22 年 3 月 『格差社会の結末』 いろいろな統計を見せられると、格差社会

年 3 月 『格差社会の結末』
いろいろな統計を見せられると、格差社会は確かに進展しているようです。この本では格差の実態
を統計的に解き明かしていますが、本題は結末という題名の通り、これからのどような政策がとられ
ていくかを様々な検証から予測しています。それによれば富裕層と上級中間層から今以上に税金.社
会保険料を取る一方で、その金を貧困層を中心に再分配する。ただし、貧困層の生活や雇用を保証す
るために使うということはやらない。あくまで彼らが自立するための政策に使うことになろう、と言
います。そして、公正平等の社会の中で富裕層.中間層.貧困層を問わず、個人、企業、政府が一定
の義務を負って行く社会が求められ、そうすることで格差は純粋に個人の競争の結果であることを確
保するというわけです。教育等、平等に機会を得られる社会、そして”働くことを福祉とする社会”の
構築に進んでいくということです。
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