2015年油取り扱い説明書

2015年油取り扱い説明書
第一部:私たちが普段食べている油
最近の油事情
・市販の食べ物や飲食店ではサラダ油を始めとした植物油が使われているが、
それらは非常に酸化が進んでおり、そういったものが含まれた食品を食べると脳や
血液が酸化して様々な病気になる。
・油は至る所で使用されている。パン、お菓子、菓子パン、アイスクリーム、マヨネー
ズ、ホイップクリーム、お弁当、マーガリン。
・安い食パンにはだいたいマーガリンが塗られていて、工場から出荷して私たちが食
べるまでにだいぶ酸化が進んでしまっている。だから、なるべくマーガリンやショート
ニングを含んでいるパンは食べない方が無難。
ヒドロキシノネナールの発生
・サラダ油にはリノール酸が含まれていて、加熱すると神経毒(ヒドロキシノネナール)
に変化する。この神経毒が神経細胞の生存に必須のショックたんぱく質を酸化し、そ
のために神経細胞は死んでしまう。その結果、記憶を司さどる脳の海馬を萎縮させ
て、アルツハイマーなどの病気を引き起こす。
・サラダ油はその半分以上がリノール酸で、加熱すると多くの神経毒が作られてしま
うので、サラダ油を長期間大量に取ると脳梗塞、心筋梗塞、がん、アレルギー体質に
なることがある。
▶ リノール酸が多量に含まれている油はなるべく避ける
サラダ油の作り方
1、原料となる菜種、大豆、トウモロコシなどの種子を海外から大型船で輸入
2、前処理として加熱する
3、表面積を大きくするために機械でフレーク状にする
4、石油から作られたヘキサンという溶剤で油を溶かしだす
5、ヘキサンは毒物なので、蒸発させるために200度以上の加熱処理を行う
6、脱色するために110度の高熱をかけたり、活性炭や白土の吸着剤を通して淡黄
色の透明な油にする
7、脱臭するために250度の高熱で加熱して、水蒸気を吹き込む。
▶ 製造過程で既に毒素が作り出されている
サラダ油対策
・なるべくサラダ油のような加熱処理の行われた油を使わない。また、油は時間の経
過と共にどうしても酸化してしまうので、開封したらできれば一月以内に使い切りた
い。特売などで安くなっているサラダ油を大量に買って家に置いておくのはかなり危
険。
・油は酸化するので、ペットボトルのものはやめて、できれば褐色系の暗めなビンに
入っているものを使う。移し替えるときも酸化はするので、なるべく最初から入ってい
る容器を使う。
・とにかく古い油は捨てる。また、揚げ物等で一度使った油は再利用しない方がい
い。(飲食店は1日中同じ油を使っている)
買い物や外食で気をつける事
・成分に油が含まれている商品はなるべく避ける。油と一口に言っても、
植物油脂、加工油脂、ショートニング、マーガリン、パーム油など多様だが、どれも体
には良くない。
・意外と油はお弁当や惣菜にも使われていて、表面の照りを出す為に、ご飯やおか
ずの上にパーム油をスプレーされている事が多い。
・外食では揚げ物はできるだけ避ける。もし食べる場合はどういう油を使っているか
調べた上で安心できるお店に行く。