10 月の特集 10 月開館スケジュール通常開館（平日）9:30～18:30、（土）9:30～14:30 10/13（火）～16（金）中間考査期間で 17:45 閉館「伊坂幸太郎特集ファンに語ってもらいます」謎の理想を声高に語り､独特な信念を貫こうと突拍出かけてみたた！」子の無い行動をする。誰にでも歯に衣を着ぬ物言い ①文化祭・古本市（図書委員会活動） ★特集★ 伊坂幸太郎作品収束、繋がる爽快感！個性がトガるキャラクターが活躍するエンターテインメント小説読めばきっとその魅力がわかりますドキドキ、ハラハラだけじゃないクスッと笑えるコメディタッチ─ そんな作品をみなさんに伝えたくて本学園の伊坂ファンが選んだオススメの本を紹介します！ピロディー下で古本とブックカバー等を販売。図書委員のみなさん､古本集め､店番や運搬など活躍してくれて有り難うございました！古本は189冊､ブックカバー等は58点､合わせて売り上げは\41250でした！図書委員の頑張りと、日ごろ図書館を利用してくれている皆さんの気持ちに応えてこの収益金は、図書館イベント「選書ツアー」で本を購入するために使わせていただきます。 ② 告知!! 図書館イベント「選書ツアー」書店店頭で生徒が選書した本を買うイベントです。早稲田摂陵生･向陽台生ともに参加自由！日時： 10/24（土） 13:00発北千里行きスクールバス利用。書店：ブックマーケット吹田店１３：３０～終了後現地解散集合：図書館に12:50 詳しくはチラシで！参加者名簿を作るので､参加希望者は図書館まで言いに来て下さい。当日飛び込み参加も歓迎。当日行けないけど、リクエストがある人！買ってきてほしい本のリクエストは、カウンターの「図書館ポスト」に入れてください。 ※今回は、ラノベ･マンガも OK ですよ♪ まず、ファンを代表して河上君に語ってもらいます！伊坂作品の虜にもしもなってしまったら二度と他の作品には戻れないかもしれない絶妙な中毒性が知らぬ間に君を蝕んでいるからだ ☆伊坂作品のここがイイ☆ 伊坂作品の面白さは何と言っても伏線を張り巡らせる巧妙さでしょう。小説の一言一句見逃すわけにはいかないのです。些細な描写にも気を配り目を光らせましょう。何故かと言うと終幕に向かうにつれて､その一字一句がカギとなるのです。あなたが「気付かなかった！」と悔しくも心地よい爽快感を味わされるか？はたまた､「ふふん､気付いていた」と勝ち誇れるか､それは伊坂作品を読む上での最大の楽しみにして幸福､そして魅力なのです。は変わることは無い､まさに大胆不敵。一度読めば必ずや西嶋君とこの作品の虜になること間違いなし。『オー！ファーザー！』新潮文庫伊坂幸太郎の伏線の巧妙さに舌を巻くことになる一冊。四人の父親がいること以外は至って普通の高校生の主人公。奇抜な友人と個性豊かな父親達と様々なトラブルに巻き込まれる日々。一見して何の関係もないような一つ一つの事件と主人公の過去。それらはラストで美しく一つに繋がる。伊坂幸太郎の伏線のトリックに脱帽せざるを得ない至高の一冊。『フィッシュストーリー』新潮文庫直訳すると「ホラ話」と言うタイトル。二つの視点が一つの真実へと繋がっていく「動物園のエンジン」。辺鄙な村の奇妙な風習に小癪な泥棒兼探偵が挑む「サクリファイス」。「いい曲なんだよ。届けよ､誰かに」売れないロックバンドの最後の曲が時代を超えて奇跡を起こす作り話のようなホントの話､表題作「フィッシュストーリー」。お人好しな空き巣の青年と地元じゃスターなプロ野球選手。この二人の間に秘められた謎とは？涙が止まらなくなる一冊「ポテチ」。爽やかな読後感と伊坂ワールドを堪能できる珠玉の中編四話。（以上３冊､3-1河上博貴）『死神の精度』文春文庫「仕事だからさ」"千葉"は人の死を見過ごす･見過ごさないかを判断する死神である。千葉は人に興味を覚えないため､死ぬ予定のある人と接触し､無感情で仕事をこなしていく。ただ千葉は人の作った音楽にだけ興味を示し､仕事の合間に CD ショップに行き､曲を聞く。千葉は一週間という短い期間で自信のないクレーム係の女性や､任侠一筋のヤクザなど六人を判断していく。一体誰が見送られるのか､千葉の独特な判断基準に目が離せない！『砂漠』新潮文庫『魔王』講談社文庫様々な経験を経て共に成長していく大学生の五人の男女のお話。この作品の中でも一際異彩を放っているキャラは西嶋君でしょう！恐らく数多くの伊坂ワールドのキャラの中でもトップクラスの濃密なキャラです。「でたらめでもいいから､自分の考えを信じて､対決していけば、そうすりゃ､世界が変わる」"安藤"が学生の頃の言葉を友人から聞くと､安藤にある力が宿った。それは『自分が思ったことを､目の前の人が実際に話早稲田大阪学園早稲田大阪学園図書館発行 №17 図書館発行 №15 2015.10.1 2015.7.1 す』という腹話術だ。弟に犬の種類を言わせたり、ロックバンドのボーカルにジョン・レノンのイマジンを歌わせたりと実験を重ね､現代のムッソリーニと呼ばれる政治家"犬養"を止めるべく動き出した！二転三転と状況が変わっていく安藤の状況。彼はファシズムを止められるのか､そして"魔王"とは何なのか！手に汗を握る現代 SF！『モダンタイムス』講談社 5年前に播磨崎中学校銃乱射事件があった。奇跡の英雄、永嶋丈は､いまや国会議員として権力を手中にしていた。謎めいた検索ワードは、あの事件の真相を探れと仄めかしているのか?追手はすぐそこまで.きている。大きなシステムに覆われた社会で、幸せを掴むには……"魔王"の50年後から始まる伊坂幸太郎の傑作！（以上3冊､6-B 白石恭平）『ゴールデンスランバー』新潮文庫仙台での首相パレード。衆人環視の中､首相が暗殺された。その容疑者として指名手配された青年青柳。「俺はやってない」その言葉も虚しく逃げるはめになる。暴力も辞さない追手集団からの孤独な逃走。鍵を握る過去の出来事と人物。そんな中最後に彼が下した決断とは…。本屋大賞1位にも輝いた渾身の巨編。『グラスホッパー』角川文庫人を殺すことを生業にする殺し屋。その中の人を押して事故死に見せかける殺し屋通称「押し屋」。そいつが妻を殺した男を押したところを偶然目撃し､後を追う元教師「鈴木」。その裏で動くナイフ使いの殺し屋「蝉」や相手を話術で自殺させる「鯨」。それぞれの思いが交錯した時､物語は終劇へと向かう！『マリアビートル』角川文庫舞台は東北新幹線の車内。息子の仇討ちを企てる元殺し屋「木村」。その息子を殺した中学生「王子」。ある人物を護衛中の二人組の殺し屋「蜜柑」と「檸檬」。その２人が持つ荷物を奪おうとする気弱な殺し屋「天道虫」。そのナビゲーター「真莉亜」。さらに「狼」「槿」「蜂」など…。追う者と追われる者が車内で激突する！（以上３冊､2-4大重貴人） ※表紙画像は､出版社の許可を得て転載しています。