条)
容器弁(ダイヤフラム式)の仕様
容器則第8条
容器の厚肉の部分の見やすい箇所に、明瞭に、かつ消えない
ように、以下の刻印をする。
口金キャップ:29N・mで締付け
9.8N・mで締付け
配管接続用継手:44~49N・mで締付け
口金
ハンドル
安全弁
内部には
口金は
右ねじ
左ねじ
があります。
可溶合金
破裂板
のいずれかがある。
(両方備えた弁もあり)
アウトレット(口金)
キャップ
安全弁は
触らない!
ガスを使用しない
時は必ずしっかり
と閉める。
高圧ガス消費の基本事項10+2(第60条)
1号 バルブは静かに開閉する。
2号 充填容器等の転落、転倒による衝撃又はバルブの損傷をうけないよう粗
暴な取り扱いをしない。
4号 充填容器等には湿気、水滴等による腐食防止する措置を講じる。
5号 消費設備に設けたバルブ、コックには適切に操作することができる措置
を講じる。
7号 通風の良い場所で行い、かつ容器を40℃以下に保つ。
10号 可燃性ガス又は酸素の消費設備から周囲5m以内での喫煙及び火気の使
用を禁じ、かつ引火性、発火性のものを置かない。
12号 可燃性ガス及び酸素の消費設備には適切な消火設備を設ける。
13号 溶接又は熱切断用アセチレンの消費は、逆火、漏洩、爆発等による火災
を防止するための措置を講じる。
+2
14号 溶接又は熱切断用天然ガス・液化石油ガスの消費は、漏洩、爆発等によ
る火災を防止するための措置を講じる。
15号 酸素の消費は、バルブ及び消費に使用する器具の石油類、油脂類その他
可燃物を除去した後にする。
16号 消費した後はバルブを閉じ、容器の転倒及びバルブの損傷を防止する措
置を講ずる。
18号 消費設備の使用開始時、終了時及びそのほかに1日一回以上設備の異常
の有無を点検し、異常のあるときは補修その他危険を防止する措置を講
じる。
例示基準79
「溶接又は熱切断用のアセチレンガス又は天然ガスの消費」
①逆火防止装置を設ける。
②ホースと減圧設備を接続するとき
接続部をホースバンドで締め付け、確実に行う。
③点火は、酸素の供給バルブを閉じた状態で行う。
④消火するときは、
アセチレンガス供給バルブを閉じる前に
酸素供給バルブを閉じる。
⑤火花の飛来するおそれのある場所には、
充てん容器等を置かない。
労働安全衛生規則
労働安全衛生規則
(通風等が不十分な場所におけるガス溶接等の作業)
(ガス等の容器の取扱い)
第262条 事業者は、通風又は換気が不十分な場所において、可燃性ガス及び酸素(以下この
条及び次条において「ガス等」という。)を用いて溶接、溶断又は金属の加熱の作業を行なうと
きは、当該場所におけるガス等の漏えい又は放出による爆発、火災又は火傷を防止するた
め、次の措置を講じなければならない。
第263条 事業者は、ガス溶接等の業務(令第20条第10号 に掲げる業務をいう。以下同じ。)に
使用するガス等の容器については、次に定めるところによらなければならない。
一
二
三
四
五
六
ガス等のホース及び吹管については、損傷、摩耗等によるガス等の漏えいのおそれがないも
のを使用すること。
ガス等のホースと吹管及びガス等のホース相互の接続箇所については、ホースバンド、ホー
スクリツプ等の締付具を用いて確実に締付けを行なうこと。
ガス等のホースにガス等を供給しようとするときは、あらかじめ、当該ホースに、ガス等が放出
しない状態にした吹管又は確実な止めせんを装着した後に行なうこと。
使用中のガス等のホースのガス等の供給口のバルブ又はコツクには、当該バルブ又はコツク
に接続するガス等のホースを使用する者の名札を取り付ける等ガス等の供給についての誤
操作を防ぐための表示をすること。
溶断の作業を行なうときは、吹管からの過剰酸素の放出による火傷を防止するため十分な換
気を行なうこと。
作業の中断又は終了により作業箇所を離れるときは、ガス等の供給口のバルブ又はコツクを
閉止してガス等のホースを当該ガス等の供給口から取りはずし、又はガス等のホースを自然
通風若しくは自然換気が十分な場所へ移動すること
一
二
三
四
五
六
七
八
九
次の場所においては、設置し、使用し、貯蔵し、又は放置しないこと。
イ 通風又は換気の不十分な場所
ロ 火気を使用する場所及びその附近
ハ 火薬類、危険物その他の爆発性若しくは発火性の物又は多量の易燃性の物を製造し、又
は取り扱う場所及びその附近
容器の温度を四十度以下に保つこと。
転倒のおそれがないように保持すること。
衝撃を与えないこと。
運搬するときは、キヤツプを施すこと。
使用するときは、容器の口金に付着している油類及びじんあいを除去すること。
バルブの開閉は、静かに行なうこと。
溶解アセチレンの容器は、立てて置くこと。
使用前又は使用中の容器とこれら以外の容器との区別を明らかにしておくこと。
8
2015/1/18
高圧ガス容器貯蔵の基本事項10
①通風の良い場所に置く。
②充填容器と残ガス容器を区分して置く。
③可燃性ガス、毒性ガス、酸素容器を区分して置く。
容器の固定方法
容器の転倒防止のために必要です。
④容器置場には計量器等作業に必要なもの以外は、置かない。
⑤容器置場の周囲2m以内においては、火気の使用を禁じ、又は引
火性又は発火性のものを置かない。
容器の背面を架台に押しつける。
チェーンの1本掛けよりも、上下2段掛けはより安
全。
⑥充填容器等は常に40℃以下に保つ。これは直射日光を防ぐため
軽量な屋根等を設けること。
⑦充填容器等(5L以下を除く)には、転落、転倒等による衝撃及び
バルブの損傷を防止する措置を講じ、かつ粗暴な取り扱いをしな
い。
⑧可燃性ガスの容器置場には、携帯電燈以外の燈火を携えない。
⑨船、車両、鉄道車両等に積載した状態で貯蔵しない。ただし、消火
用及び貯蔵許可の場合は除く。
⑩15年以上経過した一般複合容器を貯蔵しない。
チェーンの緩みを無くすように装着する。
容器の横置きは一時的保管。
その場合は必ず容器弁保護
キャップを取り付け、転がり
防止の措置をする。
容器横置きによるガス供給
×
壁
床
圧力調整器を知る
高圧側
圧力計
低圧側
圧力計
出口弁
容器弁
接続継手
調圧ハンドル
継手の外周
部に、
溝無し:右ねじ
溝付き:左ねじ
右に廻すとガス
が流れる。
圧力調整器を知る
圧力調整器を知る
調圧ハンドル
ダイヤフラム
ステム
容器に取り付ける前に、圧力調整器
の調圧ハンドルを緩めておくこと。
大スプリング
低圧側
圧力計
低圧
圧力計
高圧
圧力計
調圧ハンドルを緩める:左にまわす。ガスは閉⇒
容器弁を開ける時には、圧力調整器の圧力
計の正面に顔を向けないこと。
高圧側
圧力計
容器弁の開閉操作はゆっくり慎重に行う。
弁体
小スプリング
圧力調整器による減圧は、
ばねにより発生する力と
ガス圧力の釣り合いにより
行われる。
取付け箇所を発泡液等で気密性を確認する。
圧力調整器の出口圧力は、低圧圧力計を見ながら圧力調
圧ハンドルを時計方向に回し、所定の圧力に設定する。
使い終わったら調圧ハンドルを緩めておく。
9
2015/1/18
圧力調整器の破損
圧力調整器の破損
原因
圧力調整器の調圧ハンドルを
右に回しきった状態で容器の
元弁を開けたため、容器内圧
(14.7MPa)が圧力調整器に
そのままかかり、低圧側の圧
力計が破損した。
低圧側圧力計
対策
容器に取り付ける前には圧
力調整器の調圧ハンドルを
緩めておくこと。
圧力計の正面に顔を向け
ないこと。
圧力調整器の破損
低圧側圧力計
透明板
他のガスによる破損例
指針止めネジ
ケース
目盛板
不明容器を見つけたときは
破損した低圧側圧力計の内部状況
1.納入業者へ連絡し、容器肩部の容器所有者登録記号を
伝えてください。
容器側面に社名が表示されている場合は、社名を伝え
てください。
ブルドン管
(受圧部)
2.納入業者又は弊社容器の場合は、速やかに回収いたし
ます。
不
明
容
器
3. 納入業者又は弊社容器で無い場合は、容器所有者の連
絡先を教えますので、連絡して回収要請してくださ
い。
4.所有者不明の場合は、引き取り方法を指示いたします
ので、それに従ってください。
高圧がかかり
膨張・破断した
ブルドン管
他のガスによる破損例
5.路上などの放置容器を見つけたときは、納入業者又は
都道府県の「地方高圧ガス容器管理委員会」に連絡し
てください。
東京都の場合:東京都支部 TEL03-5296-0860
(高圧ガス保安協会ホームページ)
使用済み容器の早期返却を心がけて!!
事故災害防止4原則
1.使用済みの高圧ガス容器は、すみやかに納入業者
へ返却してください。
2.盗難や紛失の恐れのある所に放置しないでください。
使
用
済
み
容
器
3.盗難にあった場合は、最寄の警察署に届けてくださ
い。
4.一般のごみ、不燃ごみ、粗大ごみとして捨てないで
ください。
5.長時間放置すると、腐食によって爆発事故がおきま
す。
6.購入するのは、中身のガスだけで、一般に容器は
納入業者又は製造業者の所有です。
1.設備をよく点検し、基準に合った管理を
すること。(点検・確認)
2.取り扱う高圧ガスの性質をよく理解する
こと。(正しい判断)
3.高圧ガス設備・容器等の正しい取り扱い
に習熟すること。(正しい操作)
4.万一の緊急時における処置方法について
訓練・理解すること。(緊急時の訓練)
10