住まいチェック・転ばずにやりとげられる自信の尺度 (PDF形式)

平成 19 年度
富士市転ばん教室
学習の時間
資料②⑪
1.住まいチェック
高齢者の方(とくに 70 代後半以上の方)は、ご自宅で転ぶことが増えてきます。転ばない
安全な住まいは、以下の視点が必要です。ご自分の家の中を「転ばないための住まいづくり」
の視点でチェックしてみましょう。各項目の左が 1 月 16 日、右が 3 月 19 日です。
部屋、廊下、階段、玄関の床の上に何がありますか?
□□新聞・広告のチラシ
□□ふとんたたき
□□雑誌・本
□□かばん・買い物袋
□□リモコン
□□回覧板
□□子供の小さなおもちゃ
□□ごみ袋
□□めがね・めがねケース
□□家や車のカギ
□□洗濯物・洗濯バサミ
□□小包
□□脱いだあとの衣服
□□庭用のはさみ
□□ドライヤー
□□照明器具
☞床の上のものにつまずいて転んでしまったり、よけようとしてバランスを崩して転んでし
まったりすることがあります。床の上にはなるべく物を置かないようにしましょう。
よけないと通れない、あるいは動かさないと通れないものは何ですか?
□□ごみ袋
□□洗濯物を入れるかご
□□雑誌・新聞入れ
□□三面鏡
□□暖房器具・扇風機
□□座椅子
□□加湿器・空気清浄機
□□マッサージ機
□□パソコン・プリンター
□□クッション
□□体重計
☞部屋の小物をよけようとしてバランスを崩して転んでしまうことがあります。部屋の中の
家具や小物は整理しましょう。
固定されていない絨毯やマットはありますか?
□□フローリングの上の絨毯
□□キッチンマット
□□畳の上の絨毯
□□脱衣所のバスマット・足ふき
□□ホットカーペット
□□トイレのマット
□□玄関マット
☞絨毯やマットの端に足を引っ掛けて転んでしまうことがあります。裏面に両面テープを張
り、タルミがないように床に固定しましょう。裏地が滑り止め加工の物と交換してもいい
でしょう。
固定されていないコード類はありますか?
□□電気製品のコード
□□電話線
□□スタンドなど照明器具のコード
☞歩く時に邪魔にならないように隅に固定しておきましょう。
足元が見えづらい場所はありますか?
□□玄関・勝手口
□□台所
□□廊下
□□風呂場・洗面所
□□階段
□□夜間にトイレに起きた時の寝室
☞足元が見えやすいように照明器具を整えましょう。夜間にトイレに起きた時にスイッチが
すぐに分かるように蛍光テープを使用するなど工夫しましょう。
楽な姿勢では届かない収納は何ですか?
□□キッチンの棚
□□下駄箱
□□食器棚
□□本棚
□□洗面所
☞しゃがんだり、台に乗ったりするとバランスを崩しやすくなります。よく使う物は、楽な
姿勢で出し入れができる段にしまうようにしましょう。
家の中では何を履いていますか?
□□スリッパ
□□ストッキング
□□ルームシューズ
□□薄手の靴下
□□厚手の靴下
□□何もはかない
□□足袋
☞家の中ではなるべく裸足で歩くようにしましょう。ストッキングや薄い靴下は滑りやすい
ので帰宅後すぐに脱ぐ習慣をつけましょう。寒いときは、滑り止めつきのルームシューズ
を選ぶといいでしょう。
手すりがついている場所はありますか?
□□階段
□□玄関
□□風呂場
□□廊下
□□トイレ
☞段差やトイレは可能な限り両側に手すりをつけましょう。
滑りにくいマットを引いている場所はありますか?
□□浴槽
□□階段
□□洗い場
☞市販の滑りにくいマットなどを利用して、転ばない工夫をしましょう。
「転ばないための住まい」を考えたり、気をつけたりしていますか?
□□常に考え、気をつけている
□□あまり考えたり、気をつけたりしない
□□時々考え、気をつける
□□考えたことがない
☞家族の方とともに、「転ばないための住まい」を定期的に確認することも大切です。
【引用資料】
武藤芳照:転ばないための住まいチェック.
http://www.richbone.com/tento/sumai/check.htm
2.転ばずにやりとげられる自信の尺度
ご自分の日常生活の活動を「転ばずにやりとげられる自信」の視点でチェックしてみ
ましょう。当てはまる数字を□にご記入ください。各項目の左が 1 月 16 日、右が 3 月
19 日です。
1.全く自信がない
2.あまり自信がない
3.まあ自信がある
4.大変自信がある
問1
布団(ベッド)に入ったり、布団(ベッド)から起き上がる。
□
□
問2
座ったり、立ったりする。
□
□
問3
服を着たり、脱いだりする。
□
□
問4
簡単な掃除をする(日常のちょっとした片付け、掃除)。
□
□
問5
簡単な買い物をする(日常のちょっとした買い物)。
□
□
問6
階段を下りる。
□
□
問7
混雑した場所を歩く。
□
□
問8
薄暗い場所を歩く。
□
□
問9
両手に物を持って歩く。
□
□
問 10
でこぼこした地面を歩く(芝生や砂利道など)
。
□
□
【引用資料】
武藤芳照:高齢者指導に役立つ転倒予防の知識と実践プログラム,pp28−31,日本看護協
会出版会,2006