新年のごあいさつ 愛知県麺類生活衛生同業組合 理事長 池本 厚 新年あけましておめでとうございます。 愛知県麺類組合員の皆様、ならびに組合関係者の皆様方におかれましては、健やかな新年をお迎えの ことと存じます。 昨年の日本経済を振り返りますと、自動車関連企業など輸出型産業の景気は回復しつつあるとはい え、内需型産業を始めとした中小企業や小規模事業者や地域に密着した小売業者等におきましては未 だ厳しい状況にあり、我が麺類業界においての先行きも予断を許さない状況が続いております。 昨年 4 月に改正されました、消費税ですが、5%から8%に変わりました。 しかし、これを自店のチャンスととらえ、お客様に提供するメニューの内容や価格設定、またそれ に伴う店舗の内装の改善やサービスをもう一度見直すことで消費税分の上乗せ額以上の売り上げを達 成している店舗を見ることが出来ました。 何事も心がまえ、気がまえが先行で、経営者は自己啓発 をはかり、自ら汗を流し、コツコツと終始一貫やり続ける努力と信念が必要だと実感しました。 さて、私が愛知県麺類組合の理事長に就任して、初めての新年を迎えることとなりました。 昨年の組合の事業として、愛知県の指導センターによる補助金枠を活用して名古屋城の宵祭りに愛 知県の名産であるきしめんを普及促進するために出店し、出店期間も10日間という長い期間でした が、組合員のみなさんのご協力のおかげで、無事に終える事ができました。悪天候が重なり、当初目 標であった数字までには到達出来ませんでしたが、多くの経験をすることが出来ました。 また、蒲郡うどんサミットにも参加し、カレー味噌煮込みうどんを販売しました。このイベントの 目標である、『良質の味を提供する』『お客様を待たせないオペレーションを回す』という目的は達成 されましたが、屋外のイベントに対して何が必要なのかを経験した事業でした。 そして、一昨年の外食産業フェアで当組合が統括し『麺ストリート』を柱とし愛知県産小麦である (きぬあかり)を使った麺の試食をし、地産地消を奨励したのを土台として、去年の 9 月に愛知県組 合が担当した『東海・北信越ブロック大会』に生かし、組合員の皆さんや関係各社のご協力のおかげ で、盛大に開催することが出来ました。 また、日本の伝統食である、和食が世界文化遺産に認められ、そば、うどんにも熱い視線が送られ ています。よりいっそうの品質向上と専門店としての自覚を再認識する為に、当組合の中に衛生向上 委員会を立ち上げ、生活衛生指導センターの指導の下で、衛生管理セミナーを開催し、衛生向上委員 会が組合員へ指導の伝達を行なっていきます。それに伴い、組合員の倍増運動事業も進めてまいりま す。 さらに、名古屋名物のきしめん普及の為に、今年度に未就学児童に対して体験して楽しめるきしめ ん体験道場を計画し、小さなお子さんに直にきしめんを身近に感じていただける場を設けていこうと 考えています。 今年の『東海・北信越ブロック大会』は信州そばの地元長野県で開催され、全国大会につきまして は静岡県において『第81回全国麺類飲食業者大会』が開かれる予定です。 愛知県麺類組合のさらなる発展のため、本年も県麺役員一同努力してまいりますので、組合員の皆 様を初め、関係各位のご協力と御鞭撻をお願いし、皆様にとりまして良い年でありますことをご祈念 申し上げ、私の年頭のあいさつといたします。本年もどうぞよろしくお願いします。
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