「私たちの川西市 鉄道編」

3~6年生
実践事例 7
「私たちの川西市
鉄道編」
指導目標
◎地域の人々の暮らしの変化と先人の地域の発展の願いを知っている。
◎地域の発展(土地利用や産業の変化)と公共交通の関係を理解している。
◎地域社会の変容(高齢化や少子化など)を考慮して、今後の地域社会と公共交通の
役割を考えることができる。
公共交通
を教材と
する利点
鉄道の建設にともなって、都市域が拡大し、人々の暮らしが変わってきた。また、
昔は、特産物の運搬などの物流も鉄道が担ってきた。こうした人、物の移動に公共交
通が果たしてきた役割と市内のまちの様子の移り変わりを対応づけて考えることが
できる。また、地域社会が変わっていく中、公共交通の役割の変化を通して、今後の
あるべき地域社会を考えることができる。
対象学年
3・4・5・6年生
対応教科
社会科、総合的な学習の時間(環境)
標準校時
1コマ(まとめ発表含まず)
学習構成
1.昔の暮らしを考える
・昔の生活や公共交通の写真を用いて、昔の暮らしぶりを考える。
・昔の市の特産品を知る。
2.市の特産品と公共交通の関係を知る
・昔の写真当時の公共交通の様子を知り、市の特産品の輸送にこれまで
公共交通が果たしてきた役割を考える。
3.市の発展と公共交通の関係を知る
・高度成長期の住宅地の開発などの様子を知り、通勤・通学などに公共
交通が果たしてきた(果たしている)役割を考える。
4.人口減少時代に入り、元気なまちづくりと公共交通の関係
・高度成長期から現在(人口減少時代)にかけての公共交通の利用者数
の変化や高齢化など社会の変化を知り、今後の地域社会における公共交
通の役割を考える。
5.気づいた事をまとめ発表
・気づいた事をまとめて駅の構内等に掲示して地域の方にも知らせる。
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