平成27 年度 永福学園 肢体不自由教育部門 7 月

平成 27 年度 永福学園 肢体不自由教育部門
7 月 25 日(土)
、第 16 回東京都障害者スポーツ大会・ボッチャ競技に参加しました。会場は、東京体育
館サブアリーナ。永福学園からは 9 名、OG1 名の計 10 名が参加しました。この大会ではみんなお揃いの
Tシャツを着ています。胸には「Eifuku fighters」の文字。永福学園スポーツ競技部は、大会や試合に参加
するときのチーム名を永福ファイターズとしています。
<ボッチャって…?>
ボッチャは、ヨーロッパで生まれた障害者のために考案されたスポーツで、パラリンピックの正式種目で
す。ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれ 6 球ずつのボールを投げたり、
転がしたり、他のボールに当てたりして、いかに近づけるかを競います。
障害によりボールを投げることが難しくても、勾配具(ランプ)を使い、自分の意思を介助者に伝えるこ
とができれば参加できます。競技は障害の程度によりクラスが分かれており、男女の区別なく個人戦と団体
戦(2 対 2 のペア戦と 3 対 3 のチーム戦)があります。
<コート>
競技は、12.5m×6m のコートで行われます。選手は 2.5m×1m のスローイングボックス内でプレー
します。
冬のオリンピック競技
「カーリング」は的が固
定されていますが、ボッ
チャは、的(ジャックボ
ール)が動くこともある
ジャックボール
赤・青のボールは、
ので、最後まで勝負はわ
かりません。
このエリアから出
るとファールにな
ります。
ジャックボール
(目標球)はこの
エリア内に止ま
ると、ファールに
1
2
3
4
スローイングボックス
5
6
なります。
永福ファイターズは、競技部門と交流部門でエントリーしました。競技部門とは、公式ルールに従って
パラリンピックさながらの戦いが繰り広げられます。交流部門とは、競技経験のない人や大会出場経験の
ない人が参加し、ルールや大会参加のマナーの習得、選手同士の交流を目的とした部門です。スローイン
グボックスの使い方やルールの適用など初心者用にアレンジしてあります。
ほんと、
<交流部門>
気になる…。
さあ、いよいよ試合開始!
よし!永福ファイターズの番だ。
先生、頼みますよ。
相手チームの
投球が気になり
ますね…。
だれ投げる?
ん~、
ここは僕が
どんな投球するのかな…。
いきましょうか。
よっしゃ!
イエ~イ。
なるほど、
ヨイショ!
あの辺ね。
任せて!
勝ったよ~。
集中…。
試合が終わって
ホッとしたね。
交流部門は全部で 4 試合行い、4 戦全勝!
練習の成果を発揮して、よく頑張りました。
<競技部門>
競技部門は永福ファイターズから 6 名・2 チーム参加。パラリンピアン(パラリンピック出場経験者)
のいるチームと対戦するなどとても良い経験となりました。ただ経験を積んだだけでなく、結果もしっ
かりと残しました。
なんと!3 位決定戦は、
永福ファイターズ A チーム vs 永福ファイターズ B チーム。
そう、まさかの同門対決となりました。勝ったチームは見事 3 位となり、銅メダル獲得です。試合中の
凛とした素敵な表情を御覧ください。未来のパラリンピアンがこの中から出てくるかも…。今のうちサ
インをもらっておこうかな。
同門対決!
お揃いのTシャツ姿の勇者たちが 6 人勢ぞろい。
「何かちょっとやりにくかったな~」ということでした。
試合の合間のリラックスタイム。
雑談して緊張をほぐしたり、相手チームの様子や戦術につい
て話し合ったり…。