シカの順応的管理と 鳥獣保護管理法の考え方

黒潮圏
セミナー
撮影:高知大学
長井宏賢
シカの順応的管理と
鳥獣保護管理法の考え方
日時 2015 年 3 月 13 日(金)
10:00~11:30
場所
講師
高知大学朝倉キャンパス 人文学部5階 第1会議室
横浜国立大学 教授 松田裕之氏
内容ニホンジカはかつて激減し、全国的に保護されていた。1990 年代になって今度は増えす
ぎが問題となり、大量捕獲が始まった。保護か管理かをめぐり、全国で論争が巻き起こった。
1998 年から始まった北海道の道東地区エゾシカ保護管理計画はその先例となり、アジア初の順
応的管理の適用事例といわれ、鳥獣保護法の特定鳥獣保護管理計画の先駆例となった。これは国
際捕鯨委員会で提案された改定管理方式をモデルとしたものである。その後、知床世界遺産地域
の最奥部である知床岬でも大量捕獲が実施されている。水産学で培われた順応的管理が保護と管
理を使い分ける今日の鳥獣保護管理法にどう生かされているかを紹介する。
主
催:黒潮圏総合科学専攻・黒潮圏科学部門
DC セミナー指定(博士)(文系・理系)黒潮圏セミナー指定(修士)(文系・理系)
問合せ先:大島俊一郎 ☎088-864-5214 ✉[email protected]